全米映画トップ3(2016.3.21)

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ホームシアターが普及しはじめてから久しいのに、どうして未だに、劇場公開映画作品が滅亡せず生き残っているのだろう?、と考えると、その答えの1つは「共有感」じゃないかと思うんですね。

劇場では、ストーリーに没入するために照明を落とすのですけど、それでも、周囲に観客が居ることをお互い意識しているし、没入する物語の世界を、その皆が共有しているから寂しくない。そして、自分が観た作品の順位が上の方に上がったら、世の中での自分のセンスが証明された事にもなっちゃいます。

やっぱり、自分の世の中的位置を確認する事は、人間にとって大切で、わざわざ自分の意思で作品を選んで、できるだけ多くの人とその世界を共有する事が、その確認の1つの流れになってくんだと思うんですよね。

かくして、今週もハリウッド界隈では新作映画を取りそろえ、できるだけ多くの人数にその世界観を味わってもらうよう、劇場へと誘っています。そんな中で、今週もランキングのトップを維持したのが、ディズニーアニメーションの最新作である「ズートピア(Zootopia)」で、累積の売り上げは2億180万ドルに到達しました。

あと1か月ちょいで日本公開になるこの映画では、肉食と草食、両タイプの動物が共生する大都会が舞台。一見、発達して全てがうまく回っている様なその世界にも、やっぱり自然が与えた動物的ヒエラルキーが生き残っているみたい、、、

さて、今週第2位になったのが、初登場のSciFi系アクション「Allegiant」で、売上額は2910万ドルでした。

ストーリーはシリーズ仕立てにして、作品の間の幕間はファン達のツイートで温度を下げないように図る、っていう、今どきの娯楽映画らしいのが本作です。まさに、スクリーンの中と外で、皆が世界観を共有するにはうってつけ、な感じのヤツですね。

そして、第3位に入ったのは、これまた初登場の「Miracles from Heaven」で、売上額は1500万ドルでした。

実際におきた奇跡的出来事をベースにしたと言う、このストーリー、主演はあのジェニファー・ガーナー。治療法のない難病を抱えた彼女の娘に、ひょんな事で天からのご加護が舞い降ります。

この春先、屋外での活動が忙しくなる方々も多いと思いますが、そんな時にもたまには、あえて劇場に入って感動を共有しあってみるのも、悪くないかもですね。一つの共通な世界に入り込む事で、その感覚の質はずっと高くなるでしょう。

それではまたっ。

ズレ太

Author: ズレ太

いろんな事がズレまくってるズレ太です。 でも、意外とまじめですよっ! (記事の中で引用している映画批評は、米国の電子版メディアから抽出しての大意翻訳です。)

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