オトナ女子4人がサイコーの夏を満喫?:コメディ映画「Girls Trip」について

ええじゃないかっ、夏なんだからっ、大人なんだからっ!

さて、全国の中学・高校に通う不良の皆さん、ここで一つ、目からウロコな話をお聞かせいたしましょう。

それは、「大人はもともと、自分のご都合主義で適当にルールやマナー違反をする生き物だ」、という事実です。

本質がそうですから、君たちを枠にはめようとガミガミ言うくせに、自分らでは平気でルールを破っているっ、なんて反発するのも、あんまり意味の無い事です。

ですので、、大人なんてみんな嘘つきだっ、と、怒ったり悩んだり苦しんだりする必要は、君たちにはもう無くなった訳ですね。

なんと言っても、オトナっていうのはそういう小ズルい生き物なのですから。

まぁ、そういった大人のご都合主義が通用しているのも、彼らが、世の中の酸いも甘いも一通り知っていて、分別がある人達だと認められているから。そこが、少年少女との大きな差なんですね。

さて、ここでご紹介する映画「Girls Trip」の中心にいる4人の女性達も、そんな風に大人らしいハメの外し方を知っている人達・・・な、はずなのですが、ちょっと怪しい感じもします。

あらすじ

ライフスタイル書籍の女性人気作家である、リアン(レジーナ・ホール)は、ニュー・オーリンズで開催される恒例の「エッセンス・フェスティバル」で、今年、メインとなるスピーチを行う事になりました。

加えて、イケメンのフットボール選手でもある夫のスチュワート(マイク・コルター)と共に、重要なビジネスランチも設定されています。

彼女にとっては、これはビジネスを広げる良い機会。ですが、せっかくの旅をより良くするため彼女が思いついたもう一つの案が、(ここ数年顔をあわせていない)学生時代の親友グループを一緒につれてゆき、バカンスも100%楽しんじゃおうという作戦でした。

そのグループとは、ゴシップ系のブロガーであるサシャ(クィーン・ラティファ)、今はシングルマザーの看護師となったリサ(ピンケット=スミス)、そして、グループの中でも一番ワイルドで積極的なディナ(ティファニー・ハディッシュ)に、リアンを含めた4人組。

勿論、ニュー・オーリンズの地では、学生時代を彷彿とさせるパーティ祭りが待ち構えています。

とは言え、超素晴らしい旦那様と結婚しているリアン自身をはじめとして、4人はもう学生じゃありません。

今や、リサは息抜きを渇望していながらも所帯じみたクセが抜けきれず、サシャは自分の銀行口座が若干あやしい状態。ただ1人ディナだけは、後先も考えずに面白そうな事にどんどん手を出すところが、昔と変わっていないかも。

様々な要因と四者四様の個性がからみあい、暑い夏のパーティ三昧は派手に展開してゆきます。まるでこれが、若気の至り最後の夜である、と言いたげに。

そしてそんな中、スチュワートの中にもリアンに隠しておきたい事情があるのが浮き彫りにされ、事態は意外に複雑な方へと進展しちゃいそうです。

暑いニュー・オーリンズの夏とフェスにのぼせ上った皆さん、日常の生活に戻った時に大丈夫なんですかね、、、

キャスト&スタッフ

  • 監督:
    • マルコム・D・リー
  • 脚本:
    • エリカ・リヴィノヤ
    • ケニア・バリス
    • トレーシー・オリバー
  • 制作:
    • プレストン・L・ホルムズ
    • ジェームス・ロペス
    • マルコム・D・リー
    • ウィリアム・パッカー
  • 出演:
    • ティファニー・ハディッシュ
    • レジーナ・ホール
    • クィーン・ラティファ
    • ピンケット=スミス
    • ラレンズ・テイト
    • マイク・コルター
    • ケイト・ウォルシュ…他

オトナ女子会の濃ゆい中身、気になるその評価は?

