映画「マネーモンスター(Money Monster)」の前評判

〔お金が天下を回らなくなったのは、誰のせい?〕

日本に「自己責任」という言葉がやって来てから、何年くらいたったでしょう。20年くらい?。

まぁ、「自己責任」で行う最たるものの代表は、株式などの証券投資です。儲けても自己、損しても自己の責任。とは言え、誰しも自分がかぶった損の責任だけは、誰か別の人に擦り付けたくなるものなんです。

この映画「マネーモンスター(Money Monster)」の中で大騒動を起こしてしまう、ニューヨーク在住の青年、カイル・バドウェル(ジャック・オコンネル)さんも、そんな気分だったんでしょうねぇ。彼は、テレビの人気投資番組「Money Monster」で、ホストのリー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)さんが推していた、IBISクリア・キャピタルというファンドに投資して、大損しちゃったんだそう。

まぁ、コンピューターの投資アルゴリズムが大ミスを犯したらしいので、ゲイツさんにしても想定外だったでしょうね。でも、カイルにはそんなこと関係ない事。という訳で、番組の準備中にスタジオへ侵入したカイルさん。銃とか爆弾とかを振り回してゲイツさんを人質にしちゃいました。

そんな現場を、副調整室で見守ることになったのが、敏腕番組プロデューサーのパティー・フェン(ジュリア・ロバーツ)さんです。彼女は、インカムを通じてゲイツさんに指示を送り続け、なんとか事態が最悪になることは避け続けています。

でも、この状況が進展する内に、ウォール街界隈の裏事情が見え隠れしてきたようで。NY市警もそれが無視できないと判断したみたいなんですよね。

はたして、ゲイツさんの運命、証券取引業界の運命やいかに・・・。 【続きを読む】 “映画「マネーモンスター(Money Monster)」の前評判”

映画「The Family Fang」の前評判

〔子育てもビジネス(芸術表現)になりうる!?〕

平凡な社会で凡人の家庭に生まれた凡人としては、特別な親御さんのもとで育った子が羨ましく思える事もありますよね。

有名人の2世なら、とりあえず(その家庭なりに)普通にしていれば、そこそこの年齢になると局とか事務所とかからオファーがきて、周囲がひととりのおぜん立てと準備をしてくれ、芸能界デビューはいきなり映画の主演に大抜擢、、、。

まぁ、そういう意味では苦労知らずという事になるのでしょうけど、言い方を買えると自分の意思や選択はどこにあるの?、ということにもなります。

この映画「The Family Fang」の中の子供達、アニー(ニコール・キッドマン)とバクスター(ジェイソン・ベイトマン)も、特殊な両親の下に育った兄妹です。二人の父親ケイレブ(クリストファー・ウォーケン)と母親カミール(マリアン・プランケット)は、公共の場でパフォーマンス・アートを行う事で有名なアーティスト。

子どものころから、この夫妻は自分らの子供達を、アート作品の一部分として利用していました。アニーとバクスターも、小さい頃はそれを楽しんでいたかもしれません。しかし、もう良い年齢の大人になった今、2人の子どもは自分の人生の迷路にはまっているようです。

アニーは女優。かつては人気が上がり仕事も上手くいっていたのですが、ここの所鳴かず飛ばず。バクスターは小説家で、一作目がヒット作となったものの、その次の作品を出すのに苦しんでいて、そんな状態がもう数年間も続いています。

彼らは、崇高なアートの中で光っていた、あの2人の子供じゃぁないんです、今となっては。どうして?、ひょっとしたら、アーティストの一家に生まれると言う事は、子供らの人生を難しい形に歪ませてしまうのかもしれません。

と言う訳で、現在の親子は疎遠となっています。そんな時、事件が起きました。ケイレブの自動車が無人で発見されたんです。人間のものと思える血のりがべっとりと付いた状態で、、、。 【続きを読む】 “映画「The Family Fang」の前評判”

その子猫にヤベぇ連中もメロメロ、映画「キアヌ(Keanu)」の前評判

〔ギガかわゆい子猫つん、救出大作戦〕

20世紀の終盤から21世紀にかけて、動物界に起きた最も顕著な変化というのは、彼らの言語的コミュニケーション能力の、著しい発達だと言えるでしょう。

加えて、その毛並みはリンスとコンディショナーで常に整えられたように、モフモフ&ふかふかとなり、子供達だけじゃなく世のOLさん達も大変に魅了。こういった動物の進化は、CGI、あるいは、モーションキャプチャーと呼ばれる魔法が、誰にでも安く使用できるという状況が実現した事で、起きた現象だと言われています。

しかし、現代人の知的向上力が、ややもすれば滞っているように見える事から解る通り、1つのピークを迎えた後、動物の進化の過程は必ず速度を緩めるものです。そんな時は、一度古典の世界へ戻り生命力をリフレッシュするのも、悪くない方策でしょう。多分、そんな理由から生まれたのが、この映画「Keanu」だと言う事と思います。

さて、ここに居ますは一人の人間の男性、名前はレル(ジョーダン・ピール)。気の毒な事に、最近彼女に降られて、完全に意気消沈しています。彼は、従妹のクレアランス(キーガン=マイケル・キー)からの電話にも、まともに応答する力が出ません。

そしてこれよりちょっと前。街の裏社会では、1つの事件が起きていました。麻薬密造工場での銃撃戦です。この騒ぎでは、多くの犠牲者が出た模様ですが、辛くも無傷で逃げ出す事に成功した子がいます。

そして街をさまよい郊外の住宅街に辿り着いたその子は、レルの家の玄関前に座り込んで住人に呼びかけたんです。「ミャァオウ、、、」。

この声に気づきドアを開けたレル。彼の正面に小さな子猫が座っているのを発見し、奇跡のようにその表情が晴れやかになります。かくして、レルはこの子猫をキアヌと名付け、一緒に住むことに決めた訳です。

キアヌの超ギガ級のキュートさは、どんな人物でも一瞬で虜にしてしまいます。そして実は、彼がもともと居た麻薬工場のボス、チェダー(メソッド・マン)もそれにやられた一人。だから、いなくなった子猫を取り戻しに来た事だって、いわば当然の話なんですね。

せっかく、心の癒しが得られると思っていた矢先に、キアヌはまた姿を消してしまいました。レル、そしてクレアランスの2人は、どうしてもこの子猫ちゃんを諦めきれません。と言う訳で、果敢にも街の裏社会へと侵入して捜索を開始します。

