映画「Equals」:近未来、愛は人類の敵となるのか!?

〔完全平等な世界にはヒトの喜びも存在せず・・・〕

世の中の賢い人達の一部は、経済的な格差の拡大がとっても悪いことなんだって言ってるようです。まぁ、僕みたいに単純なもんから見ると、格差なんて大昔からあったのになぁ、とか思ったりします。

でも、この問題についても、経済学とか社会学の難しい理論があるんでしょうね。

平等性が全てに優先する是だとしたら、この映画「Equals」は、一つの理想郷を描いているのかもしれませんね。これでは、世界を巻き込む大戦争によって人口の殆どが失われた後の、「コレクティヴ」って呼ばれる社会が映し出されているそうです。

人々は皆、おなじ真っ白の服を着用し、同じ真っ白の部屋とオフィスで生活するのがこの世界。

そんな社会で、過去の世界についての情報をまとめ記録する仕事についているのが、サイラス(ニコラス・ホルト)さん。彼の部署には他にも男女が働いいて、その中にニア(クリステン・スチュワート)っていう名の綺麗なお姉さんもいます。

んで、この二人。折角だからデートすれば良いのにね、なんて思うのは平和ボケした現代人の考えです。「コレクティヴ」では、男女どころか人と人の触れ合いも悪とみなされていて、人が感情を持ったり表したりすることもダメ、もちろんデートやセックスなんてご法度なんです。

さて、そんな環境でまじめに働くサイラスさん、ある日のこと、自分が感情的に不安定になっている感覚に気づきます。大変です。これは、「S.O.S.(スイッチド・オン・シンドローム)」って呼ばれる病気の症状だからです。

あまり進行すると、患者は特別な施設に収容されて処分される。それくらいこの病は恐ろしいんです。そして、自分が発症したことをニアに打ち明けたサイラスさんは、じつは彼女も病気のキャリアだということを知らされます。

今まで抑えつけてきた自分の人間性や情熱、その圧力に抗しがたくなってきたサイラスとニア。二人の間には、当然のように恋愛感情が芽生えて、触れ合いたいという情熱はどんどん温度を上げて行き、ついには結ばれてしまいます。

それは、この世界では大罪に値する愚行、そんな一線を超えてしまった二人の運命やいかに・・・ 【続きを読む】 “映画「Equals」:近未来、愛は人類の敵となるのか!?”

映画「Clown」の前評判

〔顔を隠せば何でも出来る、その考えが落とし穴〕

人間というものは、匿名が確保されたり、何かに扮装して自分を隠ぺいしたりすると、おどろく程大胆になれるらしいです。

まぁ、僕みたいにコンプレックスが強いと、そんな大胆さも少しは加わってよいのかも、なんては思います。でも、元々が大胆、という人だったら、大胆の度が過ぎちゃいそうで怖いと言えばそうですよね。

この映画「Clown」の主人公、ケント(アンディー・パワーズ)さんは、大胆て言うより順当に不動産屋のお仕事をしています。彼の息子さんジャック(クリスチャン・ディステファノ)が、近々、誕生日を迎えるということで、何か、お楽しみの余興がないか思案中です。

今日は、売りに出た物件の確認にやってきたケントさん、色々と古いものが置いてある物置を物色し始めました。殆どは使い道なさそうなガラクタ同然のもの、でも、その中にちょっと面白そうなモノを発見です。

それは、クラウンの扮装に使うカツラやメイクの道具。誕生パーティーに、これを着てジャックの前に立ったら、さぞ喜ぶことでしょう。

と言う訳でケントさんは、この道具一式を拝借していったんです。それで、もちろん使いましたよ息子のお誕生日会にね。ただ、、、問題はその後。

全てがかたずいて、さぁ扮装を取ろうかなぁ、と思った彼なんですが、、、取れませんっ!、クラウンのカツラも丸い鼻のメイクも取れないんです。焦った彼は、奥さんのメグ(ローラ・アレン)を呼んで、ペンチで無理やり鼻の扮装をはがそうとしたんですが、それはもう、悲惨な結果に。

これ自体、有り得ない話ですよね。でも、問題はもっと深刻になって行きます。なんて言うか、ケントは自分が変な心理状態になってきた事に気づくんです。つまり、子供を見ると、殺害して肉を食べたいという気分が、日増しに強まるようなんです。

もう、お分かりですよね。あのクラウン、ただの扮装道具ではありません。古代のデーモンが憑りついた、恐ろしいクラウンだったのです。そして、ケントにはもう、そのデーモンを抑えきることが出来なくなりました。彼と彼の家族、そして周囲の子供達は、どうなっちゃうんでしょうか・・・。 【続きを読む】 “映画「Clown」の前評判”

映画「Popstar: Never Stop Never Stopping.」の前評判

〔動画をアップして1億円稼ぐ6歳児もアリですね、、、皮肉じゃなくホントに〕

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中学生だか小学生だか幼稚園児だかが、将来なりたいと思う職業の2位にユーチューバーが入ったとの事で、一部の教育評論家さん達が嘆いているらしいです。

まぁ、どんなジャンルのものでもトップクラスに位置する人が、より派手に成功している分野に一般人の人気や関心が集まるというのも、最近に始まった事でもありませんよね。そして、(もし出来るのであれば)ネット動画で自分の才能を発揮しちゃえば、世界的なスターになるまで半年とかかりません。だから、十何年もの間、勉強やトレーニングに苦労するなんて、(もし、本当にそれが有るならですけど)才能あふれる子供達にとっては非合理的なナンセンスでしかないのです。

ふむ、教育関係者の人達が危惧するのは、そんな子供が屈折して育ってしまわないかい?、という事でしょうか?。たとえば、、、この映画「Popstar: Never Stop Never Stopping.」の主役である、世界的ポップスター、コナー・4・リアル(”Conner4Real”=アンディ・サムバーグ)さんみたくですかね。

とは言え、ネットのおかげもあって子供時代に炸裂した彼の才能は、これまで、バンドメンバーのオーウェン(ヨーマ・タッコン)やローレンス(アキバ・シェイファー)のみならず、多くの人々の人生を潤してきたんですから、ちょっとくらい偉そうにしたからって、非難するのはお門違いです。

