映画「メン・イン・キャット(Nine Lives)」:ケヴィン・スペイシーが猫の常識すべてを覆す!?

〔マニア必見、本当の猫の生活〕

仏教の思想によると、魂は死んだり生まれ変わったりを繰り返して、存在を高めてゆくんだそうです。とは言え、僕ズレ太みたいに、格も徳もない魂は、来世では良くても4本足動物になるくらいですね。

そう、どうせなら猫がいいですにゃ。

まぁ、この世で相当上手くやってる人でも、突如、猫にされるという事も有り得ます。この映画「メン・イン・キャット(Nine Lives)」の主役、トム・ブランド(ケヴィン・スペイシー)のケースがそれ。彼は、ニューヨークに全米一高い自社ビルを持つ不動産会社の社長です。

そんな彼、今日、ちょっとした失敗をしでかしました。会議に夢中になっているうちに、愛娘レベッカ(マリーナ・ワイズマン)の誕生パーティーが有るのを忘れていたのです。クルマを爆走させて帰宅する彼。電話で妻のララ(ジェニファー・ガーナー)には、遅れるなら埋め合わせに飛び切りのギフトを用意しないとだめ、なんて言われています。

どうしたもんだろう?、そんな彼の目に飛び込んできたのが、ちょっと古くて寂れた感じのペットショップ。そう、ここで猫でも買って帰れば娘は機嫌を損ねることも無いだろう、って訳。

中に入ると、やや不気味な風体の主人、フェリックス・パーキンズ(クリストファー・ウォーケン)が出迎えます。猫を一匹くれ、と頼むもうとしたトムの前に、とある一匹が躍り出ました。なるほどこれが良いという訳で、そそくさと料金を支払い家路を急ぐ彼。

何とか娘のパーティーを乗り切ったトムですが、翌朝、とんでも無い状態で目覚めます。なんと、自分自身が昨夜買ってきた猫そのものになってるんです。というか、人間の彼は意識不明の昏睡状態、だけど、今の肉体は小さな猫に移り変わっている。

一体、なんでこんな事になったのか、例のペットショップオーナーは何か知っているようでもありますが、とにかく家族にペットが自分である事を知らせないとっ!、て訳で、およそ猫がやりそうもない行動をして人間振りをアピールしはじめるトム。

果たして、家族は彼が父親である事を分かってくれるんでしょうか?、彼と家族、そして彼の会社の運命やいかに・・・ 【続きを読む】 “映画「メン・イン・キャット(Nine Lives)」:ケヴィン・スペイシーが猫の常識すべてを覆す!?”

映画「War Dogs」:ジョナ・ヒルとマイルズ・テラーの奇妙な戦争

〔兵器ビジネスが、やっぱり一番美味しい!?〕

「THE DAVE FROMM SHOW」で話題にしていた映画がこれです。日本での劇場公開は遠い?。

さて、昔から、餅は餅屋に、豆腐は豆腐屋にまかせておけ、八百屋の店頭で刺身は売るなと言われていますね。病気の治療は医者に、学校教育は資格の有る教員に、犯罪捜査は警察官、そして、武器の取引はそっち系の組織や連中にまかせておけ、と。

こうやって見てみると、世の中で動いているものって、どれもセンシティブで難しいのばっかし。シロウトが安易に手を出してはいけないんです。

テロリズムと大量破壊兵器の無法な拡散を防ぐために、2001年10月から、アフガニスタンやイラクへ武力をもって圧力をかけた行いは、もちろんアメリカ合衆国にとっては手に余る行為ではなかったでしょう。でも、たやすく思えた仕事に限って、途中で色々トラブったりするもんです。特に、戦争の場合は武器の補給が必須事項。

さて、そんな戦争が佳境に入っていたころ、合衆国はフロリダ州に一人の青年がおりました。名は、デイビット・パックーズ(マイルズ・テラー)。学生時代の彼が、どのような進路を希望していたかは定かではありませんが、とりあえず今は、マイアミでマッサージ師みたいな事をやっています。

悪くない仕事?、まぁ、そうなんですけど、彼自身がやり手という訳でもないので、何となくもやもやした生活ではあります。そんな時、古い学友であるエフレイム・デバロリ(ジョナ・ヒル)から連絡が入ります。

話を聞くと、エフレイムは現在「AEY.Inc」という会社を興し実業家として活躍中。そして最近、超大型のビジネスが始まりそうだとか言う事なんです。そのビジネス、なんと発注元はペンタゴン!

アメリカ軍は今、大量の兵器を必要としていて、よりスムーズな調達のため民間企業にも門戸を開いているそうで、このデカい案件を逃す手はない一緒にやらないか、というのがデヴィッドに対するエフレイムの誘い。今度の契約は、約300万ドルになる予定です。

もちろん、デヴィッドは最初から乗り気だった訳でもありません。でも、この金額を聞いちゃうと、心も動きます。最終的に、彼もこのビジネスに加担し、なんとペンタゴンから契約を取り付けてしまいます。

しかしですよ、そんなに大量の高品質な武器、彼らに調達なんて出来るんですかねぇ。いや、予想通り、あんまり上手く事が運んでいない様子でして、、、 【続きを読む】 “映画「War Dogs」:ジョナ・ヒルとマイルズ・テラーの奇妙な戦争”

映画「最後の追跡(Hell or High Water)」の前評判

〔俺らが超ワルイ事するのも、ちゃんと理由が有るさ!〕

日本みたいな国は、物事の良し悪しを決めるための話し合いが長引き過ぎちゃって、その間に問題がもっとこじれる、という轍を踏みがちです。

まぁ実際のところ、普遍的にモラルとかの問題を解決するテンプレートなんて、この世に存在しません。つまり、それ自他が言う程に綺麗な何かでもなく、従って、犯罪映画の脚本家にとっては発想を刺激する、いじりがいの有る題材と成る訳です。

さて、今回ご紹介する映画「Hell or High Water」は、銀行強盗を繰り返す兄弟、タナー(Hell or High Water)とトビー(クリス・パイン)のハワード兄弟と、彼らを追う警察官、マーカス・ハミルトン(ジェフ・ブリッジス)とアルベルト・パーカー(ギル・バーミンガム)を中心に回転します。

片や、モラル的にペケの人、片やモラル的に一応マルの人達ですね。

まぁ、ペケの強盗兄弟にしても、こんな事になってしまったのには理由があります。どっかのエリートが変な事して発生した世界的な金融信用不安のあおりを受け、彼らの家が担保価値を失いそれを元に受け取っていた年金が入らなくなったんです。そればかりか、銀行は家を差し押さえるとか言い出す始末。

財産を全部はぎとられ、約束の金ももらえないとなったら、誰だってちょっとは考えるでしょ?。ハワード兄弟は、考えるだけでなく実行に移しただけなんです。そう、大銀行に押し入って要領よく札束をふんだくってくる仕事を。

金融界のエリートが彼らからふんだくっていった財産を、ただ取り戻しているだけ?、まぁ、見ようによったらそうとも言えそう。そして、重大な犯罪であることもこれまた動かしようのない事実です。

開業直後の時間に押し入って、金をせしめては逃げ、車は人知れない場所に埋めてしまう、そんな彼らの強盗スキーム。最初のうちは、なかなか上手く事が運んだようです。

しかし、どんな事にも終わりはある訳です。とりわけ、後3週間で定年退職だという超ベテランのマーカス捜査官が事件を追いかけているんです。このまま逃げ切れるはず、ないですよね・・・ 【続きを読む】 “映画「最後の追跡(Hell or High Water)」の前評判”

映画「NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム」:エマ・ロバーツ、人生を賭けたネットゲームで大勝負

〔ネットばっかりやってると、◎◎◎がXXになりますよっ〕

経済的な付加価値っていうのは、人間が何かを作り出したときに生まれます。だから昔は、自動車とかテレビの生産ラインでまじめに繰り返し作業をする人が、立派な社会人の筆頭でもあった訳ですね。

まぁ最近はと言えば、とりあえず開いてもらえそうなネット動画を配信して人気が得られれば、一日に数万円くらいの付加価値は生み出せるようになっています。人類の進化、おそるべしです。

しかし、悪銭身に付かず、うまい話にはウラがある、という教訓があるとおり、純粋なティーン達がネット世界の妖怪につかまって食い物にされるリスクも高まっています。たとえば、この映画「NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム」の美しきヒロイン、ヴィーナス(エマ・ロバーツ)ちゃんも気の毒なティーンの一人です。

ニューヨーク州はスタテンアイランドで育った彼女は、近々ハイスクールを卒業するにあたり、カリフォルニア芸術大学を受験し合格しました。ただ問題なのは、彼女のシングルマザーであるナンシー(ジュリエット・ルイス)さんには、その学費を出す余力など到底無かった事。

そんな事で悩んでいた矢先、親友のシドニー(エミリー・ミード)ちゃんから、とあるオンラインゲームの存在を教えられます。そのゲームの名は「ナーヴ」。

そのゲームで参加者は、「プレイヤー」か「ウォッチャー」のどちらかを選びます。つまり、前者は後者の要求してくることを実際にやれば、ある程度の報酬を得ることができるという仕組み。

まじめにお金が欲しいヴィーナスちゃんは、そのゲームに参加するとき、当然プレイヤーの立場を選択しました。彼女に与えられた最初のミッションは、見知らぬ人とキスするという簡単なことで、覚悟を決めた彼女は、ぱっと見かけた男性イアン(デイヴ・フランコ)の唇を奪います。

もちろんヴィーナスは、そこそこのキャッシュをもらいます。でも、彼女に突き付けられる要求は、当然の様にどんどんエスカレート。それでも、勢いに乗って次々とクリアしてゆく彼女。いつのまにか、イアンもそれに巻き込まれています。

さて、節度をわきまえない大衆が動かすこのゲーム。どこまで行っちゃうんでしょうね。ヴィーナスちゃんは、適当な所で手を引く事が出来るといいんですけどね・・・ 【続きを読む】 “映画「NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム」:エマ・ロバーツ、人生を賭けたネットゲームで大勝負”

映画「Equals」:近未来、愛は人類の敵となるのか!?

