映画「Ride Along 2」の前評判

〔やっともらった警官のバッジ、でもその使い方は?〕

人間て言うのは、自分に無いもの、出来ない事にとっても憧れるもんです。

だから僕ズレ太も、ロックとかジャズのミュージシャンとか、科学者とか技術者とかへの憧れが強いのです、が、どのケースもまったく現実味がないですよね。

でも、夢をあきらめずにトライしている人達はいるし、とっても尊敬しちゃう訳ですが、もし、もしもですよ、夢のために奮闘する姿が、ただのギャグのように笑い(失笑?)だけを誘うとしたら、どうしましょう。

そうなったら、むしろその笑いを売り物にするしかないですよね。この映画「Ride Along 2」の主役の一人、アトランタ在住の男性、ベン・バーバー(ケヴィン・ハート)は、笑いをとるついでに夢であった本当の警官にもなってしまった、という男性です。

ですから、彼の人生は見た所順調、アンジェラ・ペイトン(ティカ・サンプター)という美しい女性との結婚も一週間後に控えてます。だから、その口数が多すぎる甲高い独特な声も、ますます絶好調になります。

ちなみに、ベンがいつも引っ付き回っている先輩(?)刑事は、ジェームズ・ペイトン(アイス・キューブ)、?、そう、その苗字からわかる通り婚約者のお兄さんです。

今回、ジェームズは、麻薬組織壊滅の任を受けマイアミへと向かう事になりました。そして当然というか、ベンも一緒です。二人は現地の警察署で、超シリアス&タフな女性刑事、マヤ(オリヴィア・マン)と出合いましたが、彼女にしてみればこの事件は自分の仕事。

3人の間には、微妙な(奇妙な?)緊張感が走ります。

そして、ベンは相変わらずベンで、なにかと言うと変な失敗や騒動を繰り広げ、その息もつかないようなトークだけは、ますます冴え渡ります。でも、こんな騒がしくしていて、犯罪組織の取り締まりができるのでしょうか?・・・。 【続きを読む】 “映画「Ride Along 2」の前評判”

映画「13時間 ベンガジの秘密の兵士(13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi)」の前評判

〔’12年9月11日の事件を、ド派手に描いて見せるぜっ!〕

このちょっと長い題名の映画「13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi」は、娯楽アクション映画監督のマイケル・ベイが、実際に起きた悲劇を最高に派手な娯楽作として描き切った一本です、、、マルっ!

と、ダイレクトに語る方が、多分グーグル検索順位としては有利かもしれませんが、たとえ監督の作風がどうであれ、この映画が作られた目的が何であっても、その存在は、不安定化した今の世界情勢の中においては、もっと重い意味を持っているはずです。

このストーリーは、リビアはベンガジに設置されたアメリカ領事館において、2012年9月11日に実際に起きた悲劇をドラマ化したというものです。そしてそこには、実存する関係者、そして、軍事組織GRS(Global Response Staff)などの名前が、そのまま使用されています。

話の中心に置かれる6人のGRS達は、以下のとりです。

ジョン・シルバ(ジョン・クラシンスキー)は、10年間ほど、コソボや中東での経験をつんだ元シールズで、いまは、GRSの契約スタッフと、不動産売買という二足のわらじをにより生計をたてています。

彼とパートナーを組むのが、やはり元シールズで、ソマリア、アフガン、そしてイラクなどの武勲から勲章を受けた事がある、タイロン・ウッズ(ジェームズ・バッジ・デール)。彼は、このベンガジでの任務をGRSとして最後の仕事と決めています。

デイヴ・ベントン(デヴィッド・デンマン)は、元海兵の軍曹で、監視、偵察、狙撃などのプロフェッショナル。そして、冷静沈着な男ジョン・タイジェン(ドミニク・フムサ)は、すでにGRSで何度か任務経験を積んだ元海兵隊員。

一度は、地元の街で警察長として就職したマーク・ガイスト(マックス・マーティーニ)は、対テロリズム行動の訓練官や、ペルシャ語を操る尋問官としてのスキルがある人物。また、クリス・パラント(パブロ・シュレイバー)は、世界中の紛争地域でGRSの作戦指揮をとってきた元陸軍兵士で、中南米やアフリカでの作戦経験が豊富です。

