映画「ダーティ・グランパ(Dirty Grandpa)」の前評判

〔ロバート・デ・ニーロ、7◎歳。まだまだ◎◎◎っ〕

実は、母方も父方も、僕ズレ太の祖父は意外と早く他界しちゃったので、僕は、じぃじを知りません。

普段は、殆ど意識もしませんし、元からいないので寂しいとか感じる訳でもありませんが、まぁ、もし祖父の事が記憶に残っているとしたら、どんな、おじいちゃん像がいいのかなぁ、と、あえて創造してみたとき、この映画「ダーティ・グランパ(Dirty Grandpa)」に登場する人が良いかもね、、、、なんて思わないですっ><!。

何故かと言うと、彼、ディック(ロバート・デ・ニーロ)は、20歳代の孫、ジェイソン(ザック・エフロン)よりも元気が良い位で、元気の有るのはいいけれど、いろんな意味で元気過ぎるんですね。

実は、つい最近、ディックは妻を亡くしています。そんな彼は奥さんと何度も旅行に行った、フロリダへ連れて行って欲しいと、今ジェイソンにおねだり中なんです。彼によると、そこで彼女の思い出に浸りたいんだそうです。

企業相手の弁護士をしているジェイソンですが、こちらの方はというと、すぐに結婚式を控えていますから、じぃじを旅行に連れて行く時間は無い、と最初は渋っていました。当然の事ながら、彼のフィアンセ、メレディス(ジュリアン・ハフ)も、これにはご機嫌斜めの様子。

それでも、やっぱり、おじぃちゃんにはかないません。とうとうジェイソンは、ディックを車に乗せて旅へと出るはめに。メレディスには伏せている正確な目的地、それは、あのハデハデな観光地、デイトナビーチです。

その旅すがら、ディックは静かに亡き妻の面影を追い、その思い出を語ったでしょうか?、もちろん答えはノー。旅に出ると彼はすぐに、とっかえひっかえ若い女の子と親しくなって、その、、、男子の楽しみにふけり始めたじゃありませんか。

さらには、生真面目なはずのジェイソンも、デイトナビーチの雰囲気に飲まれちゃったんですかね、祖父のノリに引っ張り込まれて、道中はひっちゃかめっちゃかの大騒ぎに。勿論、そんな気配は、メレディスに届いたらしく、彼女からは頻繁に携帯チェックが入ります。とは言うものの、ディック本人の勢いが留まるところすら知らないようですから、どうしたもんだか。

さて、そんなパーティー騒ぎのさなか、ジェイソンの視界に一人の女性が映ります。なんと彼女は元クラスメートのシャディア(ゾーイ・ドゥイッチ)じゃありませんかっ。

これは何かの運命?、でも、あんまり良い運命とは思えないんですけどねぇ・・・

〔ありとあらゆる、いけないネタを並べて〕

その役作りは体型作りから始める、なんて伝説もある程、演技にはシビアなイメージの強い、ロバート・デ・ニーロです。

本来、やんちゃでワイルドな男だった老人が、妻を亡くして独り身にもどった途端、本来の性質を復活させるという姿も、まぁそれなりに説得力ある様に思えなくもないのでしょう。

「ダン・メイザー演出の、くだらなく下品な一作、“Dirty Grandpa”は、友人たちの劇団が、春休みにかけて、平凡なアドリブ寸劇の延長公演をしているのを観ているのに似てる。そして、ここで言うその友人とは、ロバート・デ・ニーロの事である。(The New York Times)」

という言い方と、もう一つ、

「古い年から引き継がれたばかりの段階で、早々にリリースされる映画が、たまに、はしごから転げ落ちる様に消えてゆく、という事も有り得る。だから、この映画“Dirty Grandpa”が、年間最悪映画をリストアップする映画批評家達の意識から、こぼれ落ちないように希望したい所だろう。その賞に本当にふさわしい一本がこれだからである。(Los Angeles Times)」

て言う評が有りますね。

21世紀の今になって、デ・ニーロのエージェントが、いくら位のギャラを提示しているのか、とか、どんなプロデューサーが、彼の所にこの脚本を持ち込んだのか、とか、そういった大人の事情は絡んでいるんでしょうけれど、まぁ、あの名優がどうとかこうとか、、、なんて言う第三者の勝手な言い分は、内部でやっている人達には、あんまり関係ないのかもしれません。

どっちにしても、お気楽でめでたい、お遊びの場面が、ほぼ全編を貫いていそうなのが、この映画の今の印象です。

「ここでの殆どのジョークが、地下鉄に描かれたいかがわしいグラフィティと同じ方向性である。デ・ニーロが見せるコミットメントには、疑念を表する義理などこちらには無いのだろうが、そこで見せる強烈な一発の中には、マスターベーション中にびっくりして、というギャグも含まれていたりする。(The New York Times)」

映画としての素質がどこに有ったとしても、それを作り上げた原材料が、世の男性を単純に喜ばせるものばかり、というのがこの映画みたいです。PC的にどうか?、なんて論じる事は可能でしょうけれど、そういう攻撃すら勢いを無くすくらいに、徹底していかがわしい作風であるなら、それも一つの付加価値です。

それにしても、デイトナビーチの住人って、本当に毎日パーティばかりやってるんでしょうかね?、もしそうなら、昼間はどうしてるんだろ?

「たとえ、オーブリー・プラザが演じる、好色な老人フェチの女性、レノアについて評価する声が少なかったとしても、ここでみられるほかの助演俳優らの中に、より光る点を発見する事はできるだろう。ジュリアン・ハフが見せる、結婚で頭が一杯のコントロール狂、という様子は、当然のように素晴らしい出来だ。ただ、そんな彼らの力も、この病んだ発想でダメに作られた溝の中から、本作“Dirty Grandpa”を引き上げるには、まだ足らなかったと言う事である。(Los Angeles Times)」

最終的には、どうなるんでしょね?、いや、どうなるべきなんでしょ。

結婚式は行われるのか、ディックからは、何か意味のある教訓が語られるのでしょうか?、まぁ、映画としてはそうなるべきなんでしょう、きっとね。んで、男は一度はめを外して遊び疲れれば、また帰るべき場所へと戻ってゆく、という真理が確かめられるハズです、、、。

そう、そのはずですよね、、、?。

参照元
The New York Times
Los Angeles Times

ズレ太

Author: ズレ太

いろんな事がズレまくってるズレ太です。 でも、意外とまじめですよっ! (記事の中で引用している映画批評は、米国の電子版メディアから抽出しての大意翻訳です。)

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