全米映画トップ3(2018.1.29)

疾走するヒーローが再登場

僕は全く逆のタイプですが、人生を常に全力で駆け抜けたいとお考えの方々にとっては、その先に続く道も単純な直線路では物足りない事でしょう。

それは、急な勾配やトラップまで仕掛けられた巨大迷路のような道である方が、断然エキサイティングで刺激的です。

そんな内の1人であるあなたのために、今週リリースされた新作SFアクションスリラーこそ、映画「Maze Runner: The Death Cure」であり、最初の週末3日間における売上は2,350万ドルを記録して、ランキング1位の栄冠を勝ち取りました。

主演のディラン・オブライエンが負った負傷による公開時期のずれ込みという、予期できなかったトラップさえ跳ね除けて3部作の最後をかざる本作では、世界を蔓延しそうなゾンビウィルスに対する治療法の材料にされそうな友人を救うため、彼らは再び、あの陰険な組織「WCKD」の懐へと飛び込んでゆくそうです。

果たして、彼らと地球の運命やいかに。

ジャングルの迷路も奥が深く

今週の2位に入ったのは、ドウェイン・ジョンソン、ジャック・ブラック他が共演の、もう一つのアドベンチャー作品、「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(Jumanji: Welcome to the Jungle)」で、売上額は1,640万ドルを記録。

1995年に作られた、VFXアクションのクラシック作を、平昌オリンピック直前の寒いシーズンにリブートした本作が、ちょっとしたスマッシュヒットになった事は若干の驚きを禁じ得ないところです。

今回のジュマンジはビデオゲームとなり、その内部の危険なジャングルにバーチャルなアバターと化して取り込まれた4人のティーンが、ゲームのルールに縛られながらサバイバルを目指すそうです。

この現実世界になんとか戻れても、しばらく燃え尽き症候群でポーっとしてしまいそうですね。

時代を超えた憎しみを癒す事は可能か?

人種間の軋轢、という問題については、超一般的な日本人である僕みたいな人間は、例えそれを煽っている連中に関してであっても、揶揄する様な権利はなかろうと思います。

とは言え、メジャーで立派な各メディアの報じ方を見ていると、自由の国アメリカにも、あらたな人種問題に火がついているとの事。

映画としては、そんな時代に何を提示するかという事は、大きなビジネステーマだと思います。そんな中に、ハリウッドのA級スター俳優の中でも特にストイックな事で有名な、あのクリスチャン・ベールを、アメリカ開拓時代の軍人役として起用したのが、今週初登場にして1,020万ドルを売り上げランキング3位に入った「Hostiles」です。

ネイティブアメリカンを憎んでやまない米軍大尉が、とある事情からシャイアン族の人間をエスコートし、荒野を旅する事になってしまう。というお話だそうです。

果たして、憎み合う彼らの間に、親交の情が生まれる様な事はあるのでしょうか?

寒い時はネット配信で、なんて言わないで・・・

と言う訳で、またまた新たなヒット作が登場し、ハリウッドの新作映画生産能力は、今週も衰える様子も見せませんでした。

あんまりアウトドアで遊ぶ季節ではないので、暖房の効いた劇場で体験できる娯楽は、意外と需要が高いのかもしれませんね。

しかしながら、ここ数年、北米大陸へ強烈寒波が下りてくるという事がお約束の様な気配もしますから、あんまり寒すぎると映画の観客も減ってしまうでしょう。

映画製作・配給会社のエリート達は、この辺りで地球環境の変化に対応したビジネス形態を考案しておくべきかも知れません。

たとえば、フロリダ旅行と新作映画の上映を組み合わせたパッケージとか、どうでしょか?

それではまた~。

元NY市警ベテラン最悪の一日:映画「トレイン・ミッション」の評価・あらすじ

予告編と作品基本情報

  • タイトル:
    • The Commuter
    • トレイン・ミッション
  • 制作:
    • 2018年 Ombra Films / StudioCanal / The Picture Company

その男の内面に秘めた真価が再び炸裂

能ある鷹は爪を隠す、なんて言葉、日本だけの奥ゆかしい考え方かと感じますが、例えば、クラーク・ケントやジェイソン・ボーン、さらにはブルース・ウェインなども、本気を出したら実は凄いというタイプのヒーローですから、アメリカの様な国にも同様の威厳が通用するという事の様です。

