世界を救うため裏の世界で展開する究極の戦い:映画「The Dark Tower」について

スティーブン・キングのイマジネーションが炸裂!?

2017年の秋にかけて、あの伝説ホラー「イット(IT)」や、別の角度から(多分)もっと刺激的な「ジェラルドのゲーム(Gerald’s Game)」が劇場公開される予定であり、ファンにとってはスティーブン・キング祭り、と呼びたくなる様相を呈してきた昨今です。

そんな、このS・Kロードの露払いを担って真っ先にスクリーンに載っかったのが、多層世界の崩壊を企む悪魔と戦う一人のガンマンを主人公にした、この映画「The Dark Tower」です。

キング原作系映画として、嫌な怖い話を期待している向きも多いと思いますが、とりあえず本作はSFチックな設定を与えられたアクション巨編、と言った風情の一本という事。

主演のイドリス・エルバとVFXのコレボレーションによる、超絶な銃さばきも見ものになりそうですね。

キャスト&スタッフ

  • 監督:
    • ニコライ・アーセル
  • 脚本:
    • アキヴァ・ゴールズマン
    • ジェフ・ピンクナー
    • アナス・トーマス・イェンセン…他
  • 制作:
    • G・マック・ブラウン
    • アキヴァ・ゴールズマン
    • ロン・ハワード…他
  • 出演:
    • イドリス・エルバ
    • マシュー・マコノヒー
    • トム・テイラー
    • ベン・ギャビン
    • クロウディア・キム
    • ジャッキー・アール・ヘイリー…他

あらすじ

我々人間が暮らす、この世界。

実はこの世界は、ある特別なバランスの上になりたっています。そのバランスとは、普段目には見えないけれど実在する、多次元の多層世界を支える不思議な力。

この、多層に隣り合った世界と世界の中間=ミッド・ワールドに存在する一つの巨大な塔、「ダーク・タワー」が、全てのユニバースの安定を保ち続けているのです。

しかし今、その安定を破壊しようとする者が表れました。彼の名前はウォルター(マシュー・マコノヒー)、別名マン・イン・ブラック。

彼には一種の魔力が備わっており、その力で全世界の子供達からエネルギーを吸い取って作り上げた兵器で、ダーク・タワーを崩壊させるというのです。

しかし、ダーク・タワーには手強い守護者がいました。その男の名前はローランド(イドリス・エルバ)、またの名をガンスリンガーと呼ばれています。

古代から、世界のバランスを維持するために戦い続けた、ガンマン一族の最後の末裔が彼。つまり、ウォルターはタワーを壊す前に、ローランドを倒さなければなりません。

さて、我々が居る地球=キーストーン・アースに、一人の少年がいます。名前はジェイク(トム・テイラー)。まだ14歳ですが、彼にも特殊能力が有り、ウォルターの魔手を跳ね返す事ができる唯一の子供でもあります。

最近、彼は毎夜のように、一つの夢にうなされ続けています。その中に表れるのは異様な高い塔、一人のガンマン、そして魔力をもった別の男。

ジェイクの持つ超感覚が、世界崩壊の危機を無意識のうちに感じ取っていたのです。

そして今、世界が崩壊し全ての生命が消える危機を目前に、ついにジェイクの目の前で多層世界をつなぐポータルが開きました。

その先には、夢の中とそっくりな世界が広がっています。そして、ジェイクは、あのガンマン=ガンスリンガーと出合います。

彼とガンスリンガーは、運命の導くままに、強力な魔力で襲い掛かるウォルターの野望を砕くため、戦いへと身を投じてゆくのでした。

果たして、2人は地球、そして全宇宙を救う事ができるのでしょうか・・・ 【続きを読む】 “世界を救うため裏の世界で展開する究極の戦い:映画「The Dark Tower」について”

映画「猿の惑星: 聖戦記(グレート・ウォー)」:地上の支配を決める偉大なる大団円

人類、と、類人猿を分けるものとは?

