ジェームズ・フランコと最低の駄作:映画「The Disaster Artist」の評価

予告編と作品基本情報

  • タイトル:
    • The Disaster Artist
  • 制作:
    • 2017年 New Line Cinema / Good Universe / Point Grey Pictures…他

出来が悪いから愛される

議員とか芸能人の、ほんのちょっとの言い間違いやワードチョイスの悪さ、はたまた、声色の使い方までが、全社会的な炎上を巻き起こす最近の日本社会です。

そんな様子を見ていると、この世界に存在できるのは、一点の汚れもなく理論的に完璧なプロポーションを持ったものだけ、と誰かが主張しているようにも感じます。

でも、その反面、ルックスなどが若干以上にデフォルメしている動物とかキャラクターが、ブサかわ、キモかわ、と人気を集めたりするので、これまた、人の価値観の多様さを再認識させられる、興味深い事柄ともなっているのです。

まぁ、完璧に均整の取れたモノとかヒトだけで、自分の周囲を固めるのも悪くありませんが、それでは変化も無いし、選択の幅が狭くなってしまうのも事実でしょう。逆に、もの凄く不出来なモノの中を探索してみると、今まで接した事がなかった、面白くて愛すべき対象がみつかる可能性もあります。

映画でも、あまりに酷い出来の作品は、逆に、物見高い人達の関心を引くという事も有る様で、そんな作品の一つが、2003年に公開された低予算映画「The Room」でした。

「最低だから見てみたい」と言う、理屈では説明できない様なカルト的人気を今も誇るこの映画。実は、俳優ジェームズ・フランコのお気に入りでもある様で、そんな事情から、彼が監督・主演、そして制作にも関与して作りあげたのが、今回ご紹介する新作映画「The Disaster Artist」なのです。

原点となった(名)駄作へのリスペクトも充分盛り込んだという、この作品。一体、どんな作りなのでしょうか? 【続きを読む】 “ジェームズ・フランコと最低の駄作:映画「The Disaster Artist」の評価”

映画「Daddy’s Home 2」:マーク・ウォールバーグとウィル・フェレルのおかしな父親!?

親の上にその親が乗っかり生まれる、もめ事と笑い話

中学校の頃、国語を教えてくれていたお婆ちゃん先生が、「所詮、親がいなかったらアンタらも居ない訳だから、アンタらなんて絶対に親には叶わないんだよ」、と仰っていたのを記憶しています。

まぁ、僕らが両親に叶わないのなら、両親はその親に叶わず、親の親はその親に叶わなくなってしまい、全ての人間の親である最初のヒト、アダムとイブは、極めて高尚な人でなければならない事になってしまいます。

とは言え現実に人間は、その年齢に関わらず皆が等しく無責任だし、幼稚で自己中心的で低俗なもの。だからこそ、パパと息子、ママと娘の間には、身内に独特のライバル関係が生じたりする訳です。

多分、ハリウッド映画のシナリオテンプレートには、そういった親子関係をいじくる構図が組み込まれている様でして、今回ご紹介するホリデー向けコメディー映画「Daddy’s Home 2」もまさにその一本です。

この映画、2017年のクリスマス、家族のお手本にならなければいけないはずのパパ達の前に、もっと手強いお父さん達が立ちはだかり、家族の休日が大騒ぎになるという話らしいのですが・・・ 【続きを読む】 “映画「Daddy’s Home 2」:マーク・ウォールバーグとウィル・フェレルのおかしな父親!?”

映画「レディー・バード(原題)/ Lady Bird」:グレタ・ガーウィグが描く女子高生のリアル

さりげない日々に埋もれたストーリー

人間は、体験から学習する生き物。ですから、人が人生を構築しようとする時、周囲の環境からは計り知れない影響を受ける事になります。

なので、子供がまっすぐに成長してゆくためには、最低限の環境は不可欠。

まず、しっかりとした関心を子供に向けてくれる両親の下に生まれ、校則は厳しくてもちゃんとした教育方針のある学校に入れてもらい、適当に規則をやぶりつつも先生とは敵対する事もなく過ごし、恋をしてその先の事も知り、高校を卒業し希望通りの大学へ入学する。

その人の人生の初期段階で、こういう、とても普通の事柄が連なっていさえすれば、将来的には、一流企業とか芸能界に入ったとしても必要不可欠とされる人材に育ってゆくのでしょう。

ただ、普通の出来事を列挙するストーリーって、映画ビジネスの中では売り物になるのでしょうか?

実は、今回ご紹介する映画「Lady Bird」は、とある女子高生のリアリティをハートフルに描いたという事で、すこぶる評判の良い作品らしいのです。

ここで、自身の出身地であるサクラメントを舞台にしたストーリーを描いたのが、女優のグレタ・ガーウィグで、本作が監督としてのデビュー作ともなっています。

ガーウィグ監督の代わりに、自分も数年間分年齢をさかのぼって高校生になり切り演じているのが、シアーシャ・ローナン。

と言う訳で、女性目線の効いたラブリーな雰囲気は予想できるのですが、そこにどんな出来事が起こるのでしょうかねぇ? 【続きを読む】 “映画「レディー・バード(原題)/ Lady Bird」:グレタ・ガーウィグが描く女子高生のリアル”

マット・デイモン主演ダークコメディ:映画「Suburbicon」の評価

作品予告編・概要


タイトル:Suburbicon
制作:2017年/Black Bear Pictures(他)

穏健な男の日常が切れる時

世間を騒がすような大騒動を起こした男性を報じるニュースの中で、彼はとても大人しい人だ、なんて周囲の人々が言っているのを見ると、なんとも混乱した気分になる事も多い昨今です。