娯楽映画の中で、世を忍ぶヒーロー像がもてはやされるのは、僕ら小市民が秘めている変身願望とか、ありのままの自分で周囲から認められたいという欲求などが、そこに共鳴するためだと思います。

そして、50歳代に入ってからの映画「96時間(Taken)」への主演を機に、自身のアクションスターとしての本領に目覚めたリーアム・ニーソンは、地味な庶民の願望を満たすと言う意味で、リアルなヒーローと呼ぶべき俳優でしょう。

そんなニーソンさんのファン待望、最新アクション映画が、ここでご紹介する「トレイン・ミッション(The Commuter)」。今回は、日々繰り返してきた通勤の途中で突然、危険な謀略の中へと引きずり込まれる不運な男を、彼が演じているという事です。 【続きを読む】 “元NY市警ベテラン最悪の一日:映画「トレイン・ミッション」の評価・あらすじ”

全米映画トップ3(2018.1.22)

いつか見たアレじゃないよ!

資本主義経済のエンジンは、消費者の欲が燃料となって駆動する事になっています。

消費者の新たな欲を刺激するためには、常に新しい商品が生み出される必要があり、エンタメでも他のサービスであっても、クリエーター達は、日夜その才能を絞り出し生産をし続けなければなりません。

そして、そういったアイディアが、世の中をちょっとずつ変えたり進歩させて行く訳ですが、どんなに斬新な思い付きであっても、かならず何時かは陳腐化するという運命も抱えています。

映画の中で言えば、あのわざとらしいワイヤーアクションとか、CGで描くスーパーヒーローの格闘場面などが、そうやって消費されて色あせたアイディアの1つでしょう。

そんな事を考えると、主演のロビン・ウィリアムズを大量のCGアニマルの中に放り込んで斬新な話題を振りまいた、1995年の映画「ジュマンジ」を、21世紀の現在にもう一つのCG満載映画としてリブートしたとしても、どの位の収益性が想定できたでしょうか。

とにかくまぁ、その想定は別としても、今週2,000万ドルの売り上げ額を記録し、米国内だけでも累積で3億1,700万ドルを稼ぎあげた、「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(Jumanji: Welcome to the Jungle)」が、1つのサプライズである事は変わりないと思います。

そんな今回のジュマンジでは、4人のお気楽な若者達が、謎のビデオゲーム世界へと引きずり込まれるアドベンチャーとなっているそうです。

公開後5週目に入っても好調なこの映画、日本上陸は4月に予定されています。

悪のテロリスト集団に切り込む戦場のヒーロー達

映画関係では、陳腐化し、さすがに最近では見かけなくなった別のモノとして、「愛するものを〇〇するために、〇〇は〇〇を〇〇した・・・」という日本国内向けの定型化したプロモーション文句です。

そして、仮に見飽きられていたとしても、未だにハリウッドのプロデューサー達の映画化意欲が衰えない題材の1つが、9.11後にテロリスト集団討伐のための激しい戦闘に身を投じた、アメリカ軍のヒーロー達でしょう。

おそらく、それら2つの要素が引っかかってきそうなのが、今週初登場にして売上額は1,650万ドルを上げてランキング2位に飛び込んだ、実話ベースの戦争アクション「12 Strong」という事になりそう。

予告編映像を見る限りでは、「いつかどこかで見た事あるよなぁ」と感じざるをえないのがこの映画ですが、実物の作品はどのような構成なのでしょうかね・・・

主演は、あのクリス・ヘムズワースです。

LA大犯罪地帯

そして、ロサンゼルスの街で起きる重大犯罪と、それに立ち向かう市警の精鋭部隊という構成も、使い古されたと言うだけでは足らない位に良く見かける映画のプロットです。

たとえ、本質が商売の材料だとしても、ここまで愛されていれば1つの文化へと昇華しているかもしれないのが、まさにハリウッドというべき、このタイプのクライムアクションです。

今回、その文化にさらなる深みを与えるべく登場するのが、世界で最も頼りがいのある俳優の1人、ジェラルド・バトラー。今週初登場であるこの映画は、1,530万ドルの売上額を記録して、みごとにランキングの3位に滑り込みました。

とりあえずは、このタイプの映画のファンの人なら、確実に喜んでもらえそうなのが、この一作なのでしょう。

寒い季節でも娯楽映画の流れは止まらない

なんでも、アメリカの東海岸には、相当ヤバいクラスの寒波が入っているとか、いないとか。

道路も凍り付いて使えなくなってしまうと、客の出が悪くなってしまい、映画業界としては打撃も大きいと思います。

ただ、天候も含めていろいろ寒いこの時期に、熱い娯楽を提供する映画がランキングで並んでいるのは、なかなか有難い事だと言うべきでしょう。少なくとも安定感だけは有る、こういったトラディショナルなハリウッド映画も、やっぱり悪くないもんです。

それではまたっ!

