映画「クリード チャンプを継ぐ男(Creed)」の前評判

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写真この作品の画像をちょこっと見た瞬間、僕は最初、冤罪かなにかで刑務所暮らしをくらったボクサーの話とイメージが重なったのですが、すぐに細部を読み込んで、驚きのあまり3回程ウサギ飛びをやっちゃいました。The photo byPatriarca12, used under the license of Attribution 3.0 Unported

主役のアドニス・ジョンソンを演じるのはマイケル・B・ジョーダン。もともと彼は偉大なる米国ボクシング界のアイコンを父に持つはずでした。しかし、彼が生まれてくる前に、冷酷なソビエト人ボクサーとのエキシビジョンマッチにおいて父は負傷し、他界してしまいます。

その後、アドニスは養護施設などへ送られた事もありましたが最終的に母親に引き取られ、今となってはロスの金融界でエリートの仕事をしつつ豪邸に暮らす日々を送っています

しかし、本当の彼は、その様な人物と違ったんです。彼には、父から引き継いだ偉大なるファイターの血が流れ、その衝動はついに抑えきれないものになってしまいます。

彼は、格闘技など絶対にゆるさない母から離れるため、ロスを後にしました、その向かう先はフィラデルフィア。

そこに居るはずの人物、亡き父アポロ・クリードの元ライバルにして最大の親友、ロッキー・バルボア(シルヴェスター・スタローン)に会い、ボクシングの師となってもらうよう嘆願するために・・・。

そう、最新「ロッキー」映画が、この「クリード チャンプを継ぐ男」だったんです。(ウサギ飛びの数回位しちゃうでしょ^^?)

特にここ十数年くらいは、リメイキングやリブーティングがハリウッドの主要ビジネスモデルになってる訳です。既に地ならしされた下地に再投資するのが、もっとも効率よく収益をあげるという考え方も、否定されるべきでもないでしょう。

「どんなものが最も伝説化しやすいか、ライアン・クーグラーにはその知識があるようだ。普通に考えればロッキー映画のスピンオフ作となり得た本作でクーグラーは、しかしそれを、更に興味を注ぐべき一作、精神性を通して話の本質を語りなおす事で共感をよぶという、他の誰も可能性を見出さなかった一作に作り上げたのである。(Los Angeles Times)」

最初は大きなジョークか何かと思っていた「エクスペンダブルズ」が、続編ばかりかパート3まで作られてしまったのを見るにつけ、スタローンに対する需要というのはまだしっかりしているのかなぁ、と感じます。

それは、いかに観客を煽るかというあざとさではなくて、もの作り的な基本レベルでの映画業を、彼がよく理解してるからなんじゃないでしょうかね。

そしてこんな様子も、「事前試写会の劇場において、あのロッキーの音楽が鳴り響いた瞬間、観客からは喝采が沸き起こった。彼らのほとんど全員は、新作をただで見ようと入り込んだ類の人々ではなく、プロとしての懐疑心で武装した批評家や記者達である。映画への喝采は、制作者側の手腕にまんまと乗せられて起こる、いわば条件反射なのだと皮肉屋達は言うのかもしれない。しかし、ここに居合わせた彼ら自身が、息のを飲んだり、感動を表すために拍手する事に躍起になっていたのだ。(The New York Times)」

まぁ、ロッキー映画というのは最後のパートの殴り合いシーンが不可欠ですよね。ホントは何発かあ当たちゃってんじゃねーの?、なんて思わすリアルな殺陣はいつも見せるものがあります。

とはいえ、「スタローンが以前から考えていた事と同じものが、クーグラー監督の頭にも有る。つまり、これは格闘についての映画ではないという事だ、本作には、格闘技に関わる人々について観客に思いをよせさせるようにする、という目的が有るのである。(SFGate)」

取り上げられ見失った、自分本来の栄光を取り戻すため、すでに盛りを過ぎて老体となった人物を引っ張り出して助けを求める。んー、GDP600兆円を目指すどこぞの国のリーダーの姿と重なる気もしますが、現実の意味においても物語上においても、そういう人間が本当に世の中を引っ張っているというのが、アメリカの強さの源泉なのかもしれませんね。

「ロッキーは賢い訳でもなく出来ない事も多い。しかし、観客がその顔を見るとき、彼が多くの経験をし学んできた事を知らされるのだ。彼は、その長い人生に本気で取り組んできたし、いまだに学び続ける。大げさな言い方ではなく、本作は美しくも感動的な一本なのである。」

この新作の日本公開スケジュールがどうなっているか、僕はちょっと知らないんですけどね、邦題の方もどうなるんでしょうか?、「クリード」の次に長たらしい説明的な副題をつけるんですかねぇ^^。

最後に、「今夜ここで二人の男が殺しあった、それでも、何万人が殺しあうよりはましだ、、、。」っていうあのセリフの意味が、いまだによく解らないんだけど、、、、僕が鈍いだけですよねっ^^;。

ズレ太

Author: ズレ太

いろんな事がズレまくってるズレ太です。 でも、意外とまじめですよっ! (記事の中で引用している映画批評は、米国の電子版メディアから抽出しての大意翻訳です。)

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