逮捕された本人の供述が、「ストレスでいらいらしていたからやった」と語っていると伝わると、こちらの方こそイライラさせられる気がします。

とは言え、人は誰も感情を抑圧して生きているものですから、ちょっとの切っ掛けでそれが暴発し狂ったようになるリスクは誰にでもあるのです。だから、「ストレスが原因」というその犯人の発言も、実は人として最も率直な言葉なのかもしれません。

とにかく、見かけ上は平穏な生活も、真の意味で安定していて永遠に安泰という事はありません。あなた自身が壊れずに持ちこたえていたとしても、あなたの人生を崩壊させる事なんて気にもしない輩は、この世界にたくさん居るのです。

さて、不幸にしてそんな悪い奴らの被害にあったひとりが、ガードナー・ロッジ。ここでご紹介する映画「Suburbicon」の題名となっている、新興住宅街にすむ中流階級の男性です。

彼の住む世界は、その犯罪の被害に有った事がきっかけで大きく崩れてしまい、さらには彼自身も壊れてしまったらしいのですが・・・ 【続きを読む】 “マット・デイモン主演ダークコメディ:映画「Suburbicon」の評価”

大人の自分探しは意味深い:映画「Brad’s Status」について

何も不足はないはずの自分なのに

成人年齢の人の多くは、「いつかは取り組もうと思いながらも20年くらいお蔵入りになってる課題」を、ひとつくらい心の深い所に持っているものです。

人は、何かを手に入れるために何かを手放すもの、だそうですので、現在のあなたの幸福な生活も、遠い昔に諦めてきた何かのおかげで手に入れたと言っても、過言ではないでしょう。

でも、社会的な幸福と心の充足が必ずしも一致しないのが人の常。芸能人や国会議員といった著名人が不倫に走ったりするのは、あきらかに、失ったり諦めてきた何かにより心に開いた穴を塞ごうとするためです。

あるいは、人生についての後悔とか愚痴をこぼして過ごす場合もあるでしょうが、どちらにしても、そういった自滅的な行為は、上手くかかれたドラマのシナリオくらいでしか、満足の行くあがないへ辿り着く事はありません。

さて、今回紹介する映画、「Brad’s Status」の主演の男性は、社会的にも価値のある仕事と文句のつけようのない家族を持ちながら、自分の人生についての心残りが吹っ切れなくて困っているのだそうです。

自慢の息子が大人への扉を開けようとしている今、彼もまた、自身の人生に結論を出す必要を感じているらしいのですが、そこに辿り着くには、やっぱり一連のドラマが必要です・・・ 【続きを読む】 “大人の自分探しは意味深い:映画「Brad’s Status」について”

リース・ウィザースプーンの離婚コメディ:映画「Home Again」の評価

映画製作、最良の語り口がベストではない!?

映画でもなんでも、それが成功するためには、より多くの人からの共感を勝ち取るのが大切、なのだそうです。

ただ、一つのストーリーが十分な集客力を発揮するには、そこに一定の驚きも必要。マジョリティの人が無条件に受け入れるアイテムを1から順に並べるだけでは、新たに執筆するという意味が無くなってしまいますからね。

かくして、作家の方達は、次の作品に新鮮なスパイスを聞かせようと頭を捻るのだと思いますが、その味付けが受け手側の大衆にどう解釈されるか、というのも運任せな訳で、能力や才能がすべて備わったプロフェッショナルの方であっても、時として的を外す事があるのです。

さて、その‘解釈のされ方’という意味において、意図した以上に高いハードルが設定されてしまい、その作風以外の部分で解釈・評価されているのが、ここでご紹介する「Home Again」という映画かもしれません。

映画監督ハリー・マイヤーズ・シャイヤーのデビュー作である本作は、リース・ウィザースプーンが人生と恋愛のやり直しを模索する姿を軽やかに描く、明るいロマンティックコメディ、との事です。 【続きを読む】 “リース・ウィザースプーンの離婚コメディ:映画「Home Again」の評価”

レイク・ベルが夫婦生活に疲れた2人に捧げます:映画「I Do … Until I Don’t」の評価

結婚はタダのしきたり!?

人は皆、自由であると言いつつも、結局、自分が生まれるずっと前に決定された社会のしきたり、例えば結婚なんていう制度に縛られ、同時にそれに依存しないと生きていけません。

まぁ普段は、そういった縛りの中で適当に妥協をしながら、上手い事やってゆくのが、一応の幸福を手に入れる秘訣でもあります。その典型なのが結婚生活でしょう。

同時に、すべての先進国に住む多くのカップルが、我慢によって結婚生活を守っているというのも、なんだか皮肉な図式ではあります。

そして、世の中の皮肉な実情や問題は、ひょっとすると面白いストーリーの出発点になるかも。という事で、結婚生活に関する面白おかしい(そして皮肉な)コメディー映画が、毎年のようにリリースされる訳ですね。

さて、その一本と思しき、今回ご紹介するコメディ、映画「I Do … Until I Don’t」は、監督・脚本・出演の全てをこなす才女、レイク・ベルが、結婚という文化の問題に切り込む風刺ドラマであるそうです。 【続きを読む】 “レイク・ベルが夫婦生活に疲れた2人に捧げます:映画「I Do … Until I Don’t」の評価”

オーブリー・プラザが見せる、いいね!、のヤバい真実:映画「Ingrid Goes West」について

まだ増やしますか? あなたのフォロワー・・・

三省堂辞書サイトに寄れば、セレブ(celebrity)という言葉は、誉め称える(celebrate)などというワードから来ているのだそうです。

それが発展して、名声のある人、名士、の意味に使われるようになったのですね。とにかく、その名前が広く世間から称えられるセレブというのは、やっぱり特別に選ばれた人でなきゃいけません。

ただ、たたえられる人に必要とされる行いは、時代と共に進化もしていて、今じゃあ誰でもネットに上げたスイーツの写真が、比較的簡単に10万人から「いいね」と称えてもらえる時代になりました。

物事が、どんどん簡易的になってゆくのは、文明社会が本質的に向かう方向です。だとしても、何事もオープンで容易になるのは、新たな危険を生み出すものでもあります。

あなたに、「いいね」してくれた10万人は、あなたにとって好ましい人々なのでしょうか?

