映画「キング・オブ・エジプト(Gods of Egypt)」の前評判

〔人類文明の楚は神々のお戯れで崩壊〕

僕ズレ太は生のヤツを見た事ないのですが、エジプト・ギザの三大ピラミッドは、訪れた人々に、絶対に人の手で作れないという強烈な印象を伝えてくるのだとか、聞いた事が有ります。

詳しいその建築手法も結局のところ謎のままで、作られた年代についてだって、色んなスジの人が色々諸説を持ち出しているみたいですね。個人的には、結構な古代の時代にも、かなりな基礎科学が存在したろうと思うので、当時の天才が幾何学などを駆使しつつ考えたら、巨大な建築も要領よく建てられたんだと思います。

あるいは、重力をあやつるパワーを持つ「石」みたいなのがあって、それで巨石をひょひょいのひょい、と運べたという事も考えられます。だから、ピラミッドはその力で支えられていて、頂上に上って崩壊の呪文を唱えると、がらがらがら~っ、と、、、アリャ、聞いたことあるような、ハテ?。

いろいろと妄想は出来るんですが、しかし、すべての真実はこの映画「キング・オブ・エジプト(Gods of Egypt)」に語られているのかもしれません。

超古代のエジプト、その国が神々により支配されていた時代、時の統治者であるオシリス(ブライアン・ブラウン)は、代替わりとして息子のホルス(ニコライ・コスター=ワルドー)へ、国を譲り渡そうとしていたのです。

でもそんな折、彼らの前に突如降り立ったのが、オシリスの兄弟であるセト(ジェラルド・バトラー)。もちろん、彼の目的はエジプトをわが物にする事。セトは、オシリスと妻を殺害し、ホルスの眼球を引っこ抜くという残虐な暴挙を働きます。

かくして、ホルスvsセトの、王国支配権をかけた壮絶なる戦いが勃発してしまいました。その戦争は、エジプトの偉大な建造物や街並みを破壊しながら、果て無く続きそうです。

そんな折、ホルスが一人の人間に目をつけます、せこい泥棒家業を生業にしているベク(ブレントン・スウェイツ)です。この男、失われたホルスの眼球を取り戻す事に一役かったのです。そして実は、ベクには殺害された恋人が居て、もし神のパワーで彼女を生き返らせてくれるなら、という条件で、この神とのタッグ結成を受け入れます。

しかし、セトは乱暴にして強力、新しく結成した二人の奇妙なチームは、無事にエジプトを取り戻せるのでしょうか・・・。

〔神の軌跡・・・?、いやCGでした〕

神様がたくさん居て、奇跡のパワーで世界を統治している、ってのも、どっかで聞いた話ではあります。

まぁ、こういう時代もの娯楽アクションは、何度でも焼き直せるのが良いところです。というか、ハリウッドのビジネスモデル自体が焼き直しをベースにしてますからねぇ。

結果的に、それを望む観客層に楽しみが提供できれば良い訳で、本作「Gods of Egypt」も、公開後の最初の週末に1400万ドルの売り上げでランキング2位につけました、訳ですが、、

「この映画“Gods of Egypt”は、実にばかげて出来損ないの作品である。既に問題視されている白人中心のキャスティング問題など、その欠点の一部に過ぎないだろう。汚しの上手く入ったCGIの魔術が見られたとしても、そこでは噂された1億4000万ドルの制作予算をきっちりと無駄使いしている様で、この映画の中のビジュアル的見どころは、宝石で飾られたコートニー・イートンの胸元の谷間位しかないであろう。(Chicago Tribune)」

、とか、

「想定できる中で最悪の、コスチュームもの時代大河ドラマを思い描いていただきたい。それで十分である、ここに実存するのであるから。そこでは、盛り上がった力こぶにより腹は切り裂かれ、胸の深い谷間は強調され、すべてのピクセルから作り物っ、と叫び声が聞こえるようなCGエフェクトが見せられる。演技レベルは小学校の演劇程度で、生半可にやかましく壮大な音楽は鳴りやむ事もない。偉そうにいばった肉体美が盛り付けられた皿、それこそこの映画”Gods of Egypt”と言えるだろう。(The Seattle Times)」

、などと評されてもいます、、、はい^^。

ちょっと前には、両手の間に光るエナジーボールを作って、それをぶっ放しながらバトルするっていうティーン向けの超能力アクションが、いくつか作られた時期が有ったと思うんですが、例のギリシャ神話ものがちょっとうけてから、そのキャラクターが神様達にバトンタッチしたのかもしれませんね。

設定上何でもOK、だからバトルファンタジーを刺激する映像効果を使いつつ、さらにはCGで描きがいが有るのが、超古代の文明という事も言えるでしょう。

「いらいらする様に細切れの編集手法が、ここでもまた採用された、と書く以外に、本作でのバトルシーンに語るべき事は多くは見つからない。配給会社のライオンズゲートが(白人中心のキャストについて)素早く謝罪のリリースをしたと言いつつも、本音を言えば、この”Gods of Egypt”においては、キャスティングなど最低限の要素に過ぎない。まぁいっその事、題名を“ホワイタンの戦い”としても良いだろうし、無駄な娯楽作品として必要な興奮とエネルギーも持たない本作は、ただの無駄そのものである。(Chicago Tribune)」

確かに、エジプトの、という看板を掲げつつ、主要な俳優の多くが英語圏、特にブリティッシュな英語圏から連れてこられている、と言うのは変と言っちゃえば変、時代遅れ(50年代?)と言われればまたそうなのかも。

「暗黒神セトが、知恵の神の頭蓋から、その青く光りながら鼓動を打つ脳みそを引き抜く場面が有るが、この男は、同じこの所業を早々と、作品制作サイドの人々にも行ったはずだ、と私は言いたい。(The Seattle Times)」

、、、あはは、ノーブレインという批判ですね、でも、そういう映画ジャンルは明確に存在します。

予告編を見るかぎりでは、「ドンガラガッターン」ていう派手さは折り紙付きとも思えますので、そう言うのがお好きな向きには、楽しみな一本ではないでしょうか、この映画。

邦題はどうなるのかなぁ、韓国&中国ではスケジュールが決まってるみたいですけど、日本での公開は現状まだ見えません。「ゴッド・オブ・エジプト」?、あるいは、「バトル・オブ・エジプト」?なんてのはどうでしょうね。

「エジプトの戦い」じゃぁなぁ、権利問題に引っかかりそうだし・・・。ま、余計なお世話ですね、ではまたっ。

参照元
Chicago Tribune
The Seattle Times

ズレ太

Author: ズレ太

いろんな事がズレまくってるズレ太です。 でも、意外とまじめですよっ! (記事の中で引用している映画批評は、米国の電子版メディアから抽出しての大意翻訳です。)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。