ザ・ロック主演のアクション:映画「スカイスクレイパー(Skyscraper)」の評価とは?

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予告編と作品基本情報

  • タイトル:
    • Skyscraper
    • スカイスクレイパー
  • ジャンル:
    • アクション / スリラー
  • 制作:
    • 2018年
    • Legendary Entertainment
    • Flynn Picture Company
    • Seven Bucks Productions
    • The Third Floor
  • 日本公開:
    • 2018年9月21日

平成最後の暑い夏に、超絶アクションが炸裂

今回ご紹介する、超ド級最新アクション大作『スカイスクレイパー(Skyscraper)』は、あの、ドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)主演で、彼とは過去にも仕事をした事がある、ローソン・マーシャル・サーバーが監督を務めた娯楽作。

米国リリースの約2ヵ月後というスピードで、日本でも劇場公開される話題作です。

アクションのパフォーマンスと、愛嬌のある表情を併せ持つザ・ロックは、日本でもさらなる訴求力を発揮する事が見込めるハリウッドスターでしょう。

今回は、そのザ・ロック最新作について、アメリカ本国メディアの評価を4つ程拾ってご紹介します。

あらすじ

ウィル・ソイヤー(ドウェイン・ジョンソン)は、元軍人であり、元FBI人質救出チームのリーダー。

彼は、FBIで働いていた頃、ある任務で起きたアクシデントが原因で、左足の下部を失っています。

そんな事情も有ってか、今はFBIも辞めたウィルの今の仕事は、超高層ビルなどのセキュリティコンサルタントです。

そして当然、そちらの仕事でも彼は超優秀。

今ウィルは、妻のサラ(ネーブ・キャンベル)、娘のジョージア(マケナ・ロバーツ)、そして息子のヘンリー(ノア・コトレル)を連れて香港へ来ています。

この土地に建築された世界一の高層ビル『パール』で、セキュリティマネージャーとして仕事のオファーが有ったからです。やや緊張の面持ちで、ビルのオーナーであるザオ(チン・ハン)との面接に臨むウィルですが、もちろん、それにはパスできそうな感触。

しかし、問題は別の所に潜んでいました。

ウィルは、家族もこのビルに招いていましたが、彼だけ用事で地上に降りている間に、何と、ビルの上部から巨大な火柱が上がったのです。それは、サラ達がいるはずのフロアの数階下の部分で起きました。

実は、この大火災は、ある一団が意図的にしかけたもの。このギャングたちは、ビル内の何かを狙っているようで、内部の人々を火災で追い出す作戦です。

とは言え、今のウィルにとっては家族を助け出す事が先決事項。彼は、ビルの横に立つ、同じくらい高いクレーンへとよじ登り始めます。その最上部から、ビルの割れた窓へむかってジャンプしようというのです。

しかし、そんな彼の行動を、ギャング集団が見逃すはずもありません。

今、家族を守ろうとする一人の男と、凶悪な集団とのバトルが勃発しました・・・

キャスト&スタッフ

  • 監督:
    • ローソン・マーシャル・サーバー
  • 脚本:
    • ローソン・マーシャル・サーバー
  • 制作:
    • ダニー・ガーシア
    • エリック・ヘダーヤト
    • ウェンディ・ジェイコブソン
    • エリック・マクロード
    • ドウェイン・ジョンソン…他
  • 出演:
    • ドウェイン・ジョンソン
    • ネーブ・キャンベル
    • マケナ・ロバーツ
    • ノア・コトレル
    • シン・ハン…他

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映画『スカイスクレイパー』気になる現地メディアの評価は?

監督ローソン・マーシャル・サーバーは、2016年制作の『セントラル・インテリジェンス』にもドウェイン・ジョンソンを起用した人物で、その意味では旧知の間柄。

そんな2人が組んでつくった本作『スカイスクレイパー』は、最近の夏向け娯楽映画のトレンドどおりに、「やりすぎ」のプロットをVFX満載で映像化した、そんな一本でもある様です。

と言う訳で、各メディアから出ている論評・批評も、真面目に社会性や政治性を評価するような物にはなり得ません。

まぁ本作について、少しだけ政治寄りなポイントを指摘するなら、制作費のかなりな部分を出した(はずの)中国企業を意識してなのか、ストーリーの舞台を、香港中心街が見せる超繁栄ぶりの中に置いた、という事でしょうか。

とは言え、現実にロケが行われたのは、カナダはバンクーバーの街だったというのが、この大作娯楽映画でもあります。

そんな『スカイスクレイパー』について、各メディアが与えた評価を見てみましょう。

評価1:今のハリウッドにかかせない魅力!?