まずは、キアヌがつかまっていると思しき、「17th・ストリートブリップス」というギャングに近づこうとする、我らが気の良い2人組。でも、最初にしなければならないのは、悪っぽい言葉使いを学ぶことなのだそうです。

一体、キアヌは今どこに。レルはこの子猫を取り戻す事が出来るのでしょうか・・・。 【続きを読む】 “その子猫にヤベぇ連中もメロメロ、映画「キアヌ(Keanu)」の前評判”

映画「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(Everybody Wants Some!!)」の前評判

〔無限のチャンスが与えられた時代の・・・〕

考え方や物の見方も十人十色といいます。そして、青春時代の持っていた意味も、人によって千差万別なんだと思います。

場合によると勉強ばかりしていた、という方も居るでしょうし、学生時代=恋愛と思う人も居ると思います。スポーツに賭けていた人も居れば、中学校の頃からアイドルやっていたので業界内で青春を過ごした、という人ももちろん居るはず。

まぁ、僕ズレ太みたく、誰からも愛されず必要ともされない暗く湿ってカビ臭い青春を過ごした人も、これまた少なくなかろうと思うんです。そして一方、ここでご紹介する映画「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(Everybody Wants Some!!)」の主人公さんみたく、ハイスクール卒業と同時に酒ざんまい可愛い娘を追いかけまわしまくり、てなる人もいます。

その青年の名前はジェイク(ブレイク・ジェンナー)。時は1980年。彼はテキサスにあるカレッジで野球をするために、いまこの学生寮へやって来ました。彼を迎えたのは同じチームに所属する面々。デール(J.クイントン・ジョンソン)、マクレイノルズ(タイラー・ホークリン)、フィネガン(グレン・パウエル)、ジェイ(ジャストン・ストリート)など。

今日は金曜日。週が明ければ、練習と勉強の忙しい日々が幕を開ける、、、、はず。ですが、どうもこの学校の先輩方からは、厳しく律した生活感が感じられない気もします。もちろん彼らのコーチからは、生活態度に関する徹底した指導が言い渡されたんですけどねぇ。

なにはともあれ、授業が始まるまで3日も有る、と言う訳で、さっそく彼ら野球選手も活動を開始します。まず始めたのは音楽を流したりピンポンしたり。あるいは、全員で車に乗っかってキャンパス周辺の女の子に声をかけまくったり、声をかけられたりしてりします。

夜はと言えば、当然の事ながらバーに繰り出しパーティーに顔を出し、ビールを飲み干しマリワナを吸った上、プールに飛び込んだりしてのどんちゃん騒ぎ。

まぁそれでも、月曜の朝にはちゃんと起きて、クラスに顔を出せれば全てOK、なんでしょうけどねぇ。・・・OKですかね?。 【続きを読む】 “映画「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(Everybody Wants Some!!)」の前評判”

映画「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(Eye in the Sky)」:ヘレン・ミレンが殺しを命じる時

〔心を持たない殺戮マシンの裏側に居る人々〕

正直ぶっちゃけると、僕ズレ太はスマホも持っていないので、みなさんがやっている素敵な情報生活の事もさっぱりわかりません。

まぁ、それもそれで良いのかなぁ、と高をくくっていたんですけどね、気が付けば、自動車は自分で走らなきゃいかんと言う人が増えているし、証券や為替の相場なんて人工知能が牛耳っているとか聞きますし、もうアタフタって言うより頭ぽかーんです。

あと、ドローンもです。何年か前は、こんなに流行するとは思ってもいなかったんですよね。使い道を間違えると、操縦者ではなくて他人に危害を加えるものなので、やっぱり安全基準を決めて免許制にするべきじゃないでしょうかねぇ。

いわゆる、その凶器としてのドローンの特性・機能を、国家のために役立てている人も居る、と語るのが、ここでご紹介する

このテロが実行されたら、西側の一般市民に甚大な被害が出ます、そして今こそ、それを防ぐに絶好のタイミングです。幸い、MQ-9にはヘルファイヤーと呼ぶ強力なミサイルが装填済み。作戦本部は、偵察任務を掃討作戦へと切り替える事にしました。

しかし、その時です。一人のケニヤ人少女が、テロリストの館に入ってきたんです。見たところ、物売りの少女らしいのですが、すぐに出てゆく様子も有りません。このままでは、一般市民、それも子供を作戦の巻き添えにしてしまう、、、。

パウエル大佐と、フランク・ベンソン将軍(アラン・リックマン)らは、政府上層部の意見を求める必要に駆られます。しかし、政治家達には、この複雑な問題に即決の答えを出す能力は有りません。

そうこうして行くうちにも、テロによる大量無差別殺戮を一挙に阻止するタイミングは、どんどんと失われて行きます・・・ 【続きを読む】 “映画「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(Eye in the Sky)」:ヘレン・ミレンが殺しを命じる時”

映画「10 クローバーフィールド・レーン(10 Cloverfield Lane)」の前評判

〔開けられない扉の向こうに広がる恐怖の世界〕

The photo is provided by Gage Skidmore(表示 – 継承 2.0 一般)

僕スレ太は、いろんな意味でズレているために、方々でやっちまった社会的な失敗がトラウマになり、内面的には、今、小さい穴のなかに引きこもっているのと、大差ない状態なんです。

対人恐怖みたいのはないんですけど、でも、もうちょっと勇気があれば、今よりずーっと広い社会と関わって、もちょっとは美味しい目に遭えるんだろうなぁ、とか、思うんですよね。でも、ポンコツですからどうしようもありません。

人は、知らないうちに、心とか行動に不要な制限をかけているものです。たとえば、この映画「10 クローバーフィールド・レーン(10 Cloverfield Lane)」の中心人物である、ハワードさん(ジョン・グッドマン)もそうです。あっ、でも、彼の場合は、今生活している地下のサバイバルシェルターから、上に出れない理由があるから、そこに閉じこもって居るだけなんですけどね。 【続きを読む】 “映画「10 クローバーフィールド・レーン(10 Cloverfield Lane)」の前評判”

映画「トリプル9 裏切りのコード(Triple 9)」の前評判

〔汚れた英雄たちの企みが転げ落ちる想定外の展開〕

この世界には、真の意味で自分の力だけを頼りにやってる人なんて、実は一人も居ないと思うんですね。

たとえ、給料が入り始めて家賃を払える様になったとしても、そのお金の価値というのは、ほうぼうの力が寄せ集まって出来上がっている訳ですし、食べるもの着るもの、そして住む場所も、それなりな他人が作ってくれたものですから、自力で勝ち取ったというのは一つの平和な幻想です。