いわゆる猿の類から、2足歩行を獲得してホモサピエンスが生まれる系譜には、未だに「ミッシングリンク」が存在するのだそうです。

つまり、どうやってヒトが生まれたかの問題は、まだまだ、しっかりした科学的確証が無く、謎の領域なんですね。

一部の人達は、古代にやってきた宇宙人が、地球上のおサルに生体実験をして知性を植え付け、ヒトが生まれた、と信じているでしょう。いや、ひょっとしたら、その頃地球を支配していた別の超文明が生み出した、脳を刺激するウィルスかなにかで突然変異を起こしたのかもしれません。

ま、色々と想像すると面白い話である事は確かです。そして、その面白いテーマは、「猿の惑星」という面白い映画シリーズの、いわば屋台骨。

この2017年夏休みに(米国)公開された、「猿の惑星: 聖戦記(War for the Planet of the Apes)」では、地球を猿の星にするための「グレートな戦争」が勃発しそうです。 【続きを読む】 “映画「猿の惑星: 聖戦記(グレート・ウォー)」:地上の支配を決める偉大なる大団円”

映画「スパイダーマン:ホームカミング(Spider-Man: Homecoming)」について

無限に前進し続けるマーベル・ヒーロー宇宙の最新形態

唐突な話ですが、オーショウのギョーザが、ある日全面リニューアルして、中身の具材をぜんぶベジタリアン用に変更したら、ある程度以上の客足が遠のく事は必然でしょう。

国の上の方の偉い人は、「日本も事業革新で成長だぁ」なんて掛け声ばかりかけているようですが、実際、革新なんて起こさない方が良いという商売のほうが、はるかに多いんだと思います。

とは言え、それも、「周囲の空気を読む」事が国家資格になりそうな、日本と言う独特な国でのお話。アメリカ、というより、ハリウッドでは事情が真逆のようです。

何と言ってもあちらでは、差し替え、着せ替え、塗り替え、作り替えに対する気おくれこそがタブー。収益の最大化のために合法な事なら何でもアリです。

さて、そんな2017年の夏、米国映画でも格段に収益力があるビジネスモデル、「マーベル系ヒーローアクション映画」の中に、とても素敵なレシピ変更がありました。

そう、この映画「スパイダーマン:ホームカミング(Spider-Man: Homecoming)」の舞台構成が、再び一新されたんです。

シリーズ6作目となる今回、初めてマーベルプロダクションが制作の手綱を引いたという事も、マニアの人にとっては大きな意味があるのでしょう。

さらに、ピーター・パーカー役には、新たに、トム・ホランド(「わたしは生きていける」、「ウィンターストーム 雪山の悪夢」)を迎えて、そのストーリーは、彼がクモに噛まれてから、スーパーヒーローになってゆくナイーブな段階を、もう一度、語りなおすという趣向になっているそうです。

ピーターという新しい材料を「アベンジャーズ鍋」に追加するため、ロバート・ダウニー・Jr演じるトニー・スターク(のアイアンマン)という出汁も効かせて、これまた、お盆の時期にぴったりの、贅沢なアクション巨編となったはず。

ヒーロー映画に必須の悪者役には、名優マイケル・キートンを起用、映画全体をきりっと引き締めているというのも、映画ファンには嬉しいところでしょうか。 【続きを読む】 “映画「スパイダーマン:ホームカミング(Spider-Man: Homecoming)」について”

えんたほ流レビュー:クロース・エンカウンター 第4種接近遭遇(Hangar 10)

その森、レンデルシャムの森、、、ヤバい森

右から読んでも左から読んでも、UFO事件をモチーフにした事が分かりすぎる程に明確な邦題を与えられたのが、この映画「クロース・エンカウンター 第4種接近遭遇(Hangar 10)」です。

そして、昨今のスリラー系作品が手っ取り早くマネタイズするために、よく取り入れる「疑似ドキュメンタリー」形式で作られた一本がこれ。まぁ、ファンタジーを描く時に製作者が一番苦労しそうな、信憑性、という要素が簡単に実現できてしまうので、便利な映画形式でもありますね。