ちなみに最近、コナーさんはバンドを‟卒業”(と同時にバンドも消滅)、ソロのアーチストに転身しました。そして、ニューアルバムを引っさげてのツアーが始まります。そして業界では評判が悪いですから、評論家の人達も、このアルバムをこき下ろしています。でも、ファンの期待は最高潮に膨らんでいるのも確か。

ただ、、、コナーさんがサプライズで仕込んだ、アシュレイ(イモージェン・プーツ)って女性へのプロポーズと共に、このアルバムとツアーの出来も前評判通りに最低だったら、彼の名声と人気ってどうなっちゃうんでしょうね?。今、コナーさんのリアルが試されようとしています、、、 【続きを読む】 “映画「Popstar: Never Stop Never Stopping.」の前評判”

映画「The Darkness」の前評判

〔古い土地には必ず古い魔物が居るから・・・〕

お化けの話っていうのは、怖がらせるという目的を持ちつつ、絶対に分かりやすくないとダメでしょう。日本の怪談だって、最後には「あ~っ」と言わせるオチが必要で、あんまりツイストを聞かせても、聞いた人は、ちんぷんかんぷんになっちゃいます。

ハリウッドのお化けだと、どちらかと言うとその題名がシンプルになりがちかも。たとえば、この新作映画「The Darkness」なんかもそうですよね。さくっと決めちゃったようなこの題名の下、やっぱり心霊に脅かされるのは、そこらに有る普通の一家なんです。

その一家とは、ピーター(ケヴィン・ベーコン)とブロニー(ラダ・ミッチェル)夫妻、そして10代の娘さんステファニー(ルーシー・フライ)と小さな弟マイキー(デヴィッド・マズーズ)らの、テイラー一家です。

この前、親子はグランドキャニオンへ旅行しました。それから帰った後、なんだかマイキーの様子が変なんです。実は彼、自閉症の傾向があるんですけど、その問題とは別に、夜中に姿の見えない誰かとお話しをしたりしてるんですよね。

そうこうするうち、ステファニーの掛け布団に、夜中の間、だれかが真っ黒い手形をつけたりし始めます。

実は、マイキーは、グランドキャニオンで変な洞窟を発見していました。その内壁には、古代のものとも思しき不思議な絵がが描かれ、足元には面白い模様がほられた石が幾つか転がってたんです。んで、彼がした事と言えば、その石の一つを持ち帰る事だったのは、言うまでもないことです。

でも、その石こそ、古代の悪霊が閉じ込められた遺物だったんですけどね・・・。 【続きを読む】 “映画「The Darkness」の前評判”

映画「マネーモンスター(Money Monster)」の前評判

〔お金が天下を回らなくなったのは、誰のせい?〕

日本に「自己責任」という言葉がやって来てから、何年くらいたったでしょう。20年くらい?。

まぁ、「自己責任」で行う最たるものの代表は、株式などの証券投資です。儲けても自己、損しても自己の責任。とは言え、誰しも自分がかぶった損の責任だけは、誰か別の人に擦り付けたくなるものなんです。

この映画「マネーモンスター(Money Monster)」の中で大騒動を起こしてしまう、ニューヨーク在住の青年、カイル・バドウェル(ジャック・オコンネル)さんも、そんな気分だったんでしょうねぇ。彼は、テレビの人気投資番組「Money Monster」で、ホストのリー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)さんが推していた、IBISクリア・キャピタルというファンドに投資して、大損しちゃったんだそう。

まぁ、コンピューターの投資アルゴリズムが大ミスを犯したらしいので、ゲイツさんにしても想定外だったでしょうね。でも、カイルにはそんなこと関係ない事。という訳で、番組の準備中にスタジオへ侵入したカイルさん。銃とか爆弾とかを振り回してゲイツさんを人質にしちゃいました。

そんな現場を、副調整室で見守ることになったのが、敏腕番組プロデューサーのパティー・フェン(ジュリア・ロバーツ)さんです。彼女は、インカムを通じてゲイツさんに指示を送り続け、なんとか事態が最悪になることは避け続けています。

でも、この状況が進展する内に、ウォール街界隈の裏事情が見え隠れしてきたようで。NY市警もそれが無視できないと判断したみたいなんですよね。

はたして、ゲイツさんの運命、証券取引業界の運命やいかに・・・。 【続きを読む】 “映画「マネーモンスター(Money Monster)」の前評判”

映画「The Family Fang」の前評判

〔子育てもビジネス(芸術表現)になりうる!?〕

平凡な社会で凡人の家庭に生まれた凡人としては、特別な親御さんのもとで育った子が羨ましく思える事もありますよね。

有名人の2世なら、とりあえず(その家庭なりに)普通にしていれば、そこそこの年齢になると局とか事務所とかからオファーがきて、周囲がひととりのおぜん立てと準備をしてくれ、芸能界デビューはいきなり映画の主演に大抜擢、、、。

まぁ、そういう意味では苦労知らずという事になるのでしょうけど、言い方を買えると自分の意思や選択はどこにあるの?、ということにもなります。

この映画「The Family Fang」の中の子供達、アニー(ニコール・キッドマン)とバクスター(ジェイソン・ベイトマン)も、特殊な両親の下に育った兄妹です。二人の父親ケイレブ(クリストファー・ウォーケン)と母親カミール(マリアン・プランケット)は、公共の場でパフォーマンス・アートを行う事で有名なアーティスト。

子どものころから、この夫妻は自分らの子供達を、アート作品の一部分として利用していました。アニーとバクスターも、小さい頃はそれを楽しんでいたかもしれません。しかし、もう良い年齢の大人になった今、2人の子どもは自分の人生の迷路にはまっているようです。

アニーは女優。かつては人気が上がり仕事も上手くいっていたのですが、ここの所鳴かず飛ばず。バクスターは小説家で、一作目がヒット作となったものの、その次の作品を出すのに苦しんでいて、そんな状態がもう数年間も続いています。

彼らは、崇高なアートの中で光っていた、あの2人の子供じゃぁないんです、今となっては。どうして?、ひょっとしたら、アーティストの一家に生まれると言う事は、子供らの人生を難しい形に歪ませてしまうのかもしれません。

