梅雨~お盆にかけて観たいホラー映画-6選(2018)

梅雨からお盆は、恐怖でうっとうしさを吹き飛ばす

誰しも、ネガティブな感情を持ったり気分がふさぐ時は有ります。

でも、それを理性で抑圧せず、むしろその感覚に骨の髄まで浸ってみようと開き直ると、意外に後で気持ちが晴れたりするもの。

そして、ふさいだ気持ちをさらに加速させ、最終的にあたなの心を開放へと導く何かこそ、出来るだけ恐くて後味の悪いホラー映画と言う事になるのです。

今回は、梅雨に増幅しがちな日常のストレスを吹き飛ばす、ホラー映画を6作品ご紹介します。

まぁ、どれかをお勧めするとか言うものではありませんが、データが出ている作品については制作予算と興行収益を記載し、作品としての成功度合(収益を予算で割り算してパーセンテージにしたもの)をお示しする事で、みなさんがホラー映画の仕訳をするのに便利な様にしてみました。

それでは、2018年、恐怖の夏をご一緒にどうぞ・・・

2018年 梅雨に観るホラー映画(1)『ポゼッション』

心と体の両面にまとわりつく、梅雨のうっとうしさを吹き飛ばすのなら、真実味があるホラー映画の恐怖が欲しい。

そんな時に良さそうな一本が、この実話をベースにしたと言う『ポゼッション』です。

制作に、恐怖映画のレジェンド、サム・ライミが一枚噛んでいるのも売りの1つになっている、デーモン憑依系のホラー作品がこれ。

そんな本作、大枠のストーリーは以下の通りです。

最近、離婚をして、2人の娘達ハンナとエムから引き離されてしまった父親クライド。彼は、子供と過ごす事が許されたある週末、共にフリーマーケットを訪れます。その時、何故だかエムがアンティークの木箱を異常に欲しがりました。

もちろんクライドは、喜んでそれを買い与えます。

しかし、この箱は恐ろしい曰く憑きの一品でした。開けた人間に、閉じ込められている魔物が憑依し地獄へ引きずり込むと言う、絶対に開けてはいけない悪魔の箱なのです。

エムが見せるその箱への執着は、徐々に強まる一方。そしてついに、隠されているロックを彼女が解除してしまった瞬間から、一家はデーモンの恐怖に直面する事になって行きます。

はたしてクライドは、愛娘を悪魔から救う事ができるのか・・・

父親キャラが出過ぎちゃってるジェフリー・ディーン・モーガンが、クライド役で出演しています。

  • 原題:
    • The Possession
  • 監督:
    • オーレ・ボールネダル
  • 出演:
    • ジェフリー・ディーン・モーガン
    • ナターシャ・カリス
    • キーラ・セジウィック
    • マディソン・ダヴェンポート
    • ジェイ・ブレイジョー…他
  • データ:
    • 制作予算(推定)$14,000,000
    • 興行成績(全世界)$85,446,075
    • 成功度合:610%

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2018年 梅雨に観るホラー映画(2)『V/H/S ネクストレベル』

まぁ、映画のリアリティも様々です。

同じホラーのリアリティに、実話ベースを謳うものも有りますが、疑似的にそれを演出した映像の方がもっと怖いし、後味が悪くも成り得るでしょう。

湿度の高い季節に、そんな恐怖で脳をリセットしたいと思っている人には、この『V/H/S ネクストレベル』も効きそうです。

斬新さが光るホラーだった第一作から、おぞましさのレベルを1段シフトアップして制作された、ファウンドフッテージ系の恐怖映画がこれです。

本作には、最新医療で視力を回復した男が、この世のものならざるものまで見える様になってしまう話や、とあるカルト教団の中に突撃取材したクルーが見る血塗られておぞましい結末など、キョーレツな映像の数々がそろっています。

ひょっとしたら、この世界で実際に起きている事なのかも、なんて感じさせる後味の悪さが魅力の一本です。

  • 原題:
    • V/H/S/2
  • 監督:
    • サイモン・バレット
    • ジェイソン・アイズナー
    • ギャレス・エヴァンス
    • グレッグ・ヘイル
    • エドゥアルド・サンチェス
    • ティモ・ジャヤント
    • アダム・ウィンガード
  • 出演:
    • ローレンス・マイケル・リーバイン
    • ケルシー・アボット
    • アダム・ウィンガード
    • ウェンディー・ドニジアン
    • オカ・アンタラ
    • ライラン・ローガン…他
  • データ:
    • 制作予算(推定)公表なし
    • 興行成績(米国内)$21,833
    • 成功度合:NA