そんな、フェイク・リアリティの雰囲気にドキドキしたいと思う向きには、おすすめな一本なのかもしれません。

とは言え、今までこの分野を築きあげてきたレジェンド級の作品と比べてしまうのは、ちょっと気の毒な感じの小物な映画でもあります。 【続きを読む】 “えんたほ流レビュー:クロース・エンカウンター 第4種接近遭遇(Hangar 10)”

宇宙で2人だけのロマンス?:SF映画「パッセンジャー(Passengers)」について

スペースぼっち、には耐えらないっ、、、どうしよう?

あなたに彼氏・彼女が出来ないのは、相手を選び過ぎているからです。

年齢や人種を問わなければ、この惑星上には70億人も人間が居る訳で、いわば恋の相手は選び放題。そんな状況が、逆にあなたの目をくぐもらせているんですね。

まぁ、小説とか映画の中だと必ず運命の相手が設定されていて、大恋愛に発展するのですが、そんな事を見聞きし過ぎているために、変な欲が出てしまうのかもしれません。

今回、この映画「Passengers」の中で、その遠大なる運命を背負わされたのは、一人の機械技術者ジム・プレストン(クリス・プラット)さんです。彼が居るのは巨大宇宙船「アバロン」の船内。つい昨日まで、人工冬眠ポッドの中で深い眠りについていました。

「アバロン」は、5000人の乗客を彼方の惑星「ホームステッド2」へと運ぶ移民船。120年に及ぶ航行期間のあいだ、人々はポッドの中で休眠状態に置かれて寿命を延長されています

でも、ジムは、目覚めさせられた直後に重大な点に気が付きました。なんと、意識を取り戻したのは彼のみ、他の乗客やクルーは未だに深い眠りの中なのです。そう、宇宙船のシステムに何かトラブルが発生して、ジムだけが予定より90年も早く覚醒してしまったのです。

とは言え、この船の中には生きて行くための環境は整っていて、食料も酒も食い放題・飲み放題。足らないのは、彼の気持ちに応えてくれる人間のパートナーのみ。

しばらく、自堕落に過ごしていたジムですが、冬眠する人々を観察するうち一人の女性に視線を奪われます。彼女は、ニューヨーク出身の作家、オーロラ・レイン(ジェニファー・ローレンス)さん。

その姿を見るうちに、孤独なジムは彼女の人口冬眠を解除したい衝動を抑えきれなくなってしまいます。そしてとうとう、オーロラを覚醒してしまうジム。

今、巨大で快適な宇宙船の中にそれぞれ魅力的な男女が2人だけ。そこに恋愛が生まれない訳もございません。お約束通りに関係を深めるジムとオーロラ。

いつまでも続いて欲しいこの状態、なのですが、これまたお約束通り、「アバロン」のシステム深くに進行する重大なトラブルが顕在化するのに、さほどの時間も必要ありませんでした。

はたして、ジムとオーロラの運命はいかに、2人の恋愛はこの危機を乗り越え、人口冬眠を再起動し、90年先にある新天地で幸せを掴めるのでしょうか・・・ 【続きを読む】 “宇宙で2人だけのロマンス?:SF映画「パッセンジャー(Passengers)」について”

SciFi映画「メッセージ(Arrival)」(2016年)について

絶対解けない宇宙の謎にエイミー・アダムスが挑む!