そして結局、社会人として上手くやるというのは、右から来たものを左へ、左から来たものを右へ手渡しする、という、非クリエイティブな作業にうまく折り合いをつけるために、自分に対して多いに妥協する、という事と同義でしかありません。

ヒトにとって妥協というのはコワいものでもあります。最初の妥協は次のちょっと大きい妥協への呼び水となり、そして次、また次と、気づいたら止まれない速度で坂道を直滑降している場合もありますから。

それで、そんな風に落ちる人たちが、世の中を守ったり正したりするポジションに就いていたら、そりゃあもう恐ろしい事になっちゃうんです、例えば、この映画「トリプル9 裏切りのコード(Triple 9)」の冒頭で、なにやらいけない相談をしている5人のアトランタ市警、マイク(キウェテル・イジョフォー)、マーカス(アンソニー・マッキー)フランコ(クリフトン・コリンズ・Jr)、ラッセル(ノーマン・リーダス)、そしてゲイブ(アーロン・ポール)らのケースもそんな喜ばしくないお話しの一つ。

もともと、素行には若干問題が有ったかもしれない彼らなんですが、今回の場合、外国のマフィアから強奪行為を強要されている様なんですね。アトランタの街においてそのマフィアを牛耳っているのが、イリーナ(ケイト・ウィンスレット)という謎の美女。なんか、牢屋に入れられた旦那さんの代わりに、彼の組織を動かしているのだとか。 【続きを読む】 “映画「トリプル9 裏切りのコード(Triple 9)」の前評判”

映画「復活(Risen)」の前評判

〔救世主、そして復活の物語に与えられた新たな視点〕

一度失われたものは、そうそう簡単に取り戻す事ができませんし、そのもの、が命であったなら、奇跡でもない限り復活する事はあり得ません。

人類史上で一度だけ起きた、そんな、奇跡の物語がイエス・キリスト復活のエピソード。その話に現代的な視点も混ぜ込んで語りなおす、というのが、この映画「復活(Risen)」なんだそうです。

ここで、復活の軌跡に立ち会うのが、古代ローマ帝国軍司令官であるクラビウス(ジョセフ・ファインズ)。彼は、イエスとその信者たちの影響を恐れた、時のユダヤ属州総督ピラト(ピーター・ファース)から命を受け、この精神的リーダーを十字架にかけ処刑します。

しかしその後も、ピラトとユダヤ教学者達の恐れは消え去りません、イエスが3日目に復活すると予言したからです。したがって、ピラトはその墓を信者たちに作らせ、入り口を固く封鎖しました。さらに、クラビウスらを見張りにたたせる年の入様です。

表立っては、信者らがイエスの遺体を盗みにくるかもしれないから、という事でした。そして、3日が経った後、彼らは墓の内部を確認したのですが、そこに、遺体はありませんでした。

かくして、クラビウスと部下達による遺体と窃盗犯の追跡劇が始まります。しかし、それは信じられない展開を見せたのです。

捜索の末、クラビウスが出会ったのは、自分が処刑したその人物、イエス・キリストに違いありませんでした・・・。 【続きを読む】 “映画「復活(Risen)」の前評判”

映画「ワタシが私を見つけるまで (How to Be Single)」の前評判

〔いい女と、それに見合ったいい男で、永遠に続くパーリーをっ!〕

自由主義国家の発展というのは、国民の自由な行動が、常に新しい何かを生み出すという事、その力によって生み出されるものです。

だから、日本とかアメリカみたいな国は、みんなの自由恋愛を原動力にする時、またそれ自体が、明るい未来像を人々に提供できる様になるんです。でもまぁ、恋愛の未来像というのは、いささか自由をあきらめた生活へと繋がるので、そこの所の処理が難しいっちゃぁそうですが、この映画「How to Be Single」のヒロインであるアリス(ダコタ・ジョンソン)ちゃんは、まだ、そんな面倒くさい事は気にならないご様子です。

最近、大学を卒業するにあたり、長く付き合った彼氏ともばっさり縁を切って、おもいきってニューヨーク市マンハッタンへと移住したアリス。あっ、その街にお姉ちゃんのメグ(レスリー・マン)が住んでましたから、とりあえず、そこへ転がり込んだだけなんですけどね。 【続きを読む】 “映画「ワタシが私を見つけるまで (How to Be Single)」の前評判”

映画「ヘイル、シーザー!(Hail, Caesar!)」の前評判

〔大変だっ、シーザー(役の人)が消えちゃったっ!〕

この映画「ヘイル、シーザー!(Hail, Caesar!)」の主な題材に、ジョエルとイーサンのコーエン兄弟が取り上げた人物、エディー・マニックスっていう映画プロデューサーは、1950年代のハリウッドで実施に活躍した人なんだそうです。

まぁ、夢の世界を映像化するために必要な現実の部分、ややもすると汚れ仕事みたいなのを、よく請け負ったらしいんですね。この映画の中でもそんな事になってるみたいです。

まぁ、彼、エディー・マニックス(ジョシュ・ブローリン)の制作会社は、今日も絶賛映画撮影中です。今現在でもスタジオのセットでは、イケメンのタップダンサー、バート・ガーニー(チャニング・テイタム)が回転テーブルの上で華麗に踊り謡い、また、しつらえられた巨大なタンクでは、水上に浮かんだディーアナ・モラン(スカーレット・ヨハンソン)もまた美しくパフォーマンスを決めようとしています。

そして、そんなスタジオが、おそらく今一番オシているのが、“Hail, Caesar!”という題名の時代物エピック超大作です。主演はあの名優、ベアード・ホワイトロック(ジョージ・クルーニー)。

その撮影は快調に進行中、のはずだったんですが、とんでも無い事が起きてしまいます。ある日、主演のベアードが姿を見せなくなってしまったんです。もちろん、映画スタッフは大慌てで探していましたが、そんな中、何と、彼を誘拐したという一団から脅迫の手紙が届いたじゃぁありませんか。

どうしよう、大作映画の撮影がままなりません、会社にも大損害となる事必至です。こんな時は、問題解決人エディーの登場、彼ならきっとなんとかしてくれるはず、なのですが・・・。 【続きを読む】 “映画「ヘイル、シーザー!(Hail, Caesar!)」の前評判”

映画「きみがくれた物語(The Choice)」の前評判

〔こんな世界でも、純愛悲哀なロマンスが一番大事っ〕

日本でも、前年のクリスマス頃に成立した多くのカップルの間で、そろそろ恋愛感情の推進力が衰えてきたと感じ始めるのが、だいたい今頃なのでしょう。まぁ、恋愛に賞味期限が有るということは、脳科学とかで証明されているそうですから、これは致し方ない事でございます。

