映画「Norm of the North」の前評判

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〔ある日っ♪、街ぃでっ♪、クマさぁんにっ♪、出会ったっ♪、、て、えーっ!〕

エンターテイメント界には、ミッキー◎ウスから、白いお父さん犬まで、幾多のおしゃべり動物が輩出されてきた訳ですので、いまやこの業界も競争が激化しております。

それでも、ショウビズ界で名を売るという事は、ヒトのみならず動物達にとっても大きな夢と目標であり、特に、この映画「Norm of the North」の主人公である、ホッキョクグマのノーム(ロブ・シュナイダー)のように、自分自身が動物としてはいささかダメなタイプだったとしたら、将来的にニューヨークのブロードウェイ辺りでの活躍を夢に思い描くのも、自然な成り行きなのです。

でも、その才能がまだまだ珍しいとは言うものの、お話するという芸だけではショウビズのスターには足りません、なにかもう一つ特技が必要、という事なのか分かりませんが、シロクマとしてはめずらしい、ツゥイーキングを踊るのが彼ノーム。

しかし、よそのテリトリーへ進出する事にかけたら、人間の方がはるかに上手な訳です。ノームが北極でもたもたしてる内に、ニューヨークに本部をおく巨大不動産開発企業グリーン・ホームズが、北極に目をつけました。

そこを大々的に観光地化して、コンドミニアムとか商業施設でいっぱいにしようという作戦です。その事業を取り仕切るのが、同社の社長であるミスター・グリーン(ケン・チョン)です。彼のマーケティング担当スタッフ、ベラ(ヘザー・グラハム)は、今、北極でコマーシャルの撮影をしようとしている程、話は進んでいる様子。

この計画は、もちろん北極の生き物たちにとっては大きな脅威。おそろしい人間どもが押しかけたら、一体どうなってしまう事か。と、言う訳で、動物界では上手くいっていない我らがノームが、今立ち上がりました。

作戦の相棒として、3匹のレミングをしたがえ、果敢にも人間の大都会へ乗り込んだノーム。グリーン・ホームズのマスコットキャラクターに採用されて、内部へと侵入する事に成功しました。

そこで、北極の計画にやや疑念を抱いているらしい、あの、ベラの力などを借りて、事業計画をつぶそうと画策するノームですが、やはりどこか頼りなさげでもあります。

こんな事で、北極の仲間達を本当に救う事が出来るのでしょうか、そして、彼の渡米のもう一つの目的、行方不明の祖父(コルム・ミーニイ)と、この地で再開を果たすことなど可能なのでしょうか?

〔お定まりのギャグ連発も、可愛きゃOK!〕

実際、北極の氷は解け続けていて、この所毎年、夏になると新たな船の航路が開けるくらいに減ってきているそうです。

そして世界中のやり手海運業者は、その北極航路にもしっかり目をつけ、すでに、輸送距離と燃費の削減のためにこの近道を利用しているんです。

まぁ、北極は解けて無くなっちゃいますから、大きなビルを建築するのは不可能ですけどね^^;。

しかしもちろん、動物コメディー・アニメーションである本作は、温暖化がどうとかお説教をするようなものでもなさそうです。

「動物達が登場する、家族向けアニメーションの中で演じられる全てを思い描いたとして、その一作こそが、この映画、“Norm of the North”になると言えよう。そこでは、体毛に覆われた動物が中心に置かれる?、答えはもちろんイエスだ。その彼らが、流行のポップスに乗り楽しげに踊りを見せてくれるのか?、そう一度こっきりではなくやってくれる。そして、ただのおバカではない製作者達は、気候変動、というまともな社会問題を、そこそこストーリーの中に埋め込んで、大人の観客にも半分くらいのシリアスさを、伝えようとしてもいる。(Washington Post)」

あるいは、

「本作には、真のオリジナリティが観られる訳ではないし、たびたび使われる音楽の感じとか、絶対やられないレミング達がミニオンズにそっくりだとか言う点も、偶然そうなったと言う訳でもあり得ないだろう。アニメーションとして、また、声優のパフォーマンスの中にも、格別な印象を残す所も無いとは言え、この“Norm of the North”での冒頭の北極に舞台を置く部分には、魅惑を感じさせる要素も有るのは事実だ。(Hollywood Reporter)」

多分、子供はいつの世でも、かわいい動物の様子だけで大ファンになるし、その様子を観ているうちに周囲の大人も、それに感化されてくるもんです。

そして、そんな主流の観客である子供には、やっぱり難しすぎるだろう環境問題なんかを、ここでは無理に押し出し過ぎないようにした、というのなら、それも監督とプロデューサー達の、明確な意図なのかもしれませんね。

最後に、

「グリーン・ホームズがコマーシャル撮影を開始しようとする場面も、これまたちょっと妙である。その監督はこう言う、“どんな点もポストプロダクション段階で修正すれば良い”、そして続いて、“前に作った一作ではその段階で筋書きを書いた事さえあるんだ”、と。これがジョークなのか、はたまた制作側の告白なのか、事実は解らないのだが。(Washington Post)」

アニメーションで描く動物の愛らしさは、まさに鉄板で、固いからこそ僕達をいつも和ませてくれます。さらに、彼らにしかできない、はしたない事をしても、親御さんとしては「あれは動物だからしかたがないの」、と子供に説明する事も可能ですよね。

あと余談ですが、本作「Norm of the North」は、本来DVDダイレクト・リリースになる予定だったのが、なんとか劇場公開にこぎつけたという一本だそうです。

やっぱり、おしゃべりをする白い毛並みの動物は、見る人を魅了してしまうのですね。

参照元
Washington Post
Hollywood Reporter

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ズレ太

Author: ズレ太

いろんな事がズレまくってるズレ太です。 でも、意外とまじめですよっ! (記事の中で引用している映画批評は、米国の電子版メディアから抽出しての大意翻訳です。)

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