〔完全平等な世界にはヒトの喜びも存在せず・・・〕

世の中の賢い人達の一部は、経済的な格差の拡大がとっても悪いことなんだって言ってるようです。まぁ、僕みたいに単純なもんから見ると、格差なんて大昔からあったのになぁ、とか思ったりします。

でも、この問題についても、経済学とか社会学の難しい理論があるんでしょうね。

平等性が全てに優先する是だとしたら、この映画「Equals」は、一つの理想郷を描いているのかもしれませんね。これでは、世界を巻き込む大戦争によって人口の殆どが失われた後の、「コレクティヴ」って呼ばれる社会が映し出されているそうです。

人々は皆、おなじ真っ白の服を着用し、同じ真っ白の部屋とオフィスで生活するのがこの世界。

そんな社会で、過去の世界についての情報をまとめ記録する仕事についているのが、サイラス(ニコラス・ホルト)さん。彼の部署には他にも男女が働いいて、その中にニア(クリステン・スチュワート)っていう名の綺麗なお姉さんもいます。

んで、この二人。折角だからデートすれば良いのにね、なんて思うのは平和ボケした現代人の考えです。「コレクティヴ」では、男女どころか人と人の触れ合いも悪とみなされていて、人が感情を持ったり表したりすることもダメ、もちろんデートやセックスなんてご法度なんです。

さて、そんな環境でまじめに働くサイラスさん、ある日のこと、自分が感情的に不安定になっている感覚に気づきます。大変です。これは、「S.O.S.(スイッチド・オン・シンドローム)」って呼ばれる病気の症状だからです。

あまり進行すると、患者は特別な施設に収容されて処分される。それくらいこの病は恐ろしいんです。そして、自分が発症したことをニアに打ち明けたサイラスさんは、じつは彼女も病気のキャリアだということを知らされます。

今まで抑えつけてきた自分の人間性や情熱、その圧力に抗しがたくなってきたサイラスとニア。二人の間には、当然のように恋愛感情が芽生えて、触れ合いたいという情熱はどんどん温度を上げて行き、ついには結ばれてしまいます。

それは、この世界では大罪に値する愚行、そんな一線を超えてしまった二人の運命やいかに・・・ 【続きを読む】 “映画「Equals」:近未来、愛は人類の敵となるのか!?”

映画「Clown」の前評判

〔顔を隠せば何でも出来る、その考えが落とし穴〕

人間というものは、匿名が確保されたり、何かに扮装して自分を隠ぺいしたりすると、おどろく程大胆になれるらしいです。

まぁ、僕みたいにコンプレックスが強いと、そんな大胆さも少しは加わってよいのかも、なんては思います。でも、元々が大胆、という人だったら、大胆の度が過ぎちゃいそうで怖いと言えばそうですよね。

この映画「Clown」の主人公、ケント(アンディー・パワーズ)さんは、大胆て言うより順当に不動産屋のお仕事をしています。彼の息子さんジャック(クリスチャン・ディステファノ)が、近々、誕生日を迎えるということで、何か、お楽しみの余興がないか思案中です。

今日は、売りに出た物件の確認にやってきたケントさん、色々と古いものが置いてある物置を物色し始めました。殆どは使い道なさそうなガラクタ同然のもの、でも、その中にちょっと面白そうなモノを発見です。

それは、クラウンの扮装に使うカツラやメイクの道具。誕生パーティーに、これを着てジャックの前に立ったら、さぞ喜ぶことでしょう。

と言う訳でケントさんは、この道具一式を拝借していったんです。それで、もちろん使いましたよ息子のお誕生日会にね。ただ、、、問題はその後。

全てがかたずいて、さぁ扮装を取ろうかなぁ、と思った彼なんですが、、、取れませんっ!、クラウンのカツラも丸い鼻のメイクも取れないんです。焦った彼は、奥さんのメグ(ローラ・アレン)を呼んで、ペンチで無理やり鼻の扮装をはがそうとしたんですが、それはもう、悲惨な結果に。

これ自体、有り得ない話ですよね。でも、問題はもっと深刻になって行きます。なんて言うか、ケントは自分が変な心理状態になってきた事に気づくんです。つまり、子供を見ると、殺害して肉を食べたいという気分が、日増しに強まるようなんです。

もう、お分かりですよね。あのクラウン、ただの扮装道具ではありません。古代のデーモンが憑りついた、恐ろしいクラウンだったのです。そして、ケントにはもう、そのデーモンを抑えきることが出来なくなりました。彼と彼の家族、そして周囲の子供達は、どうなっちゃうんでしょうか・・・。 【続きを読む】 “映画「Clown」の前評判”

映画「俺たちポップスター(Popstar: Never Stop Never Stopping.)」の前評判

動画をアップして1億円稼ぐ6歳児もアリですね、、、皮肉じゃなくホントに

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中学生だか小学生だか幼稚園児だかが、将来なりたいと思う職業の2位にユーチューバーが入ったとの事で、一部の教育評論家さん達が嘆いているらしいです。

まぁ、どんなジャンルのものでもトップクラスに位置する人が、より派手に成功している分野に一般人の人気や関心が集まるというのも、最近に始まった事でもありませんよね。そして、(もし出来るのであれば)ネット動画で自分の才能を発揮しちゃえば、世界的なスターになるまで半年とかかりません。だから、十何年もの間、勉強やトレーニングに苦労するなんて、(もし、本当にそれが有るならですけど)才能あふれる子供達にとっては非合理的なナンセンスでしかないのです。

ふむ、教育関係者の人達が危惧するのは、そんな子供が屈折して育ってしまわないかい?、という事でしょうか?。たとえば、、、この映画「俺たちポップスター(Popstar: Never Stop Never Stopping.)」の主役である、世界的ポップスター、コナー・4・リアル(”Conner4Real”=アンディ・サムバーグ)さんみたくですかね。

とは言え、ネットのおかげもあって子供時代に炸裂した彼の才能は、これまで、バンドメンバーのオーウェン(ヨーマ・タッコン)やローレンス(アキバ・シェイファー)のみならず、多くの人々の人生を潤してきたんですから、ちょっとくらい偉そうにしたからって、非難するのはお門違いです。

ちなみに最近、コナーさんはバンドを‟卒業”(と同時にバンドも消滅)、ソロのアーチストに転身しました。そして、ニューアルバムを引っさげてのツアーが始まります。そして業界では評判が悪いですから、評論家の人達も、このアルバムをこき下ろしています。でも、ファンの期待は最高潮に膨らんでいるのも確か。

ただ、、、コナーさんがサプライズで仕込んだ、アシュレイ(イモージェン・プーツ)って女性へのプロポーズと共に、このアルバムとツアーの出来も前評判通りに最低だったら、彼の名声と人気ってどうなっちゃうんでしょうね?。今、コナーさんのリアルが試されようとしています、、、 【続きを読む】 “映画「俺たちポップスター(Popstar: Never Stop Never Stopping.)」の前評判”

映画「ダークネス(The Darkness)」の前評判

〔古い土地には必ず古い魔物が居るから・・・〕

お化けの話っていうのは、怖がらせるという目的を持ちつつ、絶対に分かりやすくないとダメでしょう。日本の怪談だって、最後には「あ~っ」と言わせるオチが必要で、あんまりツイストを聞かせても、聞いた人は、ちんぷんかんぷんになっちゃいます。

ハリウッドのお化けだと、どちらかと言うとその題名がシンプルになりがちかも。たとえば、この新作映画「The Darkness」なんかもそうですよね。さくっと決めちゃったようなこの題名の下、やっぱり心霊に脅かされるのは、そこらに有る普通の一家なんです。

その一家とは、ピーター(ケヴィン・ベーコン)とブロニー(ラダ・ミッチェル)夫妻、そして10代の娘さんステファニー(ルーシー・フライ)と小さな弟マイキー(デヴィッド・マズーズ)らの、テイラー一家です。

この前、親子はグランドキャニオンへ旅行しました。それから帰った後、なんだかマイキーの様子が変なんです。実は彼、自閉症の傾向があるんですけど、その問題とは別に、夜中に姿の見えない誰かとお話しをしたりしてるんですよね。