人間は、イヌやネコみたいに、容易にくっついたり離れたりは出来ないので、気持ちを維持するための色んな処方箋が必要、という訳で、この季節に用意されたもう一つのお祭りが、聖バレンタインデーという事になりますね。

特に日本ですと、クリスマスよりも恋愛に強く結びつけられているのが、この2月14日なのですが、ハリウッドの方からも、あなたのラブをリフレッシュするための援護射撃が有ります。この映画「きみがくれた物語(The Choice)」がそれです。

抗しがたい、あのニコラス・スパークス先生がストーリーを編み上げた、もう一つの純愛&悲愛ドラマなんだそうです。 【続きを読む】 “映画「きみがくれた物語(The Choice)」の前評判”

映画「ザ・ブリザード(The Finest Hours)」の前評判

〔公務のためなら冷たい海にも身を投じる、それがレスキュー!〕

僕ズレ太は、時間に追われるのがまぁ苦手なダメ人間です。それが、だれか偉い人の命令を遂行する仕事だったりすると、ますますダメで、心のどこかが機能を停止して全身が固まり、ポンコツ人間になってしまうんです。

しかし、僕らの生きている時間は常に前進しつづけていますから、くだらない心の葛藤とかで動作が停止していたら、それはもう、金をドブに捨ててるのと同じ事なんですよね。だって、時は金なり、って言うじゃぁありませんか。

そして、完全に限られた貴重な時間の中、不可能に思えるような仕事をこなす事で、世界全体を支えている人々が居るのも事実で、例えば、この映画「ザ・ブリザード(The Finest Hours)」の主人公であるバーニー・ウェバー(クリス・パイン)さんもその一人でしょう。

彼の仕事は、アメリカ沿岸警備隊のチーフです。

最近、ミリアム(ホリデイ・グレインジャー)さんていう綺麗な女性と結婚を決めて、バーニーの生活は平穏・幸福でした、1952年の冬、あの凶暴な嵐がマサチューセッツの沖を通過して、一隻のタンカー、ペンドルトン号を真っ二つに引き裂いたりするまでは。

この想像を絶する程の大事故が、警備隊オフィスに知らされた時点で、タンカーの上にはまだ33人もの人が生存していたんだそうです。だから、バーニーのチームが救助活動へ送られる事になりました。しかし、海の荒れ具合は一行に収まる様子も見せていません。 【続きを読む】 “映画「ザ・ブリザード(The Finest Hours)」の前評判”

映画「ダーティ・グランパ(Dirty Grandpa)」の前評判

〔ロバート・デ・ニーロ、7◎歳。まだまだ◎◎◎っ〕

実は、母方も父方も、僕ズレ太の祖父は意外と早く他界しちゃったので、僕は、じぃじを知りません。

普段は、殆ど意識もしませんし、元からいないので寂しいとか感じる訳でもありませんが、まぁ、もし祖父の事が記憶に残っているとしたら、どんな、おじいちゃん像がいいのかなぁ、と、あえて創造してみたとき、この映画「ダーティ・グランパ(Dirty Grandpa)」に登場する人が良いかもね、、、、なんて思わないですっ><!。

何故かと言うと、彼、ディック(ロバート・デ・ニーロ)は、20歳代の孫、ジェイソン(ザック・エフロン)よりも元気が良い位で、元気の有るのはいいけれど、いろんな意味で元気過ぎるんですね。

実は、つい最近、ディックは妻を亡くしています。そんな彼は奥さんと何度も旅行に行った、フロリダへ連れて行って欲しいと、今ジェイソンにおねだり中なんです。彼によると、そこで彼女の思い出に浸りたいんだそうです。 【続きを読む】 “映画「ダーティ・グランパ(Dirty Grandpa)」の前評判”

映画「Ride Along 2」の前評判

〔やっともらった警官のバッジ、でもその使い方は?〕

人間て言うのは、自分に無いもの、出来ない事にとっても憧れるもんです。

だから僕ズレ太も、ロックとかジャズのミュージシャンとか、科学者とか技術者とかへの憧れが強いのです、が、どのケースもまったく現実味がないですよね。

でも、夢をあきらめずにトライしている人達はいるし、とっても尊敬しちゃう訳ですが、もし、もしもですよ、夢のために奮闘する姿が、ただのギャグのように笑い(失笑?)だけを誘うとしたら、どうしましょう。

そうなったら、むしろその笑いを売り物にするしかないですよね。この映画「Ride Along 2」の主役の一人、アトランタ在住の男性、ベン・バーバー(ケヴィン・ハート)は、笑いをとるついでに夢であった本当の警官にもなってしまった、という男性です。

ですから、彼の人生は見た所順調、アンジェラ・ペイトン(ティカ・サンプター)という美しい女性との結婚も一週間後に控えてます。だから、その口数が多すぎる甲高い独特な声も、ますます絶好調になります。

ちなみに、ベンがいつも引っ付き回っている先輩(?)刑事は、ジェームズ・ペイトン(アイス・キューブ)、?、そう、その苗字からわかる通り婚約者のお兄さんです。

今回、ジェームズは、麻薬組織壊滅の任を受けマイアミへと向かう事になりました。そして当然というか、ベンも一緒です。二人は現地の警察署で、超シリアス&タフな女性刑事、マヤ(オリヴィア・マン)と出合いましたが、彼女にしてみればこの事件は自分の仕事。

3人の間には、微妙な(奇妙な?)緊張感が走ります。

そして、ベンは相変わらずベンで、なにかと言うと変な失敗や騒動を繰り広げ、その息もつかないようなトークだけは、ますます冴え渡ります。でも、こんな騒がしくしていて、犯罪組織の取り締まりができるのでしょうか?・・・。 【続きを読む】 “映画「Ride Along 2」の前評判”

映画「13時間 ベンガジの秘密の兵士(13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi)」の前評判

〔’12年9月11日の事件を、ド派手に描いて見せるぜっ!〕

このちょっと長い題名の映画「13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi」は、娯楽アクション映画監督のマイケル・ベイが、実際に起きた悲劇を最高に派手な娯楽作として描き切った一本です、、、マルっ!

