映画「Ride Along 2」の前評判

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〔やっともらった警官のバッジ、でもその使い方は?〕

人間て言うのは、自分に無いもの、出来ない事にとっても憧れるもんです。

だから僕ズレ太も、ロックとかジャズのミュージシャンとか、科学者とか技術者とかへの憧れが強いのです、が、どのケースもまったく現実味がないですよね。

でも、夢をあきらめずにトライしている人達はいるし、とっても尊敬しちゃう訳ですが、もし、もしもですよ、夢のために奮闘する姿が、ただのギャグのように笑い(失笑?)だけを誘うとしたら、どうしましょう。

そうなったら、むしろその笑いを売り物にするしかないですよね。この映画「Ride Along 2」の主役の一人、アトランタ在住の男性、ベン・バーバー(ケヴィン・ハート)は、笑いをとるついでに夢であった本当の警官にもなってしまった、という男性です。

ですから、彼の人生は見た所順調、アンジェラ・ペイトン(ティカ・サンプター)という美しい女性との結婚も一週間後に控えてます。だから、その口数が多すぎる甲高い独特な声も、ますます絶好調になります。

ちなみに、ベンがいつも引っ付き回っている先輩(?)刑事は、ジェームズ・ペイトン(アイス・キューブ)、?、そう、その苗字からわかる通り婚約者のお兄さんです。

今回、ジェームズは、麻薬組織壊滅の任を受けマイアミへと向かう事になりました。そして当然というか、ベンも一緒です。二人は現地の警察署で、超シリアス&タフな女性刑事、マヤ(オリヴィア・マン)と出合いましたが、彼女にしてみればこの事件は自分の仕事。

3人の間には、微妙な(奇妙な?)緊張感が走ります。

そして、ベンは相変わらずベンで、なにかと言うと変な失敗や騒動を繰り広げ、その息もつかないようなトークだけは、ますます冴え渡ります。でも、こんな騒がしくしていて、犯罪組織の取り締まりができるのでしょうか?・・・。

〔いつものコメディー、でもそれを楽しもうっ〕

まぁ、現実にはお廻りさんも、それぞれが一人の人間ですから、いろんなタイプが居ても良いし、そうあるべきだと思います。

そんな両極端なタイプの最たるもの、ジェームズ&ベンのコンビが活躍する、ある種お定まりのアフロアメリカン系コメディーは、また、そこそこな舞台装置も用意されているようです。

基本的な印象としては、

「今週、お気軽に暇つぶしをするとしたら、この映画“Ride Along 2”を観る以外に手はないだろう。この、てんこ盛りになった熱狂的おバカっぷりは、前作の印象が消え去るまえにスクリーン上に投影される事となり、そして実際、前作に描かれた、警官と盗賊のあれやこれやについての記憶など、大して残っていないとしても今回の一本は、時々愉快で、常にバカらしい、という共通な土台の上に成り立っている一作になっている。(StarTribune)」

また、こちらでは、

「リトル・ハバナを舞台に、ケン・チョンを、ケヴィン・ハートが足で追いかけるという、ちょっと気の利いた追跡場面が用意されている。さらには、女性の色気具合を、ハートがその着信音から推しはかろうとする場面は、けっこうウケる場面である。観客たちはそれを気に入るだろうし、また、“グランド・セフト・オート”のゲーム動画よろしく、かれが興奮の目つきで挑むカーチェイス場面は、事前試写会での観客から反応を引き出してもいた。(Los Angeles Times)」

日本人の僕達には、ちょっと分かりにくい、そんな丁々発止のセリフ応酬やアクションで、観客を引っ張りきると言うのが、この関係のコメディーだと思いますが、実は、現実的な舞台設定も上手くはまった、とうのがこの一本かもしれません。

丁度、公開5週を経過して人気が一巡した「スターウォーズ」や、現時点でオスカーに最も近い、プリ様のエピック「レヴェナント」の、集客力がブレークする前にベストなタイミングで公開して、その週のランキングトップに躍り出たのが、この一本なんですね。

まぁ、それが何であれ、いろんなモノが詰め込まれているのは確かでしょう、

「ここでの演技を観る限りでは、マイアミ側の刑事を演じるオリヴィア・マンからは、笑わせるセンスを見つける事は出来ないだろう。この“Ride Along 2”は、退屈でまともなだけの女性役という、アクションコメディーにありがちな仕事を、彼女に与えてしまっているのだ。(Los Angeles Times)」

そして、

「アトランタから来た場違いなデカ、を強調するために、監督のティム・ストーリーは、このサンシャイン・ステートについてのお約束事を、またここでも再利用している。どの場面を観たとしても、そこには、数億円のレースカーやダンスクラブ、ビキニ姿のモデル達に加えて、あのアリゲーターなどのいずれかが、描かれているのである。この感じは、使い古されたコメディーの博物館から、貸与されてきた様な印象を持たせるだろう。(StarTribune)」

やっぱり、いつもの事ながら、定型化したと言えるコメディーなのが、この「Ride Along 2」ですが、その形に対する確実な需要があるので、それは良い事でもあるんですね、きっと。そして、そういう仕事が成り立つのも、米国ハリウッドっていう、一つの社会インフラがしっかりしているから、なのでしょう。

日本の映画制作者は、やっぱり羨ましいと思っているのではないでしょうか、、、。

さて、最後に、

「脚本のフィル・ヘイとマット・マンフレディらは、筋書き上の混乱とサプライズ、あるいは、そこそこな量の言語的ジョーク以外は、ほとんど何も提供してこないと言ってよい。本作は、そうあるべき一つのもの、そう、2018年に制作されるパート3への通過点にはなるのだろう。(Los Angeles Times)」

僕ズレ太は、ちょっと前にフロリダに興味を持って、一度、ホテルとか色々調べた事もあるんです。でも、なんだかおっかない印象もあって、さらにはお小遣いが足らずに、その旅行は断念しました。

こんな映画の印象だけからだと、麻薬ギャングがうろうろしていて、からまれたらどうしよう、なんて心配になっちゃいますよね。でも、同じような事が、すべての都市を舞台にした他の映画で描かれていますから、まぁ、単純に鵜呑みにしないほうが良いというものでしょう。

そして、やっぱりコメディーは、素直に笑う者なのだろうと、そう思ったりする訳です。では、またっ!。

参照元
StarTribune
Los Angeles Times

ズレ太

Author: ズレ太

いろんな事がズレまくってるズレ太です。 でも、意外とまじめですよっ! (記事の中で引用している映画批評は、米国の電子版メディアから抽出しての大意翻訳です。)

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