映画「モーガン プロトタイプ L-9(Morgan)」:ついに誕生した超人類、悲しきその運命とは?

〔科学が進む、もう一つのキケンな領域〕

世の中にある大抵の組織とかグループには、「俺を怒らしたら後悔するぜ」なんて凄んでる武闘派の人が、勝手に主流派を気取っていて、腕力をふるいながら、やや利己的な感じに上手く周りを牛耳ってる訳です。

でも、本当にコワいのは、凄んだりなんかせず、そのルックスも可憐な美少女でありながら、この人間界に勝てる相手もいないほどの能力を持つものなんです。そう、例えば、この新作映画「モーガン プロトタイプ L-9(Morgan)」において、危険なパワーが暴発しないように大きなガラスのケージに閉じ込められている、見たところ10代の女の子と思しき存在なんかがそれ。

今、そのモーガン(アニヤ・テイラー=ジョイ)に、外部から訪問客がやって来ました。その女性の名は、リー・ウェザース(ケイト・マーラ)。モーガンをこの場所に囲っている某ハイテク企業に、危機管理顧問として働いている人物です。

どうして彼女が起こりこまれたか、と言えば、ちょと前にケージの中でモーガンと話をしていた学者、キャシー(ジェニファー・ジェイソン・リー)がモーガンに襲い掛かられ、左の眼球を抉り出されるという惨事が勃発したから。

だいたい、モーガンは何故、ガラスの部屋に閉じ込められているんでしょうね?。実は、この少女、この企業の学者スタッフ、チェン博士(ミシェール・ヨー)、シャピロ博士(ポール・ジアマッティ)そしてキャシーも含めた人達が、バイオテクノロジーで合成したDNAから発生した超人類のサンプルなんです。

リーの仕事は、モーガンの価値と安定性を評価して、必要であれば即刻処分を決める事。でも、確かにキケンなムードをはらむモーガンですが、キャシーをはじめとした学者達は、処分には強く反対もしています。

果たしてモーガンの運命は?、いや、この秘密研究所に勤める人々の運命は、どうなるんでしょうか? 【続きを読む】 “映画「モーガン プロトタイプ L-9(Morgan)」:ついに誕生した超人類、悲しきその運命とは?”

映画「The Light Between Oceans」:愛と幸福は与えられた?それとも奪ったのか?

〔辛い過去にさいなまれる2人の決断は罪を背負う〕

人生において、失われた大切な何かを埋め合わせるかの如く、突如、目の前に素敵なものがぶら下がったら、思わず人はそれに手を伸ばすでしょう。

たとえ、それが自分に授けられたものでなく、誰かの大切な宝物だとわかっていても。

この映画「The Light Between Oceans」の中心となるカップル、トム(マイケル・ファスベンダー)とイザベル(アリシア・ヴィキャンデル)も、誰か他人の一番大切なものを、自分らの手元に置くという判断をしてしまった二人。

トムは、第一次世界大戦の帰還兵。未だに戦場で受けた心の傷は癒えず、ここオーストラリア西側に浮かぶ無人島で、灯台守として静かに、ただ、静かに暮らしています。

そんな彼、本土の街を訪ねた時にある女性と知り合います。彼女の名前はイザベル。二人はすぐにひかれあい愛を育み結婚しました。そして程なく彼女は妊娠。

しかし、彼と彼女を悲劇が襲ったのはここから。イザベルは、第一子のみならず2人目の子供まで流産してしまったのです。酷い悲しみに打ちひしがれる2人。

そんなある日、信じられないような出来事が起きます。彼らの島に一艘のボートが流れついたのです。なんと中には、父親と思しき遺体に寄り添われて、一人の赤ん坊の女の子が乗っているじゃありませんか。

2人は、何回かの口論の末、この子供を自分らの子として育てる事を決めます。

そして、数年が過ぎた時、本土の街へ出向いた2人は、ある女性と出合います。その人の名はハンナ(レイチェル・ワイズ)。聞けば、数年前にボートで海へ出た彼女の夫と娘が、そのまま行方不明になっていると言うのです・・・ 【続きを読む】 “映画「The Light Between Oceans」:愛と幸福は与えられた?それとも奪ったのか?”