過去に潜む悪霊の闇:映画「インシディアス: ザ・ラスト・キー(原題)」の評価・あらすじ

予告編と作品基本情報

  • タイトル:
    • Insidious: The Last Key
    • インシディアス: ザ・ラスト・キー
  • 制作:
    • 2018年 Blumhouse Productions / Entertainment One / LStar Capital / Stage 6 Films
  • 日本公開
    • 未定

心霊の正体は薄暗い煉獄の中に

おそらく、ほとんどの憑依現象は精神疾患の症状だろうと思いますし、かなりな割合のポルターガイスト現象は、高校で教わる物理の知識で解明できるのだと思います。

だとしても、人間の理論では説明の出来ない超常現象は、世界中でちらりほらりと起きているのです。

そんな風に出ちゃうスポットの多くが、墓場や火葬場ではなく人が実際に住んでいる家の中だ、というのも、心霊現象が持つ興味深い傾向の1つ。ですが、この件については、YouTubeの存在がある程度の説明になるかもしれません。

何にしても、人間は本来、自分を守るために建物の中で生活します。守られるべきその環境の中に、目には見えないけれど不穏な何かが潜んでいる予感がしたら、心理的にも相当恐ろしい話です。

家の中だからこそ怖い、そんな深層心理の不安感を上手く使ったオカルトホラー映画は、歴史に名を残す一本に成り得ます。

さて、今やハリウッドでもコワい監督として鳴らしている、あのジェームズ・ワンが生み出し、あれよあれよと言うまにパート3まで作られていた、「インシディアス」の世界に、新たに加わった戦慄の新章こそが、ここでご紹介する「Insidious: The Last Key」です。

今回も、屋敷に巣くう悪霊と対決し、その住人を救済しようと立ち上がるのは、最恐の霊能者エリーズ・ライナー。

ところが、今回、彼女が向かう心霊スポットは、今までのものより、ちょっと毛色が違う現場のようなのです・・・ 【続きを読む】 “過去に潜む悪霊の闇:映画「インシディアス: ザ・ラスト・キー(原題)」の評価・あらすじ”

全米映画トップ3(2018.1.15)

バーチャルジャングルの謎を解け

一作年だかなんだかが、VR(仮想現実)元年とか言われていた記憶があります。

その機会に、仮想現実のデバイスとかコンテンツとかが一気に普及するのかと思いきや、いまだに、僕の身近にVRなんて1ミリも届いていません。そうこうするうちに、2017年は仮想通貨元年と言う、もう一つの良く分からないものが始まって、こっちの方は、まぁまぁ盛り上がっているみたいです。

ともあれ、あの無骨なVRゴーグルを装着して、よたよた動き回る姿は、スタイリッシュな今時の若者に受け入れられる訳もありません。

逆に、VRゲームと言う観点からは、ゴーグルよりずっと進歩した参加方法を(バーチャルに)提案しているのが、映画「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(Jumanji: Welcome to the Jungle)」です。

こちらの方は好調で、公開4週目に入た週末においても、2,700万ドルの売り上げを記録してランキングのトップに輝きました。

この中では、秘密のビデオゲームにエントリーしたプレイヤーが、ゲーム内部の世界へ取り込まれてアドベンチャーをサバイバルするのだそうですよ。

こんな魔法の技術も、意外とアメリカとか中国のベンチャー企業が開発しているかもしれません。それが出てくるまで、VR元年の三が日は明けなさそう・・・

リアルな真実と戦うジャーナリスト

まぁ、僕らがバーチャルの陶酔感に浸っている間も、現実の世界では色々な物事が進行している事を忘れてはいけません。

そして、ジャングルで戦う様なファンタジーより、リアルに存在するジャーナリストと政府の戦いの方が、ひょっとしたらもっと刺激的かも。

今週、1,860万ドルの売り上げを記録して、ランキング2位に飛び込んだのが、国防総省が隠し続けてきた、ベトナム戦争がらみの機密文書を公の目に晒そうと奮闘する、2人のジャーナリストを追うドラマ、「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(The Post)」です。