と言う訳で、現在の親子は疎遠となっています。そんな時、事件が起きました。ケイレブの自動車が無人で発見されたんです。人間のものと思える血のりがべっとりと付いた状態で、、、。 【続きを読む】 “映画「The Family Fang」の前評判”

映画「Keanu」の前評判

〔ギガかわゆい子猫つん、救出大作戦〕

20世紀の終盤から21世紀にかけて、動物界に起きた最も顕著な変化というのは、彼らの言語的コミュニケーション能力の、著しい発達だと言えるでしょう。

加えて、その毛並みはリンスとコンディショナーで常に整えられたように、モフモフ&ふかふかとなり、子供達だけじゃなく世のOLさん達も大変に魅了。こういった動物の進化は、CGI、あるいは、モーションキャプチャーと呼ばれる魔法が、誰にでも安く使用できるという状況が実現した事で、起きた現象だと言われています。

しかし、現代人の知的向上力が、ややもすれば滞っているように見える事から解る通り、1つのピークを迎えた後、動物の進化の過程は必ず速度を緩めるものです。そんな時は、一度古典の世界へ戻り生命力をリフレッシュするのも、悪くない方策でしょう。多分、そんな理由から生まれたのが、この映画「Keanu」だと言う事と思います。

さて、ここに居ますは一人の人間の男性、名前はレル(ジョーダン・ピール)。気の毒な事に、最近彼女に降られて、完全に意気消沈しています。彼は、従妹のクレアランス(キーガン=マイケル・キー)からの電話にも、まともに応答する力が出ません。

そしてこれよりちょっと前。街の裏社会では、1つの事件が起きていました。麻薬密造工場での銃撃戦です。この騒ぎでは、多くの犠牲者が出た模様ですが、辛くも無傷で逃げ出す事に成功した子がいます。

そして街をさまよい郊外の住宅街に辿り着いたその子は、レルの家の玄関前に座り込んで住人に呼びかけたんです。「ミャァオウ、、、」。

この声に気づきドアを開けたレル。彼の正面に小さな子猫が座っているのを発見し、奇跡のようにその表情が晴れやかになります。かくして、レルはこの子猫をキアヌと名付け、一緒に住むことに決めた訳です。

キアヌの超ギガ級のキュートさは、どんな人物でも一瞬で虜にしてしまいます。そして実は、彼がもともと居た麻薬工場のボス、チェダー(メソッド・マン)もそれにやられた一人。だから、いなくなった子猫を取り戻しに来た事だって、いわば当然の話なんですね。

せっかく、心の癒しが得られると思っていた矢先に、キアヌはまた姿を消してしまいました。レル、そしてクレアランスの2人は、どうしてもこの子猫ちゃんを諦めきれません。と言う訳で、果敢にも街の裏社会へと侵入して捜索を開始します。

まずは、キアヌがつかまっていると思しき、「17th・ストリートブリップス」というギャングに近づこうとする、我らが気の良い2人組。でも、最初にしなければならないのは、悪っぽい言葉使いを学ぶことなのだそうです。

一体、キアヌは今どこに。レルはこの子猫を取り戻す事が出来るのでしょうか・・・。 【続きを読む】 “映画「Keanu」の前評判”

映画「クリミナル 2人の記憶を持つ男(Criminal)」:凶悪なケビン・コスナーを書き換えてみると・・・

〔ふさわしくない者に頼らねばいけないこの世界〕

ヒトが存在するために一番必要なもの、それは心です。まぁそれも、上手く機能してるものから、ちょっとバランスが怪しいやつまで、色んな種類の心が有るんだと思います。

本当は、ヒト同士心で通じ合える、と思いたいですけどどうなんでしょうね。人間ていう、同じ種類の動物なかでも結構ヤバい人ってのも見受けるので、例え通じ合えたり理解しあえたところで、利害が一致するかはまた別の問題だったりします。

本当にヤバい犯罪者を、なにかの積極的な方法でまともな人にする事は可能か?。例えば、この映画「クリミナル 2人の記憶を持つ男(Criminal)」みたく、外科的にちょっと脳みそをいじったら人格の矯正とか出来るんですかね、、、。あ、まぁ、この物語は、その犯罪者ジェリコ・スチュワート(ケビン・コスナー)さんを救おうとした訳じゃないらしいんですけどね。

実は、ジェリコの脳みそをいじくったのは、CIAのために働くDr.フランクス(トミー・リー・ジョーンズ)。なんでも、人の記憶を外科手術で移植する研究の一人者らしいんです。そして、今回の手術はなんとか成功しちゃったんですね。ちなみに、ジェリコは幼少の頃の事故がもとで、脳に障害が残っていて、人の感情や感覚などを一切共感できないんだそう。

さて、移植されたその記憶とは、ロンドンで諜報活動をしていたCIAエージェント、ビル・ポープ(ライアン・レイノルズ)のもの。この諜報員は、ひょっとしたら世界の危機を救えるかもしれない情報を持ったまま、命を落としてしまったんです。

その情報はこうです。ダッチマン(マイケル・ピット)と呼ばれる天才ハッカーが、アメリカ軍の持つ全兵器の制御を手中に収める方法を見つけたらしく、その技術を使って全世界の国家を破壊しようとする、ヤバい連中もいるらしい、、、と。

CIAロンドン支局長の、クエーカー・ウェルズ(ゲイリー・オールドマン)は焦っています。もし、その想定が正しかったら、テロリストより先に、何としてもダッチマンの手口を奪取しなければならない。そこで、最終手段として上がったのが、例の記憶移植術だった訳です。

それで一応記憶は復元できたとは言え、その情報をCIAが思った通りに活用できるかは別問題です。脳みそいじられたからと言っても、ジェリコは依然としてただの犯罪者。だけれども、家族を愛し幸福を願ったビルの健全な記憶が、ジェリコの行動に影響を与えはじめました。

でもそれが、この事態をさらに複雑・不安定なものにしてしまったんです・・・ 【続きを読む】 “映画「クリミナル 2人の記憶を持つ男(Criminal)」:凶悪なケビン・コスナーを書き換えてみると・・・”

全米映画トップ3(2016.4.18)