そうこうするうち、ステファニーの掛け布団に、夜中の間、だれかが真っ黒い手形をつけたりし始めます。

実は、マイキーは、グランドキャニオンで変な洞窟を発見していました。その内壁には、古代のものとも思しき不思議な絵がが描かれ、足元には面白い模様がほられた石が幾つか転がってたんです。んで、彼がした事と言えば、その石の一つを持ち帰る事だったのは、言うまでもないことです。

でも、その石こそ、古代の悪霊が閉じ込められた遺物だったんですけどね・・・。 【続きを読む】 “映画「ダークネス(The Darkness)」の前評判”

映画「マネーモンスター(Money Monster)」の前評判

〔お金が天下を回らなくなったのは、誰のせい?〕

日本に「自己責任」という言葉がやって来てから、何年くらいたったでしょう。20年くらい?。

まぁ、「自己責任」で行う最たるものの代表は、株式などの証券投資です。儲けても自己、損しても自己の責任。とは言え、誰しも自分がかぶった損の責任だけは、誰か別の人に擦り付けたくなるものなんです。

この映画「マネーモンスター(Money Monster)」の中で大騒動を起こしてしまう、ニューヨーク在住の青年、カイル・バドウェル(ジャック・オコンネル)さんも、そんな気分だったんでしょうねぇ。彼は、テレビの人気投資番組「Money Monster」で、ホストのリー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)さんが推していた、IBISクリア・キャピタルというファンドに投資して、大損しちゃったんだそう。

まぁ、コンピューターの投資アルゴリズムが大ミスを犯したらしいので、ゲイツさんにしても想定外だったでしょうね。でも、カイルにはそんなこと関係ない事。という訳で、番組の準備中にスタジオへ侵入したカイルさん。銃とか爆弾とかを振り回してゲイツさんを人質にしちゃいました。

そんな現場を、副調整室で見守ることになったのが、敏腕番組プロデューサーのパティー・フェン(ジュリア・ロバーツ)さんです。彼女は、インカムを通じてゲイツさんに指示を送り続け、なんとか事態が最悪になることは避け続けています。

でも、この状況が進展する内に、ウォール街界隈の裏事情が見え隠れしてきたようで。NY市警もそれが無視できないと判断したみたいなんですよね。

はたして、ゲイツさんの運命、証券取引業界の運命やいかに・・・。 【続きを読む】 “映画「マネーモンスター(Money Monster)」の前評判”

映画「The Family Fang」の前評判

〔子育てもビジネス(芸術表現)になりうる!?〕

平凡な社会で凡人の家庭に生まれた凡人としては、特別な親御さんのもとで育った子が羨ましく思える事もありますよね。

有名人の2世なら、とりあえず(その家庭なりに)普通にしていれば、そこそこの年齢になると局とか事務所とかからオファーがきて、周囲がひととりのおぜん立てと準備をしてくれ、芸能界デビューはいきなり映画の主演に大抜擢、、、。

まぁ、そういう意味では苦労知らずという事になるのでしょうけど、言い方を買えると自分の意思や選択はどこにあるの?、ということにもなります。

この映画「The Family Fang」の中の子供達、アニー(ニコール・キッドマン)とバクスター(ジェイソン・ベイトマン)も、特殊な両親の下に育った兄妹です。二人の父親ケイレブ(クリストファー・ウォーケン)と母親カミール(マリアン・プランケット)は、公共の場でパフォーマンス・アートを行う事で有名なアーティスト。

子どものころから、この夫妻は自分らの子供達を、アート作品の一部分として利用していました。アニーとバクスターも、小さい頃はそれを楽しんでいたかもしれません。しかし、もう良い年齢の大人になった今、2人の子どもは自分の人生の迷路にはまっているようです。

アニーは女優。かつては人気が上がり仕事も上手くいっていたのですが、ここの所鳴かず飛ばず。バクスターは小説家で、一作目がヒット作となったものの、その次の作品を出すのに苦しんでいて、そんな状態がもう数年間も続いています。

彼らは、崇高なアートの中で光っていた、あの2人の子供じゃぁないんです、今となっては。どうして?、ひょっとしたら、アーティストの一家に生まれると言う事は、子供らの人生を難しい形に歪ませてしまうのかもしれません。

と言う訳で、現在の親子は疎遠となっています。そんな時、事件が起きました。ケイレブの自動車が無人で発見されたんです。人間のものと思える血のりがべっとりと付いた状態で、、、。 【続きを読む】 “映画「The Family Fang」の前評判”

その子猫にヤベぇ連中もメロメロ、映画「キアヌ(Keanu)」の前評判

〔ギガかわゆい子猫つん、救出大作戦〕

20世紀の終盤から21世紀にかけて、動物界に起きた最も顕著な変化というのは、彼らの言語的コミュニケーション能力の、著しい発達だと言えるでしょう。

加えて、その毛並みはリンスとコンディショナーで常に整えられたように、モフモフ&ふかふかとなり、子供達だけじゃなく世のOLさん達も大変に魅了。こういった動物の進化は、CGI、あるいは、モーションキャプチャーと呼ばれる魔法が、誰にでも安く使用できるという状況が実現した事で、起きた現象だと言われています。

しかし、現代人の知的向上力が、ややもすれば滞っているように見える事から解る通り、1つのピークを迎えた後、動物の進化の過程は必ず速度を緩めるものです。そんな時は、一度古典の世界へ戻り生命力をリフレッシュするのも、悪くない方策でしょう。多分、そんな理由から生まれたのが、この映画「Keanu」だと言う事と思います。

さて、ここに居ますは一人の人間の男性、名前はレル(ジョーダン・ピール)。気の毒な事に、最近彼女に降られて、完全に意気消沈しています。彼は、従妹のクレアランス(キーガン=マイケル・キー)からの電話にも、まともに応答する力が出ません。

そしてこれよりちょっと前。街の裏社会では、1つの事件が起きていました。麻薬密造工場での銃撃戦です。この騒ぎでは、多くの犠牲者が出た模様ですが、辛くも無傷で逃げ出す事に成功した子がいます。

そして街をさまよい郊外の住宅街に辿り着いたその子は、レルの家の玄関前に座り込んで住人に呼びかけたんです。「ミャァオウ、、、」。

この声に気づきドアを開けたレル。彼の正面に小さな子猫が座っているのを発見し、奇跡のようにその表情が晴れやかになります。かくして、レルはこの子猫をキアヌと名付け、一緒に住むことに決めた訳です。

キアヌの超ギガ級のキュートさは、どんな人物でも一瞬で虜にしてしまいます。そして実は、彼がもともと居た麻薬工場のボス、チェダー(メソッド・マン)もそれにやられた一人。だから、いなくなった子猫を取り戻しに来た事だって、いわば当然の話なんですね。

せっかく、心の癒しが得られると思っていた矢先に、キアヌはまた姿を消してしまいました。レル、そしてクレアランスの2人は、どうしてもこの子猫ちゃんを諦めきれません。と言う訳で、果敢にも街の裏社会へと侵入して捜索を開始します。

まずは、キアヌがつかまっていると思しき、「17th・ストリートブリップス」というギャングに近づこうとする、我らが気の良い2人組。でも、最初にしなければならないのは、悪っぽい言葉使いを学ぶことなのだそうです。

一体、キアヌは今どこに。レルはこの子猫を取り戻す事が出来るのでしょうか・・・。 【続きを読む】 “その子猫にヤベぇ連中もメロメロ、映画「キアヌ(Keanu)」の前評判”

映画「クリミナル 2人の記憶を持つ男(Criminal)」:凶悪なケビン・コスナーを書き換えてみると・・・

〔ふさわしくない者に頼らねばいけないこの世界〕

ヒトが存在するために一番必要なもの、それは心です。まぁそれも、上手く機能してるものから、ちょっとバランスが怪しいやつまで、色んな種類の心が有るんだと思います。

本当は、ヒト同士心で通じ合える、と思いたいですけどどうなんでしょうね。人間ていう、同じ種類の動物なかでも結構ヤバい人ってのも見受けるので、例え通じ合えたり理解しあえたところで、利害が一致するかはまた別の問題だったりします。

本当にヤバい犯罪者を、なにかの積極的な方法でまともな人にする事は可能か?。例えば、この映画「クリミナル 2人の記憶を持つ男(Criminal)」みたく、外科的にちょっと脳みそをいじったら人格の矯正とか出来るんですかね、、、。あ、まぁ、この物語は、その犯罪者ジェリコ・スチュワート(ケビン・コスナー)さんを救おうとした訳じゃないらしいんですけどね。

実は、ジェリコの脳みそをいじくったのは、CIAのために働くDr.フランクス(トミー・リー・ジョーンズ)。なんでも、人の記憶を外科手術で移植する研究の一人者らしいんです。そして、今回の手術はなんとか成功しちゃったんですね。ちなみに、ジェリコは幼少の頃の事故がもとで、脳に障害が残っていて、人の感情や感覚などを一切共感できないんだそう。