そんな疑念に答えるべく、ここで紹介する映画「Ingrid Goes West」では、オーブリー・プラザが、ネットのカリスマをフォローする事に病的にはまった、超ややこしいネットユーザーを演じています。 【続きを読む】 “オーブリー・プラザが見せる、いいね!、のヤバい真実:映画「Ingrid Goes West」について”

映画「ローガン・ラッキー(Logan Lucky)」:チャニング・テイタム発案の細密な強奪計画とその顛末

どうせやるなら、人生大逆転を賭けて・・・

人生は上手く行かない事が多いですので、そんな時は、いっそのこと全部をひっくり返して、とんでもない行動に出てしまいたい、と、お考えになる方も多いでしょう。

そうですね、例えば、消費者からズル賢く金を巻き上げている通販会社なんかを襲って、汚れたマネーを全部ぶん取ってやる、なんて出来たら、さぞスッキリするんだと思います。

まぁ、どんな行動に出るにしても、あなた自身には一応、正当な理由があるのですからOK。かもしれませんが、それを行った後、30分間くらい逃げ回った挙句、お巡りさんにつかまって手が後ろに、というのでは困りますね。

人生大逆転のギャンブルには、それなりの周到な計画と準備が必要です。

特に、この映画「ローガン・ラッキー(Logan Lucky)」の主人公であるジミー・ローガン(チャニング・テイタム)みたいに、NASCARの一大レースイベントを襲って現金強奪、なんて大それた事をやるなら、なおさら緻密な計画とスキルのある仲間が必要です。 【続きを読む】 “映画「ローガン・ラッキー(Logan Lucky)」:チャニング・テイタム発案の細密な強奪計画とその顛末”

オトナ女子4人がサイコーの夏を満喫?:コメディ映画「Girls Trip」について

ええじゃないかっ、夏なんだからっ、大人なんだからっ!

さて、全国の中学・高校に通う不良の皆さん、ここで一つ、目からウロコな話をお聞かせいたしましょう。

それは、「大人はもともと、自分のご都合主義で適当にルールやマナー違反をする生き物だ」、という事実です。

本質がそうですから、君たちを枠にはめようとガミガミ言うくせに、自分らでは平気でルールを破っているっ、なんて反発するのも、あんまり意味の無い事です。

ですので、、大人なんてみんな嘘つきだっ、と、怒ったり悩んだり苦しんだりする必要は、君たちにはもう無くなった訳ですね。

なんと言っても、オトナっていうのはそういう小ズルい生き物なのですから。

まぁ、そういった大人のご都合主義が通用しているのも、彼らが、世の中の酸いも甘いも一通り知っていて、分別がある人達だと認められているから。そこが、少年少女との大きな差なんですね。

さて、ここでご紹介する映画「Girls Trip」の中心にいる4人の女性達も、そんな風に大人らしいハメの外し方を知っている人達・・・な、はずなのですが、ちょっと怪しい感じもします。 【続きを読む】 “オトナ女子4人がサイコーの夏を満喫?:コメディ映画「Girls Trip」について”

愛娘のためなら違反もするさ:映画「The House」について

普通の夫婦がヤバい仕事に手を!?、21世紀的、大人のドタバタコメディ

「罪を憎んで人を憎まず」、なんて言葉がございます。

表面だけを理解しようとすると、ナンセンスにも聞こえる言い回しですよね。でもまぁ、どんな罪人にも、そうなってしまうには、それなりのちゃんとした理由がある、そこを汲んでやろうじゃないか、という意味なのでしょう。

この映画「The House」で主役となっている、スコット(ウィル・フェレル)とケイト(エイミー・ポーラー)の御夫婦が、ちょっとだけ法律を無視した仕事でお金儲けを始めたのも、実は、愛娘への愛情があるからこそだったのです。

お2人と、その娘さんであるアレックス(ライアン・シンプキンズ)は、郊外にあるフォックスメドーと言う名の閑静な住宅地に住んでいます。 【続きを読む】 “愛娘のためなら違反もするさ:映画「The House」について”

格差と偏見そして恋愛コメディ:映画「The Big Sick」について

〔独特なタッチで語る格差社会の異文化恋愛模様〕

格差社会の問題が世界中でブームになった切っ掛けは、米国で始まった、例の「オキュパイ・ムーブメント」だった気がします。

まぁあれは、「世の中の富の4割だか5割だかを、全人口の1%が握ってるのはズルい、、、」というアジテーション運動です。同じものが、日本でも少しは行われたかもしれません。でも、アメリカの場合は世界から移民を受け入れ続けて、彼らが活躍できるようにそれなりな「自由」を用意しているでしょうから、日本人が観ている格差社会とは、また違う風合いがあるのかも。