「もし・・・たら、、、」は、小説や映画のストーリーを考始める出発点です。ひょっとしたら、物語を一行書くたびに「もしたら」でつないでいったら、それなりな作品になるかもしれません。

だけど、ハリウッドって何故か焼き直しが好きなんですよね。まぁ、悪い事ではないんですけど、もし、あのヒット作を別の主演で作り直したら、、、て発想を繰り返しているように思います。

マーケティング的には、ある年齢層が子供の頃に見た作品を作り直して、その人の子供世代にも売り込めば旨い商売になりそう、なのは確かだと思います。と言う訳で、今週のボックスオフィスランキング1位に飛び込んだのが、1960年代のアドベンチャーに新は息を吹き込んで復活させた、「The Jungle Book」で、公開最初の週の売り上げは1億360万ドルでした。

次の2位に初登場で飛び込んだのが、コメディーの「Barbershop: The Next Cut」で売上額は2020万ドルです。アイス・キューブとかセドリック・ザ・エンタティナーなんかがでてる映画です。

最後に3位には、これまたコメディーで「The Boss」が留まり、4040万ドルの累積売り上げに到達しています。

この春は、わらえる映画がそこそこ受け入れられているみたいですね、ハリウッド。ま、そうこうする内に、今年も長い夏休みシーズンがくるので、どんなヤツが用意されているか楽しみではあります。

ではまた。

映画「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(Demolition)」:これでアナタも壊したくなる?

〔ぶち壊れちゃった人生のバランス〕

一部を除いて、僕達は皆、社会の規律とか仕組みに従わないと生きてゆけないと、ちゃんと理解しています。そしてそう言う抑圧的な環境の中で、お金とか愛情とか、承認・信頼などの見返りを糧にして心と行動のバランスを取っているんです。

まぁ、僕ズレ太みたく、見返りが得られるだけの能力も人徳も無い場合は、ひたすら縮こまって静かにしてるしかない訳ですけど。

とにかく、そうやって一人の人間を支えていた大事な柱の一本が、突然に、そして絶対に復旧不可能な形で奪われたらその人はどうなる?、と言うのは、ホラーでもコメディーでも、あるいはドラマとしても一番面白い題材の1つではあります。

と言う訳で、またも登場した「ぶっ壊れ系」の新作映画が、ここでご紹介する「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(Demolition)」なんだそうです。

その中心に居る人の名前はデーヴィス(ジェイク・ジレンホール)彼は、投資系金融機関でお金を動かすという上級な仕事で成功していて、同時にジュリア(ヘザー・リンド)という美人の奥さんも居ました。ちなみに、彼の勤め先は奥さんの父親フィル(クリス・クーパー)が所有する企業です。

でも、そんな人生のバランスが、ある日一機に崩壊しちゃう事件が起きたんです。夫婦でドライブ中にあった交通事故で奥さんだけが他界・・・。

そして、そんな大事件が起きた直後でも、彼の仕事と雇い主である義父は彼に休みを与えてくれませんでした。本来なら深すぎる悲しみに落ちているはずのデーヴィスなのに、泣き暮らすって事もない代わり、なんとなく精神状態が妙な具合です。

そんな彼は、商品が引っかかって取り出せなかった自動販売機のメーカーに、長々としたクレームの手紙を書き始めます。そしてそれに応対するため電話をしてきたカレン(ナオミ・ワッツ)という女性と、交流を始めました。シングルマザーである彼女には、クリス(ジューダ・ルイス)という息子がいます。

その出会いが彼の心を癒した?、いや、、、そうでもなさそう。ひょっとしたら全部をやり直したい、という潜在的な衝動が有ったのかもしれませんが、デーヴィスは、色んなものをぶっ壊しはじめたんです。最初は冷蔵庫や家具から始まり、とうとうジュリアとの思い出が息づくはずの自宅そのものまで手をだします。その意味が解っているのかどうなのか、今や、クリスまで一緒になって破壊行為にふける始末。

このままいって、デーヴィスは救われる事が出来るんですかね・・・。 【続きを読む】 “映画「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(Demolition)」:これでアナタも壊したくなる?”

全米映画トップ3(2016.4.11)

クリエーターの人達というのはもともと、誰もやった事が無いような何かを創り出したい、っていう衝動がエネルギーになっているんだと思います。

でもプロになって、商業ベースで通用するかどうかって話になると、あんまり前衛的な作品とか自分の感性だけを満足させるようなモノとか、なかなか世にリリースさせてもらえない事にもなるんでしょうね。

ハリウッドみたいにドデカい業界に入り込んじゃうと、誰もやった事が無い映画作りというのは、例えば、それまで絶対に1つのスクリーン上で肩を並べる事がなかったモンスター2匹を抱き合わせる「VS」ものとか、後付けのCGの賑やかさをひたすら長く盛大に盛り付けるとか、そんな事になってゆくみたいです。

まぁ、別に文句もないんですけれど、そうやって型破り感を演出しつつ、一流産業界の商品としての品質をきっちり守る点については、彼らはとても長けているんでしょう。

そんなハリウッドの製作者が、今週の興行成績ランキング1位に放り込んできたのが、新作映画「The Boss」です。これは、型破りな人物が常識を壊すような大騒ぎを引き起こすという、「定型的なコメディー映画スタイル」の映画みたいです。 【続きを読む】 “全米映画トップ3(2016.4.11)”

映画「Creative Control」の前評判

〔人工◎◎仮想△△で全てが変わる〕

ミスター都市伝説などによると、もうじき人工知能が人間に反旗を翻す時が到来するそうです。

そうなったら、やばいです。僕みたいな小物はまっさきに排除されてしまうはずです。

一方で、例のオキュラスとかの仮想現実ギアは、エンタメやゲーム好きな人間にとっては、かなり期待してしまう道具になっていますよね。近い将来にもっと小型化して低価格になったら、ドラマや映画の配信ばかりか作り方まで変えてしまうかもしれませんし、アミューズメントパークへでかけなくても、かなりな体験が自室で出来るようになっちゃいそうです。

これまた、やばい話だとは思います、ええ。

さて、そんなヤバイ近未来でVRの世界のヤバイ快楽におぼれてしまう男が登場するらしいのが、ここで紹介する映画「Creative Control」という事です。

彼の名前は、デビッド(ベンジャミン・ディキンソン)。ニューヨークはブルックリン在住の、やり手の広告エージェントです。彼は、ガールフレンドのジュリエット(ノラ・ゼヘットナー)と暮らしています