自由主義国家に住む僕たちの生活は、法的に自由が保障されているようでいて、じつは現実という枠の中に強く拘束されています。

今日、新しい人と出会って(仮に)恋に落ちる、そんな自由だって僕には認められているはずなのですが、実際の毎日では、相も変わらない顔ぶれと新鮮味のない言葉のやり取りを続けるだけ。

僕らの世界って、本当はとても狭いのです。

でも、このエイリアン系のSciFi映画「メッセージ(Arrival)」で主役を務める、ルイス(エイミー・アダムス)さんの日常は、彼女が突如アメリカ軍に招かれた時に大きく変わります。

その時、世界中12ヶ所の地点に、地球外から謎の物体が効果、言語学者であるルイスは彼らとのコミュニケーションの役を任されたのです。

モンタナの郊外へと向かったルイスさんは、理論物理学者のイアン(ジェレミー・レナー)さんや、ウェバー大佐(フォレスト・ウィテカー)らで構成されるスペシャリストチームに入ります。そして、彼女が見上げる先には、半月型をしたダークグレイのUFOが音もたてずに浮かんでいたんです。

未知なるものとの接近遭遇に、心底おびえながら、チームの一員としてUFOの内部へ侵入するルイス。明らかに高度な知性と文明をもったエイリアン達と会いますが、彼らの言語は、およそ言葉とは思えないような音と、文字とは思えない記号のようなもので構成されています。

それでも、ゆっくりと解読をすすめ、おぼろげながらエイリアン言語を理解してゆくルイス。しかし、この地球外からの訪問者に、彼女とは真逆のアプローチで対処する人々も、この地球にはたくさんいました。彼らにとっては、このUFOは侵略の脅威を意味するものでしかなかったのです。

彼らは、武力でエイリアンの排除をしようとします。しかし、超文明を持つエイリアンとまともにやりあって、人間が戦いに勝てるのでしょうか?

世界中で対エイリアン戦争の準備が進められる中、いま、地球の未来はルイスの言語解読が成功するか否かだけに託されたようです。はたして彼女は、この未知な言語を通じてエイリアンと通じ合い、地球の未来を救う事ができるのでしょうか・・・ 【続きを読む】 “SciFi映画「メッセージ(Arrival)」(2016年)について”

映画「モーガン プロトタイプ L-9(Morgan)」:ついに誕生した超人類、悲しきその運命とは?

〔科学が進む、もう一つのキケンな領域〕

世の中にある大抵の組織とかグループには、「俺を怒らしたら後悔するぜ」なんて凄んでる武闘派の人が、勝手に主流派を気取っていて、腕力をふるいながら、やや利己的な感じに上手く周りを牛耳ってる訳です。

でも、本当にコワいのは、凄んだりなんかせず、そのルックスも可憐な美少女でありながら、この人間界に勝てる相手もいないほどの能力を持つものなんです。そう、例えば、この新作映画「モーガン プロトタイプ L-9(Morgan)」において、危険なパワーが暴発しないように大きなガラスのケージに閉じ込められている、見たところ10代の女の子と思しき存在なんかがそれ。

今、そのモーガン(アニヤ・テイラー=ジョイ)に、外部から訪問客がやって来ました。その女性の名は、リー・ウェザース(ケイト・マーラ)。モーガンをこの場所に囲っている某ハイテク企業に、危機管理顧問として働いている人物です。

どうして彼女が起こりこまれたか、と言えば、ちょと前にケージの中でモーガンと話をしていた学者、キャシー(ジェニファー・ジェイソン・リー)がモーガンに襲い掛かられ、左の眼球を抉り出されるという惨事が勃発したから。

だいたい、モーガンは何故、ガラスの部屋に閉じ込められているんでしょうね?。実は、この少女、この企業の学者スタッフ、チェン博士(ミシェール・ヨー)、シャピロ博士(ポール・ジアマッティ)そしてキャシーも含めた人達が、バイオテクノロジーで合成したDNAから発生した超人類のサンプルなんです。

リーの仕事は、モーガンの価値と安定性を評価して、必要であれば即刻処分を決める事。でも、確かにキケンなムードをはらむモーガンですが、キャシーをはじめとした学者達は、処分には強く反対もしています。

果たしてモーガンの運命は?、いや、この秘密研究所に勤める人々の運命は、どうなるんでしょうか? 【続きを読む】 “映画「モーガン プロトタイプ L-9(Morgan)」:ついに誕生した超人類、悲しきその運命とは?”

映画「Equals」:近未来、愛は人類の敵となるのか!?