彼らが契約しているGRSは、紛争地に潜入したCIA局員を、敵の攻撃から守るために存在し、ニューヨークのテロ以降に設立された組織です。

そして今、彼ら6人が派遣された先は、リビアのベンガジ、そのアメリカ領事館からさほど遠くない場所に、秘密裡に設置されたCIAの拠点、アネックスという部署で、そこの指揮をとっているのは、通称ボブ(デヴィッド・コスタバイル)という人物。

本当のCIAスパイは、自動小銃やロケット砲など振りかざしません、むしろ静かに、現地での諜報活動を行う事が求められます。GRSのメンバーは、そんな諜報員の身辺に安全を確保するのが任務なのです。

でも、彼ら全てにとって、2012年の9月11日、その夜は、在リビア大使のクリストファー・スティーヴンス(マット・レツシャー)がベンガジに滞在している、というだけでなく、特別に重い意味を持つ日付になりました。夜の10時になろうかという時、それまで静かだった領事館の周囲に、どこからともなく群集が集結し、しばらくもみ合ったあとその内の誰かが、自動小銃を発射しだしたのです。

もとから彼らの目的は、火器による領事館の襲撃でした。

その群集は、ゲートに殺到すると同時に塀をも乗り越え、ほとんど反撃される事もないまま、なんと領事館を制圧してしまうばかりか、内部の人間を襲撃し始めました。そこからの救援要請は、もちろんアネックスでも傍受していましたし、GRSのメンバーは、当然、自分らが真っ先に駆けつける役目と思ってもいたんです。

しかし、彼らに対する命令は、待機でした。

アネックスの任務はすべて極秘、そこに米国諜報部や軍隊が居る事さえ公表されていません。GRSメンバーもまた、本来そこに居てはいけない軍隊だったのです。

しかし、領事館を取り巻く情勢はさらに緊迫度合を高めます。そして、ついに6人のGRSメンバーは、彼ら自身の任意により救援活動を開始しました。ほぼ、一切のバックアップがない状態での戦いです。

それが、凄惨な、あの13時間のはじまりだったのです。 【続きを読む】 “映画「13時間 ベンガジの秘密の兵士(13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi)」の前評判”

映画「Daddy’s Home」の前評判

〔W・フェレル × M・ウォールバーグ ダディ―勝負だっ!〕

生物学的な発生の原理と、そのプロセスを鑑みた時、僕ら男子は全て、ライバルと競争をし、それに先んじる事でのみ、自分の地位と生きるべき場所が与えられるというのは、動かしがたい事実であります。

かのダーウィンは、強い者ではなく環境に適応した者が生き残る、なんて名言を残されたようですが、でも結局の所は競争がはじまっちまえば、前を行く相手を引きずり倒してでも先へ出ようとするプレイヤーが勝つんですよね。

それは太古の時代から、僕らが受け継いできた性質そのものなんです、、、

でも一方で、僕らは原始的な生物ではないので、劣勢に立たされた時でさえ、努力や工夫で立ち向かうという事が出来ます。例えば、この新作映画「Daddy’s Home」の主役である男性、ブラッド(ウィル・フェレル)の場合などがそう。

彼は、地方のラジオ局で重役を務める、まぁ、まじめで控えめな男性。

そんな人柄が功を奏したのか、ちょっと前にサラ(リンダ・カーデリーニ)という美人の奥さん、そしてその連れ子である二人の子供達、メーガン(スカーレット・エステベス)とディラン(オーウェン・ヴァッカロ)という新しい家族に恵まれました。

ブラッドにとっては、これからは、精一杯、幸せな家庭を築いて行こうっ!、と言ったところだったのですが、人生、何が起こるかわかりません。

なんと、サラの元夫で子供らの実父でもある、ダスティー(マーク・ウォールバーグ)が、突如、彼らの元に舞い戻ってきたのです。

サラはともかく、二人の子供がどちらの父親を気に入るか?、そんな事、考えなくても解る事です。ワイルドでスポーツに長け話も面白くマッチョな、ブラッドにはない全てを持ったダスティーに決まってるじゃないですか。

当初は、妻の元夫と大人らしい付き合いをしようと努力していたブラッド。でも、度重なる屈辱的な体験から、ついに子供らの信頼を取り戻すべく、ダスティーとの競争に身を投じる事を決意したようです。

