映画「ガール・オン・ザ・トレイン」:エミリー・ブラントが捕らわれる、悲哀と疑念の罠

〔見たはず聞いたはずなのに、憶えていないのはナゼ?〕

真夏のスリルと言えば、ビーチとかで出会ったイケてる異性を、友人と自分のどっちがものにできるか、という競争にあります。

でもまぁ、秋になればそんな「熱さ」よりも、落ち着いた「謎とき」の方が具合よくなるんです。ハロウィーンも近づきますしね。

んなワケで作られた一本が、テイト・テイラーさんていう作家が2015年にヒットさせたミステリー小説の映画化である、この「ガール・オン・ザ・トレイン(The Girl on the Train)」て事のようです。

ひと月くらいの遅れで、日本でも公開される予定だから、僕みたいなのがここで書く情報なんて無意味ですが、とはいうものの、少し大人な気分になって見てみるには良さげな映画みたい、って事は言えそう。

あらすじも、他の優れた映画サイトが紹介していると思います。ざっくり言うと、主人公はレイチェル(エミリー・ブラント)さん。彼女はアルコール依存症で、そのため仕事も結婚生活も失い悲しい人生を過ごしています。

飲酒以外でレイチェルの日課といえば、元夫のトム(ジャスティン・セロー)と新しい妻アナ(レベッカ・ファーガソン)に、ストーカーまがいな行為を働いたり、彼らの家を通過する列車の中から監視しようとしたりする事。

そんなことをしているうち、同じ沿線に立つもう一軒の家も監視するようになるレイチェルですが、ある日、予想していなかったものを目撃してしまいます。それが、彼女に襲い掛かる恐ろしい事件のはじまりでした・・・。

という感じです。 【続きを読む】 “映画「ガール・オン・ザ・トレイン」:エミリー・ブラントが捕らわれる、悲哀と疑念の罠”

映画「ドント・ブリーズ(Don’t Breathe)」について

〔襲ったはずの自分達が一人ずつ餌食にされる・・・〕

どの世界でも、ルール無視を決め込んだものが一番強いというのは事実でしょう。ただ、強さについて考えると、どんな分野においても上には上が居るもの、とも言えます。

結局、悪い事をして勝とうと思ったら、どの位の勢いで人の道を踏み外せるか、にかかってくるんです。

また、良い行いでも悪事でも、人が何かをやろうとしたら動機や理由付けが必要ですよね。でも、本当に邪悪でモンスター級の輩は、一般的な考えでは理解できない理由を持っていそうです。ここで紹介する映画‛Don’t Breathe’は、一応の理由が有って強盗に押し入った若者グループと、その家の家主、どちらの悪さが強かったか?、というお話しのようです。あらすじとしては、以下のよう、、、

合衆国はデトロイトに住む女の子、ロッキー(ジェーン・レヴィ)は、すぐにでもまとまった金が欲しいと思っています。でもそれには、ちゃんとした理由が有るんです。

彼女には妹、ディディー(エマ・バーコービチ)が居ますが、2人の母親は、ほぼ育児放棄状態。だからロッキーの願いはただ一つ、家を飛び出してカリフォルニアに移り住む事だけなんです。

ロッキーと、その仲間アレックス(ディラン・ミネット)、マネー(ダニエル・ゾバト)ら3人は、普段から、そこそこ金の有りそうな家に押し入っては、さほど罪にならなそうな額を盗んでいる窃盗団をやっています。そして今、マネーがちょっとした話を聞きつけてきました。街にすむ退役軍人の男性が、最近娘を事故で亡くし、ちょっとした補償金を手に入れたと言うんです。

その額、なんと30万ドル、しかも、その男性は盲目。

3人にとっては、その金をかっさらう事なぞ、ちょろい仕業に思えましたから、もちろんその計画を実行に移します。そして彼らは、金が有ると思しき部屋へ押し入ったのですが、もうちょっとと言うところで、この家主に気づかれてしまったんです。とっさに銃を向け、盲目の男性をけん制しようとするマネー。