最近、デビッドが請け負った面白い仕事、それこそが、「アーギュメンテッド・リアリティ社」が開発した最新のバーチャルリアリティー装置を使った、新しい宣伝戦略なんです。

そして、ひょんな思い付きからか、彼がそれにプログラムしたのは、なんと友人ウィム(ダン・ジル)の婚約者であるソフィー(アレクシア・ラスムッセン)の姿。実は、ジュリエットは自分が通っているヨガ教室の講師と浮気しているらしいし、ウィムもまた次々と新しい相手を見つけてくる恋愛中毒なんだとか。

だとしたら、バーチャルの世界にソフィーを映し出し、ほぼリアルな仮想セックスをしてみたって、デビッドには何も罪は無いと言えるのでしょう。

でも、現実ではない世界に溺れる彼の現実生活は、段々とけじめがなくなって行くようです。このままファンタジーにふけり続けても大丈夫なんでしょうか?・・・ 【続きを読む】 “映画「Creative Control」の前評判”

映画「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(Everybody Wants Some!!)」の前評判

〔無限のチャンスが与えられた時代の・・・〕

考え方や物の見方も十人十色といいます。そして、青春時代の持っていた意味も、人によって千差万別なんだと思います。

場合によると勉強ばかりしていた、という方も居るでしょうし、学生時代=恋愛と思う人も居ると思います。スポーツに賭けていた人も居れば、中学校の頃からアイドルやっていたので業界内で青春を過ごした、という人ももちろん居るはず。

まぁ、僕ズレ太みたく、誰からも愛されず必要ともされない暗く湿ってカビ臭い青春を過ごした人も、これまた少なくなかろうと思うんです。そして一方、ここでご紹介する映画「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(Everybody Wants Some!!)」の主人公さんみたく、ハイスクール卒業と同時に酒ざんまい可愛い娘を追いかけまわしまくり、てなる人もいます。

その青年の名前はジェイク(ブレイク・ジェンナー)。時は1980年。彼はテキサスにあるカレッジで野球をするために、いまこの学生寮へやって来ました。彼を迎えたのは同じチームに所属する面々。デール(J.クイントン・ジョンソン)、マクレイノルズ(タイラー・ホークリン)、フィネガン(グレン・パウエル)、ジェイ(ジャストン・ストリート)など。

今日は金曜日。週が明ければ、練習と勉強の忙しい日々が幕を開ける、、、、はず。ですが、どうもこの学校の先輩方からは、厳しく律した生活感が感じられない気もします。もちろん彼らのコーチからは、生活態度に関する徹底した指導が言い渡されたんですけどねぇ。

なにはともあれ、授業が始まるまで3日も有る、と言う訳で、さっそく彼ら野球選手も活動を開始します。まず始めたのは音楽を流したりピンポンしたり。あるいは、全員で車に乗っかってキャンパス周辺の女の子に声をかけまくったり、声をかけられたりしてりします。

夜はと言えば、当然の事ながらバーに繰り出しパーティーに顔を出し、ビールを飲み干しマリワナを吸った上、プールに飛び込んだりしてのどんちゃん騒ぎ。

まぁそれでも、月曜の朝にはちゃんと起きて、クラスに顔を出せれば全てOK、なんでしょうけどねぇ。・・・OKですかね?。 【続きを読む】 “映画「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(Everybody Wants Some!!)」の前評判”

全米映画トップ3(2016.4.4)

日本の場合、この4月という季節が、たくさんの人々によって新しい扉が開かれる時期、という事に設定されています。

ある人にとっては大人への扉、別の人にとっては恋愛の扉かもしれませんね。夜の街では初めて入るスナックの扉を開ける人もいるでしょう。

なんにしても、いつのまにか自分がやっている、自分と周囲についての見方を見直して、新しく今までとは別な事に挑戦するのは良いことだと思います。意外と人って、ちょっとの勇気さえあれば、自分がもっと上手くやれる道に出会えたりするもんです。過去の失敗も気になりはしますけど、同じ轍を踏まないように注意深くやって行けばいいんだろうな、と思うんですね。

まぁ、はたから見れば節操ないと思える程に、なんでも手を出すのがアメリカのショウビズ界かもしれませんね。そこでは、マーケティング部門から自身のあるプレゼンテーションさえ得られれば、たとえば「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(Batman v Superman: Dawn of Justice)」なんていう、型破りの禁じ手も平気で繰り出す事ができるのです。

そう、今週の週末に売上ランキングのトップを突っ走っている、最新の映画がそれですね。 【続きを読む】 “全米映画トップ3(2016.4.4)”

映画「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(Eye in the Sky)」:ヘレン・ミレンが殺しを命じる時

〔心を持たない殺戮マシンの裏側に居る人々〕

正直ぶっちゃけると、僕ズレ太はスマホも持っていないので、みなさんがやっている素敵な情報生活の事もさっぱりわかりません。

まぁ、それもそれで良いのかなぁ、と高をくくっていたんですけどね、気が付けば、自動車は自分で走らなきゃいかんと言う人が増えているし、証券や為替の相場なんて人工知能が牛耳っているとか聞きますし、もうアタフタって言うより頭ぽかーんです。

あと、ドローンもです。何年か前は、こんなに流行するとは思ってもいなかったんですよね。使い道を間違えると、操縦者ではなくて他人に危害を加えるものなので、やっぱり安全基準を決めて免許制にするべきじゃないでしょうかねぇ。

いわゆる、その凶器としてのドローンの特性・機能を、国家のために役立てている人も居る、と語るのが、ここでご紹介する

このテロが実行されたら、西側の一般市民に甚大な被害が出ます、そして今こそ、それを防ぐに絶好のタイミングです。幸い、MQ-9にはヘルファイヤーと呼ぶ強力なミサイルが装填済み。作戦本部は、偵察任務を掃討作戦へと切り替える事にしました。