例えば「Uber」みたいなビジネスを発展させられるのも、自由を縛る法的規制が少ないからでしょう。

この映画、映画「The Big Sick」の主役である、パキスタン系アメリカ人の男性、クメイル(クメイル・ナンジアニ)も、シカゴの街のウーバードライバーとして、なんとか生計を立ている一人。

しかし、彼にはしっかりとした目標と夢があります。それは、スタンドアップコメディアンとして成功する事。実際、お客を前にステージに立って、笑いの腕前を磨き続けているんです。

彼の家族は、パキスタンの保守的な文化を守る人々。だから、クメイルをパキスタン系の女性と結婚させようとしています。クメイルは、そんな家族の気持ちをくみつつも、外で自分好みの女性を見つけてはデートを重ねたりしています。

そんな彼に、人生を変える出会いが訪れたのは、とある日のライブの後。そこで知り合った女性、エミリー(ゾーイ・カザン)と意気投合したのです。2人は、すぐに深い関係になりました。

一度はうまく行きそうに見えた2人の仲。でも、クメイルが自分の事を家族に話せずにいると知ったエミリーは深く傷ついてしまい、彼の下を去ろうとします。そして、事態はもっと深刻な方向へ向かいました。

なんとエミリーが突然入院、意識さえない昏睡状態へ陥ったのです。

もちろん、エミリーが心配でたまらないクメイルですが、同時に、彼女の家族へこの事を連絡するという、難しい仕事も降りかかってきます。

一報を受け、シカゴへと駆けつけたエミリーの両親(ホリー・ハンター、レイ・ロマーノ)が、娘と親しそうにしているイスラム教徒らしき男性に、いぶかしげな視線を投げた事は、言うまでもないでしょう。

果たして、エミリーの意識は回復するのでしょうか? もし、そうなったとしても、2人の関係について、双方の家族を納得させる事など、クメイルに出来るのでしょうか? 【続きを読む】 “格差と偏見そして恋愛コメディ:映画「The Big Sick」について”

映画「メン・イン・キャット(Nine Lives)」:ケヴィン・スペイシーが猫の常識すべてを覆す!?

〔マニア必見、本当の猫の生活〕

仏教の思想によると、魂は死んだり生まれ変わったりを繰り返して、存在を高めてゆくんだそうです。とは言え、僕ズレ太みたいに、格も徳もない魂は、来世では良くても4本足動物になるくらいですね。

そう、どうせなら猫がいいですにゃ。

まぁ、この世で相当上手くやってる人でも、突如、猫にされるという事も有り得ます。この映画「メン・イン・キャット(Nine Lives)」の主役、トム・ブランド(ケヴィン・スペイシー)のケースがそれ。彼は、ニューヨークに全米一高い自社ビルを持つ不動産会社の社長です。

そんな彼、今日、ちょっとした失敗をしでかしました。会議に夢中になっているうちに、愛娘レベッカ(マリーナ・ワイズマン)の誕生パーティーが有るのを忘れていたのです。クルマを爆走させて帰宅する彼。電話で妻のララ(ジェニファー・ガーナー)には、遅れるなら埋め合わせに飛び切りのギフトを用意しないとだめ、なんて言われています。

どうしたもんだろう?、そんな彼の目に飛び込んできたのが、ちょっと古くて寂れた感じのペットショップ。そう、ここで猫でも買って帰れば娘は機嫌を損ねることも無いだろう、って訳。

中に入ると、やや不気味な風体の主人、フェリックス・パーキンズ(クリストファー・ウォーケン)が出迎えます。猫を一匹くれ、と頼むもうとしたトムの前に、とある一匹が躍り出ました。なるほどこれが良いという訳で、そそくさと料金を支払い家路を急ぐ彼。

何とか娘のパーティーを乗り切ったトムですが、翌朝、とんでも無い状態で目覚めます。なんと、自分自身が昨夜買ってきた猫そのものになってるんです。というか、人間の彼は意識不明の昏睡状態、だけど、今の肉体は小さな猫に移り変わっている。

一体、なんでこんな事になったのか、例のペットショップオーナーは何か知っているようでもありますが、とにかく家族にペットが自分である事を知らせないとっ!、て訳で、およそ猫がやりそうもない行動をして人間振りをアピールしはじめるトム。

果たして、家族は彼が父親である事を分かってくれるんでしょうか?、彼と家族、そして彼の会社の運命やいかに・・・ 【続きを読む】 “映画「メン・イン・キャット(Nine Lives)」:ケヴィン・スペイシーが猫の常識すべてを覆す!?”

映画「War Dogs」:ジョナ・ヒルとマイルズ・テラーの奇妙な戦争

〔兵器ビジネスが、やっぱり一番美味しい!?〕

「THE DAVE FROMM SHOW」で話題にしていた映画がこれです。日本での劇場公開は遠い?。

さて、昔から、餅は餅屋に、豆腐は豆腐屋にまかせておけ、八百屋の店頭で刺身は売るなと言われていますね。病気の治療は医者に、学校教育は資格の有る教員に、犯罪捜査は警察官、そして、武器の取引はそっち系の組織や連中にまかせておけ、と。

こうやって見てみると、世の中で動いているものって、どれもセンシティブで難しいのばっかし。シロウトが安易に手を出してはいけないんです。

テロリズムと大量破壊兵器の無法な拡散を防ぐために、2001年10月から、アフガニスタンやイラクへ武力をもって圧力をかけた行いは、もちろんアメリカ合衆国にとっては手に余る行為ではなかったでしょう。でも、たやすく思えた仕事に限って、途中で色々トラブったりするもんです。特に、戦争の場合は武器の補給が必須事項。