と、ダイレクトに語る方が、多分グーグル検索順位としては有利かもしれませんが、たとえ監督の作風がどうであれ、この映画が作られた目的が何であっても、その存在は、不安定化した今の世界情勢の中においては、もっと重い意味を持っているはずです。

このストーリーは、リビアはベンガジに設置されたアメリカ領事館において、2012年9月11日に実際に起きた悲劇をドラマ化したというものです。そしてそこには、実存する関係者、そして、軍事組織GRS(Global Response Staff)などの名前が、そのまま使用されています。

話の中心に置かれる6人のGRS達は、以下のとりです。

ジョン・シルバ(ジョン・クラシンスキー)は、10年間ほど、コソボや中東での経験をつんだ元シールズで、いまは、GRSの契約スタッフと、不動産売買という二足のわらじをにより生計をたてています。

彼とパートナーを組むのが、やはり元シールズで、ソマリア、アフガン、そしてイラクなどの武勲から勲章を受けた事がある、タイロン・ウッズ(ジェームズ・バッジ・デール)。彼は、このベンガジでの任務をGRSとして最後の仕事と決めています。

デイヴ・ベントン(デヴィッド・デンマン)は、元海兵の軍曹で、監視、偵察、狙撃などのプロフェッショナル。そして、冷静沈着な男ジョン・タイジェン(ドミニク・フムサ)は、すでにGRSで何度か任務経験を積んだ元海兵隊員。

一度は、地元の街で警察長として就職したマーク・ガイスト(マックス・マーティーニ)は、対テロリズム行動の訓練官や、ペルシャ語を操る尋問官としてのスキルがある人物。また、クリス・パラント(パブロ・シュレイバー)は、世界中の紛争地域でGRSの作戦指揮をとってきた元陸軍兵士で、中南米やアフリカでの作戦経験が豊富です。

彼らが契約しているGRSは、紛争地に潜入したCIA局員を、敵の攻撃から守るために存在し、ニューヨークのテロ以降に設立された組織です。

そして今、彼ら6人が派遣された先は、リビアのベンガジ、そのアメリカ領事館からさほど遠くない場所に、秘密裡に設置されたCIAの拠点、アネックスという部署で、そこの指揮をとっているのは、通称ボブ(デヴィッド・コスタバイル)という人物。

本当のCIAスパイは、自動小銃やロケット砲など振りかざしません、むしろ静かに、現地での諜報活動を行う事が求められます。GRSのメンバーは、そんな諜報員の身辺に安全を確保するのが任務なのです。

でも、彼ら全てにとって、2012年の9月11日、その夜は、在リビア大使のクリストファー・スティーヴンス(マット・レツシャー)がベンガジに滞在している、というだけでなく、特別に重い意味を持つ日付になりました。夜の10時になろうかという時、それまで静かだった領事館の周囲に、どこからともなく群集が集結し、しばらくもみ合ったあとその内の誰かが、自動小銃を発射しだしたのです。

もとから彼らの目的は、火器による領事館の襲撃でした。

その群集は、ゲートに殺到すると同時に塀をも乗り越え、ほとんど反撃される事もないまま、なんと領事館を制圧してしまうばかりか、内部の人間を襲撃し始めました。そこからの救援要請は、もちろんアネックスでも傍受していましたし、GRSのメンバーは、当然、自分らが真っ先に駆けつける役目と思ってもいたんです。

しかし、彼らに対する命令は、待機でした。

アネックスの任務はすべて極秘、そこに米国諜報部や軍隊が居る事さえ公表されていません。GRSメンバーもまた、本来そこに居てはいけない軍隊だったのです。

しかし、領事館を取り巻く情勢はさらに緊迫度合を高めます。そして、ついに6人のGRSメンバーは、彼ら自身の任意により救援活動を開始しました。ほぼ、一切のバックアップがない状態での戦いです。

それが、凄惨な、あの13時間のはじまりだったのです。 【続きを読む】 “映画「13時間 ベンガジの秘密の兵士(13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi)」の前評判”

映画「Daddy’s Home」の前評判

〔W・フェレル × M・ウォールバーグ ダディ―勝負だっ!〕

生物学的な発生の原理と、そのプロセスを鑑みた時、僕ら男子は全て、ライバルと競争をし、それに先んじる事でのみ、自分の地位と生きるべき場所が与えられるというのは、動かしがたい事実であります。

かのダーウィンは、強い者ではなく環境に適応した者が生き残る、なんて名言を残されたようですが、でも結局の所は競争がはじまっちまえば、前を行く相手を引きずり倒してでも先へ出ようとするプレイヤーが勝つんですよね。

それは太古の時代から、僕らが受け継いできた性質そのものなんです、、、

でも一方で、僕らは原始的な生物ではないので、劣勢に立たされた時でさえ、努力や工夫で立ち向かうという事が出来ます。例えば、この新作映画「Daddy’s Home」の主役である男性、ブラッド(ウィル・フェレル)の場合などがそう。

彼は、地方のラジオ局で重役を務める、まぁ、まじめで控えめな男性。

そんな人柄が功を奏したのか、ちょっと前にサラ(リンダ・カーデリーニ)という美人の奥さん、そしてその連れ子である二人の子供達、メーガン(スカーレット・エステベス)とディラン(オーウェン・ヴァッカロ)という新しい家族に恵まれました。

ブラッドにとっては、これからは、精一杯、幸せな家庭を築いて行こうっ!、と言ったところだったのですが、人生、何が起こるかわかりません。

なんと、サラの元夫で子供らの実父でもある、ダスティー(マーク・ウォールバーグ)が、突如、彼らの元に舞い戻ってきたのです。

サラはともかく、二人の子供がどちらの父親を気に入るか?、そんな事、考えなくても解る事です。ワイルドでスポーツに長け話も面白くマッチョな、ブラッドにはない全てを持ったダスティーに決まってるじゃないですか。

当初は、妻の元夫と大人らしい付き合いをしようと努力していたブラッド。でも、度重なる屈辱的な体験から、ついに子供らの信頼を取り戻すべく、ダスティーとの競争に身を投じる事を決意したようです。

ただ、、、その姿が、子供らにとってただのお笑いに見えていないか、ちょっと心配な所なんですけど・・・。 【続きを読む】 “映画「Daddy’s Home」の前評判”

映画「Concussion」の前評判

〔真の倫理のためにウィル・スミスが巨大組織に立ち向かう〕

予告編映像の中で、主演ウィル・スミスが、「僕にとって、天国がこの辺だとすると、アメリカはそのすぐ下だったんだ。」、と言う場面が出てくるのが、この最新作「Concussion」です。