ただ、、、その姿が、子供らにとってただのお笑いに見えていないか、ちょっと心配な所なんですけど・・・。 【続きを読む】 “映画「Daddy’s Home」の前評判”

映画「Concussion」の前評判

〔真の倫理のためにウィル・スミスが巨大組織に立ち向かう〕

予告編映像の中で、主演ウィル・スミスが、「僕にとって、天国がこの辺だとすると、アメリカはそのすぐ下だったんだ。」、と言う場面が出てくるのが、この最新作「Concussion」です。

現実世界では、格別なアメリカンセレブである彼が、今回演じているのはナイジェリア出身の神経病理学者ベネット・オマル。そして、オマルこそが、現実世界での本当のヒーローなのかもしれません。

事の起こりは2002年。Drオマルが、ペンシルベニア州はピッツバーグで検死解剖医として働いていた時の事。その夜運び込まれたのは、地元ピッツバーグ・スティーラーの元フットボールスター、マイク・ウェブスター(デヴィッド・モース)の遺体でした。

この解剖を行ったオマルは、アスリート引退後のウェブスターが、自身の奇行と異様な症状に悩まされ続けていた事を知ります。神経病理学者として、この症例を調べ始めるオマル医師。

すると、他にも多くのフットボールスター選手たちが、最終的に自殺している事が判明、そしてついにオマルは、その原因を特定してしまうんです。

それは、選手時代に繰り返された脳震盪の後遺症で、実際に受けたダメージより数年以上たってから、脳に異常なタンパク質が増加する事で発症する病気だったんですね。

もちろん、この重大事をすぐにNFLへ知らせる事にしたオマル医師ですが、そこで彼は、予想もしていなかった対応を受けます。なんとNFLの上層部はそれを却下したばかりか、症例の存在にも疑義を申し立ててきたのです。

彼らにとっては、選手の一生を通しての健康より、その時の試合の売り上げの方がはるかに大切な事。

それでもオマルは諦めません。そしてついに、彼の後押しをしてくれる人物、元フットボールチームドクターであるジュリアン・ベイルズ(アレック・ボールドウィン)に出会います。

彼の助力を得て、さらには、オマルにとって新妻となったプレマ(ググ・バサ=ロー)の、心強い励ましに押されて、ベネット・オマルは、この全米を揺るがす一大事を明らかにしてゆきます・・・。

と言う感じの、社会問題系スリラーという体を取った一作が、この映画らしいです。 【続きを読む】 “映画「Concussion」の前評判”

映画「Joy」の前評判

〔重い足枷から脱却する・・・一人の女性の成功物語〕

もう、ほとんどメディアの話題にもなりませんが、今年は格差が流行って、いやいや、格差を批判するブームがあったりしましたよね。

一般論的には、所得の低い家に生まれると良い教育環境に恵まれる事がないので、その人自身も低所得になってしまい、その子孫もずーっと低所得のまま固定される、って、まぁ所得の高い人が思いつきそうな理論が言われていると思います。

でも、必ずしも、、どうなんでしょうねぇ、トヨタ、ホンダ、東芝、日立、そんなクラスの一部上場企業に就職するなら相当レベルの学歴は必須ですけれど、それだけが、生活水準を決める訳でもないからなぁ。

一方で必要は発明の母、という考え方もあると思います。そしてその発明がまんまとビジネスにはまれば、この映画「Joy」で、ジェニファー・ローレンスが演じている女性起業家、ジョイ・マンガーノみたいに、大成功出来てしまうんです、ハイっ^^;。

でも、ジョイは、その発明品「Miracle Mop」を、大学の講堂やカフェテリアでのディスカッションから思いついた訳ではありません。

もともと、彼女の人生は、ほぼ希望の無い日々の繰り返しでした。

ジョイはシングルマザー、だけど妙なことに、その離婚したはずの夫トニー(エドガー・ラミレス)は、彼女の家の地下室に暮らしています。

母親のテリー(ヴァージニア・マドセン)は、とても無責任な人で、一日中ベッドの上に寝ころんだまま、ひたすらテレビドラマを見るだけ。あらゆる家事をジョイに押し付けてきます。