さて、そんな戦争が佳境に入っていたころ、合衆国はフロリダ州に一人の青年がおりました。名は、デイビット・パックーズ(マイルズ・テラー)。学生時代の彼が、どのような進路を希望していたかは定かではありませんが、とりあえず今は、マイアミでマッサージ師みたいな事をやっています。

悪くない仕事?、まぁ、そうなんですけど、彼自身がやり手という訳でもないので、何となくもやもやした生活ではあります。そんな時、古い学友であるエフレイム・デバロリ(ジョナ・ヒル)から連絡が入ります。

話を聞くと、エフレイムは現在「AEY.Inc」という会社を興し実業家として活躍中。そして最近、超大型のビジネスが始まりそうだとか言う事なんです。そのビジネス、なんと発注元はペンタゴン!

アメリカ軍は今、大量の兵器を必要としていて、よりスムーズな調達のため民間企業にも門戸を開いているそうで、このデカい案件を逃す手はない一緒にやらないか、というのがデヴィッドに対するエフレイムの誘い。今度の契約は、約300万ドルになる予定です。

もちろん、デヴィッドは最初から乗り気だった訳でもありません。でも、この金額を聞いちゃうと、心も動きます。最終的に、彼もこのビジネスに加担し、なんとペンタゴンから契約を取り付けてしまいます。

しかしですよ、そんなに大量の高品質な武器、彼らに調達なんて出来るんですかねぇ。いや、予想通り、あんまり上手く事が運んでいない様子でして、、、 【続きを読む】 “映画「War Dogs」:ジョナ・ヒルとマイルズ・テラーの奇妙な戦争”

映画「俺たちポップスター(Popstar: Never Stop Never Stopping.)」の前評判

動画をアップして1億円稼ぐ6歳児もアリですね、、、皮肉じゃなくホントに

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中学生だか小学生だか幼稚園児だかが、将来なりたいと思う職業の2位にユーチューバーが入ったとの事で、一部の教育評論家さん達が嘆いているらしいです。

まぁ、どんなジャンルのものでもトップクラスに位置する人が、より派手に成功している分野に一般人の人気や関心が集まるというのも、最近に始まった事でもありませんよね。そして、(もし出来るのであれば)ネット動画で自分の才能を発揮しちゃえば、世界的なスターになるまで半年とかかりません。だから、十何年もの間、勉強やトレーニングに苦労するなんて、(もし、本当にそれが有るならですけど)才能あふれる子供達にとっては非合理的なナンセンスでしかないのです。

ふむ、教育関係者の人達が危惧するのは、そんな子供が屈折して育ってしまわないかい?、という事でしょうか?。たとえば、、、この映画「俺たちポップスター(Popstar: Never Stop Never Stopping.)」の主役である、世界的ポップスター、コナー・4・リアル(”Conner4Real”=アンディ・サムバーグ)さんみたくですかね。

とは言え、ネットのおかげもあって子供時代に炸裂した彼の才能は、これまで、バンドメンバーのオーウェン(ヨーマ・タッコン)やローレンス(アキバ・シェイファー)のみならず、多くの人々の人生を潤してきたんですから、ちょっとくらい偉そうにしたからって、非難するのはお門違いです。

ちなみに最近、コナーさんはバンドを‟卒業”(と同時にバンドも消滅)、ソロのアーチストに転身しました。そして、ニューアルバムを引っさげてのツアーが始まります。そして業界では評判が悪いですから、評論家の人達も、このアルバムをこき下ろしています。でも、ファンの期待は最高潮に膨らんでいるのも確か。

ただ、、、コナーさんがサプライズで仕込んだ、アシュレイ(イモージェン・プーツ)って女性へのプロポーズと共に、このアルバムとツアーの出来も前評判通りに最低だったら、彼の名声と人気ってどうなっちゃうんでしょうね?。今、コナーさんのリアルが試されようとしています、、、 【続きを読む】 “映画「俺たちポップスター(Popstar: Never Stop Never Stopping.)」の前評判”

その子猫にヤベぇ連中もメロメロ、映画「キアヌ(Keanu)」の前評判

〔ギガかわゆい子猫つん、救出大作戦〕

20世紀の終盤から21世紀にかけて、動物界に起きた最も顕著な変化というのは、彼らの言語的コミュニケーション能力の、著しい発達だと言えるでしょう。

加えて、その毛並みはリンスとコンディショナーで常に整えられたように、モフモフ&ふかふかとなり、子供達だけじゃなく世のOLさん達も大変に魅了。こういった動物の進化は、CGI、あるいは、モーションキャプチャーと呼ばれる魔法が、誰にでも安く使用できるという状況が実現した事で、起きた現象だと言われています。

しかし、現代人の知的向上力が、ややもすれば滞っているように見える事から解る通り、1つのピークを迎えた後、動物の進化の過程は必ず速度を緩めるものです。そんな時は、一度古典の世界へ戻り生命力をリフレッシュするのも、悪くない方策でしょう。多分、そんな理由から生まれたのが、この映画「Keanu」だと言う事と思います。

さて、ここに居ますは一人の人間の男性、名前はレル(ジョーダン・ピール)。気の毒な事に、最近彼女に降られて、完全に意気消沈しています。彼は、従妹のクレアランス(キーガン=マイケル・キー)からの電話にも、まともに応答する力が出ません。

そしてこれよりちょっと前。街の裏社会では、1つの事件が起きていました。麻薬密造工場での銃撃戦です。この騒ぎでは、多くの犠牲者が出た模様ですが、辛くも無傷で逃げ出す事に成功した子がいます。