しかし、その音に反応して、目にもとまらぬ技により銃を奪いマネーを殺してしまたのは、なんと目が不自由なはずの家主の男性でした。どうやらこの男、当初3人が思っていた様なか弱い老人ではなかったらしいのです。

いや、それどころか彼は、すべての灯りを消した闇の中、ロッキーとアレックスを家の中に閉じ込め、追いかけまわし始めたんです。1人ずつ捉えて残酷な罰を与えるために・・・ 【続きを読む】 “映画「ドント・ブリーズ(Don’t Breathe)」について”

映画「NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム」:エマ・ロバーツ、人生を賭けたネットゲームで大勝負

〔ネットばっかりやってると、◎◎◎がXXになりますよっ〕

経済的な付加価値っていうのは、人間が何かを作り出したときに生まれます。だから昔は、自動車とかテレビの生産ラインでまじめに繰り返し作業をする人が、立派な社会人の筆頭でもあった訳ですね。

まぁ最近はと言えば、とりあえず開いてもらえそうなネット動画を配信して人気が得られれば、一日に数万円くらいの付加価値は生み出せるようになっています。人類の進化、おそるべしです。

しかし、悪銭身に付かず、うまい話にはウラがある、という教訓があるとおり、純粋なティーン達がネット世界の妖怪につかまって食い物にされるリスクも高まっています。たとえば、この映画「NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム」の美しきヒロイン、ヴィーナス(エマ・ロバーツ)ちゃんも気の毒なティーンの一人です。

ニューヨーク州はスタテンアイランドで育った彼女は、近々ハイスクールを卒業するにあたり、カリフォルニア芸術大学を受験し合格しました。ただ問題なのは、彼女のシングルマザーであるナンシー(ジュリエット・ルイス)さんには、その学費を出す余力など到底無かった事。

そんな事で悩んでいた矢先、親友のシドニー(エミリー・ミード)ちゃんから、とあるオンラインゲームの存在を教えられます。そのゲームの名は「ナーヴ」。

そのゲームで参加者は、「プレイヤー」か「ウォッチャー」のどちらかを選びます。つまり、前者は後者の要求してくることを実際にやれば、ある程度の報酬を得ることができるという仕組み。

まじめにお金が欲しいヴィーナスちゃんは、そのゲームに参加するとき、当然プレイヤーの立場を選択しました。彼女に与えられた最初のミッションは、見知らぬ人とキスするという簡単なことで、覚悟を決めた彼女は、ぱっと見かけた男性イアン(デイヴ・フランコ)の唇を奪います。

もちろんヴィーナスは、そこそこのキャッシュをもらいます。でも、彼女に突き付けられる要求は、当然の様にどんどんエスカレート。それでも、勢いに乗って次々とクリアしてゆく彼女。いつのまにか、イアンもそれに巻き込まれています。

さて、節度をわきまえない大衆が動かすこのゲーム。どこまで行っちゃうんでしょうね。ヴィーナスちゃんは、適当な所で手を引く事が出来るといいんですけどね・・・ 【続きを読む】 “映画「NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム」:エマ・ロバーツ、人生を賭けたネットゲームで大勝負”

映画「マネーモンスター(Money Monster)」の前評判

〔お金が天下を回らなくなったのは、誰のせい?〕

日本に「自己責任」という言葉がやって来てから、何年くらいたったでしょう。20年くらい?。

まぁ、「自己責任」で行う最たるものの代表は、株式などの証券投資です。儲けても自己、損しても自己の責任。とは言え、誰しも自分がかぶった損の責任だけは、誰か別の人に擦り付けたくなるものなんです。

この映画「マネーモンスター(Money Monster)」の中で大騒動を起こしてしまう、ニューヨーク在住の青年、カイル・バドウェル(ジャック・オコンネル)さんも、そんな気分だったんでしょうねぇ。彼は、テレビの人気投資番組「Money Monster」で、ホストのリー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)さんが推していた、IBISクリア・キャピタルというファンドに投資して、大損しちゃったんだそう。