祖母のミミ(ダイアン・ラッド)は、ジョイの事を気遣ってはくれますが、やはりその世話も彼女の仕事です。

ジョイは、そんな家庭環境から、大学進学をあきらめたんです。

さて、そんな一家にもう一人、厄介者が戻ってきます。その昔、愛人と逃げた父親ルディー(ロバート・デ・ニーロ)が、他に住む場所を無くしたから、しばらく居させてくれと言うのです。

もともとジョイは聡明な女性、普段から色々と便利そうな商品を思いついたりするのですが、こんなに、ただ忙しく過ぎ行く日々の中で、その一つ一つにちゃんと向き合う事など到底できません。

しかし、誰にもチャンスは訪れるもの、ふとした事から知り合った通販番組の関係者のニール(ブラッドリー・クーパー)は、ジョイの一つのアイディアである“ミラクルモップ”に、売れる可能性を見出すのですが・・・。

と言った感じの、実話ベースの物語がこの作品だそうです。 【続きを読む】 “映画「Joy」の前評判”

映画「ヘイトフル・エイト(The Hateful Eight)」の前評判

〔カート・ラッセル他の後ろで荒野の掟を操るのはタランティーノ〕

2015年のクリスマス、クエンティン・タランティーノ監督が、主演にカート・ラッセルを迎えてぶっ放したウェスタン映画が、この「ヘイトフル・エイト(The Hateful Eight)」です。

ですから、雪と氷に覆われた極寒の土地にラッセルが登場したからといって、遊星からの物体Xみたいに、肉体が変異する宇宙からの侵略者と戦ったりはしません^^。まぁ、そういうウェスタンが有っても悪くはないのですが、これは違います、、、。

彼は、賞金稼ぎジョン・ルース。

殺人の容疑で彼が捉えたデイジー・ドマーグ(ジェニファー・ジェイソン・リー)を連れて、今、彼が、馬車で旅しているのは南北戦争直後のワイオミング州、真冬です。

ルースは、レッドロックまで行き、この女を当局に引き渡し、更に賞金を受け取らねばなりません、しかし厳しい自然の中、旅路はなかなか大変です。と、そんな時、この馬車の進路に一人の男が立ちました。

眼光鋭い彼の名はウォーレン少佐(サミュエル・L・ジャクソン)、アフリカ系ですが先の戦争でならした英雄らしいです。彼は、ルースの馬車に乗せてくれないかと言ってきて、ルースは迎え入れます。

さらに、道中でもう一人、レッドロックの保安官だと自称する男を加え(ウォルトン・ゴギンズ)、今、ルースの一行はミニーの装身具店にたどり着きました、長い旅路の休憩ポイントです。

しかし、店主であるはずの女性はおらず、そこには常連と思しき男達、元南軍の将軍(ブルース・ダーン)、口数の多い英国紳士(ティム・ロス)、カウボーイ(マイケル・マドセン)、そして謎のメキシコ人(デミアン・ビチル)らがたむろしているのみ。

一癖も二癖も有るのが見るからにわかる面々です。しかも、偏見と差別が当然であるこの時代、人種・国籍など背景の違う者達が、吹雪で閉ざされた店の中に閉じ込められたら、いらない緊張が高まるのも仕方のない事。

果たしてルースは、ドマーグを何事も無いまま当局に引き渡す事が出来るのでしょうか? 【続きを読む】 “映画「ヘイトフル・エイト(The Hateful Eight)」の前評判”

映画「Alvin and the Chipmunks: The Road Chip」の前評判

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写真:ジャスティン・ロングこんにちは。

僕スレ太は、ご存知の通りの貧相な子ウサギなんですが、今日は、ちょっとシマリス寄りの声でお話ししています。とは言え、全部がテキストなので伝わりにくいですよね・・・。

もちろん、今、僕がお手本にしているのが、この映画「Alvin and the Chipmunks: The Road Chip」の主役であるシマリス3兄弟です。

とうとう、シリーズ4作目になった本作でも、アルヴィン(ジャスティン・ロング)、セオドア(ジェシー・マッカートニー)、サイモン(マシュー・グレイ・ギュブラー)のシマリストリオは元気いっぱい、キュートさいっぱい、そして愉快さいっぱい、なのですが、一つ大きな懸念事項が生まれてしまいました。