さて、移植されたその記憶とは、ロンドンで諜報活動をしていたCIAエージェント、ビル・ポープ(ライアン・レイノルズ)のもの。この諜報員は、ひょっとしたら世界の危機を救えるかもしれない情報を持ったまま、命を落としてしまったんです。

その情報はこうです。ダッチマン(マイケル・ピット)と呼ばれる天才ハッカーが、アメリカ軍の持つ全兵器の制御を手中に収める方法を見つけたらしく、その技術を使って全世界の国家を破壊しようとする、ヤバい連中もいるらしい、、、と。

CIAロンドン支局長の、クエーカー・ウェルズ(ゲイリー・オールドマン)は焦っています。もし、その想定が正しかったら、テロリストより先に、何としてもダッチマンの手口を奪取しなければならない。そこで、最終手段として上がったのが、例の記憶移植術だった訳です。

それで一応記憶は復元できたとは言え、その情報をCIAが思った通りに活用できるかは別問題です。脳みそいじられたからと言っても、ジェリコは依然としてただの犯罪者。だけれども、家族を愛し幸福を願ったビルの健全な記憶が、ジェリコの行動に影響を与えはじめました。

でもそれが、この事態をさらに複雑・不安定なものにしてしまったんです・・・ 【続きを読む】 “映画「クリミナル 2人の記憶を持つ男(Criminal)」:凶悪なケビン・コスナーを書き換えてみると・・・”

映画「Creative Control」の前評判

〔人工◎◎仮想△△で全てが変わる〕

ミスター都市伝説などによると、もうじき人工知能が人間に反旗を翻す時が到来するそうです。

そうなったら、やばいです。僕みたいな小物はまっさきに排除されてしまうはずです。

一方で、例のオキュラスとかの仮想現実ギアは、エンタメやゲーム好きな人間にとっては、かなり期待してしまう道具になっていますよね。近い将来にもっと小型化して低価格になったら、ドラマや映画の配信ばかりか作り方まで変えてしまうかもしれませんし、アミューズメントパークへでかけなくても、かなりな体験が自室で出来るようになっちゃいそうです。

これまた、やばい話だとは思います、ええ。

さて、そんなヤバイ近未来でVRの世界のヤバイ快楽におぼれてしまう男が登場するらしいのが、ここで紹介する映画「Creative Control」という事です。

彼の名前は、デビッド(ベンジャミン・ディキンソン)。ニューヨークはブルックリン在住の、やり手の広告エージェントです。彼は、ガールフレンドのジュリエット(ノラ・ゼヘットナー)と暮らしています

最近、デビッドが請け負った面白い仕事、それこそが、「アーギュメンテッド・リアリティ社」が開発した最新のバーチャルリアリティー装置を使った、新しい宣伝戦略なんです。

そして、ひょんな思い付きからか、彼がそれにプログラムしたのは、なんと友人ウィム(ダン・ジル)の婚約者であるソフィー(アレクシア・ラスムッセン)の姿。実は、ジュリエットは自分が通っているヨガ教室の講師と浮気しているらしいし、ウィムもまた次々と新しい相手を見つけてくる恋愛中毒なんだとか。

だとしたら、バーチャルの世界にソフィーを映し出し、ほぼリアルな仮想セックスをしてみたって、デビッドには何も罪は無いと言えるのでしょう。

でも、現実ではない世界に溺れる彼の現実生活は、段々とけじめがなくなって行くようです。このままファンタジーにふけり続けても大丈夫なんでしょうか?・・・ 【続きを読む】 “映画「Creative Control」の前評判”

映画「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(Everybody Wants Some!!)」の前評判

〔無限のチャンスが与えられた時代の・・・〕

考え方や物の見方も十人十色といいます。そして、青春時代の持っていた意味も、人によって千差万別なんだと思います。

場合によると勉強ばかりしていた、という方も居るでしょうし、学生時代=恋愛と思う人も居ると思います。スポーツに賭けていた人も居れば、中学校の頃からアイドルやっていたので業界内で青春を過ごした、という人ももちろん居るはず。

まぁ、僕ズレ太みたく、誰からも愛されず必要ともされない暗く湿ってカビ臭い青春を過ごした人も、これまた少なくなかろうと思うんです。そして一方、ここでご紹介する映画「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(Everybody Wants Some!!)」の主人公さんみたく、ハイスクール卒業と同時に酒ざんまい可愛い娘を追いかけまわしまくり、てなる人もいます。

その青年の名前はジェイク(ブレイク・ジェンナー)。時は1980年。彼はテキサスにあるカレッジで野球をするために、いまこの学生寮へやって来ました。彼を迎えたのは同じチームに所属する面々。デール(J.クイントン・ジョンソン)、マクレイノルズ(タイラー・ホークリン)、フィネガン(グレン・パウエル)、ジェイ(ジャストン・ストリート)など。

今日は金曜日。週が明ければ、練習と勉強の忙しい日々が幕を開ける、、、、はず。ですが、どうもこの学校の先輩方からは、厳しく律した生活感が感じられない気もします。もちろん彼らのコーチからは、生活態度に関する徹底した指導が言い渡されたんですけどねぇ。

なにはともあれ、授業が始まるまで3日も有る、と言う訳で、さっそく彼ら野球選手も活動を開始します。まず始めたのは音楽を流したりピンポンしたり。あるいは、全員で車に乗っかってキャンパス周辺の女の子に声をかけまくったり、声をかけられたりしてりします。

夜はと言えば、当然の事ながらバーに繰り出しパーティーに顔を出し、ビールを飲み干しマリワナを吸った上、プールに飛び込んだりしてのどんちゃん騒ぎ。

まぁそれでも、月曜の朝にはちゃんと起きて、クラスに顔を出せれば全てOK、なんでしょうけどねぇ。・・・OKですかね?。 【続きを読む】 “映画「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(Everybody Wants Some!!)」の前評判”

映画「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(Eye in the Sky)」:ヘレン・ミレンが殺しを命じる時

〔心を持たない殺戮マシンの裏側に居る人々〕

正直ぶっちゃけると、僕ズレ太はスマホも持っていないので、みなさんがやっている素敵な情報生活の事もさっぱりわかりません。

まぁ、それもそれで良いのかなぁ、と高をくくっていたんですけどね、気が付けば、自動車は自分で走らなきゃいかんと言う人が増えているし、証券や為替の相場なんて人工知能が牛耳っているとか聞きますし、もうアタフタって言うより頭ぽかーんです。

あと、ドローンもです。何年か前は、こんなに流行するとは思ってもいなかったんですよね。使い道を間違えると、操縦者ではなくて他人に危害を加えるものなので、やっぱり安全基準を決めて免許制にするべきじゃないでしょうかねぇ。

いわゆる、その凶器としてのドローンの特性・機能を、国家のために役立てている人も居る、と語るのが、ここでご紹介する

このテロが実行されたら、西側の一般市民に甚大な被害が出ます、そして今こそ、それを防ぐに絶好のタイミングです。幸い、MQ-9にはヘルファイヤーと呼ぶ強力なミサイルが装填済み。作戦本部は、偵察任務を掃討作戦へと切り替える事にしました。

しかし、その時です。一人のケニヤ人少女が、テロリストの館に入ってきたんです。見たところ、物売りの少女らしいのですが、すぐに出てゆく様子も有りません。このままでは、一般市民、それも子供を作戦の巻き添えにしてしまう、、、。

パウエル大佐と、フランク・ベンソン将軍(アラン・リックマン)らは、政府上層部の意見を求める必要に駆られます。しかし、政治家達には、この複雑な問題に即決の答えを出す能力は有りません。

そうこうして行くうちにも、テロによる大量無差別殺戮を一挙に阻止するタイミングは、どんどんと失われて行きます・・・ 【続きを読む】 “映画「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(Eye in the Sky)」:ヘレン・ミレンが殺しを命じる時”

映画「Midnight Special」の前評判

〔大人の世界をひっくり返すのは無垢な少年の眼差し〕

「この世の中を変えなきゃっ」、と声を上げた活動家の人達も、社会を全部ひっくり返した後、そこに作ろうと思っている世界には、結局自分の好みにあう姿を、想像しているんだと思います。

教養の有る無に関わらず、人間は皆、なんやかんや言っても、自分の喜ばしいものだけを優先的に求めるんです。もちろん、悪い事じゃありません。

でも、通常は、それぞれ別個の好みが適当にぶつかり合ってごちゃごちゃになり、大きな一つに結束する事が無いので、結果、この世の中は慣性の法則に従い、ただ一つの方向へと動いてゆくのみです。あるいは、変革を起こしたいと願う人にはパワーが無く、そんなん考えたくもないという人の所に、すんごい能力が授かったりしてるのかもしれません。

つまりまぁ、不安定化しないため、この宇宙はちょうどよい具合に出来上がっているという事なんでしょう。

さて、本人の意思とは関係なく、そのスーパーパワーが与えられちゃったというのが、この映画「Midnight Special」の主役である男の子、アルトン君(ジェイデン・リーバハー)です。彼は今、2人の男性とともに郊外のモーテルに宿泊中。どうやら、いずこかへ向かって急ぎの旅の途中らしいです。