〔完全平等な世界にはヒトの喜びも存在せず・・・〕

世の中の賢い人達の一部は、経済的な格差の拡大がとっても悪いことなんだって言ってるようです。まぁ、僕みたいに単純なもんから見ると、格差なんて大昔からあったのになぁ、とか思ったりします。

でも、この問題についても、経済学とか社会学の難しい理論があるんでしょうね。

平等性が全てに優先する是だとしたら、この映画「Equals」は、一つの理想郷を描いているのかもしれませんね。これでは、世界を巻き込む大戦争によって人口の殆どが失われた後の、「コレクティヴ」って呼ばれる社会が映し出されているそうです。

人々は皆、おなじ真っ白の服を着用し、同じ真っ白の部屋とオフィスで生活するのがこの世界。

そんな社会で、過去の世界についての情報をまとめ記録する仕事についているのが、サイラス(ニコラス・ホルト)さん。彼の部署には他にも男女が働いいて、その中にニア(クリステン・スチュワート)っていう名の綺麗なお姉さんもいます。

んで、この二人。折角だからデートすれば良いのにね、なんて思うのは平和ボケした現代人の考えです。「コレクティヴ」では、男女どころか人と人の触れ合いも悪とみなされていて、人が感情を持ったり表したりすることもダメ、もちろんデートやセックスなんてご法度なんです。

さて、そんな環境でまじめに働くサイラスさん、ある日のこと、自分が感情的に不安定になっている感覚に気づきます。大変です。これは、「S.O.S.(スイッチド・オン・シンドローム)」って呼ばれる病気の症状だからです。

あまり進行すると、患者は特別な施設に収容されて処分される。それくらいこの病は恐ろしいんです。そして、自分が発症したことをニアに打ち明けたサイラスさんは、じつは彼女も病気のキャリアだということを知らされます。

今まで抑えつけてきた自分の人間性や情熱、その圧力に抗しがたくなってきたサイラスとニア。二人の間には、当然のように恋愛感情が芽生えて、触れ合いたいという情熱はどんどん温度を上げて行き、ついには結ばれてしまいます。

それは、この世界では大罪に値する愚行、そんな一線を超えてしまった二人の運命やいかに・・・ 【続きを読む】 “映画「Equals」:近未来、愛は人類の敵となるのか!?”

映画「Creative Control」の前評判

〔人工◎◎仮想△△で全てが変わる〕

ミスター都市伝説などによると、もうじき人工知能が人間に反旗を翻す時が到来するそうです。

そうなったら、やばいです。僕みたいな小物はまっさきに排除されてしまうはずです。

一方で、例のオキュラスとかの仮想現実ギアは、エンタメやゲーム好きな人間にとっては、かなり期待してしまう道具になっていますよね。近い将来にもっと小型化して低価格になったら、ドラマや映画の配信ばかりか作り方まで変えてしまうかもしれませんし、アミューズメントパークへでかけなくても、かなりな体験が自室で出来るようになっちゃいそうです。

これまた、やばい話だとは思います、ええ。

さて、そんなヤバイ近未来でVRの世界のヤバイ快楽におぼれてしまう男が登場するらしいのが、ここで紹介する映画「Creative Control」という事です。

彼の名前は、デビッド(ベンジャミン・ディキンソン)。ニューヨークはブルックリン在住の、やり手の広告エージェントです。彼は、ガールフレンドのジュリエット(ノラ・ゼヘットナー)と暮らしています

最近、デビッドが請け負った面白い仕事、それこそが、「アーギュメンテッド・リアリティ社」が開発した最新のバーチャルリアリティー装置を使った、新しい宣伝戦略なんです。

そして、ひょんな思い付きからか、彼がそれにプログラムしたのは、なんと友人ウィム(ダン・ジル)の婚約者であるソフィー(アレクシア・ラスムッセン)の姿。実は、ジュリエットは自分が通っているヨガ教室の講師と浮気しているらしいし、ウィムもまた次々と新しい相手を見つけてくる恋愛中毒なんだとか。