【The Seattle Times】

At least The Rock is charming in this overstuffed tower of nonsense

「ナンセンス詰め込みタワーに立つザ・ロックは、とりあえず魅力的ではある」

It’s hard to watch “Skyscraper,” the latest action thriller starring the massively endearing Dwayne “The Rock” Johnson, and not think about the decision process that went into its overstuffed plot, i.e. more, and more, and more.

「超ド級の愛嬌を振りまく、あのドウェイン・ザ・ロック・ジョンソンが主演する、この最新アクションスリラー『Skyscraper』は、ただものではない映画である。しかし、その詰め込み過ぎのプロットに、もっと何かを、いやもっと、もっと、などと話し合われた会議の様子を想像するのは止めておこう。」

It’s a tribute to Johnson that I didn’t doubt any of this for one second; frankly, I’m wondering why he hasn’t joined the Avengers universe, as he would sort out their current troubles right quick. “Skyscraper,” which lacks the lunkheaded charm of “Rampage,” isn’t the ideal vehicle

「ここに書くのは、ジョンソンに対するトリビュートであり、私は1秒たりとも疑問を感じた事がないものだが、端的に言って私は、彼が何故『アベンジャーズ』シリーズに入れなかったのかが不思議でならないのだ。ここで、彼が次々とトラブルをやっつけて行く姿を見るにつけ、“ランペイジ 巨獣大乱闘”が持っていた程の、ふざけた様な魅力も足らない本作“Skyscraper”は、彼のために最適な映画とは思えないのである。」

Though limited as an actor — “Skyscraper” makes good use of the Serious I-Got-You Nod and the Seething Wide-Eyed Glare, which make up a big chunk of his range — Johnson’s terrific as a movie star. May he continue to save the world, despite whatever impediments are thrown his way; the multiplexes need him.

「(シリアスな表情での‘捕まえたぞっ’というセリフや、見開いた瞳からあふれるキラキラなどの要素を、この作品“Skyscraper”が巧みに利用している事も助けて)その演技力はともかく、ジョンソンが映画スターとして優れているのは事実である。彼には、世界を救い続けてもらいたい。どんな障害がその行く手に放り込まれたとしても、シネコンは彼を必要としているのだから。」

評価2:さらに愛着を引き寄せられれば・・・

【The Washington Post】

‘Skyscraper’ proves (again) that Dwayne Johnson is likable. Now he needs to show he’s lovable, too.

「“Skyscraper”では、(再び)ドウェイン・ジョンソンの印象の良さを証明する。次に必要なのは愛着を持たれる事の証明だ」

There’s a moment in “Skyscraper” when Will Sawyer (Dwayne Johnson) is standing on an impossibly high building about to do an impossible thing. “This is stupid,” he says. He’s not wrong.

「この映画“Skyscraper”には、主役のウィル・ソイヤー(ドウェイン・ジョンソン)が、あり得ない程高いビルの上に立ち、出来っこない事をやろうとする場面が登場する。彼は、“こんなのバカげてる”と言うが、それも間違いではない様だ。」

Basically, “Skyscraper” meets but never exceeds expectations.
And Dwayne Johnson is worth so much more.Johnson consistently delivers the kind of performances that must, by the code of film critics, be described as likable. And it works here; a less likable actor would have audiences rooting for the fire.

「基本的に、本作“Skyscraper”は、観客の予想を満たすものであるが、それ以上の何かを用意している訳ではない。そして、ドウェイン・ジョンソンには、これより上級の何かが値するはずなのだ。映画批評家の言い方を用いれば、ジョンソンはどんな時でも、印象の良いパフォーマンスを提供しつづける役者だ。そして、本作を支えるのもその要素である。(その点で)彼にかなわない役者が出ていたなら、観客の目はビル火災の方ばかりに奪われていたはずだ。」

We know — and he knows — that he can bust through doors and windows and anything else you’ve got. Now it’s time for him to bust through into something new.

「我々は(そして彼自身も)、彼がドアや窓など、あなたが思いつく物全てをぶち破る事が可能だと、既に知っている。これから彼がするべきなのは、もっと新鮮な何かへの挑戦だろう。」

評価3:他にない表現力をマッチョな肉体で

【The New York Times】

In ‘Skyscraper,’ Dwayne Johnson Scales a Tower of Clichés

「“Skyscraper”、ドウェイン・ジョンソンが陳腐さの巨塔をよじ登る」

There are intermittent pleasures, including Ms. Campbell, who seems ready to transition to a new career phase playing hard-hitting maternal types with Mona Lisa smiles. Mostly, though, “Skyscraper” is about the movie’s other, far more towering figure: Mr. Johnson, a performer whose colossal physicality is strikingly complemented by a delicate expressivity too rarely seen in contemporary blockbusters.