彼らのパパであるデイヴ(ジェイソン・リー)が、突然、女性を家につれてきたんです。そして、フィアンセとして3匹に紹介したじゃありませんか。

サマンサ(キンバリー・ウィリアムズ=ペイズリー)というその人は、実はお医者さんでもあるという才女でなかなかの美人。とは言え、いきなりそんなしっかりした人と家族になれ、と言われてもアルヴィン達は戸惑いを隠せません。

さらに良くないのは、サマンサの連れ子、マイルズ(ジョシュ・グリーン)という10代の男の子です。まぁ、当然と言えばそうですが、彼は、出会うとすぐに、3匹のリス達を手荒く扱い始めました。

ロマンスに浸りたいデイヴとサマンサは、いつも騒ぎを起こし続けるリス達から離れようと、マイアミに旅行に行ってしまうそうです。

でも、あのシマリス3兄弟が、おとなしく留守番しているでしょうかねぇ・・・。 【続きを読む】 “映画「Alvin and the Chipmunks: The Road Chip」の前評判”

映画「Sisters」の前評判

東京の渋谷辺りじゃ、今年のハロウィーンはクレイジーに盛り上がったそうなので、このクリスマスもどうなる事か心配です。

特に暖冬である2015年は、クレイジーなパーティーにとって格好の年で、その影響は例えば、この映画「Sisters」なんかにも表れているのかもしれませんね。(まぁ、米国全域が暖冬かどうかは、解りませんけど^^;)

ここで、ふしだらを超えてクレージーなパーティーに盛り上がろうとしているのは、モーラ(エイミー・ポーラー)とケイト(ティナ・フェイ)という、ともに40代にいる姉妹です。

でも、二人がパーティする理由は、祝日を祝うとか言う、おめでたいものではないんです。

実は、つい最近、両親(ジェームズ・ブローリン、ダイアン・ウィースト)から突然連絡がきましてね、なんと、家を売っぱらってフロリダのコンドミニアムに引っ越すという事なんです。

と言う訳で、今、懐かしの我が家に戻ってきた二人。でも、家の中はほとんど空っぽで、両親自身すら、もうそこで生活してはいない状態。後に残った用事は、モーラとケイトが子供の頃生活した部屋を整理する、という仕事だけです。

だけど、いくら自分の持ち物だからって、相談もせず、思い出の我が家を他人に売るなんて納得できないっ、と二人は思いました。だから、せめて爪痕でも残そうかと、最後の最後に、盛大なパーティーを開く事を思いついたんです。

近隣から、ジェームズ(アイク・バリンホルツ)、リズ(サマンサ・ビー)、アレックス(ボビー・モイニハン)、ケリー(レイチェル・ドラッチ)、そして、ブリンダ(マーヤ・ルドルフ)など、旧友&知人を招いて、10代の頃を思い出すような派手な大騒ぎを始めた姉妹。

今回は、相当強い酒はもちろん、もっとシゲキ的なものも出てきそうな勢いです。

でも、、、大丈夫なんでしょうかね?、そんなに暴れまくって。ここ、もう他人の家なんですよ^^;。 【続きを読む】 “映画「Sisters」の前評判”

映画「レヴェナント: 蘇えりし者(The Revenant)」の前評判

〔L・ディカプリオ 執念と復讐のサバイバル劇〕

「実際に起きた事件をベースにした、本作THE REVENANTは、一人の男が命を懸けた壮大なアドベンチャーと、人の魂が見せる偉大なる力を捉えた、あなたを呑み込んで揺るがす程の映画体験である。」、、、^^。

なんて事が、公式サイトの解説のトップに書かれているのが、あなたのディカ様、、、プリ様、、、?、、、レオ様主演の映画「The Revenant」です。

あ、ちゃかすのは止めます、そう、レオナルド・ディカプリオが、ガチで相当体を張ったらしい作品がこれなんだそうです。

1823年、北米ロッキー山脈、冬。ヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は、毛皮採取をする男達の一団に加わっていました。実は彼は、先住民のポウニー族に詳しく、彼らの言語も操る事が出来るんです。

ポウニー族は、白人の侵略を快く思っておらず、しばしば、この森の中で攻撃を仕掛けてきます。さらに、グラス達には、別の白人グループという競争相手も居ました。

しかし、もっと恐ろしい事がグラスを襲います。野生のグリズリーベアと遭遇してしまったんです。何とか銃弾の一発だけをその熊に食らわせましたが、人と野生動物の力の差は歴然です。瀕死の重傷を負ったのはグラス自身の方でした。