その2人の男性。1人はロイ(マイケル・シャノン)、もう1人はルーカス(ジョエル・エドガートン)と言います。実は、ロイはアルトンの実父。だのに、どうして世の中から身を隠し行動しているか、と言うと、アルトンの事を、強大な組織が狙い追いかけてくるからなんですね。

その組織とは、ポール(アダム・ドライバー)というアナリストが務めるNSAっていう国家機関、もう1つは、カルヴィン(サム・シェパード)という男性が率いる、ちょっと面倒くさい感じの宗教団体です。

でもどうして? 実はアルトンには、世界をぶち壊せるかも知れない程の強い超能力が有るから。NSAは安全保障上の理由で、就航団体はお告げをする役目として、この小さい少年を利用したくて仕方が無いんだそうです。

今、3人は、アルトンの超感覚に従って旅を続けます。途中、彼の母親であるサラ(キルスティン・ダンスト)と会ったりしつつ、ひょっとしたら、彼らにとっての救いが有るかも知れない場所を求め、移動し続けます。

でも、このミステリアスな逃避行を終えた時、果たして彼らに、本当の安息がもたらされるのでしょうか? 【続きを読む】 “映画「Midnight Special」の前評判”

映画「10 クローバーフィールド・レーン(10 Cloverfield Lane)」の前評判

〔開けられない扉の向こうに広がる恐怖の世界〕

The photo is provided by Gage Skidmore(表示 – 継承 2.0 一般)

僕スレ太は、いろんな意味でズレているために、方々でやっちまった社会的な失敗がトラウマになり、内面的には、今、小さい穴のなかに引きこもっているのと、大差ない状態なんです。

対人恐怖みたいのはないんですけど、でも、もうちょっと勇気があれば、今よりずーっと広い社会と関わって、もちょっとは美味しい目に遭えるんだろうなぁ、とか、思うんですよね。でも、ポンコツですからどうしようもありません。

人は、知らないうちに、心とか行動に不要な制限をかけているものです。たとえば、この映画「10 クローバーフィールド・レーン(10 Cloverfield Lane)」の中心人物である、ハワードさん(ジョン・グッドマン)もそうです。あっ、でも、彼の場合は、今生活している地下のサバイバルシェルターから、上に出れない理由があるから、そこに閉じこもって居るだけなんですけどね。 【続きを読む】 “映画「10 クローバーフィールド・レーン(10 Cloverfield Lane)」の前評判”

映画「エンド・オブ・キングダム(London Has Fallen)」の前評判

〔強化された大統領の危機管理が世界を救う!?〕

「前代未聞だったあの◎◎事件から◎年、しかし、世界を震撼させた脅威は消え去っていなかった・・・」、というスリラー系の映画としても常套手段と言える、シナリオの延長作戦により観客を掴むのが、この新作映画「エンド・オブ・キングダム(London Has Fallen)」です。

アクションスリラーでは、常に大事件は、一人(か二人)のヒーローの廻りばかりに集まるもの、と言う訳で、今回も、悪辣なるテロリストとガチな対決をするのが、敏腕シークレットサービスである、マイク・バーニング(ジェラルド・バトラー)、そして彼が体を張ってでも守り切るとコミットした相手こそ、あの大統領、ベンジャミン・アッシャー(アーロン・エッカート)です。

今、彼らはロンドンに到着しました。先ごろ突然他界した英国首相の国葬へ参列するため、この地を訪れているのです。そして、2人を含む要人達を待ち受けていたのは、英国政府によるもてなしだけではありませんでした。

なんと、あの凶悪テロリスト、アマー・バーカウィ(アロン・アブトゥブール)は生きていて、西側先進国の首脳が全員集合するという絶好のこの機会に、史上最悪のテロリズムをしかけようと策略をねっていたのです。

テロ集団は、大量の人数と大量の武器をそろえ、一気にロンドンを制圧しようと攻撃を開始。しかしアッシャー大統領だけは、バーニングの機転により、なんとか一時的に難を逃れます。

しかし、今や、街中のいたるところにテロリストの手下がおり、激しいカーチェイスの末、結局孤立してしまったバーニングとアッシャー大統領の2人。その大統領を捉えようと、バーカウィは、米国にいるトランブル副大統領(モーガン・フリーマン)へと脅迫のビデオメールを送り付けます。

彼の目的は、大統領の処刑を全世界へ向けネット中継すること、もし、大統領を引き渡さなかったら世界中の大都市で、ロンドンと同様に大規模な破壊工作を行う、そう言ってきたバーカウィ。米国政府じゃなくたって、どちらにしてもそんな話、受け入れることは出来ないに決まってます。

いまや、政府からの援護も期待できず、孤軍奮闘しながら大統領を守るバーニング、果たして彼は、アッシャーを守りながら、テロリスト達を倒す事が出来るのでしょうか? 【続きを読む】 “映画「エンド・オブ・キングダム(London Has Fallen)」の前評判”

映画「ズートピア(Zootopia)」の前評判

〔もしも動物に社会が有って、それが人間なみに酷かったら?〕

人間てのは、哀れな生き物です。ぺらぺら言葉を喋って文明のい利器を振り回したとしても、その内面では、問題を力任せに解決するという原始的かつ野生の性質が残っていて、その両方の世界を行ったり来たりして常に不安定なのです。

その不安定は、いつの間にか不安感に変わり、自分はデカくて強くなきゃだめだ、と思い込んでいる人間は、近場に適当な獲物を見つけて襲い掛かるんですよね。

結局、人間も独特な生活形態を手に入れたとは言うものの、野生動物の一種でしかないんです。

しかし、この地球上にもまだ人跡未踏の土地は残されているので、ひょっとしたら、雑多な動物達が年を築きそこに集まって生活している、そんな国が存在するのかも知れません。例えば、この映画「ズートピア(Zootopia)」で、主人公のバニー、ジュディー(ジニファー・グッドウィン)が、動物史上初の、ウサギ警察官、を目指して状況した大都会のような場所です。

ジュディーが生まれ育った田舎と違い、このズートピアには犯罪や差別が一杯です。小柄な体ながらも、立派な刑事になるべく気概を見せて活動するジュディーですが、雑多な者が入り乱れる大都会の事情は、なかなかタフな相手です。

そんなジュディー、ある日、キツネのニック(ジェイソン・ベイトマン)と出合います、なんと彼は要領だけで世渡りをする詐欺師。しかし、ズートピアの内情を知るには、ひょっとしたら絶好のパートナーなのかも。

今、ズートピアに連続失踪事件が発生し、その被害者は全員肉食系の動物達。そして、ジュディーはニックと共に、この謎に満ちた事件を捜査しはじめます。

大都会に渦巻く犯罪の中へ切り込んで行く2人、そして彼女らが辿り着いた場所には、動物どうしの差別に絡む陰謀の臭いまで、、、。

大きくて便利で、それでも実はキケンな場所、ズートピア。ここでジュディーは、刑事になるという生涯の夢をかなえられるのでしょうか?、そして、謎が渦巻くこの事件を解決できるのでしょうか? 【続きを読む】 “映画「ズートピア(Zootopia)」の前評判”

映画「キング・オブ・エジプト(Gods of Egypt)」の前評判

〔人類文明の楚は神々のお戯れで崩壊〕

僕ズレ太は生のヤツを見た事ないのですが、エジプト・ギザの三大ピラミッドは、訪れた人々に、絶対に人の手で作れないという強烈な印象を伝えてくるのだとか、聞いた事が有ります。

詳しいその建築手法も結局のところ謎のままで、作られた年代についてだって、色んなスジの人が色々諸説を持ち出しているみたいですね。個人的には、結構な古代の時代にも、かなりな基礎科学が存在したろうと思うので、当時の天才が幾何学などを駆使しつつ考えたら、巨大な建築も要領よく建てられたんだと思います。

あるいは、重力をあやつるパワーを持つ「石」みたいなのがあって、それで巨石をひょひょいのひょい、と運べたという事も考えられます。だから、ピラミッドはその力で支えられていて、頂上に上って崩壊の呪文を唱えると、がらがらがら~っ、と、、、アリャ、聞いたことあるような、ハテ?。

いろいろと妄想は出来るんですが、しかし、すべての真実はこの映画「キング・オブ・エジプト(Gods of Egypt)」に語られているのかもしれません。

超古代のエジプト、その国が神々により支配されていた時代、時の統治者であるオシリス(ブライアン・ブラウン)は、代替わりとして息子のホルス(ニコライ・コスター=ワルドー)へ、国を譲り渡そうとしていたのです。

でもそんな折、彼らの前に突如降り立ったのが、オシリスの兄弟であるセト(ジェラルド・バトラー)。もちろん、彼の目的はエジプトをわが物にする事。セトは、オシリスと妻を殺害し、ホルスの眼球を引っこ抜くという残虐な暴挙を働きます。 【続きを読む】 “映画「キング・オブ・エジプト(Gods of Egypt)」の前評判”

