映画「Sisters」の前評判

東京の渋谷辺りじゃ、今年のハロウィーンはクレイジーに盛り上がったそうなので、このクリスマスもどうなる事か心配です。

特に暖冬である2015年は、クレイジーなパーティーにとって格好の年で、その影響は例えば、この映画「Sisters」なんかにも表れているのかもしれませんね。(まぁ、米国全域が暖冬かどうかは、解りませんけど^^;)

ここで、ふしだらを超えてクレージーなパーティーに盛り上がろうとしているのは、モーラ(エイミー・ポーラー)とケイト(ティナ・フェイ)という、ともに40代にいる姉妹です。

でも、二人がパーティする理由は、祝日を祝うとか言う、おめでたいものではないんです。

実は、つい最近、両親(ジェームズ・ブローリン、ダイアン・ウィースト)から突然連絡がきましてね、なんと、家を売っぱらってフロリダのコンドミニアムに引っ越すという事なんです。

と言う訳で、今、懐かしの我が家に戻ってきた二人。でも、家の中はほとんど空っぽで、両親自身すら、もうそこで生活してはいない状態。後に残った用事は、モーラとケイトが子供の頃生活した部屋を整理する、という仕事だけです。

だけど、いくら自分の持ち物だからって、相談もせず、思い出の我が家を他人に売るなんて納得できないっ、と二人は思いました。だから、せめて爪痕でも残そうかと、最後の最後に、盛大なパーティーを開く事を思いついたんです。

近隣から、ジェームズ(アイク・バリンホルツ)、リズ(サマンサ・ビー)、アレックス(ボビー・モイニハン)、ケリー(レイチェル・ドラッチ)、そして、ブリンダ(マーヤ・ルドルフ)など、旧友&知人を招いて、10代の頃を思い出すような派手な大騒ぎを始めた姉妹。

今回は、相当強い酒はもちろん、もっとシゲキ的なものも出てきそうな勢いです。

でも、、、大丈夫なんでしょうかね?、そんなに暴れまくって。ここ、もう他人の家なんですよ^^;。

さて、とりあえず予告編映像をみると、ウィットがどうとか言うより、傍若無人にギャグをかましまくる、という印象が、実に遠慮もなく押し出されているのが本作でしょう。

「この“Sisters”を観に入る時の考えは、ティナ・フェイとエイミー・ポーラーが出てるなら、悪い訳がないでしょ?、という物だろう。そして出てくる時には、なぁんだ解ったよ、となるはずだ。彼女らによるこの新作の筋書きは、気持ち悪いほどに不自然であり、そこでのジョークは痛々しくも笑えないものだ。これは、118分の映画だが、もっと長く感じる事だろう。(SFGate)」

、という印象が書かれています。

または、

「本作は、テレビで観るべきものが無くなった、と言うような場合に、観に出かかける映画であろう。サタデー・ナイト・ライブでならしたポーラ・ペルの脚本を基に、ジェイソン・ムーア監督が演出したという、下品でしつこいコメディーである本作は、見る者が求める程にはおかしくないという状態に、ハリウッドの慣習に基づくようにして、有名かつ人気もあるコメディー役者を置くというものだ。(The New York Times)」

、とかも。

まぁ、年の瀬も押し詰まった頃、大人達も、すこしは羽目を外してふしだらな事をやり、日ごろの憂いを払いたいと思うのは当然です。

そして、大人のバカ騒ぎは、その翌日以降に色々な禍根を残すのも、これまた宿命なのですね。

とは言え、作品の中での主演の二人組は、すでに証明された成功パターンのようでもありますが、

「2008年作品“ベイビーママ”では、ポーラーはむら気のある陰を、フェイは保守的な陽の役を担っていたのだが、こちらではその極性が反転している。とは言えやはり、二人の役者は、その落ち着きのなさも含めて、あまりに息が合い過ぎており、これをシンプルなパターンに収めてしまう。(The New York Times)」

、んだそうです。

僕、ズレ太は、お酒を飲むのはほぼ100パー自宅なので、粗相をすると言ってもたかが知れています。だいたい、パーティーで盛り上がった挙句、人や街を傷つけたりするのは、酒と群集心理の危険性を、最大限に証明している事象だと思うんですよね。

この映画に関して、少し勘ぐって言うと、例のSW7が公開される今年のホリデーに、他に盛り上がるムーブメントが無いのは見えているので、ほぼ、お蔵入りしそうだった企画をリリースしても、その結果について、いろいろと言い訳が可能だろう、なんていう大人の読みも、制作サイドには有ったかも、いや、無かったかも。

 ベイビー・ママ
ベイビー・ママ

まぁ、

「この二人が演じている様子からは、あたかも、“私達二人って、すごく愉快でしょ、あなたも絶対に気に入るわ、そう、この二人がまた共演するなんて、すごくない?”と、言っているかの如き匂いが漂う。それはまるで、大した努力もせずに、コメディーっぽい事をやってさえいれば、観客は通路で笑い転げるはず、と、彼女達が考えているようにも、感じさせてしまうのだ。(SFGate)」

自分で大騒ぎする代わりに、映画の中で、もっとひどい騒ぎを観て笑う、というのが、クリスマスの良い過ごし方かどうかは、その人の感性によるでしょう。

でもまぁ、この作品を観終わったら自分でも飲みたくなって、結局、酒場へ行くか、ビールを1パック買って帰る事になるのなら、GDPの下支え的には、ちゃんとした意味も有るのですね。

それは良いことです^^。

ズレ太

Author: ズレ太

いろんな事がズレまくってるズレ太です。 でも、意外とまじめですよっ! (記事の中で引用している映画批評は、米国の電子版メディアから抽出しての大意翻訳です。)

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