映画「きみがくれた物語(The Choice)」の前評判

【広告】

〔こんな世界でも、純愛悲哀なロマンスが一番大事っ〕

日本でも、前年のクリスマス頃に成立した多くのカップルの間で、そろそろ恋愛感情の推進力が衰えてきたと感じ始めるのが、だいたい今頃なのでしょう。まぁ、恋愛に賞味期限が有るということは、脳科学とかで証明されているそうですから、これは致し方ない事でございます。

人間は、イヌやネコみたいに、容易にくっついたり離れたりは出来ないので、気持ちを維持するための色んな処方箋が必要、という訳で、この季節に用意されたもう一つのお祭りが、聖バレンタインデーという事になりますね。

特に日本ですと、クリスマスよりも恋愛に強く結びつけられているのが、この2月14日なのですが、ハリウッドの方からも、あなたのラブをリフレッシュするための援護射撃が有ります。この映画「きみがくれた物語(The Choice)」がそれです。

抗しがたい、あのニコラス・スパークス先生がストーリーを編み上げた、もう一つの純愛&悲愛ドラマなんだそうです。

今回の主役は、イケメン獣医のトラヴィス(ベンジャミン・ウォーカー)と、彼のご近所さん、ギャビー(テリーサ・パーマー)。生涯の愛を誓いあうはずの2人ですが、最初の接触はあんまり喜ばしいものでもありませんでした。

ギャビーはまじめな医学生。勉強が大変なのですが、彼女が集中したい時間にトラヴィスがかき鳴らす音楽は、ややうるさ過ぎました。それで、彼の所にクレームしに赴いたのが事の始まり。

そんな風に、緊張感に包まれた出会いは、すぐに起こる次の事件によって、一気に様相を変えてゆきます。今度は、ギャビーの愛犬の出産を、獣医であるトラヴィスが手助けする事になったんですね。二人で困難を乗り越えると、男女は急激に親密さを増してゆくもんです。

でも問題が一つ。この時点でギャビーには彼氏がいたんです、その男性の名前はライアン(トム・ウェリング)だから、トラヴィスとはなかなか恋愛に発展しないのかなぁ、とか思いましたが、彼の方はというと、ギャビーの事がなかなか頭から離れないらしく、とうとうついに、二人は一線を越えてしまいます。

なかなか複雑な恋愛模様、、、、そして、2人の誠実さを試すかのように、とても大きな事故がギャビーを襲います。果たして、この大恋愛の結末はいかに・・・。

〔お待たせしましたっ、今度のニコラス・スパークスが出ました〕

通例として、僕ズレ太は、例年の初詣に、「今年こそ良縁に恵まれますように」とお願いしていたんですが、普通のレベルで言っても願ったような縁がやってきた試しがありませんでした。そこで今年は、発想を逆転して、「良くない対人運とか社会運と縁が切れますようにっ」とお願いしたんです。

それで、どの位のご利益をいただいているのか、は、今の所はっきり判らないんですけどね。それに、スパークスの小説で起きる、素敵な奇跡の出会いなんて、それほど望んでもいないんです。

「南部の広大な情景。リッチな娘とゆるい感じの男の似合わない恋。そこに降りかかる医療に絡んだ大事件。凝り過ぎた筋書きの捻り。時間を待たずにティーン達が自身のTumblrページにコピペしまくる事必至なキャッチフレーズの繰り返し。それら全部の要素が既に確認済みである。それは、この映画“The Choice”でのお約束事項であり、同時に、スパークス原作映画としての品質保証マークとも言えるだろう。(Washington Post)」

とまぁ、相変わらず順当に大恋愛を量産しつづける、スパークス先生の才能ですが、

「本作は、ニコラス・スパークスがべたべたに書き散らかした小説から滲み出た、11番目の映画である。ライナーノーツでこの原作者は、“きみに読む物語”を超えさらに、印象深く深淵なる物語である、と申しており、まぁ、彼が持つ感情操作の才能は、自身の謙遜をも凌駕しはじめたと言う事だろう。(The New York Times)」

とかも言われていますね。

さて、例えば考えてみると、変な心霊スポットにでも行って地縛霊に憑依されて帰ってくるとか、そんな事でも無い限り、そんな悪いものなんて無く、人生を左右する運なんて皆に平等なんだろうと思います。世の中の仕組みの中で、有利だったり不利だったり、立ち位置に若干の違いが有っても、それがどう作用してどんな結末になるかは、まったく解りません。

才能とかセンスっていうのは、天賦のギフトかもしれませんが、それも個人個人でそれぞれが持っているものです。俳優とか女優になるだけのルックスを与えられる、と言えば、ちょっとだけ有利なスタート地点に立っているのですが、本来、同じようなレベルの人は世界中に何億人と居る訳で、その全員をスパークス映画の主人公にしようとしたら、これまた、原作をいくら書いても数が足りません。

幸福な終着点にたどり着くためには、運のせいにしていちゃだめなんです。そんな事より、成功した人の行動をコピーするのが、一番、合理的なはずです。同じ行動をすれば、少なくとも似たような道を進めるはずですよ。

さて、恋愛ドラマの場合は、一応、奇跡の出会いの後にハラハラさせるような、判断のすれ違いが用意される訳ですが、そんな役割を与えられた今回のお二方は?、と言うと、

「パーマーとウォーカーの間に、自然な結びつきを感じさせるとは言うものの、ここでのパーマーの演技は熱を入れ過ぎで、ギャビーの発する言葉の全てが感嘆符で終っている様だ。この点が、トラヴィスが彼女に対して抱く突然の好意から、その真実味を奪っているのだ。(Washington Post)」

や、あるいは、

「“きみに読む物語”には、燃えるようで若々しいエネルギーと、ロマンスの真実性が備わっていて、2人の主役、ライアン・ゴズリングとレイチェル・マクアダムス、さらに監督のニック・カサヴェテスらは、それをどう表現するか心得ていただろう。しかし、本作“The Choice”で、ベンジャミン・ウォーカーとテリーサ・パーマーの2人は、その間の相性のみならず、心の通じるシーン一つを描くためにも、苦労しているように見受けられる。(The New York Times)」

との評が有るようです。

ともかく、奇跡の出会いは運ではなく、確率に支配された過程に人の行動が作用した結果なのです。だから僕も、スパークス映画の主人公にならって行動を変えます。

まず、サウスカロライナの郊外へ引っ越して、ストレスの事は忘れゆるく生活します。んで、たまに、近所の女の子の関心を引くために、ちょっと迷惑な騒ぎを起こしてみます。

そう、これで人生が変わるはずっ!。ですよね?

参照元
Washington Post
The New York Times

ズレ太

Author: ズレ太

いろんな事がズレまくってるズレ太です。 でも、意外とまじめですよっ! (記事の中で引用している映画批評は、米国の電子版メディアから抽出しての大意翻訳です。)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。