しかし、その時です。一人のケニヤ人少女が、テロリストの館に入ってきたんです。見たところ、物売りの少女らしいのですが、すぐに出てゆく様子も有りません。このままでは、一般市民、それも子供を作戦の巻き添えにしてしまう、、、。

パウエル大佐と、フランク・ベンソン将軍(アラン・リックマン)らは、政府上層部の意見を求める必要に駆られます。しかし、政治家達には、この複雑な問題に即決の答えを出す能力は有りません。

そうこうして行くうちにも、テロによる大量無差別殺戮を一挙に阻止するタイミングは、どんどんと失われて行きます・・・ 【続きを読む】 “映画「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(Eye in the Sky)」:ヘレン・ミレンが殺しを命じる時”

映画「Midnight Special」の前評判

〔大人の世界をひっくり返すのは無垢な少年の眼差し〕

「この世の中を変えなきゃっ」、と声を上げた活動家の人達も、社会を全部ひっくり返した後、そこに作ろうと思っている世界には、結局自分の好みにあう姿を、想像しているんだと思います。

教養の有る無に関わらず、人間は皆、なんやかんや言っても、自分の喜ばしいものだけを優先的に求めるんです。もちろん、悪い事じゃありません。

でも、通常は、それぞれ別個の好みが適当にぶつかり合ってごちゃごちゃになり、大きな一つに結束する事が無いので、結果、この世の中は慣性の法則に従い、ただ一つの方向へと動いてゆくのみです。あるいは、変革を起こしたいと願う人にはパワーが無く、そんなん考えたくもないという人の所に、すんごい能力が授かったりしてるのかもしれません。

つまりまぁ、不安定化しないため、この宇宙はちょうどよい具合に出来上がっているという事なんでしょう。

さて、本人の意思とは関係なく、そのスーパーパワーが与えられちゃったというのが、この映画「Midnight Special」の主役である男の子、アルトン君(ジェイデン・リーバハー)です。彼は今、2人の男性とともに郊外のモーテルに宿泊中。どうやら、いずこかへ向かって急ぎの旅の途中らしいです。

その2人の男性。1人はロイ(マイケル・シャノン)、もう1人はルーカス(ジョエル・エドガートン)と言います。実は、ロイはアルトンの実父。だのに、どうして世の中から身を隠し行動しているか、と言うと、アルトンの事を、強大な組織が狙い追いかけてくるからなんですね。

その組織とは、ポール(アダム・ドライバー)というアナリストが務めるNSAっていう国家機関、もう1つは、カルヴィン(サム・シェパード)という男性が率いる、ちょっと面倒くさい感じの宗教団体です。

でもどうして? 実はアルトンには、世界をぶち壊せるかも知れない程の強い超能力が有るから。NSAは安全保障上の理由で、就航団体はお告げをする役目として、この小さい少年を利用したくて仕方が無いんだそうです。

今、3人は、アルトンの超感覚に従って旅を続けます。途中、彼の母親であるサラ(キルスティン・ダンスト)と会ったりしつつ、ひょっとしたら、彼らにとっての救いが有るかも知れない場所を求め、移動し続けます。

でも、このミステリアスな逃避行を終えた時、果たして彼らに、本当の安息がもたらされるのでしょうか? 【続きを読む】 “映画「Midnight Special」の前評判”

全米映画トップ3(2016.3.21)

ホームシアターが普及しはじめてから久しいのに、どうして未だに、劇場公開映画作品が滅亡せず生き残っているのだろう?、と考えると、その答えの1つは「共有感」じゃないかと思うんですね。

劇場では、ストーリーに没入するために照明を落とすのですけど、それでも、周囲に観客が居ることをお互い意識しているし、没入する物語の世界を、その皆が共有しているから寂しくない。そして、自分が観た作品の順位が上の方に上がったら、世の中での自分のセンスが証明された事にもなっちゃいます。

やっぱり、自分の世の中的位置を確認する事は、人間にとって大切で、わざわざ自分の意思で作品を選んで、できるだけ多くの人とその世界を共有する事が、その確認の1つの流れになってくんだと思うんですよね。

かくして、今週もハリウッド界隈では新作映画を取りそろえ、できるだけ多くの人数にその世界観を味わってもらうよう、劇場へと誘っています。そんな中で、今週もランキングのトップを維持したのが、ディズニーアニメーションの最新作である「ズートピア(Zootopia)」で、累積の売り上げは2億180万ドルに到達しました。 【続きを読む】 “全米映画トップ3(2016.3.21)”

映画「10 クローバーフィールド・レーン(10 Cloverfield Lane)」の前評判

〔開けられない扉の向こうに広がる恐怖の世界〕

The photo is provided by Gage Skidmore(表示 – 継承 2.0 一般)

僕スレ太は、いろんな意味でズレているために、方々でやっちまった社会的な失敗がトラウマになり、内面的には、今、小さい穴のなかに引きこもっているのと、大差ない状態なんです。

対人恐怖みたいのはないんですけど、でも、もうちょっと勇気があれば、今よりずーっと広い社会と関わって、もちょっとは美味しい目に遭えるんだろうなぁ、とか、思うんですよね。でも、ポンコツですからどうしようもありません。

人は、知らないうちに、心とか行動に不要な制限をかけているものです。たとえば、この映画「10 クローバーフィールド・レーン(10 Cloverfield Lane)」の中心人物である、ハワードさん(ジョン・グッドマン)もそうです。あっ、でも、彼の場合は、今生活している地下のサバイバルシェルターから、上に出れない理由があるから、そこに閉じこもって居るだけなんですけどね。 【続きを読む】 “映画「10 クローバーフィールド・レーン(10 Cloverfield Lane)」の前評判”

全米映画トップ3(2016.3.14)

最近、生活のリズムというか体制が変わったので、こっちのサイトに手を入れる余力が足りません。

オスカーも過ぎると、面白そうな映画が一杯投入されはじめるので、できるだけたくさんフォローしたいんですけどね。なんつっても、前足と後ろ足をたしても4本しかないので、対処しきれないんですわ。

なんとか生産性を上げないといけないと思うんですが、それがまた苦手な事でして、むむむ。

さて、そんな、3月の第二週末、ハリウッド界隈での売り上げランキング上位3つです。

まず、第一位をキープしたのが、陽気の良い春先に向けディズニーが投じた、キュートで意味深な所も有るとう動物CGアニメーション、「ズートピア(Zootopia)」で、累積の売り上げは1億4260万ドルに到達、この週末の売り上げだけで見ても、5000万ドルを達成しています。

