映画「ダークネス(The Darkness)」の前評判

〔古い土地には必ず古い魔物が居るから・・・〕

お化けの話っていうのは、怖がらせるという目的を持ちつつ、絶対に分かりやすくないとダメでしょう。日本の怪談だって、最後には「あ~っ」と言わせるオチが必要で、あんまりツイストを聞かせても、聞いた人は、ちんぷんかんぷんになっちゃいます。

ハリウッドのお化けだと、どちらかと言うとその題名がシンプルになりがちかも。たとえば、この新作映画「The Darkness」なんかもそうですよね。さくっと決めちゃったようなこの題名の下、やっぱり心霊に脅かされるのは、そこらに有る普通の一家なんです。

その一家とは、ピーター(ケヴィン・ベーコン)とブロニー(ラダ・ミッチェル)夫妻、そして10代の娘さんステファニー(ルーシー・フライ)と小さな弟マイキー(デヴィッド・マズーズ)らの、テイラー一家です。

この前、親子はグランドキャニオンへ旅行しました。それから帰った後、なんだかマイキーの様子が変なんです。実は彼、自閉症の傾向があるんですけど、その問題とは別に、夜中に姿の見えない誰かとお話しをしたりしてるんですよね。

そうこうするうち、ステファニーの掛け布団に、夜中の間、だれかが真っ黒い手形をつけたりし始めます。

実は、マイキーは、グランドキャニオンで変な洞窟を発見していました。その内壁には、古代のものとも思しき不思議な絵がが描かれ、足元には面白い模様がほられた石が幾つか転がってたんです。んで、彼がした事と言えば、その石の一つを持ち帰る事だったのは、言うまでもないことです。

でも、その石こそ、古代の悪霊が閉じ込められた遺物だったんですけどね・・・。 【続きを読む】 “映画「ダークネス(The Darkness)」の前評判”

映画「マネーモンスター(Money Monster)」の前評判

〔お金が天下を回らなくなったのは、誰のせい?〕

日本に「自己責任」という言葉がやって来てから、何年くらいたったでしょう。20年くらい?。

まぁ、「自己責任」で行う最たるものの代表は、株式などの証券投資です。儲けても自己、損しても自己の責任。とは言え、誰しも自分がかぶった損の責任だけは、誰か別の人に擦り付けたくなるものなんです。

この映画「マネーモンスター(Money Monster)」の中で大騒動を起こしてしまう、ニューヨーク在住の青年、カイル・バドウェル(ジャック・オコンネル)さんも、そんな気分だったんでしょうねぇ。彼は、テレビの人気投資番組「Money Monster」で、ホストのリー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)さんが推していた、IBISクリア・キャピタルというファンドに投資して、大損しちゃったんだそう。

まぁ、コンピューターの投資アルゴリズムが大ミスを犯したらしいので、ゲイツさんにしても想定外だったでしょうね。でも、カイルにはそんなこと関係ない事。という訳で、番組の準備中にスタジオへ侵入したカイルさん。銃とか爆弾とかを振り回してゲイツさんを人質にしちゃいました。

そんな現場を、副調整室で見守ることになったのが、敏腕番組プロデューサーのパティー・フェン(ジュリア・ロバーツ)さんです。彼女は、インカムを通じてゲイツさんに指示を送り続け、なんとか事態が最悪になることは避け続けています。

でも、この状況が進展する内に、ウォール街界隈の裏事情が見え隠れしてきたようで。NY市警もそれが無視できないと判断したみたいなんですよね。

はたして、ゲイツさんの運命、証券取引業界の運命やいかに・・・。 【続きを読む】 “映画「マネーモンスター(Money Monster)」の前評判”

映画「The Family Fang」の前評判

〔子育てもビジネス(芸術表現)になりうる!?〕

平凡な社会で凡人の家庭に生まれた凡人としては、特別な親御さんのもとで育った子が羨ましく思える事もありますよね。

有名人の2世なら、とりあえず(その家庭なりに)普通にしていれば、そこそこの年齢になると局とか事務所とかからオファーがきて、周囲がひととりのおぜん立てと準備をしてくれ、芸能界デビューはいきなり映画の主演に大抜擢、、、。

