全米映画トップ3(2017.11.27)

キラキラシーズンの超主役が登場

アメリカ娯楽産業の最大手であるウォルト・ディズニー・グループは、21世紀に入っても成長の速度を速め続けており、いずれは、地球上すべての地域の人々が、等しく、ネズミさんやダックさんのパレードを楽しめる世界を目指し、夢と魔法のキングダムによる支配を強めて行くでしょう。

もちろん、彼らのテーマパークにおいても、11月からの2か月間は年間でも最大級の収益を見込める季節ですが、このDWビジネスモデルの強みは、その時期を自身で作り上げた映像芸術で彩り、ムードを盛り上げて、さらなる収益性を確実にするという点にあります。

その映像作品、ディズニー&ピクサーが今年のクリスマスに向け公開した、「リメンバー・ミー(Coco )」は、夢と音楽とイマジネーション、エキゾチックでロマンチックな異文化の描写、そして映像表現の極みのような魅惑的色彩により、同社の年末ビジネスをブーストアップする事必至、な一本のようです。

かくして、初登場の週末3日間、米国内で4,900万ドル(別曜日を含めた累積は7,120万ドル)という売り上げ金額を記録し、堂々のランキングトップに躍り出たのが、このアニメーション映画です。

メキシコにおいて、11月の冒頭に盛大に行われる「死者の日」の祝日を、その文化に対する最大限の敬意を払いつつ、見ている者の脳波すらも同調させてしまうような映像美で飾った、魅惑のファンタジーとなったのがこの一本らしです。

2位にはヒーロー連合軍で大台突破

21世紀に入り、アクション映画の新たな成長モデルとして期待されるのが、カリスマキャラクター達を集合させるストーリーです。

そしてこの分野も、より多くの人気キャラクターを抱えた大手プロダクションが、ほぼ独占的にビジネスを展開する事になります。

2人の一流映画監督が関わり、1人の男優の口髭をどうしようか、という問題まで取りざたされる程にタイトなスケジュールでの撮影し直しまで行われたという、まさに微に入り細に入った作り込みが行われたのが、今週のランキング2位を堅持したヒーローアクション、「ジャスティス・リーグ(Justice League)」

今週の売上額は、依然として4,070万ドルというレベルをキープしています。

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ホリデーにふさわしいスピリチュアルなドラマ

ハリウッドの映画スタジオが、どのように作品のリリース日を決定するのか分かりませんが、1年を締めくくる2か月間という、新商品や作品が集中する時期でも、うまく潰しあわないように映画の作風を組み合わせているのは、さすがと言うべきでしょう。

そして、世界中の映画製作者が、VFXを駆使した作品を発表したかに思えるこの1年でも、観客のハートに残るヒューマンドラマが、その最後を飾るのは良い傾向です。

ハリウッドのマーケティング担当者は、その辺りの観客の嗜好を呼んで、うまく分別をする達人と呼ぶべきかもしれませんね。

そんなこんなで、今週、2,230万ドルという意外に大きな売上額で、ランキングの3位に入ったのが、「Wonder 」というドラマでした。

周囲の子供らとは、あきらかに違う外見上の特徴をもった小学生の男子が、その純粋なスピリットによって、無神経な偏見を自分への理解に変えてゆくというような、そんなお話らしいです。

残すところ、週末も5回です

なんだか、この秋に入ってから、ほうぼうの業界でハラスメントとか暴力とかの騒動が勃発、せっかく綺麗で豊かな気分になれるシーズンのムードに、水をぶっかけているような状態です。

まぁ、年末にかけては、色々とざわつくものなのでしょう・・・

とは言え、本当のホリデーはこれから。公開予定のハリウッドの新作映画もたくさんありますし、クリスマスにかけて最新作の興行成績がどこまで伸びるのか、気になるところでもありますね。

まぁ、僕らは、あんまり変なスキャンダルに振り回されないように、年末を楽しんでゆきましょうっ。

それではまたっ!

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ズレ太

Author: ズレ太

いろんな事がズレまくってるズレ太です。 でも、意外とまじめですよっ! (記事の中で引用している映画批評は、米国の電子版メディアから抽出しての大意翻訳です。)

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