「(本作では)モナ・リザ級のスマイルを振りまきつつ、一筋縄ではいかない奥様を演じるという、キャリア上のあらたな段階に踏み込んだネーブ・キャンベルを観る事ができる、そんな、断続的な楽しみが用意されているのも事実だ。とは言え、本作“Skyscraper”の殆どの部分は、その上にそびえたつ何か、つまりドウェイン・ジョンソンのために存在するのだ。彼は、たくましい肉体を驚く程デリケートな表現力で補完するという、今どきの大作映画ではあまり見られないタイプの役者である。」

Blockbusters like “Skyscraper” are near-indestructible entertainment delivery systems partly because they inoculate themselves against criticism with winking self-awareness

「“Skyscraper”のようなアクション映画は、ほぼ破壊不可能な娯楽供給システム、とでも呼ぶべきものだ。その理由は、作品自体が、これは意図的にやっているんだよとウィンクして見せる事で、批判から身を守っているためだとも言えるだろう。」

And it is genuinely welcome even if it would have been nicer if the movie had tried harder on every other count.

「そして、さらなる広がりを持たす努力がなされていれば、もっと良くなったはずと感じさせる点が残っていたとしても、この作品自体が実に楽しめるものとなっているのだ。」

評価4:忙しいプロットの中ザ・ロックが活躍

【Los Angeles Times】

Dwayne Johnson scales the heights in the thrillingly dumb ‘Skyscraper’

「ヤバい程バカらしい、“Skyscraper”の中でドウェイン・ジョンソンが高見によじ登る」

Let’s just say that to watch as Johnson climbs an enormous crane and flings himself into a burning building is to fulfill a need you may not realize you had.

「とにかく、超巨大なクレーンから炎上するビルへと、ジョンソンが我が身を投じる場面を観るのは、あなた自身が認識してもいなかった(映画的)要望を満たす事になるはずだ。」

As written and directed by Rawson Marshall Thurber, “Skyscraper” rips whole chunks out of “Die Hard,” “The Towering Inferno,” “Cliffhanger,” “No Escape” and the Burj Khalifa sequence from “Mission: Impossible — Ghost Protocol,” tossing them together like so much narrative kindling.

「脚本および監督をローソン・マーシャル・サーバーが務めた、この映画“Skyscraper”は、“ダイ・ハード”、“タワーリング・インフェルノ”、“クリフハンガー”、“クーデター”、そして、“ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル”でのブルジュ・ハリファ
のシーンなどから、あらゆる物を引っぺがして来る。その多数の要素を、話の展開に火をつけるために一ヶ所へと放り込むのだ。」

Johnson doesn’t get to pledge his love for unicorns and Molly Ringwald in this relatively straight-faced outing, but his versatility is more than intact: He’s a human wrecking ball, a human bridge and a human teddy bear rolled into one. He’s a towering Dwayneferno.

「比較的に、真顔を見せる事が多いこの作品の中でジョンソンは、モリー・リングウォルドの様な理想の女性像に愛を誓うなどという事もない。それでも、彼が見せる多芸振りは未だ健在だ。彼は歩く鋼鉄球で、同時に人間ブリッジ、そして生きたティディベアでもある。彼こそが、タワーリング・ドウェインフェルノなのだ。」

ドでかい野郎が、ドでかい世界を危機から救う!

ドウェイン・ジョンソンの巨体を、ワイヤーアクションで2m位に吊り上げるだけで、それなりな予算が必要になるのは、想像にかたくありません。

と言う訳で、この映画『スカイスクレイパーは』、今時で比べてもかなりな金額となる、1憶2,500万ドルの製作費が使われた大作となっています。

そんな力の入れ様が功を奏してか、大方の批評記事では、陳腐さやナンセンスさを批判する口調より、ザ・ロックが見せたやる気の方を評価する論調が多そうにも感じます。

日本向けにも、ストレートな邦題が付けられたこの一作。アクション映画ファンは、楽しみにしていて良い大型娯楽作だと言えるでしょう。

それではまたっ!

参照元
The Seattle Times
The Washington Post
The New York Times
Los Angeles Times

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Author: ズレ太

いろんな事がズレまくってるズレ太です。 でも、意外とまじめですよっ! (記事の中で引用している映画批評は、米国の電子版メディアから抽出しての大意翻訳です。)

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