全米映画トップ3(2018.1.22)

いつか見たアレじゃないよ!

資本主義経済のエンジンは、消費者の欲が燃料となって駆動する事になっています。

消費者の新たな欲を刺激するためには、常に新しい商品が生み出される必要があり、エンタメでも他のサービスであっても、クリエーター達は、日夜その才能を絞り出し生産をし続けなければなりません。

そして、そういったアイディアが、世の中をちょっとずつ変えたり進歩させて行く訳ですが、どんなに斬新な思い付きであっても、かならず何時かは陳腐化するという運命も抱えています。

映画の中で言えば、あのわざとらしいワイヤーアクションとか、CGで描くスーパーヒーローの格闘場面などが、そうやって消費されて色あせたアイディアの1つでしょう。

そんな事を考えると、主演のロビン・ウィリアムズを大量のCGアニマルの中に放り込んで斬新な話題を振りまいた、1995年の映画「ジュマンジ」を、21世紀の現在にもう一つのCG満載映画としてリブートしたとしても、どの位の収益性が想定できたでしょうか。

とにかくまぁ、その想定は別としても、今週2,000万ドルの売り上げ額を記録し、米国内だけでも累積で3億1,700万ドルを稼ぎあげた、「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(Jumanji: Welcome to the Jungle)」が、1つのサプライズである事は変わりないと思います。

そんな今回のジュマンジでは、4人のお気楽な若者達が、謎のビデオゲーム世界へと引きずり込まれるアドベンチャーとなっているそうです。

公開後5週目に入っても好調なこの映画、日本上陸は4月に予定されています。

悪のテロリスト集団に切り込む戦場のヒーロー達

映画関係では、陳腐化し、さすがに最近では見かけなくなった別のモノとして、「愛するものを〇〇するために、〇〇は〇〇を〇〇した・・・」という日本国内向けの定型化したプロモーション文句です。

そして、仮に見飽きられていたとしても、未だにハリウッドのプロデューサー達の映画化意欲が衰えない題材の1つが、9.11後にテロリスト集団討伐のための激しい戦闘に身を投じた、アメリカ軍のヒーロー達でしょう。

おそらく、それら2つの要素が引っかかってきそうなのが、今週初登場にして売上額は1,650万ドルを上げてランキング2位に飛び込んだ、実話ベースの戦争アクション「12 Strong」という事になりそう。

予告編映像を見る限りでは、「いつかどこかで見た事あるよなぁ」と感じざるをえないのがこの映画ですが、実物の作品はどのような構成なのでしょうかね・・・

主演は、あのクリス・ヘムズワースです。

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LA大犯罪地帯

そして、ロサンゼルスの街で起きる重大犯罪と、それに立ち向かう市警の精鋭部隊という構成も、使い古されたと言うだけでは足らない位に良く見かける映画のプロットです。

たとえ、本質が商売の材料だとしても、ここまで愛されていれば1つの文化へと昇華しているかもしれないのが、まさにハリウッドというべき、このタイプのクライムアクションです。

今回、その文化にさらなる深みを与えるべく登場するのが、世界で最も頼りがいのある俳優の1人、ジェラルド・バトラー。今週初登場であるこの映画は、1,530万ドルの売上額を記録して、みごとにランキングの3位に滑り込みました。

とりあえずは、このタイプの映画のファンの人なら、確実に喜んでもらえそうなのが、この一作なのでしょう。

寒い季節でも娯楽映画の流れは止まらない

なんでも、アメリカの東海岸には、相当ヤバいクラスの寒波が入っているとか、いないとか。

道路も凍り付いて使えなくなってしまうと、客の出が悪くなってしまい、映画業界としては打撃も大きいと思います。

ただ、天候も含めていろいろ寒いこの時期に、熱い娯楽を提供する映画がランキングで並んでいるのは、なかなか有難い事だと言うべきでしょう。少なくとも安定感だけは有る、こういったトラディショナルなハリウッド映画も、やっぱり悪くないもんです。

それではまたっ!

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ズレ太

Author: ズレ太

いろんな事がズレまくってるズレ太です。 でも、意外とまじめですよっ! (記事の中で引用している映画批評は、米国の電子版メディアから抽出しての大意翻訳です。)

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