探検隊は、歩けなくなったグラスを運ぶよう、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)と、ジム・ブリジャー(ウィル・ポールター)に銘じました。しかし、急斜面ばかりで歩く道などもちろん無い山岳地帯です、負傷者をかついで運ぶのは困難きわまりない仕事。

思いあまったフィッツジェラルドは、とうとう、体が動かないグラスを土に埋め、隊へ戻り、彼は死んだと虚偽の報告をしたのです。

しかし、グラスは生きていました。土から這い出た彼の壮絶なサバイバルと復讐が、今始まります、、、。 【続きを読む】 “映画「レヴェナント: 蘇えりし者(The Revenant)」の前評判”

映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転(The Big Short)」の前評判

〔投資リスクを資産に転換する魔法使いはクリスチャン・ベール〕

僕、ズレ太は、こう見えても味覚が敏感なので、料理を食べても主体になっている味で十分強すぎ、隠し味なんて全く感じられないんです、、、ナンノコッチゃ^^;

ちょうど上手い具合に薄めて隠せば妙味に変わる、と言うのは、何も料理の味付けだけではありません、例えば毒であっても、適当な量に押さえておけば何かの役目をするもんです(アルコールもそうかな?)。

そしてもう一つ、借金も、上手い事、薄めて分解しちゃったら、債務も債権も見えなくなってしまう、少なくとも消えて無くなった気分になれるなら、こりゃ良い考えですよね。

この映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転(The Big Short)」に登場する、サンノゼ在住のフィナンシャルマネージャー、マイケル・バリー(クリスチャン・ベール)は、そんな作戦を金融投資に実践した人物。

2005年の或るとき、かれは、核付けにAが3つも付くような証券に、返済能力が怪しいような住宅ローンの債権をちょっとだけ混ぜ合わせ、あたかも低リスクに見える商品を生み出しました。

もちろん、リスクを低減するために、クレジットデフォルトスワップの購入も、ぬかりが有りません。

そんな彼の手法に、いち早く気づき自身も実践しようと動いたのが、ウォールストリートで働くジャレッド・ヴェネット(ライアン・ゴズリング)です。彼は、関係するファンドの会議室で、この手法による運用を主張しますが、そこの重役マーク・ボーム(スティーヴ・カレル)は、この提案を鵜呑みにはできない様子。

そして、この時の不動産バブルに乗っかろう、と狙う人間は何も彼らだけではありません。大学を出て間もないこちらの二人、ジェレミー・シプリー(フィン・ウィットロック)とチャーリー・ゲラー(ジョン・マガロ)は、ファンド立ち上げに不足した金額をどうにかしようと、ベテラン投資家であるベン・リカート(ブラッド・ピット)の元を訪ねます。

こうして、その正体が見えなくなったまま、どんどんと膨らんで行くサブプライムローン残高。その仕組みが、内部で崩壊を始めるのには、さほど時間を必要としませんでした、、、。

その後の悲劇的状況は、あらために語る必要もないくらいですよね。。。 【続きを読む】 "映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転(The Big Short)」の前評判"

映画「白鯨との闘い(In the Heart of the Sea)」の前評判

世界には、伝説と化した人や物語がいくつも有るのですが、伝説というのは伝説であり、つまり語り伝えられたストーリーです。

それは、伝達される度にデフォルメや強調(持ち上げたり下げたり)が加えられ、どんなに小さな噂でも、いつしか宇宙の一大事件みたく言われ始めます。例えば、方向性は違うけれど、口裂け女の噂も、ただ大げさにブレークしたという意味では似たようなもんですね^^。

さて、2015年のホリデーシーズンに向け引っ張り出された、もう一つの伝説は、19世紀にアメリカ北部で活躍した捕鯨船、エセックス号の運命を伝えるものです。

それを今、しぶしぶながら語りはじめるのは、自身が10代の頃、その最後の航海に乗船していたという男、トム・ニカーソン(ブレンダン・グリーソン)で、嫌がる彼を、なんとか話すよう説得に成功したのは、小説家であるハーマン・メルヴィル(ベン・ウィショー)。

