ホラー映画「Truth or Dare」ゲームの悪魔に追い詰められるルーシー・ヘイル

〔広告〕

予告編と作品基本情報

  • タイトル:
    • Truth or Dare
    • トゥルース・オア・デア
  • ジャンル:
    • ホラー
  • 制作:
  • 日本公開:
    • 未定

気楽に始めたゲームが悪魔の惨劇に、映画「Truth or Dare」

「注意:このゲームはお遊びではない。参加者はこれがもたらすだろう結果について、十分考慮の上で参加の決断をするように」

B級ホラー映画に登場するゲームに、そんなルール上の但し書きが添えられていたとしても、登場する若者達はまともに取り合ったりはしない事でしょう。

何故かって、彼らはバケーションの真っ最中で、おそらく朝からビール瓶を何本も空けているはずだから。

そして、お約束通りゲームの本質を見くびった彼らが、一人また一人と呪いの罰を受けて行くというのが、今回ご紹介するホラー映画「Truth or Dare」なのです。

もちろん、ホラー映画の中ではと書いてと読むのも、従来からのルール通り。

本来、人が死ぬ様子を娯楽として観るなんて、実に不道徳なお話な訳ですが、それがB級恐怖映画であり、正当な料金を払ってそれを観ている限りは、観客がその点の責任を問われる事はありません。

そんなふしだらな映画ファンの身代わりとして、あの手この手と趣向を凝らしたデーモンに、モデル級のルックスを持った若者達が呪われ祟られる、というこの作品。

どんなお話なのでしょうかねぇ?・・・

あらすじ

卒業を今年に控えた女子大生オリヴィア(ルーシー・ヘイル)は、友人達と計画している春休みのバケーションから、なんとか外れられないものかと考えています。

彼女は、「ハビタット・フォー・ヒューマニティ」の活動に熱心で、そのサポートに忙しいのです。

でも、親友のマーキー(バイオレット・ビーン)を始めとしたグループ一同は、オリヴィア無しの旅行など考えられないらしく、日程を少しずらすから出かけようと、これまた熱心に誘ってきます。

そんな訳で、今、オリヴィアとマーキー、そしてルーカス(タイラー・ポージー)、タイソン(ノーラン・ジェラード・ファンク)、ペネロペ(ソフィア・テイラー・アリ)、ブラッド(ヘイデン・セットー)達総勢6人は、メキシコの地へとやってきました。

さっそく、土地のバーになだれ込んでヴァケーションを祝うパーティをはじめる彼ら。そんな時、オリヴィアに、一人の謎めいた青年カーター(ランドン・リボアイアン)が近づきます。

カーターは、彼女と仲間たちに面白い遊びを教えてあげる、などと誘います。もちろん、ヴァケーション気分最高潮の6人は、彼の導くままに古い教会へと足を運びました。

そこで始まったゲームとは、トゥルース・オア・デア。順番が回ってきたメンバーは、求めに応じて真実を告白するか、どんな事でも指令に従わなければならないという、まぁ、それなりに楽し気なお遊びです。

しかし、ある程度事が進んだところで、カーターは席を外そうとします。どうしたの?、と後をおうオリヴィアに、ゲームの呪いについて告白するカーター。

実は、このゲームに参加したら最後、背後に潜む魔物が彼らをどこまでも追い詰め、永遠に告白か難題かの要求をし続けるのだと言うのです。

もちろん、オリヴィアを始めグループの全員は、そんな話を信じることもありませんでした。しかし、ゲームの悪魔は確かに存在したのです。それは、彼女達の大学生活へと忍び寄ってきます。

なんと悪魔は、オリヴィア達の周囲に居る人間へ突如憑依し、ゲームの難題を突き付け始めたのです。それを拒否したら待っているのは、確実で残酷な死のみ。

果たして彼女達は、このゲームを生き抜く事ができるのでしょうか?、あるいは、呪いを解く秘密を見つけ出す事は可能なのでしょうか・・・

キャスト&スタッフ

  • 監督:
    • ジェフ・ワドロウ
  • 脚本:
    • ジリアン・ジェイコブス
    • マイケル・ライス
    • クリストファー・ローチ
    • ジェフ・ワドロウ
  • 制作:
    • ジェフ・ワドロウ
    • ジェイソン・ブラム
    • クリストファー・ローチ
    • クーパー・サミュエルソン
    • ジェームス・モラン…他
  • 出演:
    • ルーシー・ヘイル
    • バイオレット・ビーン
    • タイラー・ポージー
    • ノーラン・ジェラード・ファンク
    • ソフィア・テイラー・アリ
    • ヘイデン・セットー
    • ランドン・リボアイアン…他

〔広告〕

「Truth or Dare」、気になる現地メディアの評価は?