まぁ、そういう意味では苦労知らずという事になるのでしょうけど、言い方を買えると自分の意思や選択はどこにあるの?、ということにもなります。

この映画「The Family Fang」の中の子供達、アニー(ニコール・キッドマン)とバクスター(ジェイソン・ベイトマン)も、特殊な両親の下に育った兄妹です。二人の父親ケイレブ(クリストファー・ウォーケン)と母親カミール(マリアン・プランケット)は、公共の場でパフォーマンス・アートを行う事で有名なアーティスト。

子どものころから、この夫妻は自分らの子供達を、アート作品の一部分として利用していました。アニーとバクスターも、小さい頃はそれを楽しんでいたかもしれません。しかし、もう良い年齢の大人になった今、2人の子どもは自分の人生の迷路にはまっているようです。

アニーは女優。かつては人気が上がり仕事も上手くいっていたのですが、ここの所鳴かず飛ばず。バクスターは小説家で、一作目がヒット作となったものの、その次の作品を出すのに苦しんでいて、そんな状態がもう数年間も続いています。

彼らは、崇高なアートの中で光っていた、あの2人の子供じゃぁないんです、今となっては。どうして?、ひょっとしたら、アーティストの一家に生まれると言う事は、子供らの人生を難しい形に歪ませてしまうのかもしれません。

と言う訳で、現在の親子は疎遠となっています。そんな時、事件が起きました。ケイレブの自動車が無人で発見されたんです。人間のものと思える血のりがべっとりと付いた状態で、、、。 【続きを読む】 “映画「The Family Fang」の前評判”

その子猫にヤベぇ連中もメロメロ、映画「キアヌ(Keanu)」の前評判

〔ギガかわゆい子猫つん、救出大作戦〕

20世紀の終盤から21世紀にかけて、動物界に起きた最も顕著な変化というのは、彼らの言語的コミュニケーション能力の、著しい発達だと言えるでしょう。

加えて、その毛並みはリンスとコンディショナーで常に整えられたように、モフモフ&ふかふかとなり、子供達だけじゃなく世のOLさん達も大変に魅了。こういった動物の進化は、CGI、あるいは、モーションキャプチャーと呼ばれる魔法が、誰にでも安く使用できるという状況が実現した事で、起きた現象だと言われています。

しかし、現代人の知的向上力が、ややもすれば滞っているように見える事から解る通り、1つのピークを迎えた後、動物の進化の過程は必ず速度を緩めるものです。そんな時は、一度古典の世界へ戻り生命力をリフレッシュするのも、悪くない方策でしょう。多分、そんな理由から生まれたのが、この映画「Keanu」だと言う事と思います。

さて、ここに居ますは一人の人間の男性、名前はレル(ジョーダン・ピール)。気の毒な事に、最近彼女に降られて、完全に意気消沈しています。彼は、従妹のクレアランス(キーガン=マイケル・キー)からの電話にも、まともに応答する力が出ません。

そしてこれよりちょっと前。街の裏社会では、1つの事件が起きていました。麻薬密造工場での銃撃戦です。この騒ぎでは、多くの犠牲者が出た模様ですが、辛くも無傷で逃げ出す事に成功した子がいます。

そして街をさまよい郊外の住宅街に辿り着いたその子は、レルの家の玄関前に座り込んで住人に呼びかけたんです。「ミャァオウ、、、」。

この声に気づきドアを開けたレル。彼の正面に小さな子猫が座っているのを発見し、奇跡のようにその表情が晴れやかになります。かくして、レルはこの子猫をキアヌと名付け、一緒に住むことに決めた訳です。

キアヌの超ギガ級のキュートさは、どんな人物でも一瞬で虜にしてしまいます。そして実は、彼がもともと居た麻薬工場のボス、チェダー(メソッド・マン)もそれにやられた一人。だから、いなくなった子猫を取り戻しに来た事だって、いわば当然の話なんですね。

せっかく、心の癒しが得られると思っていた矢先に、キアヌはまた姿を消してしまいました。レル、そしてクレアランスの2人は、どうしてもこの子猫ちゃんを諦めきれません。と言う訳で、果敢にも街の裏社会へと侵入して捜索を開始します。

まずは、キアヌがつかまっていると思しき、「17th・ストリートブリップス」というギャングに近づこうとする、我らが気の良い2人組。でも、最初にしなければならないのは、悪っぽい言葉使いを学ぶことなのだそうです。

一体、キアヌは今どこに。レルはこの子猫を取り戻す事が出来るのでしょうか・・・。 【続きを読む】 “その子猫にヤベぇ連中もメロメロ、映画「キアヌ(Keanu)」の前評判”