ここで、その機密を追い求めるのは、リアルな実話の重々しさを体現できる2人の俳優、メリル・ストリープ&トム・ハンクス。監督は、誰あろう、あのスティーヴン・スピルバーグ。という事で、各種の暴露が大流行している今のご時世にも、充分存在感を発揮する一本だと言えましょう。

日常からはじき出されるドラマの疑似体験

別に、ペンタゴンやCIAから発注を受けていなくても、ハリウッド映画は体の良いプロパガンダであることは、殆どの人が認知している事実です。

そして、そのビジネスを円滑に進めるため、脚本のテンプレートというものが存在するのです。

たとえば、さして特徴もない平凡な生活を送る男性が、ある時、予想もしなかった事件に巻き込まれ、アクションヒーローの様になって大きな陰謀を阻止するというのも、米国映画としては便利なプロットの1つでしょう。

あとは、その主役にどの俳優を当てはめるか、によって、映画としての品位が決定するだけ。という事で、今回、その役割を担って立ち上がった役者が、あのリーアム・ニーソンでした。

出来上がった映画「The Commuter」は、初登場の週末に1,350万ドルの売り上げ額を記録しランキング3位に飛び込みました。

今回、ニーソンが演じるのは、元NY市警で現保険会社の営業という、この手のアクション娯楽にはうってつけの男性。彼は、10年間毎日乗り続けた通勤列車の中で、ミステリアスな女性から常識外の依頼を受けるという事です。

僕ら小市民の代理として、日常生活から突如放り出された彼を待ち受ける運命とは?

いろんな物が全部バーチャル

映画自体が、原始的な仮想現実と呼べるものです。

そして、ゾンビ退治や、360度回転のローラーコースターを、視覚情報からだけ仮想体験させるおもちゃより、見る人の感情に訴える演出がなされた映画は、今の所、品質感の上で分があると言えそうです。

ただ、これからVRにもキラーコンテンツが生まれれば、一機にエンタメ業界の勢力図を書き換える事になるかもしれません。

しかしながら、僕らの生活すべてが、どこかのスパコンの中で動いているシミュレーションだ、なんて説を唱える人もいるようですから、何と言うか、体験生活という言葉の意味も、あやふやな世界に溶け込んでしまいそうなのが、21世紀の今の時代だと言えそうです。

ひょっとして、あなたが読んでいるこのページも、あなたのイマジネーションが生んだ疑似的な存在かも知れませんね。

だとしても、他の記事にも目を通してみてくださいね。

それではまたっ!

ポーカーゲームより熱いある女性の人生:映画「Molly’s Game」の評価・あらすじ

予告編と作品基本情報

  • タイトル:
    • Molly’s Game
    • モリーズ・ゲーム
  • 制作:
    • 2018年 STX Entertainment / Huayi Brothers Pictures / The Mark Gordon Company…他

人生はゲーム

人生は、複雑な人間社会を舞台にして繰り広げられる、壮大なゲームです。

そのゲームのゴールをどこに設定するかは、参加者の趣向によってかなりな自由度が与えられていて、たとえば、FX投資で資産を数億円まで膨らます事がゴールである人もいれば、オリンピックで金メダルを取る事が人生のゴールである人もいます。

また、このゲームで勝つには、自分自身の特性や性格が、どのプレイ内容に適しているかを早く見極める事も大切です。夢は必ずかなうと言いますが、人生の時間が限られているのも事実ですから、生きている内にゴールできなかったら意味がありません。

どちらにしても、これがゲームである以上、そのつもりで取り組まない限りは、自分の人生を上手く生きてゆく事は不可能ですし、そう考えると、元からゲームをプレイして勝利するセンスや才能のある人は、人生の舞台でも成功しやすいという事になります。

たとえば、一度は、スキー選手としてオリンピック(Olympic Games)代表候補にまで上り詰め、その後、賭博ビジネスも成功させたモリー・ブルームという美しい女性なども、ある意味、人生ゲームの勝利者と呼べるのかもしれませんね。

まぁ、彼女の場合は、ゲームのルールは完璧にこなしましたが、実社会のルールをちょっと読み間違えたようで、最終的には捜査当局のお世話になってしまいました。

とにかく、実在するその女性をジェシカ・チャステインが演じ、まるで彼女のスキー競技のように高速で刺激的なセリフを観客にたたきつけるというのが、今回ご紹介する映画「モリーズ・ゲーム(Molly’s Game)」です。 【続きを読む】 “ポーカーゲームより熱いある女性の人生:映画「Molly’s Game」の評価・あらすじ”