B級ホラーの中で描かれる惨劇の一つひとつを、あんまり真面目に取り合ったり、小難しい批判を浴びせたりするのもナンセンスと言えばそう。

また逆の目でみれば、そういった不謹慎な内容を娯楽として成り立たせるためには、方向性とバランス感覚についてのセンスが、ホラーの製作者には必要だとも言えます。

その辺を、文句の出ようもない映像美の中、上手くこなしてきたのがハリウッドのホラー映画。そして、現状でその大きな一翼を担っている制作会社こそ、この映画を作ったブラムハウス社という事になります。

そんな形でファンも待望の新作ホラーが、この「Truth or Dare」だと思うのですが、専門家はどの様な評価を与えているか、ちょっと見てみましょう。

支離滅裂な呪いのゲーム

その非合理性をあえて楽しむのが、こういった娯楽B級ホラーの真髄でもありますので、批判的な論評が主流になったとしても、かえって勲章を与えているのと同じ意味になります。

と言う訳で、まず最初にご紹介する評価は、

【The Detroit News】

Truth or Dare’ a game not worth playing

「付き合う価値のないゲーム」

“Truth or Dare” is basically “Final Destination” or “I Know What You Did Last Summer” or any other teen horror movie where generic pretty characters get knocked off one-by-one, but at least those movies had a through line that made sense. “Truth or Dare” is foolish to the point of incoherence. Don’t get played.

「“Truth or Dare”は、基本的に“ファイナル・デスティネーション”や“ラストサマー”、および、他のティーン向け娯楽ホラーと同じく、外見の良い普通な人々が一人ずつ殺されてゆくと言う話である。とは言え、それらの映画作品には最低限理屈が通るだけの本筋が与えられていたのだ。本作の支離滅裂ぶりはバカげていると言うべきもので、わざわざ付き合う必要もないものである。」

、と言った冷めた口調のものとなります。

ホラークラシックへの回帰

単純なPG-13級のホラー映画の中にでも、前向きに何かを捉えようとしたら意味のあるものを見つけられるはず。

そして、そういう意見を聞かせてくれるのは、ホラー映画ファンの代表と呼べる人だと言う事もできそうです。

そんな訳で、この映画についての前向きな印象としては、

【Forbes】

Blumhouse’s Latest Is A Fun Horror Throwback

「ブラムハウスからの最新作は、ホラークラシックの楽しみへの回帰」

the 1996 action throwback Eraser felt and played like a big budget variation on the kinds of films that propelled Schwarzenegger to stardom in the first place. That’s neither criticism nor praise, but I had the same “back to my roots” feeling while watching Blumhouse’s Truth or Dare.

「1996年に制作の“イレイザー”は、アーノルド・シュワルツェネッガーがスターダムにのし上がる過程で作られた作品群でも、大型予算で作られた印象と画像的品質を持ち合わせていた。その作品自体、称賛にも批判にも値しないものではあったのだが、一方で、ブラムハウスがリリースしたこの映画”Truth or Dare”からは、あの映画と同じような“自分の映画的ルーツに戻った”という印象を得たのも事実だ。」

Yes, the movie is PG-13, but you won’t feel shortchanged in the realm of violence and gore (or outright cruelty, as these kids don’t deserve their grim fates). The narrative plays around with the notion of how much society functions, even among friends and lovers, via white lies or intentional omission. Sure, this isn’t a new idea, Liar was 21 years ago, but it makes a thoughtful subtext for a horror movie.

「もちろん、この映画はPG-13の指定だ。それでも、バイオレンスや血のり(あるいは、この学生達は残忍な死に方に値する人間ではないはず、という、厭な残酷さ)をごまかしたという印象は与えないのが本作である。そして、この筋書きは、罪のない嘘や意図的な無視が、世の中そして恋人や友人同士の間でどう影響するのか、という事を扱うものである。“ライアー”が21年前に作られているし、本作のアイディアも斬新とは言い難い。それでも本作は、ホラー映画の世界を上手く広げた一本と言えるだろう。」

、と言うものもありました。

最低限の親近感も感じず

このストーリーのポイントの一つが、ゲームの呪いはどこまでも追いかけてくる、という所にあります。

だから結局、プロットの殆どが呪いによってもたらされる惨劇を並べて行く、という事に費やされても、しかたのない事だと言えます。

それでこそのB級ホラーだ、と言う訳ですが、見る人によって与える印象は違ってくるのも事実で、別のところの批評では、

【The Washington Post】

‘Truth or Dare’ is a humorless horror flick about college kids trapped in a deadly game.
“Truth or Dare”、

「大学生達が死のゲームに捕らわれる、ユーモアのないホラー映画」

We expect characters in horror movies to do dumb stuff, prompting audience groans or shouts of “Don’t go in there!” But those same characters must earn at least a shred of sympathy for movie magic to happen. The privileged protagonists of “Truth or Dare” are neither interesting nor likable.