あらゆる動物が、見かけ上は仲良く暮らしている大都会、ズートピア。その市警として初めてウサギの警官が誕生しますが、すぐに彼女は、この街に隠されたミステリーと陰謀を解き明かす役目を担う事になっていく、そんなお話だそうですよ。主演ウサギちゃん、声を務めているのがジニファー・グッドウィン。 【続きを読む】 “全米映画トップ3(2016.3.14)”

映画「エンド・オブ・キングダム(London Has Fallen)」の前評判

〔強化された大統領の危機管理が世界を救う!?〕

「前代未聞だったあの◎◎事件から◎年、しかし、世界を震撼させた脅威は消え去っていなかった・・・」、というスリラー系の映画としても常套手段と言える、シナリオの延長作戦により観客を掴むのが、この新作映画「エンド・オブ・キングダム(London Has Fallen)」です。

アクションスリラーでは、常に大事件は、一人(か二人)のヒーローの廻りばかりに集まるもの、と言う訳で、今回も、悪辣なるテロリストとガチな対決をするのが、敏腕シークレットサービスである、マイク・バーニング(ジェラルド・バトラー)、そして彼が体を張ってでも守り切るとコミットした相手こそ、あの大統領、ベンジャミン・アッシャー(アーロン・エッカート)です。

今、彼らはロンドンに到着しました。先ごろ突然他界した英国首相の国葬へ参列するため、この地を訪れているのです。そして、2人を含む要人達を待ち受けていたのは、英国政府によるもてなしだけではありませんでした。

なんと、あの凶悪テロリスト、アマー・バーカウィ(アロン・アブトゥブール)は生きていて、西側先進国の首脳が全員集合するという絶好のこの機会に、史上最悪のテロリズムをしかけようと策略をねっていたのです。

テロ集団は、大量の人数と大量の武器をそろえ、一気にロンドンを制圧しようと攻撃を開始。しかしアッシャー大統領だけは、バーニングの機転により、なんとか一時的に難を逃れます。

しかし、今や、街中のいたるところにテロリストの手下がおり、激しいカーチェイスの末、結局孤立してしまったバーニングとアッシャー大統領の2人。その大統領を捉えようと、バーカウィは、米国にいるトランブル副大統領(モーガン・フリーマン)へと脅迫のビデオメールを送り付けます。

彼の目的は、大統領の処刑を全世界へ向けネット中継すること、もし、大統領を引き渡さなかったら世界中の大都市で、ロンドンと同様に大規模な破壊工作を行う、そう言ってきたバーカウィ。米国政府じゃなくたって、どちらにしてもそんな話、受け入れることは出来ないに決まってます。

いまや、政府からの援護も期待できず、孤軍奮闘しながら大統領を守るバーニング、果たして彼は、アッシャーを守りながら、テロリスト達を倒す事が出来るのでしょうか? 【続きを読む】 “映画「エンド・オブ・キングダム(London Has Fallen)」の前評判”

映画「ズートピア(Zootopia)」の前評判

〔もしも動物に社会が有って、それが人間なみに酷かったら?〕

人間てのは、哀れな生き物です。ぺらぺら言葉を喋って文明のい利器を振り回したとしても、その内面では、問題を力任せに解決するという原始的かつ野生の性質が残っていて、その両方の世界を行ったり来たりして常に不安定なのです。

その不安定は、いつの間にか不安感に変わり、自分はデカくて強くなきゃだめだ、と思い込んでいる人間は、近場に適当な獲物を見つけて襲い掛かるんですよね。

結局、人間も独特な生活形態を手に入れたとは言うものの、野生動物の一種でしかないんです。

しかし、この地球上にもまだ人跡未踏の土地は残されているので、ひょっとしたら、雑多な動物達が年を築きそこに集まって生活している、そんな国が存在するのかも知れません。例えば、この映画「ズートピア(Zootopia)」で、主人公のバニー、ジュディー(ジニファー・グッドウィン)が、動物史上初の、ウサギ警察官、を目指して状況した大都会のような場所です。

ジュディーが生まれ育った田舎と違い、このズートピアには犯罪や差別が一杯です。小柄な体ながらも、立派な刑事になるべく気概を見せて活動するジュディーですが、雑多な者が入り乱れる大都会の事情は、なかなかタフな相手です。

そんなジュディー、ある日、キツネのニック(ジェイソン・ベイトマン)と出合います、なんと彼は要領だけで世渡りをする詐欺師。しかし、ズートピアの内情を知るには、ひょっとしたら絶好のパートナーなのかも。

今、ズートピアに連続失踪事件が発生し、その被害者は全員肉食系の動物達。そして、ジュディーはニックと共に、この謎に満ちた事件を捜査しはじめます。

大都会に渦巻く犯罪の中へ切り込んで行く2人、そして彼女らが辿り着いた場所には、動物どうしの差別に絡む陰謀の臭いまで、、、。

大きくて便利で、それでも実はキケンな場所、ズートピア。ここでジュディーは、刑事になるという生涯の夢をかなえられるのでしょうか?、そして、謎が渦巻くこの事件を解決できるのでしょうか? 【続きを読む】 “映画「ズートピア(Zootopia)」の前評判”

全米映画トップ3(2016.3.7)

人種的多様性の薄さが問題視された映画賞も授与され、日本では、男の子と恐竜が種を超えて仲良しするアニメが封切られ、それでもって、ひょっとしたら次の米大統領が移民排斥を始めるかもしれない、と、色々な話題が沸き起こった春ですが、これから、ハリウッドも本格始動すれば、政治や経済も少しずつ回転し始めるんじゃないでしょうか。

その待ちに待った映画の春、実質的なスタートダッシュを決め、ランキングの第一位を奪取したのが、ディズニー・アニメーション・スタジオが満を持して放つ、「Zootopia」で、初登場の週末の売り上げは、7370万ドルでした。