現実世界では、格別なアメリカンセレブである彼が、今回演じているのはナイジェリア出身の神経病理学者ベネット・オマル。そして、オマルこそが、現実世界での本当のヒーローなのかもしれません。

事の起こりは2002年。Drオマルが、ペンシルベニア州はピッツバーグで検死解剖医として働いていた時の事。その夜運び込まれたのは、地元ピッツバーグ・スティーラーの元フットボールスター、マイク・ウェブスター(デヴィッド・モース)の遺体でした。

この解剖を行ったオマルは、アスリート引退後のウェブスターが、自身の奇行と異様な症状に悩まされ続けていた事を知ります。神経病理学者として、この症例を調べ始めるオマル医師。

すると、他にも多くのフットボールスター選手たちが、最終的に自殺している事が判明、そしてついにオマルは、その原因を特定してしまうんです。

それは、選手時代に繰り返された脳震盪の後遺症で、実際に受けたダメージより数年以上たってから、脳に異常なタンパク質が増加する事で発症する病気だったんですね。

もちろん、この重大事をすぐにNFLへ知らせる事にしたオマル医師ですが、そこで彼は、予想もしていなかった対応を受けます。なんとNFLの上層部はそれを却下したばかりか、症例の存在にも疑義を申し立ててきたのです。

彼らにとっては、選手の一生を通しての健康より、その時の試合の売り上げの方がはるかに大切な事。

それでもオマルは諦めません。そしてついに、彼の後押しをしてくれる人物、元フットボールチームドクターであるジュリアン・ベイルズ(アレック・ボールドウィン)に出会います。

彼の助力を得て、さらには、オマルにとって新妻となったプレマ(ググ・バサ=ロー)の、心強い励ましに押されて、ベネット・オマルは、この全米を揺るがす一大事を明らかにしてゆきます・・・。

と言う感じの、社会問題系スリラーという体を取った一作が、この映画らしいです。 【続きを読む】 “映画「Concussion」の前評判”

映画「Joy」の前評判

〔重い足枷から脱却する・・・一人の女性の成功物語〕

もう、ほとんどメディアの話題にもなりませんが、今年は格差が流行って、いやいや、格差を批判するブームがあったりしましたよね。

一般論的には、所得の低い家に生まれると良い教育環境に恵まれる事がないので、その人自身も低所得になってしまい、その子孫もずーっと低所得のまま固定される、って、まぁ所得の高い人が思いつきそうな理論が言われていると思います。

でも、必ずしも、、どうなんでしょうねぇ、トヨタ、ホンダ、東芝、日立、そんなクラスの一部上場企業に就職するなら相当レベルの学歴は必須ですけれど、それだけが、生活水準を決める訳でもないからなぁ。

一方で必要は発明の母、という考え方もあると思います。そしてその発明がまんまとビジネスにはまれば、この映画「Joy」で、ジェニファー・ローレンスが演じている女性起業家、ジョイ・マンガーノみたいに、大成功出来てしまうんです、ハイっ^^;。

でも、ジョイは、その発明品「Miracle Mop」を、大学の講堂やカフェテリアでのディスカッションから思いついた訳ではありません。

もともと、彼女の人生は、ほぼ希望の無い日々の繰り返しでした。

ジョイはシングルマザー、だけど妙なことに、その離婚したはずの夫トニー(エドガー・ラミレス)は、彼女の家の地下室に暮らしています。

母親のテリー(ヴァージニア・マドセン)は、とても無責任な人で、一日中ベッドの上に寝ころんだまま、ひたすらテレビドラマを見るだけ。あらゆる家事をジョイに押し付けてきます。

祖母のミミ(ダイアン・ラッド)は、ジョイの事を気遣ってはくれますが、やはりその世話も彼女の仕事です。

ジョイは、そんな家庭環境から、大学進学をあきらめたんです。

さて、そんな一家にもう一人、厄介者が戻ってきます。その昔、愛人と逃げた父親ルディー(ロバート・デ・ニーロ)が、他に住む場所を無くしたから、しばらく居させてくれと言うのです。

もともとジョイは聡明な女性、普段から色々と便利そうな商品を思いついたりするのですが、こんなに、ただ忙しく過ぎ行く日々の中で、その一つ一つにちゃんと向き合う事など到底できません。

しかし、誰にもチャンスは訪れるもの、ふとした事から知り合った通販番組の関係者のニール(ブラッドリー・クーパー)は、ジョイの一つのアイディアである“ミラクルモップ”に、売れる可能性を見出すのですが・・・。

と言った感じの、実話ベースの物語がこの作品だそうです。 【続きを読む】 “映画「Joy」の前評判”

映画「ヘイトフル・エイト(The Hateful Eight)」の前評判

〔カート・ラッセル他の後ろで荒野の掟を操るのはタランティーノ〕

2015年のクリスマス、クエンティン・タランティーノ監督が、主演にカート・ラッセルを迎えてぶっ放したウェスタン映画が、この「ヘイトフル・エイト(The Hateful Eight)」です。

ですから、雪と氷に覆われた極寒の土地にラッセルが登場したからといって、遊星からの物体Xみたいに、肉体が変異する宇宙からの侵略者と戦ったりはしません^^。まぁ、そういうウェスタンが有っても悪くはないのですが、これは違います、、、。

彼は、賞金稼ぎジョン・ルース。

殺人の容疑で彼が捉えたデイジー・ドマーグ(ジェニファー・ジェイソン・リー)を連れて、今、彼が、馬車で旅しているのは南北戦争直後のワイオミング州、真冬です。

ルースは、レッドロックまで行き、この女を当局に引き渡し、更に賞金を受け取らねばなりません、しかし厳しい自然の中、旅路はなかなか大変です。と、そんな時、この馬車の進路に一人の男が立ちました。

眼光鋭い彼の名はウォーレン少佐(サミュエル・L・ジャクソン)、アフリカ系ですが先の戦争でならした英雄らしいです。彼は、ルースの馬車に乗せてくれないかと言ってきて、ルースは迎え入れます。

さらに、道中でもう一人、レッドロックの保安官だと自称する男を加え(ウォルトン・ゴギンズ)、今、ルースの一行はミニーの装身具店にたどり着きました、長い旅路の休憩ポイントです。

しかし、店主であるはずの女性はおらず、そこには常連と思しき男達、元南軍の将軍(ブルース・ダーン)、口数の多い英国紳士(ティム・ロス)、カウボーイ(マイケル・マドセン)、そして謎のメキシコ人(デミアン・ビチル)らがたむろしているのみ。