まぁ、コンピューターの投資アルゴリズムが大ミスを犯したらしいので、ゲイツさんにしても想定外だったでしょうね。でも、カイルにはそんなこと関係ない事。という訳で、番組の準備中にスタジオへ侵入したカイルさん。銃とか爆弾とかを振り回してゲイツさんを人質にしちゃいました。

そんな現場を、副調整室で見守ることになったのが、敏腕番組プロデューサーのパティー・フェン(ジュリア・ロバーツ)さんです。彼女は、インカムを通じてゲイツさんに指示を送り続け、なんとか事態が最悪になることは避け続けています。

でも、この状況が進展する内に、ウォール街界隈の裏事情が見え隠れしてきたようで。NY市警もそれが無視できないと判断したみたいなんですよね。

はたして、ゲイツさんの運命、証券取引業界の運命やいかに・・・。 【続きを読む】 “映画「マネーモンスター(Money Monster)」の前評判”

映画「10 クローバーフィールド・レーン(10 Cloverfield Lane)」の前評判

〔開けられない扉の向こうに広がる恐怖の世界〕

The photo is provided by Gage Skidmore(表示 – 継承 2.0 一般)

僕スレ太は、いろんな意味でズレているために、方々でやっちまった社会的な失敗がトラウマになり、内面的には、今、小さい穴のなかに引きこもっているのと、大差ない状態なんです。

対人恐怖みたいのはないんですけど、でも、もうちょっと勇気があれば、今よりずーっと広い社会と関わって、もちょっとは美味しい目に遭えるんだろうなぁ、とか、思うんですよね。でも、ポンコツですからどうしようもありません。

人は、知らないうちに、心とか行動に不要な制限をかけているものです。たとえば、この映画「10 クローバーフィールド・レーン(10 Cloverfield Lane)」の中心人物である、ハワードさん(ジョン・グッドマン)もそうです。あっ、でも、彼の場合は、今生活している地下のサバイバルシェルターから、上に出れない理由があるから、そこに閉じこもって居るだけなんですけどね。 【続きを読む】 “映画「10 クローバーフィールド・レーン(10 Cloverfield Lane)」の前評判”

映画「シークレット・アイズ(Secret in Their Eyes)」の前評判

The photo by David Shankbone(Attribution 3.0 Unported))

写真:キウェテル・イジョフォージェス(ジュリア・ロバーツ)が、13年ぶりに再会した元同僚のレイ(キウェテル・イジョフォー)は、重ねた年齢を通して見ても、相変わらず誠実な正義感でした。

彼が、突然ジェスの前に姿を見せた理由、それは、13年前のあの事件を解決する糸口を、とうとう見つけたという事だったんです。

13年前、9.11直後で、アメリカ世論も政治も殺気立っていたあの時期、ロサンゼルスで一つの惨殺事件が起きました。そして、その頃捜査官であった二人にとってもっと残酷だったのは、その被害者が、あろう事かジェス本人の娘だったという事。

悲痛な思いの中、二人はマージン(ジョー・コール)という名の容疑者を割り出し逮捕します。そして、連邦地区検事であったクレア(ニコール・キッドマン)と共に、その男を裁判に送ろうとしました。所が、そこへ突然介入してきた特捜捜査官モレールズ(アルフレッド・モリーナ)は、その権限で容疑者を釈放してしまいます。

なぜ?、実は、国内の潜伏テロリスト操作のために、連邦捜査局へ重要な情報を提供したとして、マージンには特権が与えられていたんです・・・。

しかし今、レイの執念は、完全に姿をくらましたはずのマージンを、とうとう見つけ出したんです。彼は、元の3人チームで、今度こそこの男を捕まえるんだ、とジェスを強く促すのですが・・・。

と言うのが、オスカー受賞のアルゼンチン製スリラー「瞳の奥の秘密」をリメイクしたという、この映画「シークレット・アイズ(Secret in Their Eyes)」で起こる事の大枠だそうです。

テロばかりでなく、理解しがたい程に残酷で陰湿な事件ばかりが起きて、ほぼ、そういった力で支配されてしまっている、と思えさえするのが今の地球ですよね、、、。 【続きを読む】 “映画「シークレット・アイズ(Secret in Their Eyes)」の前評判”