映画「オデッセイ(The Martian)」の前評判

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〔リドリー・スコットが描く新たな宇宙開拓史〕

不思議な事に、とっても不思議な事に、人類は、月、意外の地球外天体へ、その肉体を到達させた事が今まで一度もないんですよね。

映画などの世界、そう、この映画「The Martian」みたいな物語の中を除けば、人類はお隣の惑星にだって到達していないんです。まぁ、月と地球を平均時速1000Km/時で旅しても、往復に800時間位かかる計算ですから、距離だけ考えても宇宙旅行がまだ現実的じゃぁない事は解ります。

それに、宇宙旅行は、現代の日本では多分絶対に許されない、命がけの冒険に人を送り出す事にもなり得ます。たとえばそこでは、一人のメンバーを見捨てて、クルー全体の安全を確保するという、究極の判断も求められ得る事でしょう。

マーク・ワトニー(マット・デーモン)も、そうして火星の探査基地に取り残されました。彼の仲間達、メリッサ(ジェシカ・チャステイン)、リック(マイケル・ペーニャ)、ベス(ケイト・マーラ)、クリス(セバスチャン・スタン)、アレックス(アクセル・ヘニー)にとって、あの破壊的な大嵐の中でマークが生きているとは到底思えなかったのです。

だからクルー達は、宇宙船のエンジンを起動して、命からがら火星を離脱するしかなかったんですね。

ところが、マークは生きていました。大した怪我をする事もなく無事に生きていたんです。これは、あの状況を考えるととても幸運な事です。その点だけで言うと、、、ですけどね。

何しろ、彼の目の前にあるのは無人になった探査基地と、残された限りある食料くらい。このまま何もしなければ、いずれ最後の時が来るのは明白です。

しかし、そうさせないための最後の財産がマークには有ったんです。孤独で不安であらゆる面において危険なこの状況を生き抜く、しっかりした植物学と科学の知識、そして自分を救ってくれる小さなユーモアという、人間パワーがっ!。

そうして、彼の困難なサバイバルが始まりまってから、そう時がたたないうちに、上空から探査を続けるNASAの衛星は、あり得ないはずの地上での活動マークのサバイバルを検知したのですが、、、

〔惑星で生きるために必要なのはウィット?〕

この映画で関心を引く大きなポイントの一つが、リドリー・スコット監督作品だという事でしょう。今まで、異世界感の中に大きな物語をいくつも放ってきた、あの監督さんです^^

「リドリー・スコットが未来世界へ戻ってきた。しかも見栄えの良い仕上がりで、彼自身にとってもおなじみと言える世界観へ。それがこの映画「The Martian」だろう。その科学系サイエンスフィクションとしての良さが、ほぼ、お隣の惑星上に描かれているとしても、アンディ・ウィアーによるベストセラー小説から巧みに映画化された本作は、それが見つめる対象を詳細に描くという点で、他の多くの現代劇より、リアルさを発揮する一作である。(Hollywood Reporter)」

ま、現代の日本が参加する宇宙探査で、この物語みたいな人的被害が発生したら、なんだかよく解らない抗議行動に火がついて、バカ騒ぎに発展してしまいそうです・・・。

とは言え、先駆者として未来を切り開こうとする人達を動かしているのは、彼らの高いスキルだけでなく、やっぱり、夢や野望やウィットと言った人間力なのでしょう。

「うぬぼれが強い所もある普通の男を演じさせるため、ここにマット・デーモンを一人とり残したというのは完璧な事と言えるだろう。それはまさに、原作で主人公が見せる姿そのものである。彼は、あの砂嵐のせいで仲間から見捨てられるという憂き目にあった直後でも、すぐに絶望を吹き飛ばし、問題を解決してやろうというモードへスイッチを切り替えるのだ。(The Seattle Times)」

、まぁ、一人残された火星の上で人間不信に陥っても、酒を飲んだくれて余生を無駄にするって事も叶わない訳ですよね^^;。

とりあえず、他人どころか目に見える形の生物もいないく、ぎりぎり、人の生命を維持できるかもしれない火星の地表は、一人の人間の現実的なスキルを試すには、良い舞台かもしれません。

「ウィアーの原作には、食料と酸素の供給、装置類の能力について、そして、惑星間の物理学から宇宙船の航行時間などについても、分厚く語られている。そして、脚本家のドリュー・ゴダードは、そういったディテールに敬意を払いながら、扱いやすく理解し得るレベルまで、各要素を削ぎ落した(Hollywood Reporter)」

まぁ、多分、映画としては適当な段階から、適当なクライマックスを用意してあるんだろうと思います(予告編を見ても感じられますよね)。

ただ、

「ここには悪者も出てこず、暗黒の力とか策謀が主人公に降りかかる事もない。そしてそれは、〝エイリアン”や〝ブレードランナー”、そして〝プロメテウス”などを世に送り出したリドリー・スコット監督の最新作としては、一風変わったと言うべきものだろう。それは明るく、時に愉快ですらあり、ユーモアのセンスが有名でない監督にとっては、奇妙な一本だろう(The Seattle Times)」

まぁ、スコット監督としても、新たなユニバースにファイナルなフロンティを求めてゆくのかもしれませんが、今、「プロメテウス2」のプロジェクトも進行中らしいですよね。

僕、ズレ太は、こんなちんけなナリをした存在ですが、出来るなら、人間が宇宙に進出した時代に、もう一度生まれてきたいです。

その頃には、日本人の社会・世界観もかなり進化して変わっているはずですよ。良くも悪くも、、、ね(・ ・;)・・・。

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ズレ太

Author: ズレ太

いろんな事がズレまくってるズレ太です。 でも、意外とまじめですよっ! (記事の中で引用している映画批評は、米国の電子版メディアから抽出しての大意翻訳です。)

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