映画「American Assassin」:ディラン・オブライエンが世界戦争を止めるっ!

陰謀渦巻く裏の世界へと飛び込む一人の青年

この世界は、「陰と陽」の2側面でなりたっています。光ある所には必ず闇があり、人には表の顔と裏の顔があるのです。

表面上見えている世の中の姿は、実は真実を全て反映している訳ではありません。そして、一般人に対しては隠ぺいされた裏の世界で、さまざまなパワーゲームが進行しているのが、僕らの住んでいる人類の社会というもの。

そんな世界の平和と騒乱の2局面を天秤にかけて、常にバランスする様に画策するのが、先進各国が持っている諜報機関の役割ですが、これまた、アクション映画にとって鉄板のネタでもありますね。

スパイは、ビジネス界でのキャッシュフローも生み出すという訳です。

フィクションの中では、毎日5,6人は人を殺しているスパイですが、まぁ、実際のスパイというのは、普通の社会生活に溶け込んで、裏側から何かをしているものです。だから、本当は米国CIAなども、僕みたいに華も無い目立たないヤツをリクルートするんじゃないかと思うのですが、映画の中では、そんなつまらない事が描かれるハズもありません。

かくして、この映画「American Assassin」でスパイに抜擢されたのも、アメリカのみならず世界中の女性映画ファンを引き付けるイケメン男性。

ただ彼は、ある最悪の出来事が原因で、世界を転覆させようとする連中への復讐を誓った、という複雑な背景を持つ人物のようです 【続きを読む】 “映画「American Assassin」:ディラン・オブライエンが世界戦争を止めるっ!”

ロンドンを守るのはJBではなく、AR!?:映画「Unlocked」について

陰謀は現場で起きてるんじゃない、シナリオの上で起きてるんだ!

陰謀説的に言うと、ハリウッド映画は全部、大衆の思想を操るためのプロパガンダなのです。

映画なんて夢物語を絵に描いているだけですが、人の深層心理にメッセージを刷り込むのに一番良い状態は、見ている人がそれをただの夢と思ってリラックスしている時です。だから、知らず知らずのうちにハリウッドからの指令が僕らの心へとプログラムされている訳。

まぁ、陰謀論自体も夢物語かもしれませんけど・・・

さて、そんな洗脳プログラムの中にも、時として斬新なアイディアが盛り込まれているのも、アメリカ映画の良いところ。映画の批評家さんたちも、かならず新鮮味があるかどうかに注目して、作品の良し悪しを決めています。

そんな‟斬新さ”が特に求められるのが、今回ご紹介する「Unlocked」のような、国際社会の裏側を舞台にしたスパイスリラーです。

何と、過去の失敗がトラウマになって第一線から身を引いた超敏腕女性エージェントが、見た所は敵と思しきスジから得た情報をもとに、あのロンドンをねらう巨大なテロリズムのスキームを暴くために奔走する、という物語がこれ。

どうです、ハリウッドからあなたに向けられた、斬新なプロパガンダがお分かりいただけてますでしょうか・・・ 【続きを読む】 “ロンドンを守るのはJBではなく、AR!?:映画「Unlocked」について”

殺人許可証を持つ美女:映画「アトミックブロンド(Atomic Blonde)」について

ヤバい時代こそ、スパイはクールに決めろっ

「世界終末時計」という、シゲキ的な名前のものが存在します。

核戦争が勃発して世界が滅びるリスクを、真夜中0時までの残り時間で表したという、一種のサインがこの時計です。2017年8月現在では、破滅までの残り時間は2分30秒を指しています。

これは、世界が、ソビエト側と欧米側に分かれていがみあっていた、いわゆる東西冷戦の頃に、アメリカの原子力系の科学雑誌が掲載しはじめたもの。でも、現実の核戦争は起こらず、1991年にソビエト連邦が消滅して冷戦も終結。これで一安心という事になった訳です。

確かにそれは素晴らしい事だったと思うのですが、しかし待ってください、世の中が完全に平和になってしまったら、小説やドラマの題材探しは相当困る事になりそうですよね。世界中さがしても、軍や武器どころか争い事も、そしてスパイも無くなってしまう。

まぁ、もしそんな風に理想の世界が生まれたなら、作家達は、冷戦が終わる直前の、最も危険でオイシイ時代に題材を求めて、売れる本を書き続けるのでしょう。

ここで紹介する映画「アトミックブロンド(Atomic Blonde)」も、超シゲキ的だった20世紀終盤の、東西陣営がいがみあう最先端の場所に、超イケてる女スパイを放り込んでみた。という、エキサイティングな一本です。 【続きを読む】 “殺人許可証を持つ美女:映画「アトミックブロンド(Atomic Blonde)」について”