エセックス号は、1820年の秋に東海岸ナンタケット島から出帆しました、しかし今考えると、あの悲劇的ドラマは、旅立ちの前に始まっていたのかもしれないんですね。

それは、ちょっとしたいざこざ。つまり、この船には、既に、経験豊富な船長オウェン・チェイス(クリス・ヘムズワース)が乗ると決定していたのですが、出発直前になって親会社がジョージ・ポラード(ベンジャミン・ウォーカー)を責任者としてねじ込んできたんです。

どうしてそんな事に、、、だって、ジョージには、島の名家の影響力が後ろたてとして有るうえに、実はオウェンは島の生まれでもなんでもないから。

出発直前にこんな出来事、ちょっと先行きに不安を感じさせるでしょ?、その不安は現実になります。エセックス号は、超巨大なクジラ達の群れと遭遇し、それを捕獲するどころか逆に襲われてしまい、遥か大海原に沈没してしまったんですよね。

しかしそれは、この事故から辛くも逃げおおせた船員達を襲う残酷な運命の、その始まりにすぎませんでした・・・

あぁ、果たして、あなたの大好きなヘムズワースの運命やいかに?、というのが、ロン・ハワード監督によるこの映画「白鯨との闘い(In the Heart of the Sea)」の大枠だそうです。 【続きを読む】 “映画「白鯨との闘い(In the Heart of the Sea)」の前評判”

映画「レジェンド 狂気の美学(Legend)」の前評判

写真:トム・ハーディ双子のクレイ兄弟ってのは、1950から60年代にかけてのロンドン東地区において、ギャングとしてならした連中だそうです。(The photo by GabboT is used here under the license of Attribution-ShareAlike 2.0 Generic

いろんな意味で“伝説”でもある、そんな二人組が絶好調だった日々を描くのが、この映画「レジェンド 狂気の美学(Legend)」という事らしいです。(僕、ズレ太は、暴力だけでなく力ずくで自分の都合を通す輩が大嫌いなので、今、ネットでこの兄弟の顔写真を見ただけで、若干不愉快です・・・^^;)

ブライアン・ヘルゲランドが脚本&演出を手掛け、何と、トム・ハーディに、ロナルドとレジ―のクレイ兄弟両方を演じさせたというのが、この作品のミソなのかもしれませんね。

もともとボクサー志望だったという、クレイ兄弟は、時のロンドン東地区に経営するナイトクラブを根城に、殺人、強奪、放火、上納金取たて、などのあらゆる犯罪に手を染めつつのし上がって行き、その影響力がピークの時は、セレブリティ扱いまでされていたという、まぁ、確かに逸話には残りそうなギャングではあります。

映画ではクリストファー・エクルストンが演じている、レオナルド・リード刑事の執念によって、二人が逮捕されたのが1968年の5月9日。ロニーは、1995年3月17日に病院に収監されたまま他界し、レジ―の方は、2000年の10月1日に釈放されましたが、その8週間後に病死しました。

そんな彼らの伝説について、エミリー・ブラウニング演じる(レジ―の愛人)フランシスが語ってゆくのがこの映画の構成だという事です。 【続きを読む】 “映画「レジェンド 狂気の美学(Legend)」の前評判”

映画「シークレット・アイズ(Secret in Their Eyes)」の前評判

The photo by David Shankbone(Attribution 3.0 Unported))

写真:キウェテル・イジョフォージェス(ジュリア・ロバーツ)が、13年ぶりに再会した元同僚のレイ(キウェテル・イジョフォー)は、重ねた年齢を通して見ても、相変わらず誠実な正義感でした。

彼が、突然ジェスの前に姿を見せた理由、それは、13年前のあの事件を解決する糸口を、とうとう見つけたという事だったんです。

13年前、9.11直後で、アメリカ世論も政治も殺気立っていたあの時期、ロサンゼルスで一つの惨殺事件が起きました。そして、その頃捜査官であった二人にとってもっと残酷だったのは、その被害者が、あろう事かジェス本人の娘だったという事。

悲痛な思いの中、二人はマージン(ジョー・コール)という名の容疑者を割り出し逮捕します。そして、連邦地区検事であったクレア(ニコール・キッドマン)と共に、その男を裁判に送ろうとしました。所が、そこへ突然介入してきた特捜捜査官モレールズ(アルフレッド・モリーナ)は、その権限で容疑者を釈放してしまいます。

