映画「NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム」:エマ・ロバーツ、人生を賭けたネットゲームで大勝負

【広告】

〔ネットばっかりやってると、◎◎◎がXXになりますよっ〕

経済的な付加価値っていうのは、人間が何かを作り出したときに生まれます。だから昔は、自動車とかテレビの生産ラインでまじめに繰り返し作業をする人が、立派な社会人の筆頭でもあった訳ですね。

まぁ最近はと言えば、とりあえず開いてもらえそうなネット動画を配信して人気が得られれば、一日に数万円くらいの付加価値は生み出せるようになっています。人類の進化、おそるべしです。

しかし、悪銭身に付かず、うまい話にはウラがある、という教訓があるとおり、純粋なティーン達がネット世界の妖怪につかまって食い物にされるリスクも高まっています。たとえば、この映画「NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム」の美しきヒロイン、ヴィーナス(エマ・ロバーツ)ちゃんも気の毒なティーンの一人です。

ニューヨーク州はスタテンアイランドで育った彼女は、近々ハイスクールを卒業するにあたり、カリフォルニア芸術大学を受験し合格しました。ただ問題なのは、彼女のシングルマザーであるナンシー(ジュリエット・ルイス)さんには、その学費を出す余力など到底無かった事。

そんな事で悩んでいた矢先、親友のシドニー(エミリー・ミード)ちゃんから、とあるオンラインゲームの存在を教えられます。そのゲームの名は「ナーヴ」。

そのゲームで参加者は、「プレイヤー」か「ウォッチャー」のどちらかを選びます。つまり、前者は後者の要求してくることを実際にやれば、ある程度の報酬を得ることができるという仕組み。

まじめにお金が欲しいヴィーナスちゃんは、そのゲームに参加するとき、当然プレイヤーの立場を選択しました。彼女に与えられた最初のミッションは、見知らぬ人とキスするという簡単なことで、覚悟を決めた彼女は、ぱっと見かけた男性イアン(デイヴ・フランコ)の唇を奪います。

もちろんヴィーナスは、そこそこのキャッシュをもらいます。でも、彼女に突き付けられる要求は、当然の様にどんどんエスカレート。それでも、勢いに乗って次々とクリアしてゆく彼女。いつのまにか、イアンもそれに巻き込まれています。

さて、節度をわきまえない大衆が動かすこのゲーム。どこまで行っちゃうんでしょうね。ヴィーナスちゃんは、適当な所で手を引く事が出来るといいんですけどね・・・

〔ネット時代を生きる若者への警鐘、ではあるものの!?〕

ネットとの付き合い方は人それぞれのスタイルがあるし、結局、全ては自己責任でという事になっちゃいます。ただまぁ、これは情報を開示するための道具に過ぎないので、過剰に捉えたり従ったりしないように気を付けるのが賢明です。

便利だけど諸刃の刃、それがインターネット、その怖さを描くのが本作という訳ですが、

「この10年ほどの間、ネットの住人達は危険な存在に成り得るという事を描く、そんな映画を作る試みがなされてきた。しかし、その成果と言えば一連のつまらない作品群である。ネットの脅威は、即時的に得られる名声や、巨大な数の人間とつながっているという錯覚などに深く関係したものだ。そして、この映画‛Nerve’こそ、それら全てを包含した最初の一作であり、結果的に、良く出来ていて記憶に留まるスリラーともなっている。(SFGate)」

、という評価もあれば、

「2010年のドキュメンタリー映画‛Catfish’を生み出した人間が放つのが、この新作映画‛Nerve’であり、再びコンピューターゲームが酷い展開を見せるという仕掛けの下作られた作品である。共同監督であるヘンリー・ジューストとアリエル・シュルマンらが、ニューヨークの格安ロケ現場を上手く使い切った事には評価を与えるものの、その話の仕掛けが容易に見きれてしまう点には、繰り返し退屈させられるだろう。(Boston Herald)」

、ありがちなネットスリラーと言う事でしょうか。

ハリウッドスリラーとしては、主役に若手の綺麗な俳優さんを使うことで、見ている者がより感情移入しやすくするんでしょうけど、

「この映画は、若いキャラクターを揃えたというのみならず、彼らの感受性をもとらえている一本だろう。そういった要素は、見ている者がここで描かれるゲームのなどの潜在的魅力を、そこへ警告を発する内容の筋書きである本作からでさえ、感じ取れるように促している。ヘンリー・ジューストとアリエル・シュルマンら二人の監督は、極度なテンションを得るために仕立てたシーンの中でも、物事に動きを維持し続けている。(SFGate)」

、まぁ僕ズレ太としては、主演のエマ・ロバーツさんには、なみなみならぬ興味があります。そして、ティーンを中心に訴求する娯楽映画としては、最終的に同じ着地点へ行く事にもなるのでしょう。

「‛ハンガーゲーム’にも通じる、本作でメインとなる秘密部分は実に見えすいていて、失敗していると言うべきだ。96分間の長さは耐えられなくもない程度であるものの、もっと満足感のあるスリルが欲しかったと思うのだ。(Boston Herald)」

結構、トレーラー映像でバレちゃってんですけどね。

それでもスリラーは、仕掛けや発想だけでなく、不安とか緊張をどう演出するかが肝です。同じテーマの映画がいっぱいあっても、「エクソシスト」を凌駕するホラーが出てこないのは、まさにそんな理由。

だから、全体像が軽くても、主演俳優のコミットメントを見るという理由は十分に成り立つとも言えるでしょう。そこにこそ、監督の演出が活きるというものですからね。

とりあえず、ロマンス&キス&ハグ&スリル有りの、男女が共に楽しめそうな一本だろうと言う気はしています。日本にいつ来るんでしょうねぇ。それではまたっ。

参照元
SFGate
Boston Herald

ズレ太

Author: ズレ太

いろんな事がズレまくってるズレ太です。 でも、意外とまじめですよっ! (記事の中で引用している映画批評は、米国の電子版メディアから抽出しての大意翻訳です。)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。