「私達は、“そこに入っちゃダメっ!”などと、うめきや叫び声を上げるために、ホラー映画の登場人物にはバカげた行動を期待しているものである。とは言え、そういったキャラクター達が映画の魔法を引き起こすためには、最低限の親近感というものが必要なはずだ。そして、本作“Truth or Dare”に登場する栄誉を勝ち取ったこの人々には、愛着も、そして興味すら湧かないのが実情だ。」

Perhaps director Jeff Wadlow (“Kick-Ass 2”) and his three co-screenwriters cobbled together such a weak story in an effort to broaden its appeal. But the results are neither convincingly scary nor emotionally affecting.

「おそらく、監督のジェフ・ワドロウ(キック・アス/ジャスティス・フォーエバー)と3人の脚本家チームは、かようにつまらないストーリーにアピールポイントを追加すべく、いろいろ手を加えたのだと思われる。しかし結果として出来たものは、納得できる恐怖感も感情移入すべき点もない一作という事になったのだ。」

、と言ったマイナス評価ともなっています。

ばからしくも気の効いたホラー

想定外の評価を得る場合を除いて、およそ、この「Truth or Dare」が、オスカー候補に挙げられる事も無いでしょう。

大体、ホラー映画は、ホラーファンが別のホラファンに勧めるというだけのものです。そして彼らが求めているのは、ひと時だけの現実逃避のみ。

B級作品としても控えめな、高々350万ドルの予算で作られた本作は、やはり本質的に軽い話であるべきもので、それがホラーとしての唯一の役割なのです。

そんなセンスから、この映画を評価したものとしては、

【The Guardian】

silly, spirited horror plays a fast-paced game

「素早いテンポで展開する、ばからしくも気の効いたホラー」

If the gasps and guffaws during my screening are any indication, it’s likely Blumhouse will have another crowd-pleasing franchise on its hands (Happy Death Day 2 is on the way, along with sequels to other Blumhouse hits like The Purge, Insidious and Unfriended) with a nifty, if derivative, gimmick that lends itself to multiple sequels.

「私が出向いた試写会で聞かれた、いくつかの喘ぎや笑い声が何かを示しているとすれば、ブラムハウス社は再び(パージ、インシディアス、そしてアンフレンデッドに加えHappy Death Day 2など、同社のヒット作の続編が作られる中)、それが仮に派生的だとしても、複数の続編を作り得る仕掛けを与えられ観客を引き寄るだろう映画シリーズを、また手に入れた模様である。」

With the remaining characters forced to turn detective in order to find the origin of the curse, the film starts feeling less like The Ring and more like Scooby-Doo. But Hale is a committed lead and it all builds to an audaciously nutty climax.

「生き残っているキャラクター達が呪いの根源を突き止めるよう、警官を説得する段階になると、この映画も“リング”的な雰囲気を失い始め、むしろ“スクービー・ドゥー”かと思わせたりする。そんな中でも、ルーシー・ヘイルは主役としての気概を感じさせ、それが臆面なくもばかばかしい本作のクライマックスを、成り立たせる力を発揮しているのは事実である。」

、と言うものが有る事を、最後にお伝えしておきます。

ホラーは若手にとって大チャンス!?

はっきりとした存在感の有る美人女優として、主演のルーシー・ヘイルの事を、こういったホラー作が切っ掛けで気に入り、ファンになるという人も結構出てくることでしょう。

こんな荒唐無稽な話であっても、最後の場面まで生き残る(おそらく唯一の)キャラクターを演じ切るのは、俳優としてそれなりにエネルギーが必要な仕事だろうとも思います。

そんな彼女の運命はどんな結末をもたらすか、は、本編を見てのお楽しみとして取って置くには十分なものです。

本作の後には、「Dude」という青春ドラマが出来上がっているルーシー・ヘイルですが、生まれたのが1989年という事で、実は意外に大人だったりします。

何にしても、劇場映画での出番がもっと増えると良いですね。

それではまたっ!

参照元
The Detroit News
Forbes
The Washington Post
The Guardian

〔広告〕

ズレ太

Author: ズレ太

いろんな事がズレまくってるズレ太です。 でも、意外とまじめですよっ! (記事の中で引用している映画批評は、米国の電子版メディアから抽出しての大意翻訳です。)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。