全米映画トップ3(2018.1.8)

納戸の奥へしまい込んだゲームを蘇らせよう

これは、しかるべき家系に限った話だと思いますが、そんな家の納戸の一番奥に、長い期間放置されていたゴミを、しかるべき目利き人を招いて、しかるべき鑑定をしてもらう事により、なんと、しかるべき額の金銭と交換が可能になるらしいです。

そして、ハリウッドの映画会社などは、まさにこのしかるべきお家柄の人々そのもの。彼らの抱える巨大な倉庫の奥には、大昔に上映された作品の道具だけでなく、その脚本も大事に保管されていて、再び現金化される時が訪れるのを静かに待っています。

これまで映画化されてきた、SF系アドベンチャーの数々の要素を組み合わせ、そこへ、かなり昔のオリジナル作から使っている基本設定と、どこかの物置に打ち捨てられていたゴミ同然の古いビデオゲームなどを導入し、あらたな娯楽製品として映画化されたのが、この週末に、3,600万ドルという売り上げを記録して堂々のランキング一位を獲得した、「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(Jumanji: Welcome to the Jungle)」です。

今回の作品では、(これもハリウッド映画としては、お約束の人間像である)4人のお気楽で無軌道な学生が、掃除を命じられた学校の物置部屋で、プレーヤーを異次元のジャングルへ送り込むパワーを持つ謎のビデオゲームと遭遇。アドベンチャーがスタートします。

ていうか、、何ビットですか?、このビデオゲーム・・・

その恐ろしい企みは、見えない場所で進行していた・・・

ハリウッドの娯楽作では、観客には見えない様に(一応)隠された謎の要素が、物語を転がす原動力になっている事が多いです。

時には、映画の存在自体をとして扱って、公開前のバイラル効果を狙うというプロモーション手法も見られますよね。

とは言え、この神々しい2018年が訪れた瞬間に、これ程までに陰惨で恐ろしい物語を世に放つ計画が、狡猾にも秘密裡に進行していたとは、本当に驚きです。

その映画、「Insidious: The Last Key」は、今やホラー界のカリスマとなったジェームズ・ワンが生み出したオカルト絶叫ホラー。初登場である週末では、2,930万ドルの売り上げを記録して、ランキングの2位に滑り込みました。

ホリデー向けのファミリーコメディに飽きが来た観客層が、身の毛がよだつ恐怖映画に必ず足を運ぶはず、という、製作元のブラムハウスプロダクション(他)が考えたインシディアスな読みは、ここで見事に的中です。

今回のストーリーは、あの霊能者エリーズ・ライナー(リン・シェイ)の実家にまつわる祟りの謎を、追求してゆくというものだそうですよ。

全世界が震撼中

その映画はこれまで、逆襲したり帰還したりファントムがメナスしたり、あるいは覚醒したりしてきましたが、ついに、最後、というワードが登場したので、本当のクライマックスも近いのかもしれません。

という訳で、「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」は、2,360万ドルの売り上げ額を記録して、ランキングの3位を堅持です。公開後4週目に入ったにも関わらず人気ぶりは健在といった所。

次のエピソードが出来ると、ルーカス御大が当初計画していたと言われる9作品(スカイウォーカーのサーガ)が終了しますが、まだ、親会社のWDCとしては、このビジネススキームを手じまう事など考えてもいないようです。

2018年1月の第1週末時点において、全世界興行収益は12億ドルに到達したというのが、この作品。

企画会議にもシャンパンを

そろそろ、ハリウッド界隈では賞レースのためのパーティー合戦が始まるでしょうから、レバレッジを効かせた大型作品は登場しにくくなってくるでしょう。

まぁ、そんな季節こそ、インディー寄りの奇作・良作が多めに上映される事になる訳で、その意味では面白い時期だとも言えます。

ちなみに、直近で公開が予定されている作品としては、リーアム・ニーソン主演のスリラー「The Commuter」、クリス・ヘムズワース主演の9.11関係のドラマ「12 Strong」、そして、ジェラルド・バトラー主演の犯罪アクションスリラー「Den of Thieves」などなどもあります。

それではまたっ!