一癖も二癖も有るのが見るからにわかる面々です。しかも、偏見と差別が当然であるこの時代、人種・国籍など背景の違う者達が、吹雪で閉ざされた店の中に閉じ込められたら、いらない緊張が高まるのも仕方のない事。

果たしてルースは、ドマーグを何事も無いまま当局に引き渡す事が出来るのでしょうか? 【続きを読む】 “映画「ヘイトフル・エイト(The Hateful Eight)」の前評判”

映画「Alvin and the Chipmunks: The Road Chip」の前評判

The photo by gdcgraphics (Attribution-ShareAlike 2.0 Generic)

写真:ジャスティン・ロングこんにちは。

僕スレ太は、ご存知の通りの貧相な子ウサギなんですが、今日は、ちょっとシマリス寄りの声でお話ししています。とは言え、全部がテキストなので伝わりにくいですよね・・・。

もちろん、今、僕がお手本にしているのが、この映画「Alvin and the Chipmunks: The Road Chip」の主役であるシマリス3兄弟です。

とうとう、シリーズ4作目になった本作でも、アルヴィン(ジャスティン・ロング)、セオドア(ジェシー・マッカートニー)、サイモン(マシュー・グレイ・ギュブラー)のシマリストリオは元気いっぱい、キュートさいっぱい、そして愉快さいっぱい、なのですが、一つ大きな懸念事項が生まれてしまいました。

彼らのパパであるデイヴ(ジェイソン・リー)が、突然、女性を家につれてきたんです。そして、フィアンセとして3匹に紹介したじゃありませんか。

サマンサ(キンバリー・ウィリアムズ=ペイズリー)というその人は、実はお医者さんでもあるという才女でなかなかの美人。とは言え、いきなりそんなしっかりした人と家族になれ、と言われてもアルヴィン達は戸惑いを隠せません。

さらに良くないのは、サマンサの連れ子、マイルズ(ジョシュ・グリーン)という10代の男の子です。まぁ、当然と言えばそうですが、彼は、出会うとすぐに、3匹のリス達を手荒く扱い始めました。

ロマンスに浸りたいデイヴとサマンサは、いつも騒ぎを起こし続けるリス達から離れようと、マイアミに旅行に行ってしまうそうです。

でも、あのシマリス3兄弟が、おとなしく留守番しているでしょうかねぇ・・・。 【続きを読む】 “映画「Alvin and the Chipmunks: The Road Chip」の前評判”

映画「Sisters」の前評判

東京の渋谷辺りじゃ、今年のハロウィーンはクレイジーに盛り上がったそうなので、このクリスマスもどうなる事か心配です。

特に暖冬である2015年は、クレイジーなパーティーにとって格好の年で、その影響は例えば、この映画「Sisters」なんかにも表れているのかもしれませんね。(まぁ、米国全域が暖冬かどうかは、解りませんけど^^;)

ここで、ふしだらを超えてクレージーなパーティーに盛り上がろうとしているのは、モーラ(エイミー・ポーラー)とケイト(ティナ・フェイ)という、ともに40代にいる姉妹です。

でも、二人がパーティする理由は、祝日を祝うとか言う、おめでたいものではないんです。

実は、つい最近、両親(ジェームズ・ブローリン、ダイアン・ウィースト)から突然連絡がきましてね、なんと、家を売っぱらってフロリダのコンドミニアムに引っ越すという事なんです。

と言う訳で、今、懐かしの我が家に戻ってきた二人。でも、家の中はほとんど空っぽで、両親自身すら、もうそこで生活してはいない状態。後に残った用事は、モーラとケイトが子供の頃生活した部屋を整理する、という仕事だけです。

だけど、いくら自分の持ち物だからって、相談もせず、思い出の我が家を他人に売るなんて納得できないっ、と二人は思いました。だから、せめて爪痕でも残そうかと、最後の最後に、盛大なパーティーを開く事を思いついたんです。

近隣から、ジェームズ(アイク・バリンホルツ)、リズ(サマンサ・ビー)、アレックス(ボビー・モイニハン)、ケリー(レイチェル・ドラッチ)、そして、ブリンダ(マーヤ・ルドルフ)など、旧友&知人を招いて、10代の頃を思い出すような派手な大騒ぎを始めた姉妹。

今回は、相当強い酒はもちろん、もっとシゲキ的なものも出てきそうな勢いです。

でも、、、大丈夫なんでしょうかね?、そんなに暴れまくって。ここ、もう他人の家なんですよ^^;。 【続きを読む】 “映画「Sisters」の前評判”

映画「レヴェナント: 蘇えりし者(The Revenant)」の前評判

〔L・ディカプリオ 執念と復讐のサバイバル劇〕

「実際に起きた事件をベースにした、本作THE REVENANTは、一人の男が命を懸けた壮大なアドベンチャーと、人の魂が見せる偉大なる力を捉えた、あなたを呑み込んで揺るがす程の映画体験である。」、、、^^。

なんて事が、公式サイトの解説のトップに書かれているのが、あなたのディカ様、、、プリ様、、、?、、、レオ様主演の映画「The Revenant」です。

あ、ちゃかすのは止めます、そう、レオナルド・ディカプリオが、ガチで相当体を張ったらしい作品がこれなんだそうです。

1823年、北米ロッキー山脈、冬。ヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は、毛皮採取をする男達の一団に加わっていました。実は彼は、先住民のポウニー族に詳しく、彼らの言語も操る事が出来るんです。

ポウニー族は、白人の侵略を快く思っておらず、しばしば、この森の中で攻撃を仕掛けてきます。さらに、グラス達には、別の白人グループという競争相手も居ました。

しかし、もっと恐ろしい事がグラスを襲います。野生のグリズリーベアと遭遇してしまったんです。何とか銃弾の一発だけをその熊に食らわせましたが、人と野生動物の力の差は歴然です。瀕死の重傷を負ったのはグラス自身の方でした。

探検隊は、歩けなくなったグラスを運ぶよう、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)と、ジム・ブリジャー(ウィル・ポールター)に銘じました。しかし、急斜面ばかりで歩く道などもちろん無い山岳地帯です、負傷者をかついで運ぶのは困難きわまりない仕事。

思いあまったフィッツジェラルドは、とうとう、体が動かないグラスを土に埋め、隊へ戻り、彼は死んだと虚偽の報告をしたのです。

しかし、グラスは生きていました。土から這い出た彼の壮絶なサバイバルと復讐が、今始まります、、、。 【続きを読む】 “映画「レヴェナント: 蘇えりし者(The Revenant)」の前評判”