だとしたら、バーチャルの世界にソフィーを映し出し、ほぼリアルな仮想セックスをしてみたって、デビッドには何も罪は無いと言えるのでしょう。

でも、現実ではない世界に溺れる彼の現実生活は、段々とけじめがなくなって行くようです。このままファンタジーにふけり続けても大丈夫なんでしょうか?・・・ 【続きを読む】 “映画「Creative Control」の前評判”

映画「Midnight Special」の前評判

〔大人の世界をひっくり返すのは無垢な少年の眼差し〕

「この世の中を変えなきゃっ」、と声を上げた活動家の人達も、社会を全部ひっくり返した後、そこに作ろうと思っている世界には、結局自分の好みにあう姿を、想像しているんだと思います。

教養の有る無に関わらず、人間は皆、なんやかんや言っても、自分の喜ばしいものだけを優先的に求めるんです。もちろん、悪い事じゃありません。

でも、通常は、それぞれ別個の好みが適当にぶつかり合ってごちゃごちゃになり、大きな一つに結束する事が無いので、結果、この世の中は慣性の法則に従い、ただ一つの方向へと動いてゆくのみです。あるいは、変革を起こしたいと願う人にはパワーが無く、そんなん考えたくもないという人の所に、すんごい能力が授かったりしてるのかもしれません。

つまりまぁ、不安定化しないため、この宇宙はちょうどよい具合に出来上がっているという事なんでしょう。

さて、本人の意思とは関係なく、そのスーパーパワーが与えられちゃったというのが、この映画「Midnight Special」の主役である男の子、アルトン君(ジェイデン・リーバハー)です。彼は今、2人の男性とともに郊外のモーテルに宿泊中。どうやら、いずこかへ向かって急ぎの旅の途中らしいです。

その2人の男性。1人はロイ(マイケル・シャノン)、もう1人はルーカス(ジョエル・エドガートン)と言います。実は、ロイはアルトンの実父。だのに、どうして世の中から身を隠し行動しているか、と言うと、アルトンの事を、強大な組織が狙い追いかけてくるからなんですね。

その組織とは、ポール(アダム・ドライバー)というアナリストが務めるNSAっていう国家機関、もう1つは、カルヴィン(サム・シェパード)という男性が率いる、ちょっと面倒くさい感じの宗教団体です。

でもどうして? 実はアルトンには、世界をぶち壊せるかも知れない程の強い超能力が有るから。NSAは安全保障上の理由で、就航団体はお告げをする役目として、この小さい少年を利用したくて仕方が無いんだそうです。

今、3人は、アルトンの超感覚に従って旅を続けます。途中、彼の母親であるサラ(キルスティン・ダンスト)と会ったりしつつ、ひょっとしたら、彼らにとっての救いが有るかも知れない場所を求め、移動し続けます。

でも、このミステリアスな逃避行を終えた時、果たして彼らに、本当の安息がもたらされるのでしょうか? 【続きを読む】 “映画「Midnight Special」の前評判”

映画「Deadpool」の前評判

〔もち、俺って超人ん〜、でも、ヒーローとかじゃねってば。〕

人って言うのは皆、社会の中では仮面をかぶって生活してるもんです。思ったことは全部クチにする、なんて勇猛果敢な事を言われる方も、根底の所ではちゃんと損得計算をしているんですよね。

本当の顔や素性を隠ぺいして、悪と戦うスーパーヒーローってのは、だから、社会人のそういう性格を比喩しているのだとも思います。本当の自分自身をさらけ出しちゃうと、本当に正しい事(=社会生活=悪者退治)が出来ない、、、とか言う、ちょっとこんがらかって意味不明な気も、しなくはないんですけど。

うーんと、逆に、自分をまったく見せない位の覆面をしちゃうと、怖い物がなくなって自己が暴走するケースも有りますね。自分の言動が一番正しいと皆が思っているんですが、それを何の配慮もなく人に投げつけたら、やっぱし、ただの破壊者になっちまいます。