2018年 梅雨に観るホラー映画(3)『クラウン』

時として、子供を思う親の心もアダとなり惨劇を引き起こす。そんな可能性をほじくり出すのが、タチの悪いホラー映画の役割の1つです。

1人の愛情深い父親が、存在すらも知らなかった呪いに触れてしまった事から陥る、おぞましい悲劇を描くのが、この映画『クラウン』。

あらすじは、こうです。

息子の誕生日パーティの余興として予約してあった道化師が、勝手な都合で仕事をキャンセルしてきた事で、頭を悩ませていた父親のケント。

そんな時、不動産屋である彼は、住民が引き払った一軒家を確認に訪れました。その家の中、他のガラクタと一緒に放置されていたある物が、彼の目を引きます。

それは、クラウンの衣装一式。

元々、廃棄品の中に有った物。もちろんケントは、その衣装を拝借して家へ帰ります。自らその衣装を身に着け、息子のためのパーティを盛り上げるのが目的です。

彼の思惑通り、パーティーは大成功。しかし、後悔はそのすぐ後に訪れました。脱ごうとしても、身から剥がれないその衣装・・・。

彼が拾ってきたのは、身に着けた者を、生きた人間の子供を食らう悪鬼に変えてしまう、呪いのクラウンだったのです。

そして、彼の目の前には年端も行かない子供達がたくさんいます。果たして彼はどうなってしまうのか?

世界中に居ると言うクラウン恐怖症の人にとっては、自分の内面に横たわる不安感が確信に変わる。そんなセラピー効果も期待できるホラー映画が、この『クラウン』と言えそうです。

  • 原題:
    • Clown
  • 監督:
    • ジョン・ワッツ
  • 出演:
    • アンディー・パワーズ
    • ローラ・アレン
    • ピーター・ストーメア
    • クリスチャン・ディステファーノ
    • エリザベス・ウィットメア…他
  • データ:
    • 制作予算(推定)$1,500,000
    • 興行成績(全世界)$2,086,407
    • 成功度合:139%

2018年 梅雨に観るホラー映画(4)『都市伝説:長身の怪人』

2009年にネット掲示板に登場して以来、米国を中止に全世界のティーンにダークな影響を与え続ける、都市伝説のクリーチャー、それが『スレンダーマン』。

同年、そのスレンダーマンをモチーフに制作、動画サイトへアップされ、これまた世界的な話題となった『Marble Hornets』を、商業ベースのホラー映画へブラッシュアップしたのが、この『都市伝説:長身の怪人』です。

正直なところ、全編を見ると殆どのシーンが、どこともつかない場所をうろうろ歩きまわるだけ、と言う感もあったのがネットシリーズ版。それに比べれば、シナリオも映像も、確実に密度が上がっているのが期待できるのがこの作品でしょう。

今回、スレンダーマンの呪いに触れるのは、全米のスクープ映像を拾いあげるビジネスをしているクルー達。

彼らが偶然発見した動画には、長身の怪人に付きまとわれる家族が体験した恐怖が収められていた、と言うのだが、、、的な感じのプロットです。

雨のシトシト降る梅雨の夜、ちょっとした異空間へ足を踏み入れたい人に良さそうなのが、この一本と言えそう。

  • 原題:
    • Always Watching: A Marble Hornets Story
  • 監督:
    • ジェームス・モラン
  • 出演:
    • アレクサンドラ・ブレッケンリッジ
    • クリス・マークエット
    • ジェイク・マクドーマン
    • アレクサンドラ・ホールデン
    • モーガン・E・バスティン…他
  • データ:
    • 制作予算(推定)公表なし
    • 興行成績(全世界)公表なし
    • 成功度合:NA

2018年 梅雨に観るホラー映画(5)『ギャロウズ・ヒル』

このシーズン、夏休みの旅行を計画しているご家庭も多いはず。そんな人達へ向けての1つの警鐘となり得るのが、この映画『ギャロウズ・ヒル』かも知れません。

今年、お父さん達は子供に新鮮な体験をさせてあげようと、今まで自分自身も行った事がない地域へ足を向けるプランを考えているはずです。

それはそれで素敵な計画ですが、知らない土地への旅には、必ず一定のリスクが待ち受ける事を忘れてはいけません。

例えばこの『ギャロウズ・ヒル』では、デヴィッドという男性が、自分の婚約者ローレン、娘のジルとその彼氏ラモン、さらにジルの叔母のジーナらと供に、車で見知らぬ道へと乗り入れてしまいます。