そして街をさまよい郊外の住宅街に辿り着いたその子は、レルの家の玄関前に座り込んで住人に呼びかけたんです。「ミャァオウ、、、」。

この声に気づきドアを開けたレル。彼の正面に小さな子猫が座っているのを発見し、奇跡のようにその表情が晴れやかになります。かくして、レルはこの子猫をキアヌと名付け、一緒に住むことに決めた訳です。

キアヌの超ギガ級のキュートさは、どんな人物でも一瞬で虜にしてしまいます。そして実は、彼がもともと居た麻薬工場のボス、チェダー(メソッド・マン)もそれにやられた一人。だから、いなくなった子猫を取り戻しに来た事だって、いわば当然の話なんですね。

せっかく、心の癒しが得られると思っていた矢先に、キアヌはまた姿を消してしまいました。レル、そしてクレアランスの2人は、どうしてもこの子猫ちゃんを諦めきれません。と言う訳で、果敢にも街の裏社会へと侵入して捜索を開始します。

まずは、キアヌがつかまっていると思しき、「17th・ストリートブリップス」というギャングに近づこうとする、我らが気の良い2人組。でも、最初にしなければならないのは、悪っぽい言葉使いを学ぶことなのだそうです。

一体、キアヌは今どこに。レルはこの子猫を取り戻す事が出来るのでしょうか・・・。 【続きを読む】 “その子猫にヤベぇ連中もメロメロ、映画「キアヌ(Keanu)」の前評判”

映画「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(Everybody Wants Some!!)」の前評判

〔無限のチャンスが与えられた時代の・・・〕

考え方や物の見方も十人十色といいます。そして、青春時代の持っていた意味も、人によって千差万別なんだと思います。

場合によると勉強ばかりしていた、という方も居るでしょうし、学生時代=恋愛と思う人も居ると思います。スポーツに賭けていた人も居れば、中学校の頃からアイドルやっていたので業界内で青春を過ごした、という人ももちろん居るはず。

まぁ、僕ズレ太みたく、誰からも愛されず必要ともされない暗く湿ってカビ臭い青春を過ごした人も、これまた少なくなかろうと思うんです。そして一方、ここでご紹介する映画「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(Everybody Wants Some!!)」の主人公さんみたく、ハイスクール卒業と同時に酒ざんまい可愛い娘を追いかけまわしまくり、てなる人もいます。

その青年の名前はジェイク(ブレイク・ジェンナー)。時は1980年。彼はテキサスにあるカレッジで野球をするために、いまこの学生寮へやって来ました。彼を迎えたのは同じチームに所属する面々。デール(J.クイントン・ジョンソン)、マクレイノルズ(タイラー・ホークリン)、フィネガン(グレン・パウエル)、ジェイ(ジャストン・ストリート)など。

今日は金曜日。週が明ければ、練習と勉強の忙しい日々が幕を開ける、、、、はず。ですが、どうもこの学校の先輩方からは、厳しく律した生活感が感じられない気もします。もちろん彼らのコーチからは、生活態度に関する徹底した指導が言い渡されたんですけどねぇ。

なにはともあれ、授業が始まるまで3日も有る、と言う訳で、さっそく彼ら野球選手も活動を開始します。まず始めたのは音楽を流したりピンポンしたり。あるいは、全員で車に乗っかってキャンパス周辺の女の子に声をかけまくったり、声をかけられたりしてりします。

夜はと言えば、当然の事ながらバーに繰り出しパーティーに顔を出し、ビールを飲み干しマリワナを吸った上、プールに飛び込んだりしてのどんちゃん騒ぎ。

まぁそれでも、月曜の朝にはちゃんと起きて、クラスに顔を出せれば全てOK、なんでしょうけどねぇ。・・・OKですかね?。 【続きを読む】 “映画「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(Everybody Wants Some!!)」の前評判”

映画「ワタシが私を見つけるまで (How to Be Single)」の前評判

〔いい女と、それに見合ったいい男で、永遠に続くパーリーをっ!〕

自由主義国家の発展というのは、国民の自由な行動が、常に新しい何かを生み出すという事、その力によって生み出されるものです。

だから、日本とかアメリカみたいな国は、みんなの自由恋愛を原動力にする時、またそれ自体が、明るい未来像を人々に提供できる様になるんです。でもまぁ、恋愛の未来像というのは、いささか自由をあきらめた生活へと繋がるので、そこの所の処理が難しいっちゃぁそうですが、この映画「How to Be Single」のヒロインであるアリス(ダコタ・ジョンソン)ちゃんは、まだ、そんな面倒くさい事は気にならないご様子です。

最近、大学を卒業するにあたり、長く付き合った彼氏ともばっさり縁を切って、おもいきってニューヨーク市マンハッタンへと移住したアリス。あっ、その街にお姉ちゃんのメグ(レスリー・マン)が住んでましたから、とりあえず、そこへ転がり込んだだけなんですけどね。 【続きを読む】 “映画「ワタシが私を見つけるまで (How to Be Single)」の前評判”

映画「ヘイル、シーザー!(Hail, Caesar!)」の前評判

〔大変だっ、シーザー(役の人)が消えちゃったっ!〕

この映画「ヘイル、シーザー!(Hail, Caesar!)」の主な題材に、ジョエルとイーサンのコーエン兄弟が取り上げた人物、エディー・マニックスっていう映画プロデューサーは、1950年代のハリウッドで実施に活躍した人なんだそうです。