こちらは、ピクサーが噛まない方のディズニーCGアニメ。あらゆる動物が集って暮らす架空の大都会ズートピアへ、警察官になるという夢を追って移住してきた一匹のバニーが、動物間の差別にからむ陰謀を解き明かしてゆく事になります。主演はジニファー・グッドウィン。

第二位に入ったのが、これまた初登場でアクションスリラー作である、「London Has Fallen」。ジェラルド・バトラー、アーロン・エッカートら、固いキャスティングの一発です。

英国首相の葬儀にむけて、そこに集まる世界の首脳陣を一気に暗殺しようという、おっかない計画が進行中。CIAとMI-6の敏腕エージェント2人が、この最悪テロを阻止するために奔走します。メガフォンを取ったのが、イラン出身の映画監督ババク・ナジャフィ。

さて、今週の第三位に入ったのは、辛辣なヒーローをウィットとともに描くマーベル系アクション、「 Deadpool」で、累積の売上額は、3億1120万ドルにまで到達しています。

日本では、6月に公開予定の「デッドプール」。まぁ、邦題もこうにしかなりようもなく、その意味では、つっつきがいの無い一本ですが、新しいタイプのヒーロー映画として、内容は期待できそうですね。

僕ズレ太は、最近体力の限界を感じて、サイト更新を終える度に3時間くらい気絶しています。皆さんは、春にやってくる新たな出会いを逃さぬよう、結果にコミットしてシェイプアップして、頑張ってください。

ではまた来週っ^^。

映画「キング・オブ・エジプト(Gods of Egypt)」の前評判

〔人類文明の楚は神々のお戯れで崩壊〕

僕ズレ太は生のヤツを見た事ないのですが、エジプト・ギザの三大ピラミッドは、訪れた人々に、絶対に人の手で作れないという強烈な印象を伝えてくるのだとか、聞いた事が有ります。

詳しいその建築手法も結局のところ謎のままで、作られた年代についてだって、色んなスジの人が色々諸説を持ち出しているみたいですね。個人的には、結構な古代の時代にも、かなりな基礎科学が存在したろうと思うので、当時の天才が幾何学などを駆使しつつ考えたら、巨大な建築も要領よく建てられたんだと思います。

あるいは、重力をあやつるパワーを持つ「石」みたいなのがあって、それで巨石をひょひょいのひょい、と運べたという事も考えられます。だから、ピラミッドはその力で支えられていて、頂上に上って崩壊の呪文を唱えると、がらがらがら~っ、と、、、アリャ、聞いたことあるような、ハテ?。

いろいろと妄想は出来るんですが、しかし、すべての真実はこの映画「キング・オブ・エジプト(Gods of Egypt)」に語られているのかもしれません。

超古代のエジプト、その国が神々により支配されていた時代、時の統治者であるオシリス(ブライアン・ブラウン)は、代替わりとして息子のホルス(ニコライ・コスター=ワルドー)へ、国を譲り渡そうとしていたのです。

でもそんな折、彼らの前に突如降り立ったのが、オシリスの兄弟であるセト(ジェラルド・バトラー)。もちろん、彼の目的はエジプトをわが物にする事。セトは、オシリスと妻を殺害し、ホルスの眼球を引っこ抜くという残虐な暴挙を働きます。 【続きを読む】 “映画「キング・オブ・エジプト(Gods of Egypt)」の前評判”

映画「トリプル9 裏切りのコード(Triple 9)」の前評判

〔汚れた英雄たちの企みが転げ落ちる想定外の展開〕

この世界には、真の意味で自分の力だけを頼りにやってる人なんて、実は一人も居ないと思うんですね。

たとえ、給料が入り始めて家賃を払える様になったとしても、そのお金の価値というのは、ほうぼうの力が寄せ集まって出来上がっている訳ですし、食べるもの着るもの、そして住む場所も、それなりな他人が作ってくれたものですから、自力で勝ち取ったというのは一つの平和な幻想です。

そして結局、社会人として上手くやるというのは、右から来たものを左へ、左から来たものを右へ手渡しする、という、非クリエイティブな作業にうまく折り合いをつけるために、自分に対して多いに妥協する、という事と同義でしかありません。

ヒトにとって妥協というのはコワいものでもあります。最初の妥協は次のちょっと大きい妥協への呼び水となり、そして次、また次と、気づいたら止まれない速度で坂道を直滑降している場合もありますから。

それで、そんな風に落ちる人たちが、世の中を守ったり正したりするポジションに就いていたら、そりゃあもう恐ろしい事になっちゃうんです、例えば、この映画「トリプル9 裏切りのコード(Triple 9)」の冒頭で、なにやらいけない相談をしている5人のアトランタ市警、マイク(キウェテル・イジョフォー)、マーカス(アンソニー・マッキー)フランコ(クリフトン・コリンズ・Jr)、ラッセル(ノーマン・リーダス)、そしてゲイブ(アーロン・ポール)らのケースもそんな喜ばしくないお話しの一つ。

もともと、素行には若干問題が有ったかもしれない彼らなんですが、今回の場合、外国のマフィアから強奪行為を強要されている様なんですね。アトランタの街においてそのマフィアを牛耳っているのが、イリーナ(ケイト・ウィンスレット)という謎の美女。なんか、牢屋に入れられた旦那さんの代わりに、彼の組織を動かしているのだとか。 【続きを読む】 “映画「トリプル9 裏切りのコード(Triple 9)」の前評判”

全米映画トップ3(2016.2.29)

間違いなく、アメリカの映画業界でも、現場組と管理組の間にはそれなりな格差があるんでしょうね。ショーレースのクライマックスを迎えたこの週末じゃ、業界で上のクラスに居る人は、ロビイングのための接待でシャンペンを何本明けた事でしょう。

まぁ、そうしているウチにも、現場の方では劇場へ新しいフィルムがせっせと運び込まれ、映写機にセットされている訳です。あ、失礼、今どきはネットワークからダウンロードするのか、、、あちち。ともあれ、やっとこさ映画の世界が本格的に動き出す2月の最後のランキング上位です。

今週も第一位を堅持したのは、もちろんこれ、ライアン・レイノルズ主演の辛辣ヒーローものアクション、「Deadpool」で、累積の売上額は2億856万ドルでした。 【続きを読む】 “全米映画トップ3(2016.2.29)”