映画「トリプル9 裏切りのコード(Triple 9)」の前評判

〔汚れた英雄たちの企みが転げ落ちる想定外の展開〕

この世界には、真の意味で自分の力だけを頼りにやってる人なんて、実は一人も居ないと思うんですね。

たとえ、給料が入り始めて家賃を払える様になったとしても、そのお金の価値というのは、ほうぼうの力が寄せ集まって出来上がっている訳ですし、食べるもの着るもの、そして住む場所も、それなりな他人が作ってくれたものですから、自力で勝ち取ったというのは一つの平和な幻想です。

そして結局、社会人として上手くやるというのは、右から来たものを左へ、左から来たものを右へ手渡しする、という、非クリエイティブな作業にうまく折り合いをつけるために、自分に対して多いに妥協する、という事と同義でしかありません。

ヒトにとって妥協というのはコワいものでもあります。最初の妥協は次のちょっと大きい妥協への呼び水となり、そして次、また次と、気づいたら止まれない速度で坂道を直滑降している場合もありますから。

それで、そんな風に落ちる人たちが、世の中を守ったり正したりするポジションに就いていたら、そりゃあもう恐ろしい事になっちゃうんです、例えば、この映画「トリプル9 裏切りのコード(Triple 9)」の冒頭で、なにやらいけない相談をしている5人のアトランタ市警、マイク(キウェテル・イジョフォー)、マーカス(アンソニー・マッキー)フランコ(クリフトン・コリンズ・Jr)、ラッセル(ノーマン・リーダス)、そしてゲイブ(アーロン・ポール)らのケースもそんな喜ばしくないお話しの一つ。

もともと、素行には若干問題が有ったかもしれない彼らなんですが、今回の場合、外国のマフィアから強奪行為を強要されている様なんですね。アトランタの街においてそのマフィアを牛耳っているのが、イリーナ(ケイト・ウィンスレット)という謎の美女。なんか、牢屋に入れられた旦那さんの代わりに、彼の組織を動かしているのだとか。 【続きを読む】 “映画「トリプル9 裏切りのコード(Triple 9)」の前評判”

映画「復活(Risen)」の前評判

〔救世主、そして復活の物語に与えられた新たな視点〕

一度失われたものは、そうそう簡単に取り戻す事ができませんし、そのもの、が命であったなら、奇跡でもない限り復活する事はあり得ません。

人類史上で一度だけ起きた、そんな、奇跡の物語がイエス・キリスト復活のエピソード。その話に現代的な視点も混ぜ込んで語りなおす、というのが、この映画「復活(Risen)」なんだそうです。

ここで、復活の軌跡に立ち会うのが、古代ローマ帝国軍司令官であるクラビウス(ジョセフ・ファインズ)。彼は、イエスとその信者たちの影響を恐れた、時のユダヤ属州総督ピラト(ピーター・ファース)から命を受け、この精神的リーダーを十字架にかけ処刑します。

しかしその後も、ピラトとユダヤ教学者達の恐れは消え去りません、イエスが3日目に復活すると予言したからです。したがって、ピラトはその墓を信者たちに作らせ、入り口を固く封鎖しました。さらに、クラビウスらを見張りにたたせる年の入様です。

表立っては、信者らがイエスの遺体を盗みにくるかもしれないから、という事でした。そして、3日が経った後、彼らは墓の内部を確認したのですが、そこに、遺体はありませんでした。

かくして、クラビウスと部下達による遺体と窃盗犯の追跡劇が始まります。しかし、それは信じられない展開を見せたのです。

捜索の末、クラビウスが出会ったのは、自分が処刑したその人物、イエス・キリストに違いありませんでした・・・。 【続きを読む】 “映画「復活(Risen)」の前評判”

映画「ウィッチ(The Witch)」の前評判

〔古代の悪魔に森で憑りつかれた少女達〕

その接し方にもよりますが、日本だと神様が平気で人々に祟るんですよね。そんな様子は、キリスト教社会から見たら、神じゃなくて魔物だ、と映るのかもしれません。

現実世界のあれやこれや、全てが自分の腕力で動かせると自信の有る向きは、太古の超自然パワーなんか恐れたり頼ったりする必要も無いのですが、まぁ、最近増えた外国人観光客が、神前において失礼な態度をとって、よけいな祟りを自国へ持ち帰ったりしないように、お祈り申しあげます。

さて、その地の事情を知らない移住者がうかつな行動をして、古くから存在するパワーに当たっちゃう、というのは、ホラー映画としても面白い題材ですが、17世紀頃の北米へ移り住んだ家族達の上にも、何かの怖い事が起きたんだよ、というのが、この映画「ウィッチ(The Witch)」が語る実話ベースのストーリーらしいです。 【続きを読む】 “映画「ウィッチ(The Witch)」の前評判”

映画「ワタシが私を見つけるまで (How to Be Single)」の前評判

〔いい女と、それに見合ったいい男で、永遠に続くパーリーをっ!〕

自由主義国家の発展というのは、国民の自由な行動が、常に新しい何かを生み出すという事、その力によって生み出されるものです。

だから、日本とかアメリカみたいな国は、みんなの自由恋愛を原動力にする時、またそれ自体が、明るい未来像を人々に提供できる様になるんです。でもまぁ、恋愛の未来像というのは、いささか自由をあきらめた生活へと繋がるので、そこの所の処理が難しいっちゃぁそうですが、この映画「How to Be Single」のヒロインであるアリス(ダコタ・ジョンソン)ちゃんは、まだ、そんな面倒くさい事は気にならないご様子です。

最近、大学を卒業するにあたり、長く付き合った彼氏ともばっさり縁を切って、おもいきってニューヨーク市マンハッタンへと移住したアリス。あっ、その街にお姉ちゃんのメグ(レスリー・マン)が住んでましたから、とりあえず、そこへ転がり込んだだけなんですけどね。 【続きを読む】 “映画「ワタシが私を見つけるまで (How to Be Single)」の前評判”

映画「Deadpool」の前評判

〔もち、俺って超人ん〜、でも、ヒーローとかじゃねってば。〕

人って言うのは皆、社会の中では仮面をかぶって生活してるもんです。思ったことは全部クチにする、なんて勇猛果敢な事を言われる方も、根底の所ではちゃんと損得計算をしているんですよね。

本当の顔や素性を隠ぺいして、悪と戦うスーパーヒーローってのは、だから、社会人のそういう性格を比喩しているのだとも思います。本当の自分自身をさらけ出しちゃうと、本当に正しい事(=社会生活=悪者退治)が出来ない、、、とか言う、ちょっとこんがらかって意味不明な気も、しなくはないんですけど。

うーんと、逆に、自分をまったく見せない位の覆面をしちゃうと、怖い物がなくなって自己が暴走するケースも有りますね。自分の言動が一番正しいと皆が思っているんですが、それを何の配慮もなく人に投げつけたら、やっぱし、ただの破壊者になっちまいます。

さて、もともと覆面なんてなくても、すでに遠慮のえの字も知らない程の皮肉屋だったのが、この映画「Deadpool」の主人公である元特殊部隊員、ウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)さんです。

彼は多分、自分が特別な存在、つまりはミュータントだという事に気づいていたのかも知れません。

ともあれ、軍人を止めた今、彼はあるバーみたいな所に出入りして、世の中の汚れ仕事を請け負い食べています。そこには、バネッサ・カーライル(モリーナ・バッカリン)という娼婦さんが居て、ウェイドは彼女と上手い事に良い仲になります。まぁまぁ楽しい生活でした、彼の体に異変が起きるまでは。

ウェイドの体の不調は、アジャックス(エド・スクライン)という、怪しげな男の知る所となり、その施設へとウェイドは収容される運びになりました。実は、アジャックスはミュータントを作る陰謀を画策していたんです。 【続きを読む】 “映画「Deadpool」の前評判”

映画「ヘイル、シーザー!(Hail, Caesar!)」の前評判

〔大変だっ、シーザー(役の人)が消えちゃったっ!〕

この映画「ヘイル、シーザー!(Hail, Caesar!)」の主な題材に、ジョエルとイーサンのコーエン兄弟が取り上げた人物、エディー・マニックスっていう映画プロデューサーは、1950年代のハリウッドで実施に活躍した人なんだそうです。

まぁ、夢の世界を映像化するために必要な現実の部分、ややもすると汚れ仕事みたいなのを、よく請け負ったらしいんですね。この映画の中でもそんな事になってるみたいです。

まぁ、彼、エディー・マニックス(ジョシュ・ブローリン)の制作会社は、今日も絶賛映画撮影中です。今現在でもスタジオのセットでは、イケメンのタップダンサー、バート・ガーニー(チャニング・テイタム)が回転テーブルの上で華麗に踊り謡い、また、しつらえられた巨大なタンクでは、水上に浮かんだディーアナ・モラン(スカーレット・ヨハンソン)もまた美しくパフォーマンスを決めようとしています。

そして、そんなスタジオが、おそらく今一番オシているのが、“Hail, Caesar!”という題名の時代物エピック超大作です。主演はあの名優、ベアード・ホワイトロック(ジョージ・クルーニー)。

その撮影は快調に進行中、のはずだったんですが、とんでも無い事が起きてしまいます。ある日、主演のベアードが姿を見せなくなってしまったんです。もちろん、映画スタッフは大慌てで探していましたが、そんな中、何と、彼を誘拐したという一団から脅迫の手紙が届いたじゃぁありませんか。