さて、もともと覆面なんてなくても、すでに遠慮のえの字も知らない程の皮肉屋だったのが、この映画「Deadpool」の主人公である元特殊部隊員、ウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)さんです。

彼は多分、自分が特別な存在、つまりはミュータントだという事に気づいていたのかも知れません。

ともあれ、軍人を止めた今、彼はあるバーみたいな所に出入りして、世の中の汚れ仕事を請け負い食べています。そこには、バネッサ・カーライル(モリーナ・バッカリン)という娼婦さんが居て、ウェイドは彼女と上手い事に良い仲になります。まぁまぁ楽しい生活でした、彼の体に異変が起きるまでは。

ウェイドの体の不調は、アジャックス(エド・スクライン)という、怪しげな男の知る所となり、その施設へとウェイドは収容される運びになりました。実は、アジャックスはミュータントを作る陰謀を画策していたんです。 【続きを読む】 “映画「Deadpool」の前評判”

映画「フィフス・ウェイブ(The 5th Wave)」の前評判

〔警告!、外からの侵略は始まっている、高い意識の持主は破滅に備えよっ〕

ちょっと前からなんですが、僕ズレ太の住んでいる家の正面に見えるお山の、その稜線に重なるようにして、夜暗くなると怪しげな光が灯る時があるんです。

毎日じゃありません、たまにですけどね。

なんだろなぁ〜、と思っていたら今度は、夜空の星を眺めているその合間に、ちらちら動く小さな輝きが現れました。それは、僕の目線が指す点のちょっと脇に現れては、僕の関心を引こうとするんです。でも、しっかり目で捉えようとすると、ひょいっと逃げてしまうんですね。

飛行機かなあ、と思ってたんですけどね、それがだんだん、昼間でも雲の合間とか太陽の輪郭の淵のところとかに現れるようになって、最近では、いつでも必ず見えるくらいに頻度が高まってきてたんです。

それでですね、とうとう、昨日の夜なんかは眠っている僕の夢のなかに現れて、何かを伝えてきたと思うんです。目覚めてしまうと、それが何だったかはっきり言えないんですけど、、、。これって、エイリアンが僕の脳神経を再プログラムしようとしてるんですよね?

あるいは、良い者エイリアンが、悪い者エイリアンの襲来について、ひそかに警告を伝えてきてるのかな?。そんな警告が、この映画「フィフス・ウェイブ(The 5th Wave)」の主役、キャシーちゃん(クロエ・グレース・モレッツ)の所に届いていなかったのかなぁ。

悪いエイリアンの最初の攻撃が始まった時、美少女高校生のキャシーは、フットボール部のスター選手ベン(ニック・ロビンソン)と良い雰囲気になっていて、両親の収入もしっかりした家庭の娘でもありましたから、まさにパーフェクトな人生を送ってたんです。

そう、キャシーだけでなく、近隣のほとんどの人が、こんな酷い事が起きるなんて予想もしませんでしたよ。最初にどデカいUFOが皆の頭の上に姿を現した時は、さすがに驚いたけど、その後エイリアンはただじぃっーと空に浮かぶだけ。その内、みんな慣れちゃったんですね。

最初の一撃は効果的でした。強烈なEMPパルスが地球全体に放たれて、全ての電子機器、乗り物、電力系統、そしてジェット旅客機ですら機能を奪ってしまったんです。その時になって、キャシーを含めた街の人々は、本当の恐怖を感じたでしょう。

エイリアンは、その後も、何回かにわたる波状攻撃をしかけてきて、地球人の文明をぶち壊してゆきます。ただ、恐れて逃げ惑うだけのキャシー達、でもそんな彼女を更なる現実が襲います、まず、最愛の両親が敵の攻撃で命を落としたんです。

それだけでも酷いのに、あろう事か、弟のサム(ザカリー・アーサー)も、ヴォッシュ大佐(リーヴ・シュレイバー)が率いる軍人達に拉致されてしまいます。どうやら、軍の内部にも、大きな陰謀が隠されているらしいんですね。