普段はルックスをびしっと決めている大人でも、盛り上がったパーティの中に放り込まれれば、アルコールもちょっと飲み過ぎてエキセントリックな醜態をさらすものです。

だから、アメリカン・コメディの脚本家達が、こぞって酒とドラッグとセックスのパーティを題材にするんでしょうね。そんなストーリーには、ひょっとしたら実体験も混じっているのかもしれません。

この映画(あるいは他の作品)の様に、4〜6人の仲間にパーティでハメを外させれば、普段は隠している本音や本性が表され、彼らの人間性をショーケースのように描く事もできます。

まぁ、映画の中ならではの、振り切ったバカ騒ぎを見るという事にも、ある程度は爽快感が生まれるでしょう。

「作品をコミカルに見せるため、その登場人物達が本当に‘お行儀悪く’振る舞う、という、最近の映画の流行にのっとって、この映画『Girls Trip』もまた全開でそれを見せてくれる。新進女優ティファニー・ハディッシュは、ここでの、露骨かつ自由で性的にも奔放な女性、ディナを、『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』のメリッサ・マッカーシーよろしく演じ、自身の登場場面を我が物にしてしまう。(Boston Herald)」

今回のティファニー・ハディッシュは、本当に評判が良いらしく、

「この映画『Girls Trip』は、女の友情の中に、大胆にしてハートのこもったコメディを描き出す、という意味において、あの『ブライズメイズ』から明確に何かを引き継いでいる一作だろう。彼女らは全員愉快な演技を見せてくれる、とは言え、やはり本作はティファニー・ハディッシュのために有ると言ってよいし、これが彼女をスターダムに押し上げる作品なったはずだ。その事は、彼女が画面に登場した瞬間から明らかである。(Chicago Tribune)」

、といった批評もありました。

さて、例え立派な大人でも、誰もがどこかに問題を抱えています。

この作品では、そんな人生模様を表す役目を4人の女性に託した事で、そこに独特の魅力を備える事に成功した一本とも言えそうで、

「本作は、女性(キャラクター)が、ばかげたユーモアとハートに響くはげましのメッセージの間で、バランス良く演じる力を発揮すれば、さらに多様な姿を描き出せる事を示そうとする作品である。この『Girls Trip』の中の‘ガールズ’は、お互いを引き立て合いつつ、その事を証明したと言えるだろう。(Chicago Tribune)」

、との事です。

まぁ、この「Girls Trip」も、騒がしい真夏のパーリーピーポー映画の1つであるのですが、ただハメを外すだけでは、大人を楽しませるストーリーに成り得ません。

、そんな点には、

「臆面なく描かれる様々なセクシュアリティにより、R指定となった本作である。しかし同時に、カップルとなる相手を見つけるためであっても、自尊心を捨ててしまうのは良くないと言う、オプラ・ウィンフリー的な意識高揚の教訓をも提示する映画だ。この中でリアンのセリフにあるように、寂しくないなら一人が一番、なのである。(Boston Herald)」

、なんて批評があったりします。

夏のムードに煽られすぎじゃありませんか?

さて、全国の不良中高生の皆さん、あなたがたが無理して酒とか煙草に手を出そうとするのは、大人と同じ事が出来ると自分や周囲に証明して、心の中の存在感を確認したいがめだと思います。

しかしまぁ、酒を飲んで乱れた事により、人間のスケールが大きくなるなんて有り得ません。それによって得られるのは、せいぜい、翌朝の鬱々とした気だるさと空の財布、くらいのもんです。

映画の中のキャラクター達は、アルコールの影響で自分の本性を露呈するのが仕事。でも、普通の人間は、そう簡単に自分を晒しちゃいけません。

だから、暑い風にあおられるからといって、そんなに焦ってあらゆる歓楽に手をだす必要ないですよ。周りの流れに乗り遅れたって大丈夫。

この、「Girls Trip」みたいな‘R指定’の映画だって、大人になればいくらだって見られるようになります。

まぁ、中学・高校生のみなさんは、じっくり充実した夏休みしてくださいね。

ではまたっ。

参照元
Chicago Tribune
Boston Herald

ズレ太

Author: ズレ太

いろんな事がズレまくってるズレ太です。 でも、意外とまじめですよっ! (記事の中で引用している映画批評は、米国の電子版メディアから抽出しての大意翻訳です。)

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