まぁ、夢の世界を映像化するために必要な現実の部分、ややもすると汚れ仕事みたいなのを、よく請け負ったらしいんですね。この映画の中でもそんな事になってるみたいです。

まぁ、彼、エディー・マニックス(ジョシュ・ブローリン)の制作会社は、今日も絶賛映画撮影中です。今現在でもスタジオのセットでは、イケメンのタップダンサー、バート・ガーニー(チャニング・テイタム)が回転テーブルの上で華麗に踊り謡い、また、しつらえられた巨大なタンクでは、水上に浮かんだディーアナ・モラン(スカーレット・ヨハンソン)もまた美しくパフォーマンスを決めようとしています。

そして、そんなスタジオが、おそらく今一番オシているのが、“Hail, Caesar!”という題名の時代物エピック超大作です。主演はあの名優、ベアード・ホワイトロック(ジョージ・クルーニー)。

その撮影は快調に進行中、のはずだったんですが、とんでも無い事が起きてしまいます。ある日、主演のベアードが姿を見せなくなってしまったんです。もちろん、映画スタッフは大慌てで探していましたが、そんな中、何と、彼を誘拐したという一団から脅迫の手紙が届いたじゃぁありませんか。

どうしよう、大作映画の撮影がままなりません、会社にも大損害となる事必至です。こんな時は、問題解決人エディーの登場、彼ならきっとなんとかしてくれるはず、なのですが・・・。 【続きを読む】 “映画「ヘイル、シーザー!(Hail, Caesar!)」の前評判”

映画「ダーティ・グランパ(Dirty Grandpa)」の前評判

〔ロバート・デ・ニーロ、7◎歳。まだまだ◎◎◎っ〕

実は、母方も父方も、僕ズレ太の祖父は意外と早く他界しちゃったので、僕は、じぃじを知りません。

普段は、殆ど意識もしませんし、元からいないので寂しいとか感じる訳でもありませんが、まぁ、もし祖父の事が記憶に残っているとしたら、どんな、おじいちゃん像がいいのかなぁ、と、あえて創造してみたとき、この映画「ダーティ・グランパ(Dirty Grandpa)」に登場する人が良いかもね、、、、なんて思わないですっ><!。

何故かと言うと、彼、ディック(ロバート・デ・ニーロ)は、20歳代の孫、ジェイソン(ザック・エフロン)よりも元気が良い位で、元気の有るのはいいけれど、いろんな意味で元気過ぎるんですね。

実は、つい最近、ディックは妻を亡くしています。そんな彼は奥さんと何度も旅行に行った、フロリダへ連れて行って欲しいと、今ジェイソンにおねだり中なんです。彼によると、そこで彼女の思い出に浸りたいんだそうです。 【続きを読む】 “映画「ダーティ・グランパ(Dirty Grandpa)」の前評判”

映画「Ride Along 2」の前評判

〔やっともらった警官のバッジ、でもその使い方は?〕

人間て言うのは、自分に無いもの、出来ない事にとっても憧れるもんです。

だから僕ズレ太も、ロックとかジャズのミュージシャンとか、科学者とか技術者とかへの憧れが強いのです、が、どのケースもまったく現実味がないですよね。

でも、夢をあきらめずにトライしている人達はいるし、とっても尊敬しちゃう訳ですが、もし、もしもですよ、夢のために奮闘する姿が、ただのギャグのように笑い(失笑?)だけを誘うとしたら、どうしましょう。

そうなったら、むしろその笑いを売り物にするしかないですよね。この映画「Ride Along 2」の主役の一人、アトランタ在住の男性、ベン・バーバー(ケヴィン・ハート)は、笑いをとるついでに夢であった本当の警官にもなってしまった、という男性です。

ですから、彼の人生は見た所順調、アンジェラ・ペイトン(ティカ・サンプター)という美しい女性との結婚も一週間後に控えてます。だから、その口数が多すぎる甲高い独特な声も、ますます絶好調になります。

ちなみに、ベンがいつも引っ付き回っている先輩(?)刑事は、ジェームズ・ペイトン(アイス・キューブ)、?、そう、その苗字からわかる通り婚約者のお兄さんです。

今回、ジェームズは、麻薬組織壊滅の任を受けマイアミへと向かう事になりました。そして当然というか、ベンも一緒です。二人は現地の警察署で、超シリアス&タフな女性刑事、マヤ(オリヴィア・マン)と出合いましたが、彼女にしてみればこの事件は自分の仕事。

3人の間には、微妙な(奇妙な?)緊張感が走ります。

そして、ベンは相変わらずベンで、なにかと言うと変な失敗や騒動を繰り広げ、その息もつかないようなトークだけは、ますます冴え渡ります。でも、こんな騒がしくしていて、犯罪組織の取り締まりができるのでしょうか?・・・。 【続きを読む】 “映画「Ride Along 2」の前評判”

映画「Daddy’s Home」の前評判

〔W・フェレル × M・ウォールバーグ ダディ―勝負だっ!〕

生物学的な発生の原理と、そのプロセスを鑑みた時、僕ら男子は全て、ライバルと競争をし、それに先んじる事でのみ、自分の地位と生きるべき場所が与えられるというのは、動かしがたい事実であります。

かのダーウィンは、強い者ではなく環境に適応した者が生き残る、なんて名言を残されたようですが、でも結局の所は競争がはじまっちまえば、前を行く相手を引きずり倒してでも先へ出ようとするプレイヤーが勝つんですよね。