どうしよう、大作映画の撮影がままなりません、会社にも大損害となる事必至です。こんな時は、問題解決人エディーの登場、彼ならきっとなんとかしてくれるはず、なのですが・・・。 【続きを読む】 “映画「ヘイル、シーザー!(Hail, Caesar!)」の前評判”

映画「きみがくれた物語(The Choice)」の前評判

〔こんな世界でも、純愛悲哀なロマンスが一番大事っ〕

日本でも、前年のクリスマス頃に成立した多くのカップルの間で、そろそろ恋愛感情の推進力が衰えてきたと感じ始めるのが、だいたい今頃なのでしょう。まぁ、恋愛に賞味期限が有るということは、脳科学とかで証明されているそうですから、これは致し方ない事でございます。

人間は、イヌやネコみたいに、容易にくっついたり離れたりは出来ないので、気持ちを維持するための色んな処方箋が必要、という訳で、この季節に用意されたもう一つのお祭りが、聖バレンタインデーという事になりますね。

特に日本ですと、クリスマスよりも恋愛に強く結びつけられているのが、この2月14日なのですが、ハリウッドの方からも、あなたのラブをリフレッシュするための援護射撃が有ります。この映画「きみがくれた物語(The Choice)」がそれです。

抗しがたい、あのニコラス・スパークス先生がストーリーを編み上げた、もう一つの純愛&悲愛ドラマなんだそうです。 【続きを読む】 “映画「きみがくれた物語(The Choice)」の前評判”

映画「高慢と偏見とゾンビ(Pride and Prejudice and Zombies)」の前評判

〔高慢と偏見だけで十分なのにっ、ゾンビっ!〕

僕らが、階級とか序列とかって言葉を聞くと、なんだかいつも楽しくない印象が浮かぶのは、人間の社会が封建的だった古い時代に発生した、多くの厭な事件の事を思い出すからかも知れませんね。

でも、制度的には残っていないとしても、この世の中が階級システムで出来ていて、それがあるからちゃんと機能しているというのも、一つの事実です。なにか一つの仕組みの内部には、ほぼ必ず高低の差が組み込まれていて、だからそれが働くためのエネルギーが利用できるんです。その意味で言えば、経済的格差が生まれるのも必然ではあるのでしょうね。

ただ、そのピラミッドみたいな階級構造も、どこまで下ったら終わりか?、という疑問は残ります。とりあえず底辺があるなら、それをぶち破って出来た穴を覗き込んだ時、その下の層には何がうごめいているんでしょう?

この映画「高慢と偏見とゾンビ(Pride and Prejudice and Zombies)」に登場する5人の姉妹は、18世紀のイングランドを舞台に、自分たちの階級制度を、ヒトの下に居るべき厭な連中の侵略から守るために戦います。 【続きを読む】 “映画「高慢と偏見とゾンビ(Pride and Prejudice and Zombies)」の前評判”

映画「ザ・ブリザード(The Finest Hours)」の前評判

〔公務のためなら冷たい海にも身を投じる、それがレスキュー!〕

僕ズレ太は、時間に追われるのがまぁ苦手なダメ人間です。それが、だれか偉い人の命令を遂行する仕事だったりすると、ますますダメで、心のどこかが機能を停止して全身が固まり、ポンコツ人間になってしまうんです。

しかし、僕らの生きている時間は常に前進しつづけていますから、くだらない心の葛藤とかで動作が停止していたら、それはもう、金をドブに捨ててるのと同じ事なんですよね。だって、時は金なり、って言うじゃぁありませんか。

そして、完全に限られた貴重な時間の中、不可能に思えるような仕事をこなす事で、世界全体を支えている人々が居るのも事実で、例えば、この映画「ザ・ブリザード(The Finest Hours)」の主人公であるバーニー・ウェバー(クリス・パイン)さんもその一人でしょう。

彼の仕事は、アメリカ沿岸警備隊のチーフです。

最近、ミリアム(ホリデイ・グレインジャー)さんていう綺麗な女性と結婚を決めて、バーニーの生活は平穏・幸福でした、1952年の冬、あの凶暴な嵐がマサチューセッツの沖を通過して、一隻のタンカー、ペンドルトン号を真っ二つに引き裂いたりするまでは。

この想像を絶する程の大事故が、警備隊オフィスに知らされた時点で、タンカーの上にはまだ33人もの人が生存していたんだそうです。だから、バーニーのチームが救助活動へ送られる事になりました。しかし、海の荒れ具合は一行に収まる様子も見せていません。 【続きを読む】 “映画「ザ・ブリザード(The Finest Hours)」の前評判”

映画「Kung Fu Panda 3」の前評判

〔ついに解き明かされる、白と黒の謎〕

人はみんな旅人、、、だとしたら、僕みたいに甘ちゃん甘々な小物でも、いくつか経験を積み試練の一つでも乗り越えたら、何か意味のあるものを手にする事が出来るのでしょうか?

それには、何かの技を極めようとしている誰かの生きざまを、お手本にするのが良いのかも知れません、そう思い、映画の世界を見渡して見つかったのが、カン・フーの技を磨き続けるファイター、その名もポー(ジャック・ブラック)先生です。

カン・フーの超達人であるシーフー老師(ダスティン・ホフマン)の指導のもと、マスター・タイガー(アンジェリーナ・ジョリー)、マスター・モンキー(ジャッキー・チェン)、マスター・ヘビ(ルーシー・リュー)、マスター・ツル(デヴィッド・クロス)、そして、マスター・カマキリ(セス・ローゲン)の皆さんと共に、この武術の技を磨き続け、いままで幾多の試練や脅威から、自分のコミュニティーを守ってきたポー先生なのですが、なんて言うか少し頼りがいがありません。 【続きを読む】 “映画「Kung Fu Panda 3」の前評判”

映画「ザ・ボーイ~人形少年の館~(The Boy)」の前評判

〔愛情をそそがれた人形に宿るのは、、、魂〕

大体、人の趣味や愛着に、赤の他人がつべこべ言う義理はない訳でありますが、それだけに、他人の趣向というのは理解しがたい場合も、多々あり得ます。

まぁ、別に理解しきれなくたって、こちらが何かの損害をこうむる、って事でもないんです。

それでも、場合によると変な意味で気になるのが、誰かが見せる人形に対する特別な愛情ではあります。あぁ、これも僕の個人的な印象なので、別に世の中全部に通じるような普遍性が有る、なんて、これっぽちも思ってませんよ^^;。

とにかく、お好きな一部の人々は、お人形さんに名前をつけて日々話しかけたりして、その中にある種の命の存在を、感じていらっしゃるのかも。

もちろん、人形に襲い掛かられたりはしませんよ、普通ね。今、遥々、イングランドの片田舎へとやってきこの映画「ザ・ボーイ~人形少年の館~(The Boy)」の主人公、アメリカ人女性グレタ(ローレン・コーハン)の場合は、その普通ではなかったらしいんですけどね。 【続きを読む】 “映画「ザ・ボーイ~人形少年の館~(The Boy)」の前評判”

映画「ダーティ・グランパ(Dirty Grandpa)」の前評判

〔ロバート・デ・ニーロ、7◎歳。まだまだ◎◎◎っ〕

実は、母方も父方も、僕ズレ太の祖父は意外と早く他界しちゃったので、僕は、じぃじを知りません。

普段は、殆ど意識もしませんし、元からいないので寂しいとか感じる訳でもありませんが、まぁ、もし祖父の事が記憶に残っているとしたら、どんな、おじいちゃん像がいいのかなぁ、と、あえて創造してみたとき、この映画「ダーティ・グランパ(Dirty Grandpa)」に登場する人が良いかもね、、、、なんて思わないですっ><!。

何故かと言うと、彼、ディック(ロバート・デ・ニーロ)は、20歳代の孫、ジェイソン(ザック・エフロン)よりも元気が良い位で、元気の有るのはいいけれど、いろんな意味で元気過ぎるんですね。

実は、つい最近、ディックは妻を亡くしています。そんな彼は奥さんと何度も旅行に行った、フロリダへ連れて行って欲しいと、今ジェイソンにおねだり中なんです。彼によると、そこで彼女の思い出に浸りたいんだそうです。 【続きを読む】 “映画「ダーティ・グランパ(Dirty Grandpa)」の前評判”

映画「フィフス・ウェイブ(The 5th Wave)」の前評判

〔警告!、外からの侵略は始まっている、高い意識の持主は破滅に備えよっ〕

ちょっと前からなんですが、僕ズレ太の住んでいる家の正面に見えるお山の、その稜線に重なるようにして、夜暗くなると怪しげな光が灯る時があるんです。

毎日じゃありません、たまにですけどね。

なんだろなぁ〜、と思っていたら今度は、夜空の星を眺めているその合間に、ちらちら動く小さな輝きが現れました。それは、僕の目線が指す点のちょっと脇に現れては、僕の関心を引こうとするんです。でも、しっかり目で捉えようとすると、ひょいっと逃げてしまうんですね。

飛行機かなあ、と思ってたんですけどね、それがだんだん、昼間でも雲の合間とか太陽の輪郭の淵のところとかに現れるようになって、最近では、いつでも必ず見えるくらいに頻度が高まってきてたんです。

それでですね、とうとう、昨日の夜なんかは眠っている僕の夢のなかに現れて、何かを伝えてきたと思うんです。目覚めてしまうと、それが何だったかはっきり言えないんですけど、、、。これって、エイリアンが僕の脳神経を再プログラムしようとしてるんですよね?

