マジで触れてはいけない、呪いの人形アナベル

幽霊や妖怪よりヒトの方が怖い、とは申しますが・・・

写真:魔物を呼び出す儀式の図
古い儀式
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現実的にヤバくて、怖い人間は多々いるとは言っても、心霊的な意味でなら、やっぱり人形が怖い、と、おっしゃる方は少なくないでしょう。

何故、あれが不気味かと言うと、人を思わせる形をしているくせに、絶対に動くはずの無い物だから。それがもし、自分で動いたりしたら恐ろしい、なんて事を想像させるからです。

更には、それがヒト形である以上、死してなお彷徨える魂が、そこの中に乗り移りやすいという理屈も、なぜだか真実味を帯びて感じられてしまうからですよね。

と、言う訳で、洋の東西を問わず、人形にまつわる怪奇なストーリーはたくさん語られてきました。

そんなお話の代表としては、目下のところの東の横綱は「稲川淳二の生き人形」、それに対抗すると思しき西の横綱が、「ウォーレン・オカルト・ミュージアムに所蔵される、アナベル」なのです・・・

大ヒットホラー映画の名キャラクター、実は本物が居た

正直なところ、何故だか僕の頭の中では、「インシディアス」と、「ラスト・エクソシズム」と、「ザ・ライト 」と、そして「死霊館」と、イメージがいっしょくたになっています。

まぁ、最初のやつと最後のやつは監督が同一人物だし、どれも21世紀型のオカルトホラーという事で、イメージも似たものになりがち、なのかもしれません。

そうは言っても、この中で、実話ベースという意味で特にコワイのが、やっぱり最後の「死霊館」ですよね。原題は「The Conjuring」で、呪文を唱えて呼ぶ、とか、祓うとかいう意味。

さて、その「死霊館」から分離して、とうとう最近、一人歩きを始めた呪われキャラ(怖)こそ、人形のアナベルです。そしてこれが、本当に実在する人形なんです。

その子が現在所蔵されているのは、映画にも登場したエドとロレインのウォーレン夫妻が建てた「ウォーレン・オカルト・ミュージアム(The Warren’s Occult Museum)」、という資料館、いや死霊館。

今でも、直接触る人間はいなく、映画と同じ様にガラスケースの中に厳重に保管されています(この博物館では、展示品には絶対触らないように注意を受けるようです)。

映画のイメージが強く、リアルな方の人形の姿にも、おどろおどろしく不穏で邪悪な形相をした、悪魔のような人形を思い浮かべてしまいますが、このアナベルについて最大の驚きは、実はその無垢なルックスなのです。

その正体というのは、古い「ラガディ・アン人形(Raggedy Ann)」なんですね。

その両目はボタンが縫い付けて有って、赤くて三角のひょうきんな鼻、まん丸の顔など、悪霊の祟りなんておよそ縁の無さそうに見える、それが、アナベル人形の正体だったんです。

アナベルの真実

この人形は、1970年当時、看護師学校卒業を控えていた女の子、ドナが、母親から誕生日プレゼントとして受け取ったもの。

当時、すでにアンティークとして売られていたので、アナベルの本当の由来は誰にも分りません。

ドナは、当初からこの人形が気に入って、通学のために友人のアンジーとシェアしていたアパートへと連れてゆきます。そこで彼女は、この人形を、自分のベッドの端っこに飾っておくことにしました。

しかし、その直後から、2人のアパートでは、起こり得るはずのない不気味な現象が頻発しはじめます。その事については、映画をご覧になった方は既に良くご存知の事と思います。

発生したとされる怪奇現象の数々

下に記したのが、実際に起きたとされる怪奇現象の一部です。

  • 人形が勝手に動く。時には居るはずのない部屋に移動して居たり、自分で足や腕を組んだ姿勢になっていたり。
  • ドナ達のアパートには無いはずの種類の紙に、「私達を助けて」などと記したものが落ちている。誰が書いたか不明。
  • 当初から人形に良くない何かを感じていたという、有人のルーが、ドナ達のアパートに泊まった夜、金縛りにあい人形に首を絞められた。また、別の時は、怪しい騒音のするドナの部屋を確認しようと彼が入ると、胸をなにかにかきむしられるような怪我をした。部屋に居たのはルーとアナベルだけだった。
  • エドとロレイン夫婦が呼ばれ、悪霊の存在を確認した後、クック神父によるお清めが行われ、エドはアナベルを自宅へ持ち帰る事にするも、帰り道、彼が運転する自動車が度々不調に見舞われ、事故に遭いそうになる。エドは持参していた聖水を人形にふりかけ、十字を切った所、その現象はぴたりと止んだ。他にも、人形を侮辱するような態度を見せた複数の人間が、運転中に大きな事故を起こしている。
  • 当初、エドの書斎に置かれていたアナベル人形が、彼の目の前で複数回、空中浮揚をした。

大体、アナベルに憑依した霊体は、聖職者を敵視しているようで、従って、邪悪なものと認識されているようです(ウォーレン夫妻の見解では、人以外のモノに霊が憑依する事はなく、この人形も悪霊によって動かされているだけだそうです)。

数々の体験談を生み出しているという事ですから、やっぱり、本物なのでしょうか、、、アナベルの呪いは、、、

オカルト博物館の悲劇

現在、アナベル人形は、神父によって清められたガラスケースに閉じ込められています。その中に置かれていて誰も直接触れなければ、とりあえず問題はないのだとか。

ただ、です。その人形を保管している、肝心の「ウォーレン・オカルト・ミュージアム」が、地域行政の都市整備ポリシーか何かに抵触して、現在閉鎖中なんですよね。

一応、現在でもイベントとして、超常現象についてや様々な事象の解説と、アナベル人形の観覧、そして豪華なディナーがパックになったイベントを、時々開催しているようです。

とはいえ、コネティカット州の郊外まで連れて行ってくれるツアーも、日本にはまず無いだろうと思います。残念ですねぇ。

え?、それでも是非リアルのアナベルを見てみたい?

そんなアナタのために、とっておきの動画を張り付けておきます。4分30秒頃に灯りの中に浮かび上がって見える、丸っこいかわいい人形が、伝説のヤバい人形アナベルです。

世界で一番おっかない、と言われる博物館の中身。ごゆっくりご鑑賞くださいね。

そして、もっと怖いものを見たいという人は、秋に公開予定の「アナベル 死霊人形の誕生」を、是非、見に行ってくださいね。できれば一人で。。。

ズレ太

Author: ズレ太

いろんな事がズレまくってるズレ太です。 でも、意外とまじめですよっ! (記事の中で引用している映画批評は、米国の電子版メディアから抽出しての大意翻訳です。)

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