天才児とその母が体験するスリル:新作映画「Book of Henry」について

〔ナオミ・ワッツ主演でユニークな展開が売りの物語、その概要(あらすじ)は?〕

毎度のことながら、アメリカ映画には特別な人ばかりが登場します。

特別に優れた人、特別に普通な人、時には特別にひどい人も。

この新作映画「Book of Henry」も、ある意味でそんなテンプレートを出発点にしている一本かもしれません。

あらすじ

この中で、特別に賢くて思いやりに溢れているのが、題名にもでてきてるヘンリー君(ジェイデン・リーバハー)、12歳。彼には、8歳のかわいい弟、ピーター(ジェイコブ・トレンブレイ)がいます。そんな彼らの生活をささえているのが、シングルマザーのスーザン(ナオミ・ワッツ)です。

まぁ、実際のところ、生活してゆく上での小難しい問題をうけもつのが、このヘンリー君。学校の先生もかなわない程に賢い少年なんです。だから、スーザンも彼に頼りっきりみたいな所もあります。

ある日、ヘンリーは同じクラスの女の子、クリスティーナ(マディー・ジーグラー)の様子が変な事に気づきます。実は二人は隣人の間柄。どうやら、家庭内に深刻な問題を抱えている様子な彼女です。

心配したヘンリーは、ついに、父親がクリスティーナにしている残酷な行為を突き止めます。彼女を救えるのは自分の家族だけ。賢い彼は、特別な作戦を練りました。

でも、その作戦を成功させるには、いつもはヘンリーに頼り切っているスーザンの手助けが、絶対に必要だったのです・・・

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〔ワッツの演技力は確実、そんな一本の気になる評価は?〕

大まかな流れとしては、前半の穏やかで幸福な生活から事態が急転、隣人の美少女救出という緊迫したドラマになってゆく、的なもののようですね。

そして、その映像を支えているのは、なんと言っても美しいナオミ・ワッツさんの存在です。いろんな所で演技力を発揮しまくっているワッツさんですが、

「最近の出演作品の選択が、あまり成功していないとも言えるナオミ・ワッツだが、それでも彼女は、仕事ぶりにためらいを見せるような事もほとんどない。例え、作品自体がモタついていたとしても、その感情表現にみせる演技力は、最初の映像から観客を引き込んでしまうのだ。そして、この気色悪い程に感情操作的な作り話である映画、「Book of Henry」もまた、彼女のそんな演技力を利用した一本と言えるだろう。(Los Angeles Times)」

まぁ、その意味でいうと、映画を成り立たせるための請負仕事人みたいな、そんな役者さんとしても評価が高いという事でしょうか。

大概のストーリーが、1つや2つは有り難くない事件を含んでいて、そんな時に、超かわいくて賢い子供が問題解決に立ち上がるというのも、言って見れば鉄板のシナリオです。まぁ、ネガティブな点数をつけるとしたら、そんな部分になるのかも。

とは言え、また別の評論もありまして、

「ベストな映画というのは、分かりやすいお約束事項などは最小限にとどめるものだし、同時に、見る側の積極的な態度と集中力を要求し、観客自身の解釈を促すよう作られているものだ。私は、この映画「Book of Henry」が見せる、そういったアプローチ姿勢を過剰に売り込む気はない。しかし同時に、いくつかの感情表現と映画ジャンルの中を移り変わってゆくという複雑さが、私を充分に引き込んだのも事実である。(Chicago Tribune)」

メディアに多く出ているスチール写真と、ざっくりした説明文だけを見た時は、「賢い少年がもっと凄い偉人に育って行く過程を支えた母親のドラマ」、のように思わせるのがこの映画です。でも、実際は、夏休みのエンターテインメントとして楽しめそうな、サスペンス要素もある一作のようです。

だんだんと緊張感を高めて行くなかでの、美しいワッツ姉さんが見せてくれる演技も見どころでしょうね。

ただ、、、現在(2017年6月下旬)の所、USA、UK、そしてアイルランドでしか上映されていません。どうなる、、、日本公開、、、

それでは、またっ^^。

キャスト&スタッフ

  • 監督:
    • コリン・トレボロウ
  • 脚本:
    • グレッグ・フルビッツ
  • 制作:
    • スー・ベイデン・パウエル
    • ジョン・ペノッティ
    • ブルース・トール…他
  • 出演:
    • ナオミ・ワッツ
    • ジェイデン・リーバハー
    • ジェイコブ・トレンブレイ
    • マディー・ジーグラー…他

参照元
Los Angeles Times
Chicago Tribune

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ズレ太

Author: ズレ太

いろんな事がズレまくってるズレ太です。 でも、意外とまじめですよっ! (記事の中で引用している映画批評は、米国の電子版メディアから抽出しての大意翻訳です。)

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