あるいは、良い者エイリアンが、悪い者エイリアンの襲来について、ひそかに警告を伝えてきてるのかな?。そんな警告が、この映画「フィフス・ウェイブ(The 5th Wave)」の主役、キャシーちゃん(クロエ・グレース・モレッツ)の所に届いていなかったのかなぁ。

悪いエイリアンの最初の攻撃が始まった時、美少女高校生のキャシーは、フットボール部のスター選手ベン(ニック・ロビンソン)と良い雰囲気になっていて、両親の収入もしっかりした家庭の娘でもありましたから、まさにパーフェクトな人生を送ってたんです。

そう、キャシーだけでなく、近隣のほとんどの人が、こんな酷い事が起きるなんて予想もしませんでしたよ。最初にどデカいUFOが皆の頭の上に姿を現した時は、さすがに驚いたけど、その後エイリアンはただじぃっーと空に浮かぶだけ。その内、みんな慣れちゃったんですね。

最初の一撃は効果的でした。強烈なEMPパルスが地球全体に放たれて、全ての電子機器、乗り物、電力系統、そしてジェット旅客機ですら機能を奪ってしまったんです。その時になって、キャシーを含めた街の人々は、本当の恐怖を感じたでしょう。

エイリアンは、その後も、何回かにわたる波状攻撃をしかけてきて、地球人の文明をぶち壊してゆきます。ただ、恐れて逃げ惑うだけのキャシー達、でもそんな彼女を更なる現実が襲います、まず、最愛の両親が敵の攻撃で命を落としたんです。

それだけでも酷いのに、あろう事か、弟のサム(ザカリー・アーサー)も、ヴォッシュ大佐(リーヴ・シュレイバー)が率いる軍人達に拉致されてしまいます。どうやら、軍の内部にも、大きな陰謀が隠されているらしいんですね。

サムを助けるために、陸軍の基地へと忍び込もうとするキャシーとベンは、その過程でもう一人のイケメン、エヴァン(アレックス・ロー)や、これまた強そうな女性、リンガー(マイカ・モンロー)などと出合い、共闘を組むことにします。

もう、この間までの、お気楽で幸せな生活は有りません。自分の国を、星を、家を守るのは彼女達自身、そして弟を取り戻せるのもキャシーしかいません。彼女達の、とっても長い戦いの始まりです。 【続きを読む】 “映画「フィフス・ウェイブ(The 5th Wave)」の前評判”

映画「Ride Along 2」の前評判

〔やっともらった警官のバッジ、でもその使い方は?〕

人間て言うのは、自分に無いもの、出来ない事にとっても憧れるもんです。

だから僕ズレ太も、ロックとかジャズのミュージシャンとか、科学者とか技術者とかへの憧れが強いのです、が、どのケースもまったく現実味がないですよね。

でも、夢をあきらめずにトライしている人達はいるし、とっても尊敬しちゃう訳ですが、もし、もしもですよ、夢のために奮闘する姿が、ただのギャグのように笑い(失笑?)だけを誘うとしたら、どうしましょう。

そうなったら、むしろその笑いを売り物にするしかないですよね。この映画「Ride Along 2」の主役の一人、アトランタ在住の男性、ベン・バーバー(ケヴィン・ハート)は、笑いをとるついでに夢であった本当の警官にもなってしまった、という男性です。

ですから、彼の人生は見た所順調、アンジェラ・ペイトン(ティカ・サンプター)という美しい女性との結婚も一週間後に控えてます。だから、その口数が多すぎる甲高い独特な声も、ますます絶好調になります。

ちなみに、ベンがいつも引っ付き回っている先輩(?)刑事は、ジェームズ・ペイトン(アイス・キューブ)、?、そう、その苗字からわかる通り婚約者のお兄さんです。

今回、ジェームズは、麻薬組織壊滅の任を受けマイアミへと向かう事になりました。そして当然というか、ベンも一緒です。二人は現地の警察署で、超シリアス&タフな女性刑事、マヤ(オリヴィア・マン)と出合いましたが、彼女にしてみればこの事件は自分の仕事。

3人の間には、微妙な(奇妙な?)緊張感が走ります。

そして、ベンは相変わらずベンで、なにかと言うと変な失敗や騒動を繰り広げ、その息もつかないようなトークだけは、ますます冴え渡ります。でも、こんな騒がしくしていて、犯罪組織の取り締まりができるのでしょうか?・・・。 【続きを読む】 “映画「Ride Along 2」の前評判”

映画「13時間 ベンガジの秘密の兵士(13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi)」の前評判

〔’12年9月11日の事件を、ド派手に描いて見せるぜっ!〕

このちょっと長い題名の映画「13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi」は、娯楽アクション映画監督のマイケル・ベイが、実際に起きた悲劇を最高に派手な娯楽作として描き切った一本です、、、マルっ!

と、ダイレクトに語る方が、多分グーグル検索順位としては有利かもしれませんが、たとえ監督の作風がどうであれ、この映画が作られた目的が何であっても、その存在は、不安定化した今の世界情勢の中においては、もっと重い意味を持っているはずです。

このストーリーは、リビアはベンガジに設置されたアメリカ領事館において、2012年9月11日に実際に起きた悲劇をドラマ化したというものです。そしてそこには、実存する関係者、そして、軍事組織GRS(Global Response Staff)などの名前が、そのまま使用されています。

話の中心に置かれる6人のGRS達は、以下のとりです。

ジョン・シルバ(ジョン・クラシンスキー)は、10年間ほど、コソボや中東での経験をつんだ元シールズで、いまは、GRSの契約スタッフと、不動産売買という二足のわらじをにより生計をたてています。

彼とパートナーを組むのが、やはり元シールズで、ソマリア、アフガン、そしてイラクなどの武勲から勲章を受けた事がある、タイロン・ウッズ(ジェームズ・バッジ・デール)。彼は、このベンガジでの任務をGRSとして最後の仕事と決めています。

デイヴ・ベントン(デヴィッド・デンマン)は、元海兵の軍曹で、監視、偵察、狙撃などのプロフェッショナル。そして、冷静沈着な男ジョン・タイジェン(ドミニク・フムサ)は、すでにGRSで何度か任務経験を積んだ元海兵隊員。

一度は、地元の街で警察長として就職したマーク・ガイスト(マックス・マーティーニ)は、対テロリズム行動の訓練官や、ペルシャ語を操る尋問官としてのスキルがある人物。また、クリス・パラント(パブロ・シュレイバー)は、世界中の紛争地域でGRSの作戦指揮をとってきた元陸軍兵士で、中南米やアフリカでの作戦経験が豊富です。

彼らが契約しているGRSは、紛争地に潜入したCIA局員を、敵の攻撃から守るために存在し、ニューヨークのテロ以降に設立された組織です。

そして今、彼ら6人が派遣された先は、リビアのベンガジ、そのアメリカ領事館からさほど遠くない場所に、秘密裡に設置されたCIAの拠点、アネックスという部署で、そこの指揮をとっているのは、通称ボブ(デヴィッド・コスタバイル)という人物。

本当のCIAスパイは、自動小銃やロケット砲など振りかざしません、むしろ静かに、現地での諜報活動を行う事が求められます。GRSのメンバーは、そんな諜報員の身辺に安全を確保するのが任務なのです。

でも、彼ら全てにとって、2012年の9月11日、その夜は、在リビア大使のクリストファー・スティーヴンス(マット・レツシャー)がベンガジに滞在している、というだけでなく、特別に重い意味を持つ日付になりました。夜の10時になろうかという時、それまで静かだった領事館の周囲に、どこからともなく群集が集結し、しばらくもみ合ったあとその内の誰かが、自動小銃を発射しだしたのです。

もとから彼らの目的は、火器による領事館の襲撃でした。

その群集は、ゲートに殺到すると同時に塀をも乗り越え、ほとんど反撃される事もないまま、なんと領事館を制圧してしまうばかりか、内部の人間を襲撃し始めました。そこからの救援要請は、もちろんアネックスでも傍受していましたし、GRSのメンバーは、当然、自分らが真っ先に駆けつける役目と思ってもいたんです。

しかし、彼らに対する命令は、待機でした。

アネックスの任務はすべて極秘、そこに米国諜報部や軍隊が居る事さえ公表されていません。GRSメンバーもまた、本来そこに居てはいけない軍隊だったのです。

しかし、領事館を取り巻く情勢はさらに緊迫度合を高めます。そして、ついに6人のGRSメンバーは、彼ら自身の任意により救援活動を開始しました。ほぼ、一切のバックアップがない状態での戦いです。

それが、凄惨な、あの13時間のはじまりだったのです。 【続きを読む】 “映画「13時間 ベンガジの秘密の兵士(13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi)」の前評判”