映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転(The Big Short)」の前評判

〔投資リスクを資産に転換する魔法使いはクリスチャン・ベール〕

僕、ズレ太は、こう見えても味覚が敏感なので、料理を食べても主体になっている味で十分強すぎ、隠し味なんて全く感じられないんです、、、ナンノコッチゃ^^;

ちょうど上手い具合に薄めて隠せば妙味に変わる、と言うのは、何も料理の味付けだけではありません、例えば毒であっても、適当な量に押さえておけば何かの役目をするもんです(アルコールもそうかな?)。

そしてもう一つ、借金も、上手い事、薄めて分解しちゃったら、債務も債権も見えなくなってしまう、少なくとも消えて無くなった気分になれるなら、こりゃ良い考えですよね。

この映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転(The Big Short)」に登場する、サンノゼ在住のフィナンシャルマネージャー、マイケル・バリー(クリスチャン・ベール)は、そんな作戦を金融投資に実践した人物。

2005年の或るとき、かれは、核付けにAが3つも付くような証券に、返済能力が怪しいような住宅ローンの債権をちょっとだけ混ぜ合わせ、あたかも低リスクに見える商品を生み出しました。

もちろん、リスクを低減するために、クレジットデフォルトスワップの購入も、ぬかりが有りません。

そんな彼の手法に、いち早く気づき自身も実践しようと動いたのが、ウォールストリートで働くジャレッド・ヴェネット(ライアン・ゴズリング)です。彼は、関係するファンドの会議室で、この手法による運用を主張しますが、そこの重役マーク・ボーム(スティーヴ・カレル)は、この提案を鵜呑みにはできない様子。

そして、この時の不動産バブルに乗っかろう、と狙う人間は何も彼らだけではありません。大学を出て間もないこちらの二人、ジェレミー・シプリー(フィン・ウィットロック)とチャーリー・ゲラー(ジョン・マガロ)は、ファンド立ち上げに不足した金額をどうにかしようと、ベテラン投資家であるベン・リカート(ブラッド・ピット)の元を訪ねます。

こうして、その正体が見えなくなったまま、どんどんと膨らんで行くサブプライムローン残高。その仕組みが、内部で崩壊を始めるのには、さほど時間を必要としませんでした、、、。

その後の悲劇的状況は、あらために語る必要もないくらいですよね。。。 【続きを読む】 "映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転(The Big Short)」の前評判"

映画「白鯨との闘い(In the Heart of the Sea)」の前評判

世界には、伝説と化した人や物語がいくつも有るのですが、伝説というのは伝説であり、つまり語り伝えられたストーリーです。

それは、伝達される度にデフォルメや強調(持ち上げたり下げたり)が加えられ、どんなに小さな噂でも、いつしか宇宙の一大事件みたく言われ始めます。例えば、方向性は違うけれど、口裂け女の噂も、ただ大げさにブレークしたという意味では似たようなもんですね^^。

さて、2015年のホリデーシーズンに向け引っ張り出された、もう一つの伝説は、19世紀にアメリカ北部で活躍した捕鯨船、エセックス号の運命を伝えるものです。

それを今、しぶしぶながら語りはじめるのは、自身が10代の頃、その最後の航海に乗船していたという男、トム・ニカーソン(ブレンダン・グリーソン)で、嫌がる彼を、なんとか話すよう説得に成功したのは、小説家であるハーマン・メルヴィル(ベン・ウィショー)。

エセックス号は、1820年の秋に東海岸ナンタケット島から出帆しました、しかし今考えると、あの悲劇的ドラマは、旅立ちの前に始まっていたのかもしれないんですね。

それは、ちょっとしたいざこざ。つまり、この船には、既に、経験豊富な船長オウェン・チェイス(クリス・ヘムズワース)が乗ると決定していたのですが、出発直前になって親会社がジョージ・ポラード(ベンジャミン・ウォーカー)を責任者としてねじ込んできたんです。

どうしてそんな事に、、、だって、ジョージには、島の名家の影響力が後ろたてとして有るうえに、実はオウェンは島の生まれでもなんでもないから。

出発直前にこんな出来事、ちょっと先行きに不安を感じさせるでしょ?、その不安は現実になります。エセックス号は、超巨大なクジラ達の群れと遭遇し、それを捕獲するどころか逆に襲われてしまい、遥か大海原に沈没してしまったんですよね。

しかしそれは、この事故から辛くも逃げおおせた船員達を襲う残酷な運命の、その始まりにすぎませんでした・・・

あぁ、果たして、あなたの大好きなヘムズワースの運命やいかに?、というのが、ロン・ハワード監督によるこの映画「白鯨との闘い(In the Heart of the Sea)」の大枠だそうです。 【続きを読む】 “映画「白鯨との闘い(In the Heart of the Sea)」の前評判”

映画「レジェンド 狂気の美学(Legend)」の前評判

写真:トム・ハーディ双子のクレイ兄弟ってのは、1950から60年代にかけてのロンドン東地区において、ギャングとしてならした連中だそうです。(The photo by GabboT is used here under the license of Attribution-ShareAlike 2.0 Generic

いろんな意味で“伝説”でもある、そんな二人組が絶好調だった日々を描くのが、この映画「レジェンド 狂気の美学(Legend)」という事らしいです。(僕、ズレ太は、暴力だけでなく力ずくで自分の都合を通す輩が大嫌いなので、今、ネットでこの兄弟の顔写真を見ただけで、若干不愉快です・・・^^;)

ブライアン・ヘルゲランドが脚本&演出を手掛け、何と、トム・ハーディに、ロナルドとレジ―のクレイ兄弟両方を演じさせたというのが、この作品のミソなのかもしれませんね。

もともとボクサー志望だったという、クレイ兄弟は、時のロンドン東地区に経営するナイトクラブを根城に、殺人、強奪、放火、上納金取たて、などのあらゆる犯罪に手を染めつつのし上がって行き、その影響力がピークの時は、セレブリティ扱いまでされていたという、まぁ、確かに逸話には残りそうなギャングではあります。

映画ではクリストファー・エクルストンが演じている、レオナルド・リード刑事の執念によって、二人が逮捕されたのが1968年の5月9日。ロニーは、1995年3月17日に病院に収監されたまま他界し、レジ―の方は、2000年の10月1日に釈放されましたが、その8週間後に病死しました。

そんな彼らの伝説について、エミリー・ブラウニング演じる(レジ―の愛人)フランシスが語ってゆくのがこの映画の構成だという事です。 【続きを読む】 “映画「レジェンド 狂気の美学(Legend)」の前評判”