マギー・Qが光をあててしまった眠りの恐怖:映画「Slumber」の評価

予告編と作品基本情報

  • タイトル:
    • Slumber
  • 制作:
    • 2017年 Tea Shop & Film Company / Goldcrest Films International

毎夜、アナタとあちらの世界をツナげる扉が開く

人間の脳というのは、その全容積の10%しか活動していない、という俗説が有ります(いや、有りました。)

それは、休止状態にあると思われる脳細胞を全て活動させる事ができたら、自分も、とてつもなく凄い知性や認知能力が発揮できるハズ・・・、という妄想を刺激する説でもありますね。

まぁ、都市伝説というのは、合理的な根拠が薄いのが良いところなので、込み入った領域の話はここではパスします。

とはいえ、僕らの意識では把握しきれない深い部分で、脳みそが何等かの未知なる機能を果たしている事は確かです。そして、様々な超常現象の究明が、そういった部分に答えを求めているのも事実で、脳の奥底に隠された不思議な霊能力が、人間の意識が半ば眠っている状態の時に発揮されやすいという考え方もあるようです。

だから、ベッドでうとうとした時の枕元に立った御先祖様が残した、庭の南の角を掘れ、なんてお告げ通りにそこを掘り起こしたら、古い小判が一つ出てきた、、、なんてエピソードにも、少しばかりの信憑性が感じられてきます。

さて、同じ睡眠時に見るヴィジョンでも、小銭稼ぎになるものばかりではありません。と言うか、逆に、とても恐ろしいモノばかり見ると言う人も多いはずですよね。また、映像や声のイメージだけでなく、金縛りにあうケースも考えられます。

そして実は、その現象の正体は、とてもとても、とっても恐ろしいものなのだ、、、と言うのが、今回ご紹介するホラー映画「Slumber」の基本プロットです。

あなたが、暗闇の中で意識という防御壁を停止させ無防備になる瞬間。かたわらの暗がりの中で襲いかかるチャンスを伺う存在とは、一体、何者なのでしょうか?・・・ 【続きを読む】 “マギー・Qが光をあててしまった眠りの恐怖:映画「Slumber」の評価”

魔人形誕生の悪夢:映画「アナベル 死霊人形の誕生(Annabelle: Creation)」について

ほら、デーモンはすぐそこ、あなたの隣に・・・

ここに、いくつかの真理があります。

まず1つめは、あなたが敵がい心を持たなければ、あなたを攻撃してくる者も現れない、という真理。

2つめは、互いに心を開いて信じあえば、必ずそこに幸福が訪れる、という真理。

3つめは、あなたが純粋に愛すれば、相手も清い愛で応えてくれる、という真理。

4つめは、でも、そんな誠実さや愛情につけ込んでくる悪者もいて、目に見えない存在であるそいつは、時に、常識を超えた事を引き起こすパワーすら発揮する、という真理。

そして5つめは、、、その悪意の持主は、子供が好みそうな人形に憑りつくという真理。

有名な心霊研究家であるエドとロレインのウォーレン夫妻によれば、その憑りつくモノは「悪魔」と呼ばれる存在なのだそうです。そしてそいつは、人形を利用して子供に近づき、その子の命と魂を食い物にしようと狙っているのです。

そんな、「祟りの人形」の中でも世界一コワいと噂なのが、今はコネチカット州の郊外に厳重に安置されている、アナベル。

この映画「アナベル 死霊人形の誕生(Annabelle: Creation)」は、その人形の呪いに最初に触れた、いたいけな少女の恐怖体験を描くものです。 【続きを読む】 “魔人形誕生の悪夢:映画「アナベル 死霊人形の誕生(Annabelle: Creation)」について”

マジで触れてはいけない、呪いの人形アナベル

幽霊や妖怪よりヒトの方が怖い、とは申しますが・・・

写真:魔物を呼び出す儀式の図
古い儀式
The photo is in the public domain.

現実的にヤバくて、怖い人間は多々いるとは言っても、心霊的な意味でなら、やっぱり人形が怖い、と、おっしゃる方は少なくないでしょう。

何故、あれが不気味かと言うと、人を思わせる形をしているくせに、絶対に動くはずの無い物だから。それがもし、自分で動いたりしたら恐ろしい、なんて事を想像させるからです。

更には、それがヒト形である以上、死してなお彷徨える魂が、そこの中に乗り移りやすいという理屈も、なぜだか真実味を帯びて感じられてしまうからですよね。

と、言う訳で、洋の東西を問わず、人形にまつわる怪奇なストーリーはたくさん語られてきました。

そんなお話の代表としては、目下のところの東の横綱は「稲川淳二の生き人形」、それに対抗すると思しき西の横綱が、「ウォーレン・オカルト・ミュージアムに所蔵される、アナベル」なのです・・・ 【続きを読む】 “マジで触れてはいけない、呪いの人形アナベル”

映画「Clown」の前評判

〔顔を隠せば何でも出来る、その考えが落とし穴〕

人間というものは、匿名が確保されたり、何かに扮装して自分を隠ぺいしたりすると、おどろく程大胆になれるらしいです。

まぁ、僕みたいにコンプレックスが強いと、そんな大胆さも少しは加わってよいのかも、なんては思います。でも、元々が大胆、という人だったら、大胆の度が過ぎちゃいそうで怖いと言えばそうですよね。

この映画「Clown」の主人公、ケント(アンディー・パワーズ)さんは、大胆て言うより順当に不動産屋のお仕事をしています。彼の息子さんジャック(クリスチャン・ディステファノ)が、近々、誕生日を迎えるということで、何か、お楽しみの余興がないか思案中です。

今日は、売りに出た物件の確認にやってきたケントさん、色々と古いものが置いてある物置を物色し始めました。殆どは使い道なさそうなガラクタ同然のもの、でも、その中にちょっと面白そうなモノを発見です。

それは、クラウンの扮装に使うカツラやメイクの道具。誕生パーティーに、これを着てジャックの前に立ったら、さぞ喜ぶことでしょう。

と言う訳でケントさんは、この道具一式を拝借していったんです。それで、もちろん使いましたよ息子のお誕生日会にね。ただ、、、問題はその後。

全てがかたずいて、さぁ扮装を取ろうかなぁ、と思った彼なんですが、、、取れませんっ!、クラウンのカツラも丸い鼻のメイクも取れないんです。焦った彼は、奥さんのメグ(ローラ・アレン)を呼んで、ペンチで無理やり鼻の扮装をはがそうとしたんですが、それはもう、悲惨な結果に。

これ自体、有り得ない話ですよね。でも、問題はもっと深刻になって行きます。なんて言うか、ケントは自分が変な心理状態になってきた事に気づくんです。つまり、子供を見ると、殺害して肉を食べたいという気分が、日増しに強まるようなんです。

もう、お分かりですよね。あのクラウン、ただの扮装道具ではありません。古代のデーモンが憑りついた、恐ろしいクラウンだったのです。そして、ケントにはもう、そのデーモンを抑えきることが出来なくなりました。彼と彼の家族、そして周囲の子供達は、どうなっちゃうんでしょうか・・・。 【続きを読む】 “映画「Clown」の前評判”