しかし、その地域の天候は大荒れ。大雨に足をすくわれた彼らの車が、転倒事故を起こしてしまうのです。

移動手段を失いケガも負った彼らが、雨の中からくも逃げ込んだのが、1978年に廃業したと言う一軒のホテルでした。

そのホテルを守っているのは、フェリペという男性。彼は最初、デヴィッド達を受け入れる事に難色を示しましたが、なにしろ嵐の夜の事です、最終的には一同を建物に宿泊させてくれました。

これで身を守る事が出来る、と一安心したデヴィッドの一行。

しかし、ジルとラモンが建物の地下から響くすすり泣きの声に気づいた時から、彼らはフェリペが隠している恐怖の真実に直面する事となって行きます。

夏休みの前に観ておけば、山間の民宿での一夜がドキドキ感100倍になる事間違いなし、のホラー映画がこれでしょう。

  • 原題:
    • Gallows Hill
  • 監督:
    • ビクター・ガーシア
  • 出演:
    • ピーター・ファシネリ
    • ソフィア・マイルズ
    • ナタリア・ラモス
    • セバスティアン・マルティネス
    • キャロライナ・ゲラ…他
  • データ:
    • 制作予算(推定)$2,800,000
    • 興行成績(全世界)$5,758,519
    • 成功度合:206%

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2018年 梅雨に観るホラー映画(6)『ゾンビ米国劇場公開版』

そして最後の一本は、ホラーの世界から人類史を変えたと言っても過言ではない伝説的な映画、『ゾンビ』をご紹介。この道のカリスマ監督、ジョージ・A・ロメロが作ったゾンビシリーズ2作目がこれです。

多くのホラー映画好きが、VHSや地上波の洋画劇場で一度は観たと思われる映画ですが、こちらは、米国劇場バージョンの編集。梅雨のうさを忘れるのに十分な、ダークで後味の悪い世界観を見せる事必至です。

このストーリーも、死者が再び動き出し、生きた人肉を求めてさまよう、ゾンビにはお約束通りの破滅的な世界が舞台。

その原因は、謎のウィルスなのか、宇宙からの放射線なのか、はたまた炭酸飲料に入っている甘味料なのか、それは誰にも分りません。

とにかく、世の識者達が無為な議論をしている間に、ゾンビ達は爆発的に増加しています。

そんな中、ぎりぎりの所でゾンビの襲撃から脱出し、大型ショッピングモールへ逃げ込んだSWAT隊員達が、ひと時の安息を得ながら、必ず訪れる破滅の未来に対峙する、と言うのがこの物語。

消費経済への皮肉と、文明を失った人間におけるモラルの崩壊など、ロメロの描く破滅的世界観が、梅雨のうっとうしさに襲われた日本の夜を、さらにダークに染める事でしょう。

  • 原題:
    • Dawn of the Dead
  • 監督:
    • ジョージ・A・ロメロ
  • 出演:
    • デビッド・エンゲ
    • ゲイラン・ロス
    • ケン・フォリー
    • スコット・H・ライニガー
    • リチャード・フランス…他
  • データ:
    • 制作予算(推定)$650,000
    • 興行成績(全世界)$55,000,000
    • 成功度合:8,461%

ホラーは結局、娯楽フィクション

一部には、実話を基にしたと売り込む脚本も有るとは言え、ホラー映画と言うのは、娯楽フィクションの最たるもの、なはずです。

また、多くの若手映画製作者や俳優が、キャリアをスタートするための資金作りに利用するのも、えげつないホラー映画だったりします。

そんな作品は、実際に観ている間の印象は強烈でも、翌朝になるとストーリーの細部を思い出せもしないかも知れません。

でも、それこそが、気分転換材料としてのホラー映画の存在価値になっているのです。

ここで紹介したホラー映画を観てブルった後、皆さんのストレスが少しだけ解消されている事を希望しています。

そして、お盆が明け、職場に戻ったあなたの表情から、はつらつとしたエネルギーが溢れていますように、心からお祈りする次第です。

それではまたっ!

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