サムを助けるために、陸軍の基地へと忍び込もうとするキャシーとベンは、その過程でもう一人のイケメン、エヴァン(アレックス・ロー)や、これまた強そうな女性、リンガー(マイカ・モンロー)などと出合い、共闘を組むことにします。

もう、この間までの、お気楽で幸せな生活は有りません。自分の国を、星を、家を守るのは彼女達自身、そして弟を取り戻せるのもキャシーしかいません。彼女達の、とっても長い戦いの始まりです。 【続きを読む】 “映画「フィフス・ウェイブ(The 5th Wave)」の前評判”

映画「オデッセイ(The Martian)」の前評判

〔リドリー・スコットが描く新たな宇宙開拓史〕

不思議な事に、とっても不思議な事に、人類は、月、意外の地球外天体へ、その肉体を到達させた事が今まで一度もないんですよね。

映画などの世界、そう、この映画「The Martian」みたいな物語の中を除けば、人類はお隣の惑星にだって到達していないんです。まぁ、月と地球を平均時速1000Km/時で旅しても、往復に800時間位かかる計算ですから、距離だけ考えても宇宙旅行がまだ現実的じゃぁない事は解ります。

それに、宇宙旅行は、現代の日本では多分絶対に許されない、命がけの冒険に人を送り出す事にもなり得ます。たとえばそこでは、一人のメンバーを見捨てて、クルー全体の安全を確保するという、究極の判断も求められ得る事でしょう。

マーク・ワトニー(マット・デーモン)も、そうして火星の探査基地に取り残されました。彼の仲間達、メリッサ(ジェシカ・チャステイン)、リック(マイケル・ペーニャ)、ベス(ケイト・マーラ)、クリス(セバスチャン・スタン)、アレックス(アクセル・ヘニー)にとって、あの破壊的な大嵐の中でマークが生きているとは到底思えなかったのです。

だからクルー達は、宇宙船のエンジンを起動して、命からがら火星を離脱するしかなかったんですね。

ところが、マークは生きていました。大した怪我をする事もなく無事に生きていたんです。これは、あの状況を考えるととても幸運な事です。その点だけで言うと、、、ですけどね。

何しろ、彼の目の前にあるのは無人になった探査基地と、残された限りある食料くらい。このまま何もしなければ、いずれ最後の時が来るのは明白です。

しかし、そうさせないための最後の財産がマークには有ったんです。孤独で不安であらゆる面において危険なこの状況を生き抜く、しっかりした植物学と科学の知識、そして自分を救ってくれる小さなユーモアという、人間パワーがっ!。

そうして、彼の困難なサバイバルが始まりまってから、そう時がたたないうちに、上空から探査を続けるNASAの衛星は、あり得ないはずの地上での活動マークのサバイバルを検知したのですが、、、 【続きを読む】 “映画「オデッセイ(The Martian)」の前評判”

映画「 ハンガー・ゲームFINAL:レボリューション」の前評判

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ジェニファー・ローレンスこんにちは、新しくここの管理人になった小ウサギのズレ太です。

サイトが前のバージョンだった頃やっていた、新作映画の前評判をまとめる記事、ちょっとずつですが復活させて行きたいと思います。その大一発目は、まさに全米を震撼させ続けているメガ・ギガヒットシリーズの最終章、「Hunger Games: Mockingjay — Part 2」です。

世界的な大戦争だか疫病だかなんだかで、人類が滅びる直前までいった後の未来に、世界を支配する独裁政権が、人心発揚、思想統制を目的に開催する残酷な競技会をモチーフにしたのが、このハンガーゲームシリーズですね。

まぁなんともオソロシイ、あるいは、自身の事を絶対的なリーダーの素質の持ち主だと疑わない一部の人々にとっては、なんとも爽快極まりないのが、こういったプロットなのでしょう。 【続きを読む】 “映画「 ハンガー・ゲームFINAL:レボリューション」の前評判”