それは太古の時代から、僕らが受け継いできた性質そのものなんです、、、

でも一方で、僕らは原始的な生物ではないので、劣勢に立たされた時でさえ、努力や工夫で立ち向かうという事が出来ます。例えば、この新作映画「Daddy’s Home」の主役である男性、ブラッド(ウィル・フェレル)の場合などがそう。

彼は、地方のラジオ局で重役を務める、まぁ、まじめで控えめな男性。

そんな人柄が功を奏したのか、ちょっと前にサラ(リンダ・カーデリーニ)という美人の奥さん、そしてその連れ子である二人の子供達、メーガン(スカーレット・エステベス)とディラン(オーウェン・ヴァッカロ)という新しい家族に恵まれました。

ブラッドにとっては、これからは、精一杯、幸せな家庭を築いて行こうっ!、と言ったところだったのですが、人生、何が起こるかわかりません。

なんと、サラの元夫で子供らの実父でもある、ダスティー(マーク・ウォールバーグ)が、突如、彼らの元に舞い戻ってきたのです。

サラはともかく、二人の子供がどちらの父親を気に入るか?、そんな事、考えなくても解る事です。ワイルドでスポーツに長け話も面白くマッチョな、ブラッドにはない全てを持ったダスティーに決まってるじゃないですか。

当初は、妻の元夫と大人らしい付き合いをしようと努力していたブラッド。でも、度重なる屈辱的な体験から、ついに子供らの信頼を取り戻すべく、ダスティーとの競争に身を投じる事を決意したようです。

ただ、、、その姿が、子供らにとってただのお笑いに見えていないか、ちょっと心配な所なんですけど・・・。 【続きを読む】 “映画「Daddy’s Home」の前評判”

映画「Alvin and the Chipmunks: The Road Chip」の前評判

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写真:ジャスティン・ロングこんにちは。

僕スレ太は、ご存知の通りの貧相な子ウサギなんですが、今日は、ちょっとシマリス寄りの声でお話ししています。とは言え、全部がテキストなので伝わりにくいですよね・・・。

もちろん、今、僕がお手本にしているのが、この映画「Alvin and the Chipmunks: The Road Chip」の主役であるシマリス3兄弟です。

とうとう、シリーズ4作目になった本作でも、アルヴィン(ジャスティン・ロング)、セオドア(ジェシー・マッカートニー)、サイモン(マシュー・グレイ・ギュブラー)のシマリストリオは元気いっぱい、キュートさいっぱい、そして愉快さいっぱい、なのですが、一つ大きな懸念事項が生まれてしまいました。

彼らのパパであるデイヴ(ジェイソン・リー)が、突然、女性を家につれてきたんです。そして、フィアンセとして3匹に紹介したじゃありませんか。

サマンサ(キンバリー・ウィリアムズ=ペイズリー)というその人は、実はお医者さんでもあるという才女でなかなかの美人。とは言え、いきなりそんなしっかりした人と家族になれ、と言われてもアルヴィン達は戸惑いを隠せません。

さらに良くないのは、サマンサの連れ子、マイルズ(ジョシュ・グリーン)という10代の男の子です。まぁ、当然と言えばそうですが、彼は、出会うとすぐに、3匹のリス達を手荒く扱い始めました。

ロマンスに浸りたいデイヴとサマンサは、いつも騒ぎを起こし続けるリス達から離れようと、マイアミに旅行に行ってしまうそうです。

でも、あのシマリス3兄弟が、おとなしく留守番しているでしょうかねぇ・・・。 【続きを読む】 “映画「Alvin and the Chipmunks: The Road Chip」の前評判”

映画「Sisters」の前評判

東京の渋谷辺りじゃ、今年のハロウィーンはクレイジーに盛り上がったそうなので、このクリスマスもどうなる事か心配です。

特に暖冬である2015年は、クレイジーなパーティーにとって格好の年で、その影響は例えば、この映画「Sisters」なんかにも表れているのかもしれませんね。(まぁ、米国全域が暖冬かどうかは、解りませんけど^^;)

ここで、ふしだらを超えてクレージーなパーティーに盛り上がろうとしているのは、モーラ(エイミー・ポーラー)とケイト(ティナ・フェイ)という、ともに40代にいる姉妹です。

でも、二人がパーティする理由は、祝日を祝うとか言う、おめでたいものではないんです。

実は、つい最近、両親(ジェームズ・ブローリン、ダイアン・ウィースト)から突然連絡がきましてね、なんと、家を売っぱらってフロリダのコンドミニアムに引っ越すという事なんです。

と言う訳で、今、懐かしの我が家に戻ってきた二人。でも、家の中はほとんど空っぽで、両親自身すら、もうそこで生活してはいない状態。後に残った用事は、モーラとケイトが子供の頃生活した部屋を整理する、という仕事だけです。

だけど、いくら自分の持ち物だからって、相談もせず、思い出の我が家を他人に売るなんて納得できないっ、と二人は思いました。だから、せめて爪痕でも残そうかと、最後の最後に、盛大なパーティーを開く事を思いついたんです。

近隣から、ジェームズ(アイク・バリンホルツ)、リズ(サマンサ・ビー)、アレックス(ボビー・モイニハン)、ケリー(レイチェル・ドラッチ)、そして、ブリンダ(マーヤ・ルドルフ)など、旧友&知人を招いて、10代の頃を思い出すような派手な大騒ぎを始めた姉妹。

今回は、相当強い酒はもちろん、もっとシゲキ的なものも出てきそうな勢いです。

でも、、、大丈夫なんでしょうかね?、そんなに暴れまくって。ここ、もう他人の家なんですよ^^;。 【続きを読む】 “映画「Sisters」の前評判”