なぜ?、実は、国内の潜伏テロリスト操作のために、連邦捜査局へ重要な情報を提供したとして、マージンには特権が与えられていたんです・・・。

しかし今、レイの執念は、完全に姿をくらましたはずのマージンを、とうとう見つけ出したんです。彼は、元の3人チームで、今度こそこの男を捕まえるんだ、とジェスを強く促すのですが・・・。

と言うのが、オスカー受賞のアルゼンチン製スリラー「瞳の奥の秘密」をリメイクしたという、この映画「シークレット・アイズ(Secret in Their Eyes)」で起こる事の大枠だそうです。

テロばかりでなく、理解しがたい程に残酷で陰湿な事件ばかりが起きて、ほぼ、そういった力で支配されてしまっている、と思えさえするのが今の地球ですよね、、、。 【続きを読む】 “映画「シークレット・アイズ(Secret in Their Eyes)」の前評判”

映画「Chi-Raq」の前評判

写真:テヨナ・パリスアジテーションの仕方というのも色々有るんでしょうし、中には、ただの自己満足じゃないか、と思えるようなアジテーションも見受けられる気がするのも、これまた事実です。(The photo by PunkToad is used here under the license of 表示 2.0 一般.)

自己満足が悪い訳じゃあないし、一応、筋の通った思想を持って法に則った行動に移し、結果的に本人が満足ならそれに越した事もないんですけれど。

しかしその後も、世を表す数字は、冷酷に、固く、厳然として存在し続けます。それは動かしようのない結果です。

例えば、この映画「Chi-Raq」の中で、監督を務めたスパイク・リーが主張しているのも、ある種、おぞましい現実を表す数字なんです。

それは、「2003〜2011年にイラク戦争で死んだアメリカ人の数は4424人、対して、2001〜2015年にシカゴで殺された人数は、7356人」、という統計。

そんな、実在の街シカゴを舞台に、リー監督がいま描き出したのは、対立しあう架空のギャング集団、サイクロプス(ウェズリー・スナイプス)が率いるトロヤン、そして、シ=ラク(ニック・キャノン)が率いるスパルタン。そして、シ=ラクの恋人であるリューシストラテー(テヨナ・パリス)をはじめとした女性達。

終わりのない暴力と破壊の押収。そしてついに、リューシストラテーの住居までもが破壊されるにいたり、彼女は一つの決意をします。

他のギャングの恋人・愛人達とともに、彼女はこう宣言したのです。「抗争を止めなさい、さもなくば、あなたたちとの性交渉は一切拒絶します。」

・・・この映画「Chi-Raq」は、古代ギリシアの喜劇作家アリストパネスによって書かれた戯曲「女の平和」を、現代のシカゴを舞台に描きなおすという、鋭い作りの一作なのだそうですよ。 【続きを読む】 “映画「Chi-Raq」の前評判”

映画「クリード チャンプを継ぐ男(Creed)」の前評判

写真この作品の画像をちょこっと見た瞬間、僕は最初、冤罪かなにかで刑務所暮らしをくらったボクサーの話とイメージが重なったのですが、すぐに細部を読み込んで、驚きのあまり3回程ウサギ飛びをやっちゃいました。The photo byPatriarca12, used under the license of Attribution 3.0 Unported

主役のアドニス・ジョンソンを演じるのはマイケル・B・ジョーダン。もともと彼は偉大なる米国ボクシング界のアイコンを父に持つはずでした。しかし、彼が生まれてくる前に、冷酷なソビエト人ボクサーとのエキシビジョンマッチにおいて父は負傷し、他界してしまいます。

その後、アドニスは養護施設などへ送られた事もありましたが最終的に母親に引き取られ、今となってはロスの金融界でエリートの仕事をしつつ豪邸に暮らす日々を送っています

しかし、本当の彼は、その様な人物と違ったんです。彼には、父から引き継いだ偉大なるファイターの血が流れ、その衝動はついに抑えきれないものになってしまいます。

彼は、格闘技など絶対にゆるさない母から離れるため、ロスを後にしました、その向かう先はフィラデルフィア。

そこに居るはずの人物、亡き父アポロ・クリードの元ライバルにして最大の親友、ロッキー・バルボア(シルヴェスター・スタローン)に会い、ボクシングの師となってもらうよう嘆願するために・・・。 【続きを読む】 “映画「クリード チャンプを継ぐ男(Creed)」の前評判”